<報道資料>

プレスリリース 目次
2001年 4月 26日

新商品

小型ながら従来機比2倍以上のスタミナ連続撮影最大11時間※1を実現
モバイル ネットワーク ハンディカム 発売

−映像コミュニケーションの楽しみを広げるネットワーク対応機能が充実−
DCR-PC9

デジタルビデオカメラ『DCR-PC9』



 ソニーマーケティング(株)(社長:小寺 圭、本社:東京都港区)は、小型ながらスタミナ連続撮影最大11時間※1を実現した、デジタルビデオカメラ『DCR-PC9』を発売します。本機は、ビデオメールなど“映像コミュニケーション”の楽しみを広げるネットワーク対応機能を充実させた、モバイル ネットワーク ハンディカムです。

型 名発売日価格(税別)当初月産
2.5型液晶モニター搭載デジタルビデオカメラ
『DCR-PC9』
6月10日オープン価格1万5千台

 今回発売する『DCR-PC9』は、従来機「DCR-PC5」とほぼ同等のコンパクトサイズで、高容量バッテリーの採用により、連続撮影最大11時間※1という従来機比2倍以上の長時間撮影を実現しました。1/4型68万画素CCDとカール ツァイスレンズを搭載し、高画質な動画・静止画の記録が可能です。簡単操作で好評のタッチパネルは、撮影時の操作性を改良。ボディカラーは女性にも人気の“アクアブルー”を採用し、スタイリッシュなデザインに仕上げています。

 パソコンや携帯電話といったデジタル機器の普及と通信の高速化・広帯域化が進み、ブロードバンド・ネットワーク時代を目前に控える現在、“撮った画像をパソコンへ取り込んで活用したい”というお客様のニーズは益々高まっています。本機は、直接“メモリースティック”にMPEGムービーによる動画記録(MPEG1方式)が可能。USB端子搭載で、撮った画像をパソコンに高速転送できます。静止画をカラーiモード※2対応の携帯電話に送信できる「i-Jumpサービス」※3専用のソフトを同梱し、ビデオメールをはじめとする映像コミュニケーションの楽しみを広げるネットワーク対応機能が充実したモデルです。
 ハンディカムの総合情報Webサイト「ハンディカムスクエア※4」で、撮った画像の編集・加工、Eメール送信やプリントなど活用方法を紹介したり、画像を手軽にアップロードしてWebアルバム作成・公開などを楽しめるソニーのデジタルイメージングコミュニケーションサイト「イメージステーション※5」といったサービス展開と融合しながら、ビデオカメラマーケット拡大を目指してまいります。
※ 1: 別売りバッテリー『NP−QM91』使用 ビューファインダー撮影時
※ 2:「i-mode/アイモード」は、株式会社NTTドコモの登録商標です。
※ 3: サービスのご利用にはハンディカムカスタマー登録が必要です。
※ 4:「ハンディカムスクエア」URL: http://www.sony.co.jp/cam/
※ 5:「イメージステーション」URL: http://www.jp.imagestation.com


●主な特長


1. 連続撮影最大11時間を実現
高容量のインフォリチウムMシリーズバッテリーの採用により、従来機「DCR-PC5」と比べて2倍以上の長時間撮影が可能です。
※別売りバッテリー『NP-QM91』使用 ビューファインダー撮影時。


2. 手軽に持ち歩きができる小型・軽量ボディ
高容量バッテリーを採用しながら、従来機「DCR-PC5」とほぼ同等サイズを実現しました。長時間撮影とあわせて、行楽・旅行への持ち歩きがいっそう手軽です。

充実のネットワーク機能
3.メモリースティックスロットを搭載 
“メモリースティック”(別売り)を本体に直接差し込み、静止画記録(JPEG方式)はもちろん、MPEGムービーによるモノラル音声付き動画記録(MPEG1方式)が可能です。“メモリースティック”への直接記録に加え、テープに録画した動画やライン入力からの記録も可能。電子メール添付に便利な、画像サイズの小さいビデオメールモード(160×112ドット)と、画像サイズの大きいプレゼンテーションモード(320×240ドット)を搭載していますので、パソコンに取り込み、手軽にビデオメールをお楽しみいただけます。静止画記録の画像サイズはVGA(640×480ドット)です。
1)『DCR-PC9』静止画記録枚数 VGAサイズ(640x480ドット)
画質モード“メモリースティック”への記録枚数
ファイン8MB:約 81 枚/ 16MB:約164枚/ 32MB:約329枚/
64MB:約659枚 128MB:約1319枚
スタンダード8MB:約122枚/ 16MB:約246枚/ 32MB:約494枚/
64MB:約988枚 128MB:約1978枚
2)“メモリースティック”1枚あたりのMPEGムービー最大記録時間
モード“メモリースティック”容量
8MB16MB32MB64MB128MB
ビデオメール
(160×112ドット)
約5分20秒約10分40秒約21分20秒約42分40秒約1時間25分20秒
プレゼンテーション
(320×240ドット)
約1分20秒約2分40秒約5分20秒約10分40秒約21分20秒
3)MPEGムービー1ファイルあたりの最大記録時間
モード最大記録時間
ビデオメール(160×112ドット)連続最大約60秒
プレゼンテーション(320×240ドット)連続最大約15秒
*表内の数字は、本機でフォーマットした“メモリースティック“に記録できる枚数/時間です。撮影状況によって記録できる枚数/時間が異なる場合があります。

4.画像合成を楽しめるメモリーミックス機能
“メモリースティック”に記録された静止画を、カメラで撮影する画像と合成して楽しめる4モードのメモリーミックス機能(カメラクロマキー/メモリークロマキー/メモリールミキー/メモリーオーバーラップ※1)を搭載。合成した画像はテープに加え“メモリースティック”※2にも記録できます。
                            ※1:テープ記録のみ
                            ※2:メモリーモード時

5.パソコンへの高速転送が可能なUSB端子搭載
ハンディカム専用パソコン接続キット「DPCK-US10A」(別売り)を使用して、USB端子搭載のパソコンと直接接続し、“メモリースティック”に記録した画像を高速転送することが可能です。

6.「i-Jumpサービス」※1専用ソフト(CD-ROM)を同梱
“メモリースティック”に記録した静止画を、パソコンを使ってカラーiモード※2対応の携帯電話に送るといった、画像素材の活用の幅がさらに広がります。
  ※1:サービスのご利用にはハンディカムカスタマー登録が必要です。
  ※2:「i-mode/アイモード」は、株式会社NTTドコモの登録商標です。
先進の高画質

7. 68万画素CCD&アドバンストハッドテクノロジー
68万画素CCDを採用。有効エリアが家庭用デジタルビデオのサンプリング周波数(13.5MHz)に相当するため、信号の損失が少なく、より被写体に忠実なデジタル記録が可能です。さらにアドバンストハッドテクノロジーの採用により、暗い場所や黒い被写体の撮影でもノイズの少ない高画質撮影が可能です。

8. 繊細な映像描写のカール ツァイスレンズ
スチルカメラユーザーの間で定評のカール ツァイスレンズを搭載。繊細な描写力と優れた色再現性を実現します。

9. “プログレッシブシャッターシステム”を採用し、ブレの少ない静止画撮影を実現
“プログレッシブシャッターシステム”を採用。CCDからの読み出し方式がインターレーススキャン方式でありながら、1/60秒毎に交互に読み出す奇数フィールドと偶数フィールドを同時に読み出すことによりきわめてブレの少ないフレーム静止画像が得られます。    ※メモリーモードでの静止画撮影時のみ。

10. ズーム機能&高画質手ブレ補正
高倍率ズーム撮影は光学10倍/デジタル120倍。デジタルズームは20倍までと120倍までの2段階から選択できます。望遠撮影時の手ブレ補正には、ブレの少ない安定した撮影が可能な新アクティブイメージエリア方式を採用しています。
快適撮影&再生・編集

11.安定性の高い撮影を可能にするホールドグリップ
コンパクトサイズながら、安定した撮影が可能なホールドグリップは、より握りやすく、 さらに撮影中の操作がしやすくなりました。

12.簡単操作のタッチパネル
多彩な機能をスムーズに選択できるように、タッチパネルオペレーションを採用。
(1)エディットサーチ/レックレビュー機能
 撮影スタンバイ中に次の撮影開始点を頭出しできるエディットサーチと、最後に取った場面を確認できるレックレビューを採用しました。※サーチ中には音声は再生されません。
(2)露出を調整できるフレキシブルスポット測光
 液晶画面の好きな部分に触れて露出を合わせることが可能。例えば、逆光時、被写体が暗くならないように撮影できます。画面をみながら調整できるので大変便利です。
(3)タッチパネルによる再生ズーム
 再生画の一部の範囲を、タッチパネルに触れることで2倍に拡大できます。テープ上の動画や静止画だけでなく、“メモリースティック”内の静止画もズームアップできます。
  ※再生ズームの倍率は、2倍のみとなります。
  ※再生ズームされた画像は、DV入出力端子からは出力されません。
(4)変速再生機能
 2倍速再生、スロー、コマ送りの変速再生機能が、従来のリモコン操作に加え『DCR-PC9』ではタッチパネルからの操作も可能になりました。
  ※変速再生中は音声は出ません。また、前の映像がモザイク状に残ることがあります。

その他の便利機能

13.インターバル録画&コマ撮り機能
一定の間隔をおきながら撮影ができるインターバル録画とコマ撮り機能を搭載。オリジナル作品を作成するのに便利な機能です。※カメラモード時のみ。

14.簡単編集が可能なデジタルプログラムエディット機能

15.アナログビデオをリアルタイムでデジタル変換可能なデジタル変換機能

16.暗闇でも自動的にシャッタースピードを調節するSuper NightShot(オートスローシャッター付き)機能

17.デジタル高画質のまま、映像を入出力できるDV入出力端子(i.LINK)を装備

18.「プレイステーション 2」に画像を取り込める「ピクチャーパラダイス」対応
ピクチャーパラダイス対応アプリケーションソフトと連携し、“メモリースティック”に記録した静止画を「プレイステーション 2」のアプリケーションに取り込むことが可能です。
※ 「ピクチャーパラダイス」とはソニーの提唱する、対応機器を「プレイステーション 2」へ接続し、対応アプリケーションソフトにて画像データ等を取り扱うことのできる機能を示す名称です。
※「プレイステーション 2」へ画像を取り込むためには、「ピクチャーパラダイス」に対応したアプリケーションソフトが必要です。
※ 本機と「プレイステーション2」との接続には、ハンディカム専用パソコン接続キット「DPCK-US10A」(別売り)が必要です。
※「プレイステーション 2」は、(株)ソニー・コンピュータエンタテインメントの商品です。


●DCR-PC9を使用するのに必要な同時発売アクセサリー
・ アクセサリーキット『ACCKIT-QMM5』 希望小売価格 29,000円(税別)6月10日発売予定
内容:リチャージャブルバッテリーパック「NP-FM50」,ACアダプター/チャージャー「AC-SQ950」(接続コードDK-215),メモリーミックス用画像入り“メモリースティック”(16MB),メモリースティックハンドブック,お試しクリーニングキット

●DCR-PC9がさらに便利に使える同時発売アクセサリー
・ セミソフトケース『LCM-PCY2』   希望小売価格 4,700円(税別)6月10日発売予定
 『DCR-PC9』にジャストフィットサイズ。予備バッテリーポーチ付き。
・ スポーツパック『SPK-PC4』     希望小売価格 29,800円(税別)6月10日発売予定
 雨や雪などの天候時に加え、水深2mまで使用可能。
 *『DCR-PC9』に装着して収納可能なバッテリー:「NP-FM50」「NP-QM70」
・リモコン三脚『VCT-D580RM』    希望小売価格 7,000円(税別)6月10日発売予定
       『VCT-D680RM』    希望小売価格 10,000円(税別)6月10日発売予定
 旅先での撮影に便利な多機能コンパクトタイプ



●主な仕様


規格DV方式(民生用デジタルVCR SD規格)
使用カセットミニDVカセット
映像記録方式デジタルコンポーネント記録
映像サンプリング周波数
/量子化ビット数
輝度信号 13.5MHz、8ビット
R−Y信号 3.375MHz、8ビット
B−Y信号 3.375MHz、8ビット
録音方式回転2ヘッド、16ビット 48kHz/12ビット 32kHz
録画時間SP=80分/LP=120分(DVM80RM使用時)
最大連続撮影時間670分(『NP-QM91』使用時)
手振れ補正方式新アクティブイメージエリア方式
CCD撮像素子1/4型(総画素数68万/有効画素数34万)
レンズF1.7〜2.2、f=3.3〜33mm
(35ミリ換算値f=42〜420mm)
フィルター径30mm
ズーム倍率光学10倍/デジタル120倍
シャッタースピード1/4〜1/4000(プログラムAE/スローシャッター使用時)
最低被写体照度11ルクス(NightShot使用時0ルクス)
“メモリースティック”への
記録圧縮方式/画面サイズ
静止画:JPEG方式 640×480ドット
動 画:MPEG1方式
(ビデオメール) 160×112ドット
(プレゼンテーション)320×240ドット
ビューファインダーカラー(18万ドット)
液晶モニター2.5型 21万ドット
バッテリーシステムリチウムイオン(インフォリチウム対応)
電源電圧ACアダプター8.4V バッテリーパック7.2V
消費電力2.7W(VF撮影時)/3.5W(LCD撮影時)
外形寸法(最大突起部含まず)58×104×97mm(幅×高さ×奥行き)
本体質量約490g
撮影時総質量約590g(『NP-FM50』使用時)
約670g(『NP-QM70』使用時)
約740g(『NP-QM91』使用時)




※お客様からのお問い合わせ:
ソニーマーケティング(株)お客様ご相談センター
TEL 0570-00-3311(ナビダイアル)03-5448-3311(携帯電話・PHSの場合)
※ソニードライブ URL http://www.sony.co.jp/SonyDrive