2006年8月30日

新商品

新高画質回路“ブラビアエンジンプロ”搭載
大画面フルHD^＊1液晶パネルにハイビジョン映像をさらに美しく
色鮮やかに映し出すフラッグシップモデル＜ブラビア＞X2500シリーズ発売

＜ブラビア＞地上・BS・110度CSデジタルハイビジョン液晶テレビ（上左から）“X2500シリーズ”『KDL-40X2500（S）』
『KDL-46X2500（S）』　『KDL-52X2500（S）』（下左から）『KDL-40X2500（B）』　『KDL-46X2500（B）』　『KDL-52X2500（B）』

ソニーは、様々なハイビジョン映像をさらに美しく再現する新高画質回路“ブラビアエンジンプロ”及び、広色域バックライトシステム“ライブカラークリエーション”を搭載することにより、きめ細かな大画面フルHD^※1液晶パネルに美しく色鮮やかな映像を映し出す＜ブラビア＞のフラッグシップモデルX2500シリーズを3機種各6色^※2発売いたします。

型　名	発売日	希望小売価格
地上・BS・110度CSデジタルハイビジョン液晶テレビ＜ブラビア＞ X2500シリーズ『KDL-52X2500』（52V型）『KDL-46X2500』（46V型）『KDL-40X2500』（40V型）	10月20日 9月15日 9月15日	オープン価格

※1) 水平1,920×垂直1,080 画素。　※2) 基本色はシルバー、ブラックの2色、ホワイト、ブラウン、ブルー、レッドの4色を受注生産。

●X2500シリーズの主な特長

・

より実物に近いハイビジョン映像を再現：
ソニー独自の映像信号処理技術“DRC-MF v2.5” (デジタル・リアリティ・クリエーション：マルチ・ファンクション) を核とした新高画質回路“ブラビアエンジンプロ”を搭載。HD/SDなどのあらゆる信号をノイズを抑えた精細感が高いHD信号に創り換え、より実物に近いハイビジョン映像で再現。

・

ハイビジョンの映像美を余すところなく、忠実に映し出すフルHD^※1液晶パネル：
高精細フルHD^※1液晶パネルを搭載することにより、ハイビジョン映像の解像度をそのまま再現します。

※1）

水平1,920×垂直1,080画素。

・

暗いシーンでの高い陰影表現力：
映像の明暗を自動で検知し、液晶パネルのバックライトの明るさをコントロールする“アドバンスト・コントラストエンハンサー”を新たに搭載。暗部の深い黒を引き締めながらもつぶさずきめ細やかに映し出します。

・

色鮮やかで繊細な色合いの映像を再現：
従来のテレビが苦手としていた「真紅」や「深い緑」「鮮やかな青」を映し出し、色鮮やかで繊細な色合いを再現する広色域バックライトシステム“ライブカラークリエーション”搭載。

・

動画色空間^※1の国際標準規格“xvYCC”^※2に民生用テレビとして初めて対応^※3：
自然界にあるほとんどの色彩を扱うことが可能な動画広色域空間規格“xvYCC”に、将来を見据えて対応。

※1）

色空間規格とは：ビデオや放送において、色を数値で表現するために決める規格。

※2）

xvYCC：現在のTVやビデオで使われている動画色空間規格を元に拡張・定義された動画での広色域の色空間規格。
“xvYCC”に対応することにより従来不得意だったより深い色合いや明るい色合いなどの表現が可能。

※3）

2006年8月30日現在。

●詳細な特長

1.

高画質化、広色域化技術

＜ブラビアエンジンプロ＞
ハイビジョン本来の美しさを再現する新高画質回路ブラビアエンジンプロ
最新の映像信号処理技術“DRC-MF v2.5” (デジタル・リアリティ・クリエーション：マルチ・ファンクション)を中心とした新高画質エンジン。ソニー独自のアルゴリズムにより、さまざまな映像信号が混在するデジタル放送移行期に合わせ、対応信号を拡大し最適な解像度を創造するとともにノイズを抑え込む処理により、パネルの解像度を引き出し精細感が高く、コントラストの効いた、より実物に近い映像映し出します。

高画質処理の下地づくりを行う“CCP-XA”
広帯域のアナログ/デジタル変換を実現し、ノイズを低減させて、画像の歪みやジッターを大幅に低減します。これにより鮮鋭度を向上させ、高画質化処理の下地づくりを行います。

高密度な映像信号を創造するソニー独自の映像信号処理技術
“DRC-MF v2.5”（デジタル・リアリティ・クリエーション：マルチ・ファンクション）
信号の種類に応じて最適な1080p（プログレッシブ）高画質映像を創造する新技術です。“DRC-MF v2.5”はHD信号に対するクリエーションと歪み抑圧を実現する「デジタルマッピング処理」の性能をより一層向上させ、実物に近いリアルなHD信号を創造し、鮮鋭なプログレッシブ信号の創造をします。デジタル放送では、本来のHD信号だけでなく、SD信号から1080i(インターレス)のHD信号にフォーマット化されたHD映像が放送されることもあります。これらの様々なHD信号に対して最適でリアルなHD信号創造を適用することで、フルHDパネルの表現能力を最大限に引き出します。

映像の質感とコントラストをさらに改善する“IFP2”
映像信号からテクスチャー成分だけを分離。映像に合わせ明るさを細かく制御することで、コントラストと質感を改善。明部から暗部まで全域にわたり、質感豊かな映像をくっきりと再現します。

動画の残像感を低減する“高画質パネルドライバー”
液晶パネルの特性に最適な信号に変換処理を行います。人間の視角特性を利用したオーバードライブ技術により、動画の残像感を大幅に低減します。

＜フルHD^※1液晶パネル搭載＞
ハイビジョン映像の解像度をそのまま表現できるフルHD^※1液晶パネルを搭載。従来のハイビジョン液晶パネルの約2倍のきめ細かさ^※2でハイビジョン映像を描き出します。

※1）

水平1,920×垂直1,080画素。

※2）

当社ワイドXGA液晶テレビとの比較において。

＜アドバンスト・コントラストエンハンサー＞
映像の明暗を自動検知し、暗部の再現能力を高める “アドバンスト・コントラストエンハンサー”
映像の明暗を自動検知して階調表現を上げるだけでなく、暗い映像の時にはバックライトの輝度も自動で調整することにより、光漏れによる黒浮きや、黒を沈めすぎて発生する黒つぶれ等を起こさずに、暗部の階調表現を向上させました。より上質な黒の映像表現が可能になると同時に輝度を変化させることで変化しがちな色調も補正し、自然な色調の陰影を表現します。暗部の深い黒を引き締めながらもつぶさずに、きめ細やかに映し出すことが可能になりました。星空や宇宙の漆黒の中に瞬く星や、映画の微妙な陰影表現などを、しっかりと美しく映しだします。

＜ライブカラークリエーション＞
自然な色で映像を再現する広色域バックライトシステム“ライブカラークリエーション”
色鮮やかな映像を再現するには、映像信号処理回路に加え光源となるバックライトが重要となります。“ライブカラークリエーション”のバックライトでは、ソニーが独自に開発した蛍光体により、青、緑、赤の3原色全ての波長の純度を向上し、更に純度の低い青や緑が混色しないようにサブピーク^※1を抑えることにより、より鮮やかで純度の高い色再現が可能となりました。色再現力を当社従来CCFL^※2方式液晶テレビ比約120％^※3 NTSC比^※4約102％に拡大しました。従来のテレビが苦手としていた「真紅」や「深い緑」「鮮やかな青」といった色を映し出し、色鮮やかで繊細な色合いを再現します。

※1）

色を濁らせてしまう余分な光成分。

※2）

CCFL（Cold Cathode Fluorescent Lamp）の国内名称は「冷陰極蛍光管」。
照明の蛍光灯と同様の原理で発光し、低消費電力である。液晶テレビのバックライトとして一般的に用いられている。

※3）

u’v’色度図による、当社従来CCFL方式液晶テレビ比。

※4）

u’v’色度図によるNTSC比。
NTSC(National Television System Committee)が、1953年に策定した従来テレビ（地上アナログ放送）方式。

色分布の比較概念図

＜動画色空間^※1の国際標準規格“xvYCC”^※2に対応＞
高画質の将来を見据えて動画色空間^※1の国際標準規格“xvYCC”^※2に民生用テレビとして初めて対応^※3
“xvYCC”は動画色空間の国際標準規格であり、現行の放送等で使われている色空間規格に対し、「マンセル・カラー・カスケード」^※4で約1.8倍の広い色彩が表現できる規格です。本規格に対応した撮影機器では、自然界にあるほとんどの色彩を扱うことが可能なxvYCC信号を使った表現ができるようになります。本機は将来を見据え、民生用テレビとして初めて“xvYCC”規格に対応しました。

※1）

色空間規格とは：ビデオや放送において、色を数値で表現するために決める規格。

※2）

※3）

2006年8月30日現在

※4）

マンセル・カラー・カスケード（Munsell Color Cascade -provided by Dr.Pointer, and measured by NPL, UK）とは：
自然界にある物体色から代表される色票。ディスプレイの色彩表現評価などに使われる。

＜ソニーパネル＞
高性能・高品質液晶“ソニーパネル”^※搭載
視野角・コントラスト比・応答速度において高い性能を持つ“ソニーパネル”は、製造時の厳密な品質管理により高い信頼性を確立しています。それにより液晶パネル部については従来1年のメーカー保証を2年に延長しています。

※）

ソニーパネルはS-LCD商標を付したソニー仕様のパネルです。

2.

デザイン

画質のみならず、テレビの存在そのものに感動を与えるフローティングデザインを採用

液晶ディスプレイ部分の四方を透明部で囲み画面が宙に浮かんでいるような雰囲気を醸し出し、薄さ、軽さを表現した透明感のある洗練された美しいフォルムを採用。画面周囲の透明部分に光るロゴ等、透明感を活かした美しさを追求しました。また、テレビ本体のフローティングデザインとデザインテイストを合わせた、フロアスタンド（別売り）をご用意。テレビ本体の透明感をさらに引き立てます。

本体色はインテリアに合わせて選べる6色をご用意
（シルバー・ブラック・ホワイト・ブラウン・ブルー・レッド）^※
部屋のインテリアテイストが多様化する中で、これまでのテレビはその中心に位置しているにも関わらず、お好みのインテリアに合う色を選べるほど選択肢が豊富ではありませんでした。X2500シリーズでは、お客様がテレビをインテリアに合わせて選択できるように6色の本体色をご用意致しました。基本色シルバー、ブラックの2色に加え、ホワイト、ブラウン、ブルー、レッドの4色を受注生産にて承ります。

※）上左からシルバー（S）、ブラック（B）下左からホワイト（W）・ブラウン(T)・ブルー(L)・レッド(R)
※）ホワイト（W）・ブラウン(T)・ブルー(L)・レッド(R)の4色は、受注生産。

3.

高音質技術

テレビのスピーカーだけで5.1chサラウンドを楽しめる“TruSurround XT DIGTAL 5.1”^※1
地上デジタル放送やBS・110 度CSデジタル放送などがサポートする5.1chサラウンドステレオを、テレビに内蔵された2ウェイ6スピーカーシステムにより、臨場感豊かに再現します。また、“Dialog Clarity(ダイアログクラリティ)”によりサラウンド時のセリフの明瞭感を高め、“TruBass（トゥルーベース）”により、豊かな低音を実現しています。またデジタルアンプ回路搭載によりひずみの少ないクリアな音声を出力します。

※1)

TruSurround XT、SRXと記号はSRS Labs Inc.の商標です。

4.

低消費電力機能

環境に配慮した豊富な省電力機能
環境に配慮し、“消費電力設定”“無操作電源オフ”“オートシャットオフ”“スリープタイマー”“PCパワーマネジメント”など豊富な省電力機能を搭載。

5.

その他

p1080p対応HDMI入力端子3系統装備
映像・音声信号ともにデジタル伝送できるインターフェースHDMI入力端子を、3端子装備し、将来HDMI対応機器が増えた場合でも、ご安心してお使い頂けます。高画質、高音質コンテンツをケーブル一本で簡単にお楽しみいただけます。また、3端子のうち1端子を側面に配置しました。ハイビジョンハンディカムなど、抜き差しの多い機器にも便利にお使い頂けます。

視聴環境に合わせてバックライト輝度を最適に自動調節する“明るさセンサー”
テレビを視聴する環境の明るさに合わせて、バックライトを最適に自動調節します。それにより視聴環境に最適な輝度で映像をお楽しみいただけるとともに、不要な電力の消費も抑えることが可能です。

“番組子画面”機能
外部入力画面と放送視聴中画面の2画面を表示可能。録画した番組やDVD等を視聴中に、放送中のスポーツやニュースなどの番組が確認出来ます。また、2画面の表示画面サイズはフレキシブルに変更が可能。

様々な機能を快適に操れる使いやすい“シンプルリモコン”を採用
最もよく触れるリモコンをシンプルに使いやすくし、テレビの使い勝手を大幅に改善した“シンプルリモコン”を採用。操作ボタンのレイアウトを工夫し、よく使うチャンネル部を中心付近にまとめ、メニュー部を色分けすることで、見やすく、使いやすくしました。またチャンネル数字ボタンのサイズを直径8ミリに拡大し、ボタンの間隔も広げ、リモコンに表記されている文字を大きくすることで押しやすく、見やすくしました。また、アルミヘアライン仕上げにすることによってシンプルながらも高品位に仕上げています。

＜リモコン操作で可能な便利機能＞

・

“チャンネルポン”：スタンバイ状態から、見たいチャンネルのボタンを押すだけで、そのチャンネルで電源が入ります。

・

“消音ポン”：消音ボタンを押すと消音状態でテレビの電源が入るので、深夜等の視聴時に便利です。

地上・BS・110度CSデジタルハイビジョンチューナー内蔵
2006年12月より全国展開が開始される地上デジタル放送はもちろんのこと、BSデジタル、110度CSデジタル放送の各種サービス（テレビ、ラジオ、データ）に対応。多チャンネル、5.1CHマルチサラウンド放送、データ放送など、新しいデジタル放送の楽しみが広がります。

●主な仕様

	『KDL-40X2500』	『KDL-46X2500』	『KDL-52X2500』
画面サイズ	40V型	46V型	52V型
パネル解像度（画素：水平×垂直）	フルHD 1,920×1,080
画面輝度	450cd/m²
視野角^※1	上下左右　178度
コントラスト比^※2	1,500:1
パネル応答速度	8msec
有効画面寸法	88.5×49.8cm （幅×高） 101.5cm(対角径)	101.8×57.3cm （幅×高） 116.8cm(対角径)	115.2×64.8cm （幅×高） 132.2cm(対角径)
入力対応信号	1125p,1125i,750p,525p,525i
受信チャンネル	VHF:1～12ch, UHF:1～62ch, CATV:C13～C63 地上デジタル放送：000～999ch, BSデジタル放送：000～999ch, 110度CSデジタル放送：000～999ch
映像部	地上・BS・110度CSデジタルチューナー/地上アナログチューナー, ブラビアエンジンプロ,ライブカラークリエーション
音声部	実用最大出力 11W+11W(JEITA)
入出力端子	HDMI入力端子：3系統3端子（背面:2系統2端子、側面:1系統1端子）コンポーネント入力端子：2系統2端子（D5映像入力端子：2系統2端子）ビデオ入力端子：3系統3端子（S2映像入力端子：1系統1端子） PC入力端子（D-sub15ピン）：1系統1端子 PC音声入力端子（ステレオミニ）：1系統1端子デジタル放送/ビデオ出力端子：1系統1端子（S2映像出力端子：1系統1端子）光デジタル音声出力端子（AAC/PCM出力）：1系統1端子音声出力端子：1系統1端子 AVマウス出力端子：1端子ヘッドホン端子（ステレオミニジャック）：1端子電話回線端子(モデム内蔵)：1端子 LAN端子(10BASE-T/100BASE-TX)：1端子
消費電力（待機時）	240W （0.09W）	288W （0.09W）	329W （0.09W）
年間消費電力量	210kWh/y	255kWh/y	289kWh/y
質量（スタンド含む）	30.0kg （35.0kg）	36.0kg （41.0kg）	46.5kg （54.0kg）
外形寸法（スタンド除く）	111.1×65.7×12.1cm （幅×高さ×奥行）	126.2×73.4×12.1cm （幅×高さ×奥行）	141.5×82.7×12.3cm （幅×高さ×奥行）
外形寸法（スタンド含む）	111.1×71.7×32.2cm （幅×高さ×奥行）	126.2×79.5×32.2cm （幅×高さ×奥行）	141.5×89.0×38.4cm （幅×高さ×奥行）
付属品	リモコン『RM-JD007』、電源コード（2.5m）、転倒防止用ベルト、 VHF/UHF用アンテナ接続ケーブル（2.5m）、ケーブルホルダー、 B-CASカード、テレホンコード（10m）、AVマウス（1.5m）×1、モジュラーテレホンコードカプラー、乾電池（単3×2）、取扱説明書、保証書など
別売アクセサリー	フロアスタンド『SU-FL61』（KDL-52/46/40X2500専用）9月15日発売希望小売価格　110,250円（税抜価格105,000円）壁掛け金具『SU-WL51』（KDL-52/46/40X2500対応）既発売希望小売価格　47,250円（税抜価格45,000円）