2007年9月10日
新商品
ソニーは、音楽の新しいリスニング・スタイルを提案するサウンドエンターテインメントプレーヤー“Rolly”を発売します。本機は、ソニーがこれまで培ってきた各種オーディオ技術に、動きを制御するロボット技術を付加して創られたオーディオ商品です。
手のひらサイズの卵形の本体に、水平対向配置型ステレオスピーカー、フラッシュメモリー、バッテリーを内蔵。気軽に家の中で持ち運んで、お好きな場所でクリアなサウンドをお楽しみいただけます。
当社は“Rolly”によって、「サウンドエンターテインメント」という新規市場を開拓して参ります。
商品名 | 型名 | 発売日 | 希望小売価格 |
サウンドエンターテインメントプレーヤー “Rolly”<ローリー> | SEP-10BT | 9月29日 | オープン価格 |
1.
ソニーのオーディオテクノロジーの集積から生まれたクリアなサウンド
2.
液晶ディスプレイがなく直感的に使用できるシンプルなユーザーインターフェース
3.
音楽に合わせた動きの表現 モーション機能を搭載
自分で作成したモーションを他のユーザーとシェアできるなど、従来の「音楽は聴くもの」という概念に、「音楽を仲間と共有する」「音楽を体感する」、さらには「音楽で自己表現する」というエンターテインメント性を加えることによって、新しい音楽体験を提供します。
「Open Music:今まで楽しめなかった場所で、自由に音楽を楽しむ」、「Share Music:音楽をみんなで楽しむ」、「Feel Music:音楽を聴いて楽しむだけでなく、観て、感じて楽しむ」というコンセプトを提案する“Rolly”は、音楽のリスニング・スタイルを、「個人で楽しむもの」から「仲間と楽しむもの」へと広げます。特長的な卵形のフォルムは、“Rolly”の奏でるクリアな音、新しい音楽を楽しむスタイル、モーションといったエンターテインメント性を、直感的かつ機能的にデザインすることで生み出されたもので、“Rolly”が音楽と人にもたらす新たな価値観を示しています。
短径約6.5cm(突起部除く)、幅約10.4cm、質量約300g(バッテリー含む)という小型の本体でクリアなサウンドを実現するため、“Rolly”にはソニーのさまざまなオーディオテクノロジーが生かされています。
(1) 180度水平対向配置ステレオスピーカーを採用
180度水平対向型にスピーカーが配置されているため、音の指向性が少なく、ユーザーはどの位置からでも、良い音を楽しむことが可能です。
(2) バッフル効果の活用
音を机や床などに反射させて“Rolly”の機体の上部に立体的な音像を作り出すため、小型サイズでありながらも、良い音を楽しむことができます。
(3) 高音質・高効率デジタルアンプ搭載/ネオジウムマグネット採用のソフトドームスピーカー
デジタルアンプを搭載することで、省電力ながらも迫力のある音を再生することが可能です。また、ネオジウムマグネットを採用した小型スピーカーにより高音質な音楽再生を実現しています。
本体の操作ボタンは電源スイッチとプレイボタンのみ。曲送りや音量調整などは、センサーを搭載した本体そのものを動かしたり、本体の一部を回転させたりするなどの操作によって行います。また、光と音、グループ音声ガイドを用いて、音楽の再生状態などをわかりやすくフィードバックします。
<<“Rolly”操作例>>
本体に6つの可動部(アーム×2、ショルダー×2、ホイール×2)とLED(サイドランプ×2)を搭載しています。
株式会社レーベルゲートが運営する音楽ダウンロード・サイト“mora(モーラ)”からダウンロード購入した音楽などを、音楽ソフトウェア「SonicStage CP」を用いて本体に転送。その音楽に合わせて各可動部やサイドランプを制御することで、ダンスをしているような動きや光の表現を行います。モーション機能には3種類あります。
(1)
セルフモーション機能
モーションが本体に登録されていない場合、本体が内蔵メモリーに転送された音楽を解析して動きます。
(2)
おまかせオートモーション機能
本体に同梱されているPCアプリケーション「Motion Editor」を使って、高度なモーションをボタンひとつで自動生成することができます。対象となる音楽をソニー独自の音楽解析技術「12音解析」およびビート抽出技術によって精密に解析し、音楽のムードやテンポにマッチしたモーションデータを生成します。
(3)
カスタムモーション機能
「Motion Editor」を使って、自由なモーションを手動で作成することができます。“Rolly”本体の6つの可動部とサイドランプをきめ細かく設定でき、ユーザーオリジナルのモーションデータを作成することができます。
「Motion Editor」を簡易に体験できる「Motion Editor お試し版」の無償配布を、ソニースタイル・ジャパンが運営する「ソフトウェアダウンロード」内「体験空間」サイト(http://www.jp.sonystyle.com/Taiken/)にて、9月28日から実施する予定です。
なお、作成したモーションは、他のユーザーとシェアすることができます。近日開設予定の“Rolly”モーションファイル共有サービス「“Rolly”モーションパーク」を利用するなどして、シェアすることが可能です。これにより、 音楽とモーションを通じた自己表現とコミュニケーションを実現します。
Bluetooth機能を搭載している音楽プレーヤー(パソコン、携帯電話、デジタル音楽プレーヤーなど)と本体をペアリングし、接続すれば、Bluetooth機能搭載音楽プレーヤーに保存されている音楽データを、“Rolly”のスピーカーを使って再生することができます※。
相手側Bluetooth接続機器がAVRCPプロファイルに対応していれば、“Rolly”本体で再生/停止などの操作が可能です。
ストリーミング再生中の曲は、セルフモーション機能で、音楽とモーションを同時にお楽しみいただけます※。
※
A2DPプロファイルに対応している必要があります。“Rolly”本体内の音楽を、相手側Bluetooth接続機器で再生させることはできません。
※
Bluetoothを利用した音楽再生の場合、モーションは、セルフモーション機能のみ対応しています。
写真 | 商品名/ 型名 | 発売日 | 希望小売価格 | 特 徴 |
“Rolly”充電専用クレードル 『CDL-SE10』 |
9月29日 | オープン価格 | AC電源から“Rolly”に充電可能 | “Rolly”専用 ソフトキャリングケース 『CKR-SE10』 |
9月29日 | オープン価格 | “Rolly”を傷やホコリから守るケース | “Rolly”専用 リチャージャブルバッテリーパック 『BT-SE10』 |
9月29日 | オープン価格 | 本体同梱品と同じ |
モデル名 | サウンドエンターテインメントプレーヤー “Rolly” 『SEP-10BT』 |
電源 | リチウムイオンバッテリー使用 USB電源(付属のUSBケーブルを接続してパソコンなどから供給) |
バッテリー持続時間 (音楽再生:ATRAC 64kbps時 / モーション再生:ソニー基準のモーション(オートモーション相当)および使用環境で測定) |
音楽再生時 約5時間 音楽とモーション再生時 約4時間 Bluetooth通信で音楽再生時 約4時間30分 Bluetooth通信で音楽とモーション再生時 約3時間30分 |
スピーカー | 直径約20mm 最大出力:1.2W + 1.2W(満充電時) |
周波数特性 | 20〜20,000Hz(再生時、単信号測定) ※電子情報技術産業協会(JEITA)の規格による測定値 |
インターフェース | USB端子:miniB / Hi-Speed |
本体寸法(幅×高さ×奥行) | 約104×65×65mm(突起部除く) |
質量 | 約300g(バッテリー含む) |
容量 (ユーザー使用可能領域) |
内蔵フラッシュメモリー:1GB (約968MB=1,015,726,080バイト) ※本機ではメモリーの一部をデータ管理領域として使用しているため、ユーザー使用可能領域は一般的な容量表示とは異なります。 |
再生できるファイルの種類 | MP3 (MPEG-1 Audio Layer-3) ATRAC (Adaptive TRansform Acoustic Coding) AAC※ (Advanced Audio Coding) ※著作権保護されたAACファイルは再生できません。 |
記録できる最大曲数と時間の目安 (音楽は1曲4分のATRAC形式およびMP3形式の曲、モーションは1曲4分のソニー基準のモーション(オートモーション相当)で計算。他の音楽ファイル形式やモーションでは増減する可能性があります) |
【音楽データのみ】 48kbps: 685曲、約45時間40分 64kbps: 515曲、約34時間20分 132kbps: 250曲、約16時間40分 256kbps: 130曲、約8時間40分 352kbps: 94曲、約6時間10分 【音楽データとモーションデータ】 48kbps: 536曲、約35時間40分 64kbps: 426曲、約28時間20分 132kbps: 227曲、約15時間 256kbps: 123曲、約8時間10分 352kbps: 90曲、約6時間 |
対応ビットレート | MP3:32〜320kbps、可変ビットレート(VBR)対応※1 ※1) サンプリング周波数によっては、規格外および補償外の数値も含みます。 ATRAC:48/64/66(ATRAC3) ※2/96/105(ATRAC3) ※2 /128/132(ATRAC3)/160/192/256/320/352kbps ※2) SonicStage CPでは、ATRAC3 66/105kbpsのCD録音はできません。 AAC:16〜320kbps、可変ビットレート(VBR)対応※3 ※3) サンプリング周波数によっては、規格外および補償外の数値を含みます。 |
サンプリング周波数※ | MP3:32、44.1、48kHz ATRAC:44.1kHz AAC:11.025、12、16、22.05、24、32、44.1、48kHz ※すべてのエンコーダーに対応しているわけではありません。 |
Bluetooth(R)概要 | 通信方式:Bluetooth標準規格Ver.2.0準拠 出力:Bluetooth標準規格Power Class2 使用周波数帯域:2.4GHz帯(2.4000GHz〜2.4835GHz) 最大通信距離:約10m 対応Bluetoothプロファイル:A2DPおよびAVRCP 対応コーデック:SBCおよびMP3 |
付属品 | USBケーブル(コード長約75cm) リチウムイオンバッテリー アプリケーションソフトウェア: SonicStage CP(ソニックステージシーピー) Motion Editor(モーションエディター) スタンド 取扱説明書/クイックスタートガイド |
■「SonicStage CP(ソニックステージ シーピー)およびMotion Editor(モーションエディター)」を使用するのに必要なパソコンシステム
<OS>
・
Windows Vista(R) Home Basic
・
Windows Vista(R) Home Premium
・
Windows Vista(R) Business
・
Windows Vista(R) Ultimate
・
Windows(R) XP Media Center Edition 2005 (Service Pack 2 以降)
・
Windows(R) XP Media Center Edition 2004 (Service Pack 2 以降)
・
Windows(R) XP Professional (Service Pack 2 以降)
・
Windows(R) XP Home Edition (Service Pack 2 以降)
※
64ビット版のOSには対応していません。
※
上記以外のOSでは動作保証いたしません。
<CPU/RAM/その他>
・
IBM PC/AT互換機PC
・
CPU: Pentium(R) III 450MHz以上(Windows Vista(R)の場合:Pentium(R) III 800MHz以上)
・
RAM: 128MB以上(Windows Vista(R)の場合:512MB以上)
・
ビデオメモリ:64MB以上
・
HDD: 最低空き容量200MB以上(1.5GB以上を推奨)
(お使いのWindowsのバージョンによってはそれ以上使用する場合があります。また、音楽ファイルを扱うための空き容量がさらに必要です)
・
Display:ハイカラー(16bit)以上、1024x768ピクセル以上(256以下では正しく動作しない場合があります)
・
CD-ROMドライブ:WDMによるデジタル再生機能に対応しているドライブ
(音楽CD/ATRAC CD/MP3 CDを作成する場合は、CD-R/RWドライブが必要です)
・
サウンドボード
・
USBポート(Hi-Speed推奨)
・
Internet Explorer5.5以上
・
インターネット音楽配信サービス(EMD)、モーションのアップロード/ダウンロードを利用する場合や、SonicStage CPでバックアップしたデータを復元する場合は、インターネットへの接続環境が必要です。
■商標について
※
“Rolly” “ローリー”およびはソニー株式会社の商標です。
※
SonicStageおよびそのロゴはソニー株式会社の登録商標です。
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ATRACはソニー株式会社の商標です。
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IBMおよびPC/ATは米国International Business Machines Corporationの登録商標です。
※
Pentium(R)はIntel Corporationの商標または登録商標です。
※
Windows(R)、Windows Vista(R)は、米国Microsoft Corporationの米国およびその他の国における登録商標です。
※
BluetoothワードマークとロゴはBluetooth SIG.Incの所有でありソニー株式会社はライセンスに基づきこのマークを使用しています。
※
「mora(モーラ)」は、株式会社レーベルゲートの商標です。
※
記載されている製品名等は各社の登録商標あるいは商標です。