2001年 6月 5日
新商品
簡単操作、簡単設置の一体型コントローラーで
デジタルDPEサービスを手軽に展開できる
店舗向けデジタルフォトシステムを発売
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デジタルフォトシステム
((左)デジタルカラープリンター『UP-DR100』、(右)システムコントローラー『UPA-PC120』)
ソニーマーケティング株式会社(社長:小寺 圭、本社:東京都港区)は、デジタルスチルカメラ等で撮影したデジタル画像を、モニター画面で簡単に確認、編集、CD−R/RWへの記録ができ、写真画質で高速プリント可能な店舗向けデジタルフォトシステムを発売します。
本システムは、各種記録メディアからデジタル画像データを読み出す入力部とディスプレイを一体型にしたシステムコントローラー『UPA−PC120』と、デジタルカラープリンター『UP−DR100』で構成されます。システムコントローラーはタッチパネル操作を採用し、独自に開発したGUI(グラフィカル・ユーザー・インターフェース)で画像の確認や編集加工、プリント指示が、画面を見ながら簡単に行なえます。また、一体型により、各記録メディアのドライブを接続する手間も不要で、コンパクトに設置でき、デザイン性の高さと合わせて店頭での設置に適しています。従来の写真向けラボシステムに比べ10分の1以下の低コストで導入できる等、手軽にデジタルDPEサービスを始めることが可能です。
型 名 | 発売日 | 希望小売価格(税別) |
デジタルフォトシステム 基本システム システムコントローラー『UPA−PC120』 デジタルカラープリンター『UP−DR100』 | 2001年10月 | 約120万円 |
システムコントローラー『UPA−PC120』に搭載されているリーダー部は、メモリースティック、スマートメディア、コンパクトフラッシュ、CD−ROM・CD−R/RW、フロッピーディスク、PCMCIAカードの記録メディアに対応、CD−ROM・CD−R/RWドライブでは書き込みも行なえるので、デジタルスチルカメラの本体内蔵メモリーに記録された画像データを本機でCD−R/RWに記録し保管できます。本機に取り込んだ画像データは、拡大縮小などのサイズ変更やプリント位置の変更のほか、プリセットされたフレームやイラストを追加するなどお客様の好みに合わせた編集がタッチパネルで簡単に行なえます。
本システムのプリンター『UP−DR100』には、ロール紙対応の昇華型方式を採用しています。イエロー、マゼンダ、シアン各色8ビット処理256階調で、1ドットあたり1,677万色を表現できるなど色再現性が高く、色鮮やかなプリントが可能です。プリントの仕上げ時にオーバーコートを施すことで、プリントの耐久性、長期保存性にも優れ、仕上げは好みに合わせて光沢、つや消し、絹目が選べます。プリントサイズは、Lサイズ(写真サービスサイズ相当)、KGサイズ(はがきサイズ相当)、2Lサイズ(Lサイズの2倍)の3種類で、プリント時間はLサイズで1枚20秒程度です。大容量のロールペーパーを採用しており、1ロール当たりLサイズで400枚のプリントが可能です。
基本システムは用途に合わせて拡張が可能で、プリンター『UP−DR100』は2台まで接続可能、A4サイズをプリントできる『UP−D70A』(既発売)を接続すればA4サイズを加えて計4種類のプリントサイズに対応できます。また、フィルムスキャナーやフラットベッドスキャナーを追加すれば、お手持ちの写真フィルムをデジタル化しCD−R/RWに記録したり、紙焼き写真から引き伸ばしやフレーム写真を作ることも可能です。また、本システムをベースとして、お客様が直接操作しプリントできるキオスク型(課金機能を装備)にすることも可能です。
今後、インターネットに接続したサービスにも取り組む予定で、画像データをWebにアップロードして保管したり、Webからダウンロードしてプリントするなど、サービスの拡大が可能です。デジタルスチルカメラの普及、画像を扱ったWebサービスの拡大によって、今後ますますデジタルのビジュアルコミュニケーションが広がっていくと考えられます。弊社は本システムの導入により、どこでも手軽に画像をプリントできる新しい楽しみ方を広げてまいります。
※CD−R/RWについては、追加書き込みには対応しません。
●主な特長
- 1.使いやすいGUIで簡単操作のタッチパネル
- 画像データの読み出しからプリント指示までを行なうシステムコントローラーには、操作性を重視して開発したGUI(グラフィカル・ユーザー・インターフェース)を採用。わかりやすいアイコン表示のほか、タッチパネル操作を採用しているので、画面を見ながら簡単に操作することができます。
- 2.一体型システムコントローラーで簡単設置、店頭設置を重視したデザイン
- システムコントローラーは記録メディアの入力部(読み出し部)とディスプレイの一体型なので、記録メディアのドライブとの接続が不要で、簡単に設置できます。また、設置スペースもコンパクトなので、デザイン性の高さと合わせ、店頭設置に適しています。
- 3.低コスト、メンテナンスの手間がかからないデジタルDPEシステム
- 写真向けラボシステムに比べ10分の1以下の低コストで導入できるほか、廃液処理が不要なので、写真業以外の店舗でも手軽に導入できます。
- 4.システムの拡張性により多様な店舗対応
- 基本のシステム構成のほか、用途に合わせて拡張も可能で、デジタルカラープリンター『UP-DR100』は2台まで接続可能、A4サイズをプリントできる『UP-D70A』(既発売)も接続できます。また、フィルムスキャナーを追加してお手持ちの写真フィルムをデジタル化しCD-R/RWに記録したり、フラットベッドスキャナーを追加すれば紙焼き写真から引き伸ばしやフレーム写真を作ることも可能です。また、お客様が直接操作しプリントできるキオスク型(課金機能を装備)にすることも可能です。
- 5.幅広い対応メディア
- メモリースティック、スマートメディア、コンパクトフラッシュ、CD-R/RW、フロッピーディスク、PCMCIAカードに対応、これらに記録された画像データを読み出してプリントできます。
- 6.CD-R/RWへ画像データを記録、保管
- CD-R/RWドライブでは書き込みも可能。デジタルスチルカメラの本体内蔵メモリーに記録された画像データをCD-R/RWに記録したり、本システムにフィルムスキャナーを追加して写真フィルムをデジタル化し、CD-R/RWに記録するなど画像データの保管も行なえます。
- ※CD−R/RWについては、追加書き込みには対応しません。
- 7.好みに合わせ、画像を簡単編集
- 読み出した画像データを好みに合わせて拡大縮小したり、プリント位置を前後左右に移動させたり、フレームや装飾イラストを追加するなど、編集がタッチパネル操作で簡単に行えます。
- 8.色再現性に優れた昇華型方式の写真画質 高速プリンター
- イエロー、マゼンダ、シアン各色8ビット256階調処理により、1ドットあたり1,677万色を表現でき、色鮮やかなプリントを実現します。プリント時間はLサイズ(写真のサービスサイズ相当)1枚あたり20秒程度で、写真画質のプリントが手軽に作れます。
- 9. 3種類のプリントサイズ
- 『UP-DR100』はLサイズ(写真サービスサイズ相当)、KGサイズ(はがきサイズ相当)、2Lサイズ(Lサイズの2倍)の3種類に対応。『UP-D70A』(既発売)を接続すれば、A4サイズのプリントも可能で、本システムでは計4種類のプリントサイズに対応可能です。
- 10. 耐久性、保存性に優れたプリント
- 写真同様の質感が得られる厚手ペーパーを採用、プリント仕上げ時にオーバーコートを施すことにより耐水性、耐光性、耐擦過性に優れ、長期保存にも適しています。好みに合わせ、「光沢」「つや消し」「絹目」の仕上げが選べます。
●主な仕様
【システムコントローラー『UPA-PC120』】
電源 | : | AC100V 50/60Hz |
消費電力 | : | 70 W |
動作温度 | : | 5℃〜35℃ |
外形寸法 | : | 約336mm×360mm×417mm(W×H×D) |
質量 | : | 約 15 kg |
ディスプレイ部 | : | 12.1型TFT液晶+タッチパネル |
入力 | : | メモリースティック、スマートメディア、コンパクトフラッシュ、 CD-ROM/CD-R/RWドライブ(書き込み8倍速、読み出し24倍速)、3.5インチFDドライブ、PCMCIAカード |
出力 | : | スピーカー×2個(ビープ、音声ガイダンス用) |
【デジタルフォトプリンター『UP-DR100』】
電源 | : | AC100V 50/60Hz |
消費電力 | : | 最大 約260W |
動作温度 | : | 5℃〜35℃ |
外形寸法 | : | 約280mm×362mm×458mm(W×H×D) |
質量 | : | 約 16.5 kg |
プリント方式 | : | 昇華熱転写方式、YMC +オーバーコート |
解像度 | : | 334 dpi |
プリント階調 | : | 各色256階調処理(Y/M/C) |
プリントサイズ | : | Lサイズ 89×127mm、KGサイズ 102×152 mm、 2Lサイズ 127×178 mm |
プリント時間(1枚当たり) | : | Lサイズ 約20秒、KGサイズ 約23秒、2Lサイズ 約34秒 |
インターフェース | : | SCSI2 |
※お客様からのお問い合わせ: |
※ お客様からのお問い合わせ先 :ソニーマーケティング(株)お客様ご相談センター TEL 0570-00-3311(ナビダイヤル)、03-5448-3311(携帯電話・PHSの場合) |
※ ソニードライブ(ホームページ):URL http://www.sony.co.jp/SonyDrive |
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