2001年 4月 12日
新商品
高画質ニーズに対応したプログレッシブ映像出力搭載
独自の画質改善機能が映像の美しさを際立たせるDVDプレーヤー 発売
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CD・ビデオCD・DVDプレーヤー『DVP-NS500P』
ソニーマーケティング株式会社(社長:小寺 圭、本社:東京都港区)は、プログレッシブ映像出力機能を装備したDVDプレーヤー『DVP-NS500P』を発売します。ソニーの高級DVDプレーヤーで培った技術を生かした高画質スタンダードDVDプレーヤーです。
型 名 | 発売日 | 希望小売価格 | 当初月産 |
CD・ビデオCD・DVDプレーヤー 『DVP-NS500P』 | 6月1日 | オープン価格 | 8,000台 |
デジタルハイビジョン放送の開始により高画質テレビの普及が進む現在、DVDを中心に家庭で高画質を楽しむことへのニーズが強まっています。今回発売する『DVP-NS500P』はプログレッシブ出力を搭載することで、DVDソフトのさらなる高画質再生をお楽しみいただけるDVDプレーヤーです。例えば、俳優の肌や衣装など布の質感の向上、斜め線のギザギザや文字のチラツキの解消など、走査線が目立たず密度感のあるプログレッシブ映像の特長により、インターレース方式では得られなかった質感の高い映像を再現します。インターレースからプログレッシブへの変換には、独自の安定した信号変換技術を採用することで、フィルムで撮影された映画ソフトはもちろん、ビデオ撮影で制作された音楽ソフトなど、各種DVDソフトにおいて自然で美しい映像をお楽しみいただけます。
クリアで色鮮やかな映像を再現する高品位「12bit54MHzビデオD/Aコンバーター」の採用、高画質をさらに際立たせる画質改善機能「ブロックノイズリダクション」「新デジタルビデオエンハンサー」の搭載など、弊社DVDプレステージモデル『DVP-S9000ES』(既発売)で培った技術を生かし、スタンダードモデルでありながら徹底した高画質化を図っております。
●主な特長
- 1.質感あふれる映像を実現するプログレッシブ出力対応*
- 普及が加速しているD3/D4端子搭載テレビと、本機のD2端子、またはコンポーネント端子との接続でプログレッシブならではの高画質と質感をお楽しみいただけます。プログレッシブ映像への変換にはソニー独自の高精度変換方式「バイ・ピクセル・アクティブIP変換」を採用。24コマ/秒のフィルム素材と60フィールド/秒のビデオ素材とを画素データから判別し、これらが混在しているソフトにおいても素材の変わり目に応じて変換処理を高速で切り換えますので、素材の種類に依らず自然で安定した画面生成を実現します。
- また、ビデオ素材に対しては画素単位で3段階の動き検出を行い、動きに適した補完画素生成を行うことで、変換による画面のボケやざわつきを抑えます。
- *本機でプログレッシブ出力画像を楽しむためには、テレビやモニター側に525p規格対応のコンポーネント端子、またはD2以上に対応したD端子が必要です。
- 2.「12bit54MHzビデオD/Aコンバーター(525p輝度信号用)」採用
- 弊社DVDプレステージモデル『DVP-S9000ES』(既発売)に搭載されているものと同様の高品位ビデオD/Aコンバーターを搭載。輝度信号2倍/色信号4倍のオーバーサンプリングにより画質向上を図っています。輝度信号には12bit、色信号には11bitの処理を行います。
- 3.「ブロックノイズ・リダクション(BNR)」回路の搭載
- MPEG画像特有のブロックノイズの境界を目立たなくする画質改善機能を搭載。独自のデジタル処理により高精度にノイズを検出し、水平方向の境界線を低減させることで、DVDならではの高画質感を一層高めます。
- 4.「新デジタル・ビデオ・エンハンサー(DVE)」回路の搭載
- プログレッシブ方式の高画質をさらに高める、ソニー独自の画質改善機能を搭載。より自然に細部や輪郭を強調したクリアな映像を実現しました。新たにソフトモードを搭載することにより古い名作映画やモノクロ映像などを雰囲気たっぷり楽しめます。また、ブロックノイズが強調される心配もブロックノイズリダクションとの併用により解消しています。
- 5.好みに合わて画質のチューニングを楽しめる「ビデオイコライザー」搭載
- テレビのモニター、ソフトの特性にあわせた画質調整が可能。プリセットでは5モード、メモリーモードではピクチャー/明るさ/色の濃さ/色合いを各々11段階という細かな調整を楽しめます。ディスク毎の細かい調整値は字幕、音声言語などの設定も含めて最大50枚まで保存でき、次の再生時には自動設定されます。
- 6.テレビのスピーカーで視聴するのに最適な「TVバーチャル・サラウンド」搭載
- DVDソフトに記録されているサラウンド音声を基に、仮想リアスピーカーを発生させることで、テレビにつなぐだけで、映画館やコンサートホールの中にいるようなDVDのサラウンドをお楽しみいただけます。ソフトの種類や視聴環境、お好みに合わせて選べる4つのサラウンドモードを設けました。
- ダイナミック: 一対の仮想リアスピーカーにより、リア音の定位が良く音像が明瞭
- ワイド: マルチ仮想リアスピーカーにより、音の広がりや包囲感が高い
- ナイト: 深夜などの小音量の視聴でも、バランス良くすべての音が聞き取れる
- スタンダード: お手持ちの2チャンネルスピーカーを使用する場合などに、より自然なサラウンド感を得られる
- また、サブウーファー出力端子を装備しているため、別売りのサブウーファーとつなぐことで、テレビのスピーカーでは不足しがちな重低音の迫力のアップが可能です。
- 7. ディスクの反りに対応できる「プレシジョン・ドライブ2」搭載
- 高速アクセス、高信頼性で定評のあるプレシジョン・ドライブに、ソニー独自の新開発機構「ダイナミック・チルト・コンペンセーション」(DTC)を採用しました。ピックアップレンズの傾きを微妙に変えた動きにより、ディスクの反りに対応して、高精度な信号読み取りが行えることで、安定した高画質再生を実現しています。
- 8. CD-R/RWの再生が可能*
- 音楽用CD(CD-DA)、ビデオCDフォーマットで記録されたCD-R/RWディスクの再生が可能です。
- *CD-R/RWドライブで記録されたディスクには、キズ汚れ、または記録機の特性等が原因で再生できないものがあります。また、すべての記録終了時に終了情報を記録するファイナライズ作業をしていないディスクは再生できません。詳しくはお手持ちのCD-R/RWドライブの取扱い説明書をお読み下さい。
●主な仕様
形式 | CD・ビデオCD・DVDプレーヤー |
信号方式 | JEITA標準、NTSCカラー方式 |
水平解像度 | 約500本 |
音声周波数特性 | DVD(PCM96kHz再生時):2Hz〜44kHz(±1dB) DVD(PCM48kHz再生時):2Hz〜22kHz(±0.5dB) CD再生時:2Hz〜20kHz(±0.5dB) |
音声S/N比 | 115dB(LINE OUT AUDIO L/R) |
全高調波歪み率 | 0.003% |
音声ダイナミックレンジ | DVD:103dB CD:99dB |
ワウ・フラッター | 測定限界(±0.001% W PEAK)以下 |
出力端子(映像系) コンポーネント映像 S映像 コンポジット映像 | |
ピン/D2出力端子各1系統 |
2系統 |
2系統 |
出力端子(音声系) 光デジタル 同軸デジタル アナログ(L/R) | |
1系統 |
1系統 |
アナログ(L/R)2系統、サブウーファー出力1系統 |
電源 | 100V AC、50/60Hz |
消費電力 | 14W |
外形寸法(W×H×D) | 430×74×256(mm) |
質量 | 約2.7kg |
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