2006年10月23日
新商品
ソニーは、新開発の高開口率LCD※パネルと独自の光学システムを採用し、4,000ルーメンの明るく精細な映像を再現できるデータプロジェクター『VPL-FE40』と『VPL-FX40』を発売します。
型 名 | 発売日 | 希望小売価格 |
データプロジェクター 『VPL-FE40』 | 2007年1月上旬 | オープン価格 |
データプロジェクター 『VPL-FX40』 | 2007年2月上旬 | オープン価格 |
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高温ポリシリコンTFT液晶パネルとして業界で初めて(2005年2月時点、ソニー調べ)無機配向膜と新液晶材料の開発に成功した0.79型マイクロディスプレイ“BrightEra(ブライトエラ)”
今回発売する『VPL-FE40』と『VPL-FX40』は、無機配向膜を採用した高い耐光性が特長の高開口率LCDパネルと、高輝度化と静音性を両立させた独自の光学システムによって、4,000ルーメンの明るさを実現しました。投影方式には3LCD方式を採用し、自然で明るい色鮮やかな映像を投影できます。また、『VPL-FE40』にはSXGA+(1,400×1,050ピクセル)パネルを搭載し、より高い解像度が求められる映像シミュレーションや工業デザインの領域などでもご利用いただけます。
データプロジェクター市場は、ビジネスシーンでのプレゼンテーションの増加や文教施設のIT化に伴って年々拡大しています。中でも、オープンスペースや教室のような明るい環境でも快適に利用できる、4,000ルーメン以上の高輝度データプロジェクターの需要はさらに高まると見込まれています。
弊社は、今回の新商品によってこうした需要にお応えし、データプロジェクターのさらなる高輝度・高解像度化を積極的に進めて参ります。
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無機配向膜を採用した高い耐光性が特長の高開口率LCDパネル“BrightEra(ブライトエラ)”と、高輝度化と静音性を両立させた独自の光学システムによって高輝度光源の使用を可能にし、4,000ルーメンの明るい映像を再現できます。
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投影方式は3LCD方式を採用し、『VPL-FE40』は147万画素のSXGA+のパネルによって1,400×1,050ピクセルの高解像度な映像を、『VPL-FX40』は約79万画素のXGAパネルによって1,024×768ピクセルの映像を投影できます。
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映像の素材に応じて再生方法を設定できる“ダイナミック・ディテール・エンハンサー機能”を搭載しました。インターレースの映像はプログレッシブに変換して高画質に再現でき、また映画ソフトのような2-3プルダウン方式の映像は、フィルムライクな質感を損なわずにプログレッシブに変換して再現できます。さらに12ビット3次元デジタルガンマ補正回路や3次元デジタルコムフィルターの採用で、より精細で高画質な映像を実現しました。
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1.3倍の電動ズーム、電動フォーカス、電動水平・垂直レンズシフト機能を標準装備しました。リモートコマンダーを使って、離れた所から細かな画角調整を行えます。
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レンズを本体の中心に配置することで、本機とスクリーンのセンター位置の調節を容易にしました。また、ランプ交換は横から、フィルター清掃は前面から行え、天井吊り下げ状態でのメンテナンス作業が可能です。
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本機を上下方向に90度まで傾けて設置でき、ミラーを使用したリア投影に対応可能です。
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HDMI端子を装備しており、HDMI出力搭載機器との接続が可能です。さらに、アナログRGBの高精細信号の接続や長距離信号伝送用に対応できる5BNC入力端子も装備しています。
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本体の発売にあわせて、オプションレンズを3種類発売します。投影方法や投影距離などに応じてオプションレンズをお選びいただけます。
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本機をネットワークケーブルに接続することで、有線LANに接続しているコンピューター※の映像を投影できます。また、無線LAN機能を搭載したコンピューター※の映像も、ネットワーク上の無線LANアクセスポイントを経由して投影することができます。
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ネットワークに接続することで、Web経由で電源のオン/オフなどの制御を行えます。
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搭載ランプの交換時期やエラー情報などを、あらかじめ設定したメールアドレスにお知らせする“Eメールレポート機能”を搭載しています。
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SNMP(Simple Network Management Protocol:簡易ネットワーク管理プロトコル)に対応し、SNMP対応の管理ツールによって本機を簡便に管理できます。
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ご使用のコンピューターには、付属の専用アプリケーションソフトウエアを予めインストールしていただく必要があります。
VPL-FE40 | VPL-FX40 | |||
光学系 | 投影方式 | 3LCDパネル、1レンズ方式、3原色液晶シャッター投写方式 | ||
LCDパネル | 0.79型 SXGA+ パネル×3、 441万画素(1,470,000画素×3枚) |
0.79型 XGAパネル×3、 約236万画素(786,432画素×3枚) |
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レンズ | 電動ズーム(1.3倍)、電動フォーカス、f30.6〜39.7mm、F1.66〜2.18 | |||
ランプ | 275W | |||
投影画面サイズ | 40〜600型(対角、VPLL-1008使用時は60〜300型) | |||
光出力※1 | 4,000ルーメン(ランプモード:高)/ 3,200ルーメン(ランプモード:標準) | |||
電気系 | カラー方式 | NTSC3.58、PAL、SECAM、NTSC4.43、 PAL-M、PAL-N、PAL60 (自動/手動切換) |
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解像度 | ビデオ入力時:750TV本、 RGB入力時:1,400×1,050ドット |
ビデオ入力時:750TV本、 RGB入力時:1,024×768ドット |
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対応コンピューター信号※2 | RGB(水平19〜92kHz、垂直48〜92Hz)、 最高入力解像度信号:UXGA(60Hz) |
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対応ビデオ信号 | 15kHz RGB/コンポーネント50/60Hz/プログレッシブコンポーネント50/60Hz 、DTV(480/60i 、480/60p、575/50i、575/50p、720/60p、720/50p、1080/60i、1080/50i 、1080/60p※3 、1080/50p※3)、コンポジットビデオ、Y/Cビデオ | |||
スピーカー | ステレオ(40×70mm)×2 | |||
スピーカー出力 | 最大1.8W×2 | |||
入出力端子 | VIDEO IN | ビデオ | ピンジャック×1 | |
Sビデオ | ミニDIN 4ピン×1 | |||
オーディオ | ピンジャック×2 | |||
INPUT A | 映像 | アナログRGB:HD D-sub 15ピン(凹)×1 | ||
オーディオ | ステレオミニジャック×1 | |||
INPUT B | 映像 | アナログRGB:HD D-sub 15ピン(凹)×1 | ||
オーディオ | ステレオミニジャック×1 | |||
INPUT C | 映像 | アナログRGB/コンポーネント:5BNC(凹)×1 | ||
オーディオ | ステレオミニジャック×1 | |||
INPUT D | 映像/オーディオ | デジタルRGB/YCbCr(YPbPr):HDMI(HDCP)※4×1 | ||
INPUT E | NETWORK | 10BASE-T/100BASE-TX:RJ-45×1 | ||
OUTPUT ※5 | 映像 | MONITOR OUT:HD D-sub 15ピン(凹)×1 | ||
オーディオ | AUDIO OUT(出力可変):ステレオミニジャック×1 | |||
リモート | RS-232C:D-sub 9ピン×1、 CONTROL S IN(PLUG IN POWER):ステレオミニジャック×1 |
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安全規格 | 電気用品安全技術基準省令2項、 VCCIクラスA 情報技術装置※6、JATE 技術基準 |
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本体キャビネット塗装色 | シルバー&ブラック | |||
一般 | 外形寸法 | 532×145×352mm(幅×高さ×奥行、突起部含まず) | ||
質量 | 約9.8kg | |||
電源 | AC100V、4.1A、50/60Hz | |||
消費電力 | 最大400W(待機時:標準設定約15W・低設定約0.5W) | |||
発熱量 | 1,365BTU | |||
動作温度 | 0〜35℃ | |||
動作湿度 | 35〜85%(結露なきこと) | |||
付属品 | リモートコマンダー×1、単3形乾電池×2、レンズキャップ×1、電源コード×1、CD-ROM(取扱説明書、アプリケーションソフトウェア、設置説明書)×1、セキュリティーラベル×1、簡易説明書×1、保証書×1 、他 |
※1)
出荷時における本製品全体の平均的な値を示しており、JIS X 6911:2003データプロジェクターの仕様書様式に則って記載しています。測定方法、測定条件については附属書2に基づいています。
※2)
接続するコンピューター信号の解像度と周波数は、プリセット信号の範囲内に設定してください。
※3)
デジタル信号のみ
※4)
本機のHDMI端子はDSD(Direct Stream Digital)信号には対応していません。HDMI接続にはHDMIロゴのついたケーブルをご使用ください。
※5)
INPUT A/B/Cに接続し、選択されて投影しているコンピューター(RGB)信号のみ出力できます。
※6)
VCCIクラスA情報技術装置を、家庭環境で使用すると電波妨害を引き起こす事があります。この場合には使用者が適切な対策を講ずるよう要求されることがあります。