2001年 8月 20日
新商品
新開発“MICROMV”方式採用 世界最小・最軽量*&高画質記録を実現した
モバイルコミュニケーションを楽しむための“ネットワーク ハンディカムIP”発売
- BluetoothTM機能搭載。撮ったその場からネットワークへ画像発信 -
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デジタルビデオカメラレコーダー『DCR-IP7』(左) MICROMVカセット『MGR60』(右)
ソニーマーケティング(株)(社長 小寺 圭、本社 : 東京都港区)は新しいモバイルコミュニケーションの楽しみ方を提案する、高画質で携帯性に優れネットワークとの親和性が高い、新開発“MICROMV(マイクロエムヴィ)”方式のデジタルビデオカメラレコーダー“ネットワーク ハンディカムIP”『DCR-IP7』と、“MICROMV”方式に準拠し、高密度デジタル記録を実現した新開発MICROMVカセット『MGR60』を併せて発売します。
型 名 | 発売日 | 希望小売価格 | 当初月産 |
2.5型液晶モニター搭載 デジタルビデオカメラレコーダー『DCR−IP7』 | 10月10日 | オープン価格 | 15千台 |
MICROMVカセット 『MGR60』 | 15万巻 |
『DCR−IP7』は、記録方式に転送レート12Mbpsの高画質なMPEG2動画をデジタル記録する“MICROMV”方式を採用しています。記録媒体には、新開発の高密度蒸着デジタル記録用MICROMVカセットを採用。ミニDVカセットと比べて容積比約3割の小型サイズで、DV方式同等の高画質で60分の記録再生が可能です。加えて、テープのシーン検索やパソコンでのビデオ編集などに便利な、64kbitの高容量IC、“micro Cassette Memory(マイクロカセットメモリー)”を標準搭載しています。
ビデオカメラ本体に、メモリースティックスロットを搭載し、“メモリースティック”に動画(MPEG1)または静止画(JPEG)の記録が可能です。また、Bluetooth機能を搭載。同機能を搭載したモデムアダプター「BTA−NW1」(別売り)または携帯電話(au 「C413S」)との組み合わせで、パソコンを介さないでインターネット接続が可能です。撮ったその場や外出先で、“メモリースティック”に記録した動画(MPEG1)または静止画(JPEG)を電子メールで送受信したり、WEB上でのアルバム作成・閲覧が可能です。またインターネット上のホームページを閲覧することもでき、多彩なモバイルコミュニケーションの楽しみ方を提案します。
*2001年8月広報発表時、民生用デジタルビデオカメラとして(ソニー調べ)
● インターネットへの接続は、インターネットサービスプロバイダーとの契約が必要です。
● BLUETOOTHトレードマークは商標権者が所有しており、ソニーはライセンスに基づき使用しています。
●主な特長
撮ったその場で映像コミュニケーションが楽しめるネットワーク機能 |
- 1.ビデオメールが送れる「メール」機能
- 本体にメールの送受信機能を搭載。手軽な操作で撮ったその場から楽しい出来事を映像で伝えることができます。送信時には、文章に加えて“メモリースティック”に記録した動画(MPEG1)または静止画(JPEG)の添付*が可能です。また、メールの受信もでき、最大50通のメールが、“メモリースティック”に保存可能です。さらに最大50件の名前とアドレス登録ができる「アドレス帳」機能を搭載しています。
- *添付可能画像ファイルは3MBまでとなります。
- 2. WEB上に画像をアップロードできる「アルバム」機能
- “メモリースティック”に記録した動画・静止画を、パソコンを介さずに“イメージステーション”*上にある専用アルバムにアップロード・閲覧することが可能です。外出先から手軽にアルバム作成し、画像保存場所としてご利用いただくことも可能です。また、作成したアルバムのURLを家族やお友達に知らせる「招待状」のメール送信も可能です。
- *イメージステーションは、ソニースタイルドットコム・ジャパン(株)が運営する、デジタルの動画や静止画をインターネット上で共有して楽しめるデジタルイメージングコミュニティサイトです。専用アルバムのご利用には、カスタマー登録および専用アルバム利用登録が必要です。
- 3.ホームページを閲覧できる「ブラウザ」機能
- 「DCR−IP7」本体の2.5型液晶モニターで、ホームページが閲覧*できます。表示方法は、通常表示と、ページを縮小してより広い範囲を表示する縮小表示があります。最大30件のブックマークを保存できるほか、“メモリースティック”に最大30件の画面メモを保存できます。保存したページは、オフラインで閲覧可能です。また本体には専用のネットワーク活用サイト(9月オープン予定)がブックマークされており、楽しみ方が一層広がります。 *Plug-inを使用したページは、正しく表示されない場合があります。
- 4.「簡単接続」機能
- 上記のネットワーク機能をより簡単に楽しむことができるように、ソニーコミュニケーションネットワーク(株)と協力し「So-netかんたん接続」機能を搭載しました。この機能によりユーザーは複雑なISP設定をすることなくインターネットに接続することができます。
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- 1.高画質/高密度記録・再生技術
- 記録方式には、転送レート12Mbpsの高画質なMPEG2動画をデジタル記録する新開発“MICROMV”方式を採用しています。“MICROMV”方式の微細な磁化パターンを高速・高精度に読み取れるVTR用MRヘッドを新開発することにより、DV比約3倍の高密度記 録・再生を実現しました。新開発MICROMVカセットにSPモードで60分の高画質動画が記録可能です。また、本体にはチップサイズの小型化と低消費電力化を実現した、新開発のLSI(大規模集積回路)を搭載しています。
- 2.小型&高性能 MICROMVカセット
- ソニー独自の蒸着プロセス・カセット設計技術を駆使したコンパクトサイズメディア。
- 従来のミニDVカセットに比べ容積比約3割の小型サイズながら、新開発ナノクリスタル磁性体を高密度充填した蒸着テープは、DV同等の高画質・高音質のデジタル記録を可能にしています。また密閉性を高めた新開発のスライド式2重リッドが、埃などからテープを保護するだけでなく、カセットの開閉範囲を最小限に抑え、ハードウェアの小型化にも貢献しています。さらに64kbitの高容量“micro Cassette Memory”を標準搭載しております。
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- 1.携帯性に優れた世界最小・最軽量*の小型ボディ
- “MICROMV”方式採用による本体メカデッキの小型化に加え、新開発の小型CCDとレンズや基板実装の高密度化等により、幅47mm×高さ103mm×奥行き80mm、質量310gの世界最小・最軽量ボディを実現しました。
- *2001年8月広報発表時、民生用デジタルビデオカメラとして(ソニー調べ)
- 2.新開発ハイブリッド液晶モニター
- 高精細21万ドットプレシジョン液晶を採用した2.5型液晶モニターを搭載。屋内撮影に適した見やすい透過型と、屋外撮影に適した省電力タイプの反射型の両方の特性を もつハイブリッド液晶なので、撮影する環境にあわせて鮮やかにモニター表示ができ、快適な撮影が可能です。
- 3.優れた描写力のカール ツァイスレンズ「バリオゾナー」搭載
- 高解像度・高コントラストで色再現性にすぐれ、ゆがみの少ない高品位な撮影が可能です。
- 4.高倍率ズームと、高画質手ブレ補正機能
- 小型ながら光学10倍、デジタル120倍の高倍率ズーム撮影が可能です。新アクティブイメージエリア方式手ブレ補正機能により、ブレを抑えた撮影が可能です。
- 5.新開発1/6型 総画素数68万画素CCD搭載
- 新開発1/6型 総画素数68万画素 有効画素数34万画素CCDはアドバンストハッドテクノロジーを採用。暗い場所や黒い被写体の撮影でもノイズの少ない高画質な撮影が可能です。
- 6.メモリースティックスロット搭載&新開発「MPEG MOVIE AD」
- MPEG1方式の動画やJPEG方式の静止画を、“メモリースティック”に記録できます。“メモリースティック”への動画記録に新開発の「MPEG MOVIE AD」を採用。フレームレート30fpsの高画質な“スーパーファインモード”や電子メールの添付に適した“ライトモード”等、用途に応じて4つのモードが選べます。カメラ撮影時に加えテープに録画した動画や外部入力からも記録可能です。
- 7.簡単検索&編集
- “micro Cassette Memory”を利用した“マルチ画面サーチ”機能を使えば、液晶画面上で1度に11シーンまでインデックスを表示することが可能なので、再生したいシーンをすばやく検索することができます。また、動画取り込み/編集ソフト「MovieShaker Ver.3.1 for MICROMV」(別売りアクセサリーキット「ACCKIT−MF50」に同梱)を使用し、パソコンでのビデオ編集も簡単に行なえます。
- 8.新開発“インフォリチウム”Fシリーズバッテリー採用
- コンパクトで本体デザインにマッチした新開発“インフォリチウム”バッテリーを採用。
- 9.連続最大撮影時間2時間50分
- 低消費電力設計により、別売りバッテリー「NP−FF70」を使用した場合、バッテリー持続時間は、小型サイズながら最大2時間50分となります。
- (ビューファインダーまたは液晶画面のバックライトOFFでの撮影時)
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- 1.“MICROMV”入出力端子(i.LINK)搭載*
- *パソコンとのi.LINK接続には、別売りのハンディカムアクセサリーキット「ACCKIT−MF50」が必要です。
- 2.パソコンへのデータ転送可能なUSB端子搭載*
- *パソコンとのUSB接続には、別売りのハンディカム専用パソコン接続キット「DPCK−US10A」が必要です。
- 3.携帯電話に静止画転送が可能なi-Jumpサービス専用ソフト「i-JumpエンジンV2.0」を同梱。
- 4.「プレイステーション2」に画像を取り込めるピクチャーパラダイス対応
● 新発売アクセサリー
- 1.DCR-IP7を使用するのに必要なアクセサリー
- アクセサリーキット「ACCKIT-MF50」 希望小売価格27,000円 (税別) 10月10日発売予定
【キット内容】 | リチャージャブルバッテリーパック「NP-FF50」、ACアダプターチャージャー「AC-VF50」(接続コードDK-225)、メモリーミックス用画像入り“メモリースティック”(16MB)、メモリースティックハンドブック、MICROMVカセット(60分)、i.LINKケーブル(0.8m)「VMC−IL4408」、IP7対応動画取り込み・編集ソフト「MovieShaker Ver.3.1 for MICROMV」,お試しクリーニングキット |
- 2.DCR-IP7が更に快適に使えるアクセサリー
- ・ IP7からワイヤレスでインターネットに接続可能なBluetooth機能搭載モデムアダプター
- 「BTA−NW1」 希望小売価格33,000円 (税別) 9月10日発売予定
- ・ “インフォリチウム”Fシリーズリチャージャブルバッテリーパック
- 「NP−FF50」 希望小売価格7,500円(税別) 10月10日発売予定
- 「NP−FF70」 希望小売価格12,000円(税別) 10月10日発売予定
- 小型軽量タイプの“インフォリチウム”Fシリーズ用ACアダプター/チャージャー
- 「AC−VF50」 希望小売価格10,000円(税別) 10月10日発売予定
- ・MC円偏向フィルターと、レンズを保護するMCプロテクターの基本キット
- 「VF−30CPK S」 希望小売価格5,000円(税別) 10月10日発売予定
- ・IP7にジャストフィットするセミソフトケース
- 「LCM−IPX」 希望小売価格4,700円(税別) 10月10日発売予定
- ・リュックサック、ショルダーバッグ、ハンドバッグで使えるモバイルケース
- 「LCS−NCA」 希望小売価格5,500円(税別) 10月10日発売予定
- ・MICROMVヘッドクリーナー(乾式)
- 「MGRCLD」 希望小売価格2,200円(税別) 10月10日発売予定
●主な仕様
規格 | MICROMV方式 |
使用カセット | MICROMVカセット |
映像記録方式 | デジタルコンポーネント記録(MPEG2) |
映像サンプリング周波数 /量子化ビット数 | 輝度信号 13.5MHz、8ビット R−Y信号 6.75MHz、8ビット B−Y信号 6.75MHz、8ビット |
音声記録方式 | デジタル記録(MPEG1 Audio Layer2) |
音声サンプリング周波数 | 48kHz |
信号記録再生方式 | 記録回転2ヘッド 再生回転2ヘッド |
録画時間 | 60分(MGR60使用時) |
最大連続撮影時間 | 170分(『NP-FF70』でビューファインダー使用、または液晶画面のバックライトOFFでの撮影時) |
手振れ補正方式 | 新アクティブイメージエリア方式 |
CCD撮像素子 | 1/6型総画素数68万/有効画素数34万 |
レンズ | F1.7〜2.3、f=2.3〜23mm (35ミリ換算値f=44〜440mm) |
フィルター径 | 30mm |
ズーム倍率 | 光学10倍/デジタル120倍 |
シャッタースピード | Auto,1/4〜1/750(プログラムAE時) |
最低被写体照度 | 15ルクス |
“メモリースティック”への 記録圧縮方式/画面サイズ | 静止画:JPEG方式 640×480ドット(VGA) |
動 画:MPEG1方式 (ライト/スタンダード) 144×96ドット (ファイン/スーパーファイン)352×240ドット |
ビューファインダー | カラー(18万ドット) |
液晶モニター | 2.5型 (21万ドット) |
バッテリーシステム | リチウムイオン("インフォリチウム"対応) |
電源電圧 | ACアダプター8.4V バッテリーパック7.2V |
消費電力 | 3.5W(VF撮影時)/3.5W(LCD撮影−バックライトOFF時)/4.2W(LCD撮影−バックライトON時) |
外形寸法(最大突起部含まず) | 47×103×80mm(幅×高さ×奥行き) |
本体質量 | 約310g |
撮影時総質量 (含むテープ・バッテリー) | 約370g(『NP-FF50』使用時) 約410g(『NP-FF70』使用時) |
ネットワーク
電子メール
WEBブラウザ
イメージファイル
漢字コード | 送信プロトコル:SMTP 受信プロトコル:POP3 HTML3.2(HTML4.0の一部)、フレーム対応、JavaScript、SSL(V2/3) GIF,JPEG,PNG JIS,シフトJIS,EUC |
ワイヤレス通信
通信方式
最大通信速度※1※2
通信可能距離※2
対応Bluetoothプロファイル※3
使用周波数帯
| BluetoothTM 標準規格Ver.1.1 約723kbps 見通し最大約10m(「BTA-NW1」使用時) Generic Access Profile,Dial-up Networking Profile 2.4GHz帯 |
●Bluetooth機能搭載モデムアダプター「BTA-NW1」の主な仕様
ワイヤレス通信
通信方式
最大通信速度※1※2
通信可能距離※2
対応Bluetoothプロファイル※3
使用周波数帯 |
Bluetooth 標準規格Ver.1.1
約723kbps
見通し最大約10m(ソニー製のBluetooth機能搭載ネットワ−ク ハンディカムとの接続時)
Generic Access Profile,Dial-up Networking Profile
2.4GHz帯 |
専用モデムカード
適用回線
電話回線用インターフェース
ダイヤル形式
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アナログ電話回線
2線式インターフェース(モジュラージャック)
ダイヤルパルス式(10/20pps)、プッシュ式(トーン式) |
一般仕様
バッテリー駆動時間(動作時)※4
バッテリー駆動時間(待機時)※6
最大外形寸法
質量
| 約60分※5
約90分※5
約115×20×88mm(幅×高さ×奥行き)
約185g(ソニー製アルカリ単3形2本、専用モデムカード装着時) |
※1 Bluetooth標準規格Ver.1.1の最大データ通信速度。
※2 通信機器間の障害物や電波状況などにより変化します。
※3 Bluetooth機能搭載機器同士の使用目的に応じた仕様です。Bluetooth標準規格で定められています。
※4 Power ON/OFFスイッチを「ON」にした状態で、データ転送中状態
※5 常温時に付属のソニーアルカリ単3形乾電池を使用した場合。
※6 Power ON/OFFスイッチを「ON」にした状態で、Bluetooth通信可能状態。
●『MGR60』の主な仕様
カセット外型寸法 | 46×30.2×8.5mm(幅×高さ×奥行き) |
テープ全厚 | 5.3μm |
磁性層厚 | 0.05μm |
テープ幅 | 3.8mm |
質量 | 6.5g |
保磁力(Hc) | 135kA/m |
残留磁束密度(Br) | 500mT |
角形比(Rs) | 70% |
※DCR−IP7についての詳しい情報についてはこちらをご覧ください。
http://www.sony.co.jp/cam/
http://www.sony.co.jp/IP/(8/21よりオープン予定)
環境対応
「DCR−IP7」は、個装カートン表層に、100%雑誌古紙再生紙と、VOC(揮発性有機化合物)ゼロ植物型インキを使用しています。なお、緩衝材には再資源化ができる段ボールを採用し、本体キャビネットに燃やしても有害な物質を発生する恐れのないハロゲンフリー難燃材を使用し、環境への負荷低減に取り組みました。
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