●"PetaSite S60/S100/S200シリーズ"の主な特長
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1."S-AIT"テープフォーマットを採用し高密度記録を実現 |
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2002年末に生産を開始した高性能テープフォーマット"S-AIT"を採用。"S-AIT"は、1巻あたり500GB、転送レートが30MB/秒の高性能を実現、これにより1ラックあたり最大108TBと高密度ストレージが可能になりました。ドライブインターフェースはSCSIのほか2Gbpsファイバーチャネルにも対応しており、SAN(Storage
Area Network)を用いた大規模なストレージシステムの構築が可能です。 |
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2.最小30TBから最大1.49PBまで拡張が可能 |
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PetaSite S200シリーズは基本モジュールであるベーシックストレージシステムにドライブコンソールまたはカートリッジコンソールを最大7台まで連結が可能で、108TB(216巻)の最小構成から最大1.49PBまで容量を拡張することができます。 また、PetaSite
S60/S100シリーズはオプションによりPetaSite S200シリーズへとアップグレードが可能なため、30TBの容量で初期導入を行い、将来は1.49PBまで拡張するなど柔軟性に富んだ拡張計画の実現が可能です。
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3.1コンソールあたり最大毎時約1.3TBの高速データ転送が可能 |
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PetaSite S60/S100/S200シリーズは30MB/sの転送速度を持つS-AITテープドライブを1コンソールに最大で12台まで搭載可能なため(標準では2台搭載)、1コンソールあたり最大毎時約1.3TB(360MB/s)の高速なデータ転送が可能です。また、S200シリーズでは拡張コンソールを接続した場合最大96台までドライブを搭載可能で毎時約10TB(2.88GB/s)という高速なデータ転送を実現します。 |
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4.高信頼性の実現 |
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PetaSite S60/S100/S200シリーズは内蔵ドライブ本体のホットスワップ(本体の電源を落とさずに動作させた状態で、部品交換を行うこと)に対応しています。 また、ドライブ及びライブラリの重要部品の二重化が可能で、高信頼性を実現しています。 PetaSite
S200シリーズではオプションのリダンダントコンソールを接続することによりカセット搬送部および制御部そのものの二重化も可能です。
※オプションにより二重化可能な部品
〔ドライブ電源/ライブラリ電源/ライブラリコントロールユニット/ドライブインターフェース部〕 |
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5.優れたメンテナンス性 |
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電子メールによりシステム管理者に対し定期的なシステム情報の通知や障害発生時の自動通知が可能です。また、GUIを用いたリモートメンテナンスにも対応し遠隔地からの状況監視や保守作業が可能です。 |
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6.ソフトウェアをプリインストール |
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ライブラリコントロールユニットには、ソニーのHSM(階層型ストレージ管理)ソフトウェア「PetaServe」およびバックアップソフトウェア「PetaBack」の試用版※があらかじめインストールされています。
※別売のソフトウェアライセンスをご購入いただくことにより製品として使用可能です。
※S-AITについて
ソニーが開発した高速・大容量テープフォーマットで高密度記録技術を1/2インチ幅のシングルリールテープカートリッジに適用することで、1本500GB(非圧縮時)の大容量を実現しています。将来的に第4世代(非圧縮時:4TB)までのロードマップを掲げ更なる高容量化に向けた開発に取り組みます。 |
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※単位:
TB(テラ) 1012。G(ギガ)の1,000倍。
PB(ペタ) 1015(兆)。 T(テラ)の1,000倍、G(ギガ)の1,000,000倍。 |