<報道資料> プレスリリース目次
1998年 1 月 27 日

共同発表
情報ネットワーク時代の地域家電店の受発注業務効率化を目指し 
新開発「オンライン受発注システム」を広く提案

                       

シャープ株式会社
                             ソニーマーケティング株式会社
                             日本ビクター株式会社

シャープ株式会社、ソニーマーケティング株式会社、日本ビクター株式会社は、各社が取引する地域家電店向けに新たなオンライン受発注システム「KJ−NET」( Kousoku Jyuhacchu -Network)を、NTTデータ通信株式会社を加えた4社で共同開発し,98年2月より各社順次導入します。さらに、3社としては地域家電店の経営効率向上、顧客サービス向上により貢献するため、今後 より多くの地域家電店並びにメーカーにご参加いただき、一層充実したネットワークとするため広く提案してまいります。

昨今、家電流通における中小地域店に於いて経営効率や顧客サービスの向上を主眼にパソコンを利用した、情報武装化の動きが顕著になっています。
特に、小売店店頭において顧客から求められるスピーディーな在庫確認と発注の必要性が強く叫ばれてきました。
 本システムの開発にあたっては、1988年より3社が流通VANを利用したオンライン受発注システム「ETOP-NET」を開発、導入、運用してきた経緯から、3社が提案者となりNTT データ通信にネットワークシステム開発を依頼するかたちで、4社共同開発となりました。
「KJ−NET」は、地域家電店店頭とメーカー間を「INSネット64」ならびにデータ交換で実績のあるNTTネットワーク「EBN」で接続して、軽快で効率的な発注や在庫確認ができるシステムです。従来システムに比べ、入出力端末にはDOS/Vマシン、OSにはWindows95/WindowsNT4.0を採用、通常のパソコン操作と変わらぬ環境で操作できます。また、メーカー在庫の有無や納品期日などの確認作業を大幅にスピードアップし、発注の履歴などが簡単に把握でき、店頭における業務効率の向上とともにお客様サービスの向上を大いに期待できます。
また、将来のシステム拡張を前提に、各メーカーが新たな独自サービスを加えることができるよう「個別メニュー」機能を組み込んでいます。

●主な特長
1. Windows95/NT4.0の採用により操作性の向上を実現
親しみやすい操作性を実現するためWindows95/NT4.0を採用しました。専用機に比べ、操作性、ハード端末の共有性、ディスプレイの見やすさなど大幅に改善しています。
2.スピーディな在庫照会が可能
店頭でお客様が希望する商品のメーカー在庫状況が、従来システム比約1/4の時間で素早く確認できます。 
3.インプットモデル学習機能などによる効率的な発注業務を実現
モデル学習機能による入力工数の削減や在庫・入荷日確認機能により、簡単で効率的な発注業務が行えます。
4.素早い発注済回答確認を実現
端末で発注した履歴が容易に確認でき、素早くお客様からの問い合わせに対応できます。
5.機能強化が容易な個別メニューボタンを設定
各メーカーが新たな独自サービスを提供する仕組みが組み込まれています。

●端末の動作環境
O S : Windows 95 /Windows NT4.0
CPU : Pentium 以上推奨
メモリー : 32MB以上推奨

KJ-NET基本構成図
「KJ-NET」システム基本構成図
(絵をクリックしていただきますと大きくなります)

  • INSネット64は、日本電信電話株式会社の登録商標です。
  • EBN(Enhanced Business Network)は、日本電信電話株式会社が推進するビジネス専用の高容量疑似専用データ回線網サービスです。
  • Microsoft、Windows、Windows NTは米国Microsoft Corporationの米国およびその他の国における登録商標です。
  • Windows 95, Windows NTの正式名称は、 Microsoft Windows95 Operating System,Microsoft Windows NT 4.0です。

以上