<報道資料>

プレスリリース 目次
2001年 8月 23日

新商品

超高精細平面ブラウン管や「メモリースティック」スロットを搭載
様々なデジタルソースを高画質に再現する
BSデジタルハイビジョンテレビ3機種発売
HD800シリーズ

BSデジタルハイビジョンテレビ『HD800シリーズ』
『KD-36HD800』(左)『KD-32HD800』(中央)『KD-28HD800』(右)



 ソニーマーケティング株式会社(社長:小寺 圭、本社:東京都港区)は、超高精細平面ブラウン管や高画質回路を搭載し、デジタルハイビジョン映像をはじめ、通常のテレビ放送やメモリースティックに収められた画像を画面の隅々まで高精細に再現するBSデジタルハイビジョンテレビ『HD800シリーズ』3機種を発売します。

型 名発売日希望小売価格当初月産
BSデジタルハイビジョンテレビ『HD800シリーズ』
『KD-36HD800』(スーパーファインピッチFDトリニトロン搭載)
『KD-32HD800』(スーパーファインピッチFDトリニトロン搭載)
『KD-28HD800』(スーパーファインピッチFDトリニトロン搭載)
10月15日オープン価格合計
2万台

 今回発売する『HD800シリーズ』では、デジタルハイビジョン映像をより忠実に再現する超高精細平面ブラウン管「スーパーファインピッチFDトリニトロン」のラインアップを拡充し、従来の36/32型に加えて28型を投入。デジタルハイビジョン放送をキメ細かな映像で存分に楽しめます。
 また、デジタルハイビジョンの30MHzの広帯域映像に対応する映像出力回路や、独自の高画質回路「DRC-MF V1(デジタル・リアリティー・クリエーション:マルチファンクション ブイワン)」「D.D.C.(デジタル・ダイレクト・コネクション)ハイビジョンシステム」などにより、BSデジタルの各フォーマット(1125i、750p、525p、525i)に加え、地上波放送も高精度なデジタル信号処理を行い、高画質に再現します。「メモリースティック」スロットを装備し、メモリースティックに撮った静止画を手軽に高画質に再生でき、テレビの楽しみ方を広げます。

 音質面では、「3ウェイ6スピーカー&マルチアンプシステム」やバーチャルサラウンド「TruSurround DIGITAL 5.1CHTM」システムを採用。BSデジタル5.1chサラウンドステレオ放送も、本体内蔵スピーカーで立体音場を気軽に楽しめます。

 機能面では、好みのチャンネルやジャンルを登録して選局や番組選択を簡単にできる「MYプラス」機能やデジタルハイビジョン映像を高画質に録画/再生可能なi.LINK端子、BSデジタル放送の録画予約が簡単にできるAVマウスを搭載。快適な操作が可能です。

 デザイン面では、『HD700シリーズ』で好評の「フローティングスクリーン」デザインと高光沢塗装を採用。テレビの最上位機種らしいスタイリッシュかつ高級感あるフォルムです。

 BSデジタル本放送開始後、高画質、高音質、データ放送、多チャンネルなどの特徴が徐々に認知されており、今後の本格的な普及が期待されます。
 当社は、BSデジタル放送のコンテンツを存分にお楽しみいただける『HD800シリーズ』の発売により、BSデジタルテレビの本格的普及を推進してまいります。
* はSRS Labs,Inc.の商標です。


●主な特長


【高画質化技術】
1.超高精細平面ブラウン管「スーパーファインピッチFDトリニトロン」搭載
「スーパーファインピッチFDトリニトロン」は、センターピッチを大幅に高精細化することにより、水平方向のスリット本数が当社比で約6割向上。デジタルハイビジョン映像を高精細画質で再現します。コーナーピッチも大幅に向上させており、データ放送の文字、画像情報なども、画面の隅々までクリアに表示します。今回28型を投入し、BSデジタルハイビジョンテレビは全て「スーパーファインピッチFDトリニトロン」搭載となりました。

2.デジタルハイビジョン対応「広帯域(30MHz対応)映像出力回路」搭載
デジタルハイビジョン放送の30MHz映像帯域にまで対応する新開発の映像出力回路を搭載。映像の入口から出口まで、デジタルハイビジョン映像にフル対応した信号処理を行います。

3.高画質回路「DRC-MF V1(デジタル・リアリティー・クリエーション:マルチ・ファンクション ブイワン)」搭載
通常のテレビ放送やDVDなどのNTSC映像をハイビジョンに近い映像につくり換える高画質回路「DRC-MF(デジタル・リアリティー・クリエーション:マルチ・ファンクション)」を進化させ、「すっきり」と「くっきり」の二軸マップ上での簡単操作により、素材のクオリティを活かしつつ、観る人の好みや入力されたソースの品質、ノイズレベルなどに応じた画質のつくり換えができます。

4.「D.D.C(デジタル・ダイレクト・コネクション)ハイビジョンシステム」採用
従来の地上波放送や外部入力からのアナログ映像と、BSデジタル放送のデジタル映像との融合を図った高画質システムを採用。BSデジタルチューナーからのデジタル信号を多重信号分離するLSI、MPEGデコーダー、「DRC-MF V1」、「MID-X」の各LSIをダイレクトにデジタルで接続。BSデジタル放送も地上波放送も高画質に再現します。また2画面の際も、BSデジタル放送と地上波放送を同時に高画質で表示します。

5.メモリースティック・スロット搭載
「メモリースティック」に撮った静止画を高画質に映し出します。スライドショーやインデックス機能など手軽に再生でき、デジタルテレビの楽しみ方が広がります。

【高音質設計】
6.デジタルの高音質を存分に楽しめる「TruSurround DIGITAL 5.1CH」搭載
BSデジタルの立体音場を、本体内蔵のスピーカーだけで再現出来る「TruSurround DIGITAL 5.1CH」機能を搭載。気軽に5.1chサラウンドステレオをお楽しみ頂けます。

7.「3ウェイ6スピーカー」「総合出力30Wのマルチアンプ」システム採用
音質性能を飛躍的に向上させる「3ウェイ6スピーカー」システム採用。「5×9cmミッドレンジスピーカー」と「5cm丸型ツイーター」を前面パネル左右に直付けし、自然なステレオ感とすっきりとした音抜けを、「大口径12cm 丸型ウーファー&大容量4.5リットルBOX」2個で、低域から中、高域までバランス良いダイナミックな音を再現します。また、「ツイーター&ミッドレンジ」と「ウーファー」を別々のアンプで駆動させる総合出力30Wの「マルチアンプシステム」で、透明感あるきめ細かな音を再生します。更に、BBE回路を搭載。「ダイナミック」「ナチュラル」の音切換えができ、お好みの音質を楽しめます。
*BBEとBBEのシンボルは、BBE Sound, Inc.の登録商標です

【機能/操作性】
8.BSデジタル放送サービス全てに対応
当社独自開発のBMLブラウザを搭載し、BSデータ放送で予定されているインタラクティブサービスや天気予報、スポーツ、ニュースをはじめ、BSデジタルハイビジョン放送、BSデジタルデータ放送、BSデジタルラジオ放送の全てをお楽しみいただけます。

9.MYプラス機能搭載
好みのチャンネルやジャンルを登録しておけば、BSデジタル放送の多チャンネルから選局や番組検索が簡単にできます。

10.i.LINK端子、AVマウス搭載
i.LINK対応機器と接続することにより、デジタルハイビジョン映像を簡単、高画質に記録/再生できます。また、AVマウスにより、録画予約がリモコンで簡単に行えます。

11.業界統一規格のD4端子など、将来の拡張に対応可能なトータル7系統の豊富な入力端子
D4映像入力端子(1125i、750p、525p、525iの放送信号を直接入力*1)をはじめ、将来に備えたトータル7系統の豊富な入力端子を搭載。“プレイステーション*2”を高画質に映し出す、AVマルチ入力端子も搭載しています。
*1:750p映像は1125iに変換して表示します。
*2:“プレイステーション”は(株)ソニー・コンピュータエンタテインメントの商品です。

【デザイン】
12.スタイリッシュな「フローティングスクリーン」デザインと高光沢塗装の採用
スタイリッシュで先進的なイメージの「フローティングスクリーン」デザインを採用。本体キャビネットと専用スタンドには、高光沢塗装を施し、高級感溢れ、一体感のあるデザインに仕上げました。

【その他】
・ 左右画面サイズをスムーズに切り換える、フレキシブル2画面機能
・ スタンバイ時電力0.3Wなどの低消費電力設計
・ データ放送映像などを正確に表現する「セパレート方式高圧レギュレーター」搭載
・ 外光の管面反射を大幅にカットする「AR.tスクリーン」で見やすい画面



●主な仕様

 KD-36HD800KD-32HD800KD-28HD800
対応信号1125i,750p,525p,525i
ブラウン管スーパーファインピッチFDトリニトロン管 102度偏向36型(16:9)スーパーファインピッチFDトリニトロン管 102度偏向32型(16:9)スーパーファインピッチFDトリニトロン管 102度偏向28型(16:9)
受信チャンネルVHF:1〜12ch UHF:13〜62ch CATV:C13〜C35
BSデジタル:000〜999ch
映像部BSデジタルチューナー、地上波ダブルチューナー、ゴーストリダクション
ディテールエクストラクター(三次元Y/C分離回路)
音声部音声多重回路、
音声実用最大出力(JEITA準拠):ツイーター/ミッドレンジ7.5W×2、ウーファー7.5W×2
メモリースロットメモリースティックスロット(前面1系統)
入出力端子ビデオ入力 4系統4端子(S2映像入力4系統4端子)
コンポーネント入力2系統2端子(D4映像入力1系統1端子)
AVマルチ(RGB/Y色差)入力端子1系統1端子
BS/ビデオ出力1系統1端子(S2映像出力1系統1端子)
i.LINK端子(前面1端子背面2端子)3端子
5.1ch音声出力端子(フロント右/左、リア右/左、センター、ウーファー)
光デジタル音声出力端子(AAC/PCM出力)
ヘッドホン端子、モジュラー端子(電話回線)2400bps、AVマウス出力端子
定格消費電力
(スタンバイ時)
274W
(0.3W)
245W
(0.3W)
235W
(0.3W)
質量97.2kg76.2kg57.9kg
外形寸法〔cm〕99.4×62.2×59.2
(幅×高さ×奥行)
89.8×57.6×56.4
(幅×高さ×奥行)
80.4×51.4×56.4
(幅×高さ×奥行)
付属品多機能リモコン『RM-J401』, B-CASカード, テレホンコード(10m), モジュラーテレホンコードカプラー,AVマウスなど
別売専用スタンド『SU-36HD』(36型用)
オープン価格
『SU-32HD』(32型用)
オープン価格
『SU-28HD』(28型用)
オープン価格



※お客様からのお問い合わせ:
ソニーマーケティング(株)お客様ご相談センター
TEL 0570-00-3311(ナビダイヤル)、03-5448-3311(携帯電話・PHSの場合)
※ソニードライブ URL:http://www.sony.co.jp/SonyDrive