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2006年8月30日
新商品

フルHDパネル「SXRD」の搭載により高精細で高コントラストな映像を
最大300インチの大画面で楽しめる ビデオプロジェクターを発売

ビデオプロジェクター『VPL-VW50』

ソニーは、拡大するホームシアター市場に向けて、独自開発の0.61型フルHDパネル「SXRD」(Silicon X-tal Reflective Display)*1を採用し、滑らかで高精細な画質を大画面に映し出せる、フルハイビジョン対応のビデオプロジェクター『VPL-VW50』を発売します。

型 名 発売日 希望小売価格
ビデオプロジェクター『VPL-VW50』 10月20日 735,000円
(税抜価格700,000円)

●主な特長

メッシュ感の無い、滑らかな映像:
シネマフィルムの持つ豊かな情報量を余すところなく再現するため、0.61型のソニー独自開発フルHDパネル「SXRD」を採用。画素間スペース0.35μmの開発により、総画素数約622万画素(2,073,600画素×3枚)を実現。映画の滑らかな質感と高精細な映像をお楽しみいただけます。

明るく、実物により忠実な色彩:
200Wの高圧水銀ランプを開発し、表現能力を向上させ、より色を鮮やかに、本物に近い色を再現します。

暗くてもはっきりと描かれる繊細なシーン:
「SXRD」に搭載した材料と新開発の「アドバンストアイリス2」の組み合わせにより、セットコントラスト15000:1*2を実現。つぶれてしまいがちな映画の夜のシーンも奥行き感のある映像で再現。

動きの速いシーンもぶれずにはっきりと表現:
2μmのデバイスの厚み、また、ソニー独自仕様の材料の採用により2.5msec(ミリ秒)*3の高速応答を実現。動きの速いシーンもブレの少ない鮮明な動画を表現します。

フルHD(水平1,920×垂直1,080画素)の解像度をそのままに投射:
広い投射範囲を実現する大口径レンズ、「ARC-F」(オールレンジクリスプフォーカスレンズ)は非常に高い解像度を実現し「SXRD」から織り成す映像を忠実に投影する事が可能です。

<SXRDとは>
「SXRD」は解像度・コントラスト・応答速度に優れるソニー独自開発の反射型の小型液晶パネルです。0.61型のシリコン基板上に、フルHD(水平1,920×垂直1,080画素)の固定画素を構成し、画素間スペース0.35μmの実現により、メッシュ感のないフィルムのようになめらかな映像を実現しています。また、従来のデバイスよりも薄い2μm以下の液晶セル厚、および垂直配向技術により、液晶デバイスでありながら、5,000:1以上という高いデバイスコントラストを実現するとともに、さらに2.5msec(ミリ秒)*3以下という高速応答を実現しました。

●特長(詳細)

1.
フルHDパネル「SXRD」の搭載で滑らかで高精細な映像を実現

シネフィルムの持つ豊かな情報量を余すところなく再現するため、0.61型のソニー独自開発フルHDパネル「SXRD」をVPL-VW50に採用しました。対角0.61型のシリコン基板上に画素間スペース0.35μmを実現、207万個の画素を配列し、液晶セル厚を2μm以下にしました。 結果、より精細で滑らかな映像を再現することができます。 そして従来型の「TN(Twisted Nematic)」液晶ではなく、薄着セル厚でも良好な駆動特性が得られるソニー独自仕様の「垂直配向液晶材料」を採用することにより、15000:1*2の高いセットコントラストと2.5 msec(ミリ秒)*3(立上り・立下りそれぞれ)の高速応答も実現。 動きの速いアクション映画のワンシーンもよりくっきりと精細な映像を再現することが可能です。 また、本機ではR(赤)、G(緑)、B(青)各色に液晶パネルで映像を作り、再度合成して映しだす「3SXRD方式」を採用しているので、色再現性が高く、目に優しい自然な映像を再現します。 この「3SXRD方式」で総画素数約622万画素を実現、フルHDフォーマット(水平1,920×垂直1,080画素)へ対応すると共に、画素間スペース0.35μmと反射型パネルの特長により、メッシュ感のない高密度な画像を実現しています。 さらに、高いコントラストレベルと最暗部に至るまで低ノイズを維持できるドライブ回路により濃密な黒再現を実現し、シネマフィルムの滑らかな質感を可能としています。

2.
新開発200W「高圧水銀ランプ」の搭載で明るい映像を再現

新開発の200W「高圧水銀ランプ」と独自の光学エンジンによる光の高出力化により明るい映像を実現し、今まで再現が難しかった、 白や赤の色表現能力を向上させ、忠実な色を再現します。 従来、キセノンランプでしか実現できなかった色の再現性に一層近づけることにより、映像 全体をより引き締まったものにします。

3.
新開発「アドバンストアイリス2」による高コントラストの実現

本機に搭載する「SXRD」に併せた新開発の「アドバンストアイリス2」の効果により、業界最高レベルのセットコントラスト、15,000:1*2を実現。 シーンの明暗に合わせて、“アイリス(絞り)”が連動して開閉し、かつ同時に電気的な補正をほどこすことにより、明るい映像はより明るく、暗いシーンはより濃密な黒を美しく表現することができ、非常に高いコントラストを得ることが可能です。 また従来の「アドバンストアイリス」に対して、Auto1、Auto2、Off、マニュアルと大きく4つのモードを持たせた「アドバンストアイリス2」の開発により更なる画質調整の範囲を広げました。 Auto1、2ではアイリスの可動速度を「通常/速い/遅い」を設けることにより、視聴する映像に合わせて選択できるようにしました。 マニュアルでは入力信号を問わず、100段階から選択した“アイリス(絞り)“で設定値を固定した状態にすることができます。

4.
「ARC-F(オールレンジクリスプフォーカス)レンズ」搭載で
くっきりとした映像を実現

投射レンズにはフルHD(水平1,920×垂直1,080画素)映像の高い解像度を再現可能な大口径レンズ「ARC-F(オールレンジクリスプフォーカス)レンズ」を採用し、画面のすみずみまでキレのある映像を実現しています。 アルミの鏡筒に12群16枚のガラスレンズを収納、全てのレンズに前面マルチ反射防止処理コーティングを施し非常に高い解像度を実現しました。 100型ワイド画面で、約3.1〜5.3m(約1.8倍)の投射範囲をカバーできるレンズのため、設置環境にあった投射が可能です。投影スクリーンサイズは40型から300型まで対応しています。

5.
約22db*4の静音設計で妨げる視聴ノイズを低減

大自然の映像や息を呑むような重厚なサスペンスシーン。 そんな静寂シーンで気になるのがプロジェクターのファンノイズです。 そのファンノイズを極限まで低くするべく新開発したソニー独自の低ノイズのファンおよび、“エアーダクト構造”を採用しました。 静寂なシーンでもプロジェクターのファンノイズを気にすることなく、精細なシーンを十分に堪能することが可能です。

6.
省スペース化

キセノンランプに比べ低発熱量の「高圧水銀ランプ」を搭載し、最適な部品サイズの見直しや配置の新規設計により、本体をコンパクト化しました。 また、新開発“前面排気・背面吸気エアーダクト構造”により、設置環境の制限を減らし、設置場所の自由度を広げました。

7.
広がる接続環境

接続にはPC入力に対応したHDMI入力を2系統搭載し、拡大していくフルハイビジョンの再生機器やゲーム機、ビデオカメラ等のデジタルの複数接続を可能にしました。 またビデオ入力、コンポーネント入力、アナログRGBやPC接続のD-sub15ピン入力端子も各1系統ずつ装備しております。

8.
インテリアデザイン

外観をさまざまな天井にも合わせられるように天面をパールホワイトで仕上げ、圧迫感を低減する為に曲線を意識したデザインにしました。 天井吊り下げ、床置きなど設置方法を問わず違和感のあまりないスタイリッシュな設置が可能です。

*1:

X-tal=Crystalの意味

*2:

アドバンストアイリスオートモード選択時。プロジェクター本体の設定及び入力する映像により変化します。

*3:

立上がり、立下りそれぞれにおいて。

*4:

プロジェクター本体の設定および使用環境により異なります。


●主な仕様

  『VPL-VW50』
パネル 0.61型 SXRD(Silicon X-tal Reflective Display )、約622万画素(2,073,600画素×3枚)
光源用ランプ 200W 高圧水銀ランプ
レンズ 1.8倍ズームレンズ(電動)f18.7〜33.7mm/F2.54〜3.53
投影サイズ 40〜300型(対角・16:9)
輝度 最大900lm
コントラスト比 最大15,000:1
カラー方式 NTSC3.58 / PAL / SECAM / NTSC4.43 / PAL-M / PAL-N /
PAL-60 自動切り換え/手動切り換え(PAL-60は自動切り換えのみ)
対応ビデオ信号 15kHz RGB/コンポーネント 50/60Hz、プログレッシブコンポーネント 50/60Hz、
DTV(480/60i、576/50i、480/60p、576/50p、720/60p、720/50p、1080/60i、1080/50i)、
1080/60p(HDMI入力端子のみ)、1080/50p(HDMI入力端子のみ)、
1080/24P(HDMI入力端子のみ)、コンポジットビデオ、Y/Cビデオ、
コンピューター信号(fH: 19〜72kHz,fV:48〜92 Hz)
映像入出力  
  ビデオ入力 コンポジットビデオ×1系統、Sビデオ×1系統
コンポーネント入力 1系統(3RCA)
INPUT A 1系統(アナログRGB/コンポーネント:D-sub 15ピン)
HDMI入力 2系統(デジタルRGB/Y CB (PB) CH (PR))
TRIGGER 1系統(ミニジャック:DC 12V)
REMOTE 1系統(RS-232C:D-sub 9ピン)
電源 AC100〜240V、50/60Hz
消費電力 最大:300W(スタンバイモード時:約8W、エコモード時:約0.5W)
外形寸法 (幅)395×(高さ)174×(奥行き)471mm
質量 約11kg
ファンノイズ 約22dB*7
主な付属品 リモートコマンダー他
別売アクセサリー 天井取付金具『PSS-H10』
  希望小売価格 80,850円(税抜価格 77,000円)
交換用プロジェクターランプ『LMP-H200』(10月20日発売)
  希望小売価格 42,000円(税抜価格 40,000円)

*7

プロジェクター本体の設定および使用環境により異なります。

投影距離
  40型 60型 80型 100型 120型 150型 200型 300型
<16:9> 最小 1212mm 1842mm 2472mm 3102mm 3732mm 4677mm 6252mm 9402mm
最大 2105mm 3181mm 4257mm 5333mm 6409mm 8023mm 10713mm 16093mm
<4:3> 最小 1494mm 2265mm 3036mm 3807mm 4578mm 5734mm 7662mm 11517mm
最大 2587mm 3904mm 5220mm 6537mm 7854mm 9829mm 13122mm 19706mm

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