<報道資料>

プレスリリース 目次
2001年 5月 1日

新商品

高解像度ワイドLCDパネルと光学ユニットを一新
黒レベルの再現力を大幅に向上し、高コントラストで優れた階調表現を実現。
映画ソフトを質感豊かに再生できるホームシアター専用LCDビデオプロジェクター発売

-急速に拡大するホームシアター市場でのビジネスを強化-



 LCDビデオプロジェクター『VPL-VW11HT』
 
 ソニーマーケティング株式会社(社長:小寺 圭、本社:東京都港区)は、ソニー製高解像度ワイドLCDパネル(1366×768ドット)や独自の高画質化技術“DRC-MF”(デジタル・リアリティー・クリエーション‐マルチファンクション)などの高画質化回路を搭載したホームシアター専用のLCDビデオプロジェクター『VPL-VW11HT』を発売します。

型 名 発売日 希望小売価格
LCDビデオプロジェクター『VPL-VW11HT』 7月1日 オープン価格
今回発売する『VPL-VW11HT』は、家庭において高画質な映像ソースを大画面で楽しむホームシアター専用プロジェクターとしてお客様から絶大な支持を受けました前機種『VPL-VW10HT』を継承するモデルです。
本機は、高解像度ワイドLCDパネルと光学ユニットを一新することなどにより、従来の液晶プロジェクターでは困難だった黒レベルの再現力を大幅に高め、コントラストの高い画像を実現しました。さらに、映画ソフトの再生に適した「シネマブラックモード」を装備。黒浮き(暗部の階調が失われて、黒い部分が白っぽく浮いて見える現象)を抑え、暗部のディテールを再現します。また、映画フィルム素材のビデオ信号を自動的に判別して最適な信号処理を行ない、なめらかな映像を再現する「シネマモーション」を搭載。これらの技術により、質感豊かな映画フィルム本来の魅力をホームシアターでお楽しみいただけます。DVDソフトやハイビジョン放送はもちろんのこと、BSデジタル放送などのDTV信号(525i/525p/750p/1125i)にも対応しています。加えて、レンズの焦点距離を短く設計することで、投射距離2.9mで90インチ(16:9)の投影を実現し、省スペースでの使い勝手を向上させています。
 当社は、他社に先駆けてホームシアター専用モデルの前機種『VPL-VW10HT』を市場へ投入し、幅広いユーザー層の開拓に成功。DVDの急速な普及とともにデジタル映像時代のホームシアター市場を飛躍的に拡大することに寄与しました。当社は今回発売する『VPL-VW11HT』を、(CRTプロジェクターに迫る高品位映像を再現する)ホームシアタープロジェクターの新しいスタンダードモデルと位置付け、ホームシアター市場のさらなる拡大を積極的に図ってまいります。

●主な特長

1. 黒レベルの再現性を大幅に向上
    光学ユニットを一新し、液晶デバイスでは再現が難しい黒レベルの再現性を大幅向上。映画ソフトなどの再生に適した「シネマブラックモード」とあわせて、暗部が引き締まった階調豊かな映像を再生できます。
2. 新開発のワイド液晶パネルを搭載
    16:9のワイド画面の魅力を余す所無く表示できる高解像度のソニー製ワイドLCDパネル(1366×768ドット)を搭載し、コントラストやユニフォーミティ(色の均一性)など画質を大幅に改善しました。
3.快適なホームシアター環境を提供
  • 静音設計により、視聴の妨げになる耳障りなファンノイズの低減(約30dB:シネマブラックモード時)を業界最高水準で実現。
      ※:2001年3月31日現在、ソニーマーケティング調べ
  • 家庭に違和感無く溶け込むオフホワイトのキャビネットと丸みを帯びたデザインを採用。
  • 投射距離2.9mで90インチ(16:9)の投影を実現。省スペースでの使い勝手を向上させました。
  • デジタル台形補正機能により、設置状況によって生じる表示映像の変形を補正できます。
  • 高出力200W・UHPランプの搭載により、1000ANSIルーメン(16:9時)を実現。

4.各種の高画質化回路搭載

“DRC-MF”(デジタル・リアリティー・クリエーション‐マルチファンクション)を搭載
    通常のテレビ放送やDVDなどのNTSC映像をハイビジョンに近い、映像につくり換えるソニー独自の高画質回路“DRC-MF”(デジタル・リアリティー・クリエーション‐マルチファンクション)を搭載。
    垂直・水平方向ともに画像の密度を2倍ずつに高精細化する「DRC4倍密」と、静止画の文字などのチラツキを抑える「DRCプログレッシブ」の2モードを用意しています。

シネマモーション
    フィルム素材によるビデオ信号に対して、2-3プルダウン技術によって変換された信号であることを自動判別し、適切にプログレッシブ処理します。フィルムの1コマ1コマを忠実に、なめらかに再現します。

3Dガンマ補正
    搭載するLCDパネルの水平方向、垂直方向および、信号レベルごとに個々の画質特性を均一に調整する“3Dガンマ補正”回路を搭載。色ムラや輝度ムラの少ない高画質の映像を投影します。
5.幅広い入力信号に対応
    通常のビデオ信号はもちろん、DVDはコンポーネント信号に加えて525P(プログレッシブ)信号、BSデジタルハイビジョン放送(525i/525p/750p/1125i)信号など、次世代のデジタル高画質映像ソースを含めた幅広い入力信号に対応します。

6. 新規エアフィルター搭載
    空気中のゴミの吸着能力が高い帯電フィルターを採用。さらにフィルターの目詰まりを感知するセンサーを装備。これにより本体内部へのゴミの進入を大幅に軽減するとともに、部屋の環境に合わせた交換時間のお知らせが可能になります。
●主な仕様

投写方式 3LCD、1レンズ、3原色光シャッター方式
LCDパネル 1.35型ポリシリコンTFTワイドLCDパネル、
1,049,088ドット×3(約315万ドット)
レンズ マニュアルフォーカス・1.2倍ズームレンズ、f44.6〜53.6mm/F2.2〜2.5
ランプ 200W UHP
光出力 1000 ANSI lm(16:9時)、750 ANSI lm(4:3時)
投影画面 対角線40〜300型(16:9時)、対角線40〜300型(4:3時)
カラー方式 NTSC/PAL/SECAM/NTSC4.43/PAL-M /PAL-N/PAL60自動/手動切替
解像度 750本(ビデオ入力時)、1100本(ハイビジョン入力時)、
1366×768ドット(RGB入力時)
対応信号 fH15〜91kHz、fV:50〜85Hz
入出力  

ビデオ入力

コンポジット:ピン、Sビデオ:ミニDIN4ピン

RGB/コンポーネント
/HDTV入力



5ピン×2系統

コントロールS入力

ステレオミニジャック

トリガー出力

ミニジャック

RS-232Cリモート

D-SUB 9ピンコネクター
電源 AC100 V、50/60Hz
消費電力 最大:300W、スタンバイ時:6W
外形寸法 395(幅)×168(高さ)×427(奥行き)mm
質量 約8Kg
主な付属品 リモートコマンダーRM-PJW10、交換用エアフィルター、単3乾電池、レンズキャップ、
取扱説明書など
主なオプション
希望小売価格(税別)
交換用ランプ『LMP-P201』55,000円
サスペンションサポート(天吊り金具)『PSS-610』5万円

※お客様からのお問い合わせ:
ソニーマーケティング(株)お客様ご相談センター
TEL 0570-00-3311(ナビダイアル)03-5448-3311(携帯電話・PHSの場合)
※ソニードライブ URL http://www.sony.co.jp/SonyDrive