2008年1月17日
2008年7月4日改訂
新商品
左:AVCHD HDDデジタルハイビジョン“ハンディカム”『HDR-SR12』(120GB)(ブラック)
右:AVCHD HDDデジタルハイビジョン“ハンディカム”『HDR-SR11』(60GB)(シルバー) |
ソニーは、大容量120GBと60GBの内蔵HDDに1920×1080iのハイビジョン映像が記録できる、デジタルハイビジョン“ハンディカム”2機種を発売します。
今回発売する2機種は、低ノイズを実現するソニー独自開発の“Exmor(エクスモア)”の技術を新たに搭載した「クリアビッドCMOSセンサー」と、新搭載の画像処理エンジン「BIONZ」の組み合わせにより、さらなる高画質化を実現しました。
また、“ハンディカム”として初めて「顔検出」機能を搭載。
「フォーカス」「明るさ」「肌色」を自動で調整し、ご家族や友人の顔をより美しく撮影します。
型 名 | 発売日 | 希望小売価格 |
AVCHD HDD デジタルハイビジョン“ハンディカム”『HDR-SR12』 | 2月20日 | オープン価格 |
AVCHD HDD デジタルハイビジョン“ハンディカム”『HDR-SR11』 |
映像記録方式にはAVCHD規格を採用。映像圧縮にはMPEG-4 AVC/H.264方式を、音声にはドルビーデジタル5.1ch方式を採用し、映像ズームに合わせて音声もズームすることが出来るズームマイクを内蔵しました。臨場感あふれるハイビジョン映像の記録再生を実現します。
『HDR-SR12』では、大容量120GBのHDDを内蔵し、最長約48時間※1のハイビジョン撮影が、『HDR-SR11』では、60GBのHDDを内蔵し、最長約22時間※2のハイビジョン撮影が可能です。※3※4
<録画モードと記録時間>
ハイビジョン画質(ビデオコーデック:MPEG-4 AVC/H.264)
内蔵HDD | “メモリースティック”(別売り) | |||||
『HDR-SR11』(60GB) | 『HDR-SR12』(120GB) | 16GB | 8GB | 4GB | ||
録画 時間 |
FHモード(16Mbps) (1920x1080i) |
約7時間10分 | 約14時間40分 | 約1時間50分 | 約55分 | 約25分 |
HQモード(9Mbps) | 約14時間40分 | 約29時間40分 | 約3時間50分 | 約1時間55分 | 約55分 | |
SPモード(標準:7Mbps) | 約17時間50分 | 約36時間 | 約4時間40分 | 約2時間20分 | 約1時間5分 | |
LPモード(5Mbps) | 約22時間50分 | 約48時間 | 約5時間55分 | 約3時間 | 約1時間25分 |
全ての画質モードに可変ビットレートを採用し、動きの早い被写体など情報量が多い映像では高い記録レートにするなど、被写体に合わせて記録レートを自動調節することで、より効率的な記録が可能です。
両モデルとも、従来のスタンダードディフィニッション(SD)画質でも記録可能です。また、内蔵HDDへの記録に加え、別売りの“メモリースティック”にも静止画に加えてハイビジョン映像の記録が可能なので、撮影目的や再生・編集機器にあわせて記録メディアが選べます。
内蔵HDDに記録した映像は、本体上で“メモリースティック”に簡単にダビングが可能。
「シーン選択ダビング」「日付選択ダビング」「プレイリストの登録画像の全て」の3種類の中からダビング方法を選択できます。
パソコンを使用せず、簡単に“メモリースティック”にダビングができ、プレイステーション3(PS3(R))やパソコンに直接“メモリースティック”を挿入しての再生や、“メモリースティック”を直接ご友人やご家族に渡して共有することが出来ます。
デジタル一眼レフカメラ“α700”などに使用されている、低ノイズを実現する“Exmor”の技術を1/3.13型「クリアビッドCMOSセンサー」に搭載しました。
“Exmor”は、CMOSセンサー上でカラム(列)ごとにAD変換を行う「カラムAD変換」に加え、アナログとデジタル信号双方でノイズを除去するデュアルノイズリダクション回路を搭載。光を捉え電気信号に変換する初期段階からノイズを除去するため、高感度域までノイズを極力抑えた高品位な画質を実現します。
また、新しく搭載した画像処理エンジン「BIONZ」との組み合わせで、動画・静止画ともに高解像度・高感度・低ノイズの高精細ハイビジョン映像の記録を実現。1920×1080iの約3.6倍の情報(3,680×2,070)から映像を作り出しているため、高精細且つ色鮮やかな映像記録が可能です。
新「クリアビッドCMOSセンサー」と「BIONZ」の組み合わせにより、様々な機能を実現しています。
●高解像度の静止画記録の実現
高精細なハイビジョン映像の撮影に加え、静止画撮影も進化。「クリアビッドCMOSセンサー」の独自の画素配列や高速信号処理により、高精彩かつ高機能な静止画機能を実現しました。
●なめらかスロー録画
1秒当たり通常撮影の4倍のフィールドでキャプチャーすることにより、人間の目では捉えきれないような高速な動きを滑らかなスローモーションとして記録することが可能。
音声記録を「入」にすると、スローモーション映像をメディアに記録中に音声を追加記録することができます。
デジタル一眼レフカメラ“α”やデジタルスチルカメラ“サイバーショット”に採用している画像処理エンジン「BIONZ」を新たに搭載したことで、「顔検出」機能など美しく撮るための様々な新機能を実現しました。
●「顔検出」機能
“ハンディカム”として初めて「顔検出」機能を実現。
静止画撮影時に加え、動画撮影時でも「フォーカス」「明るさ」「肌色」を自動で調整し、ご家族や友人の笑顔をより美しく撮影します。
●「Dレンジオプティマイザー」機能
撮影するシーンに応じて、最適な露出・コントラストに自動補正。逆光時などに起こる被写体の黒つぶれ、空の白飛びなどを抑え、目で見たままの印象に近い映像に仕上げます。
●顔画質優先の動画圧縮レートコントロール
AVCHDでの撮影時、検出された顔部分に優先的にデータ容量を割り当てて圧縮することにより、顔部分の画質改善を実現。
●“x.v.Color”※5に対応の3.2型「エクストラファイン液晶」搭載
従来機種「HDR-SR7」「HDR-SR8」と比較し、約4倍の約92.1万ドット、
3.2型「エクストラファイン液晶」を搭載。228ppiのキメ細やかさに加え、色数1,677万色を実現。高いコントラストと色再現性を追及した結果、被写体の微妙なグラデーションなどを細部まできめ細やかで色鮮やかに表現することが可能です。
また、パソコンや携帯電話で使用されている液晶と同じストライプ配列とプログレッシブ表示を採用しているため、ちらつきや色にじみを抑え、小さな文字でもくっきりと表示します。
さらに、光の反射や映り込みを抑える多層膜コーティング処理技術「ARコート(反射防止処理)」により、明るい屋外でもきめ細やかで鮮やかな表示を実現している他、斜めからでも見やすい広視野角を実現し、撮影したハイビジョン映像を大画面液晶で「見る」「見せる」楽しみを広げます。
●わかりやすい検索機能
「日付インデックス」「フィルムロールインデックス」「フェイスインデックス」の3種類の検索機能を搭載し、見たい映像をより簡単に検索することが可能です。
●写真鑑賞に最適化された画質で楽しめる「ブラビア プレミアムフォト」対応
HDMIケーブル※6などを使用して「ブラビア プレミアムフォト」に対応した液晶テレビ〈ブラビア〉と「HDR-SR12」「HDR-SR11」を、接続すると、写真画質に適したモードでの表示に自動で切り替わり、写真が持つ高精細で自然な階調表現や豊かな色彩を忠実に再現します。
「ブラビア プレミアムフォト」対応テレビは、ソニー製のカメラで撮影された画質を基準に設定されており、ソニーでは、この最も最適な組み合わせでご覧頂ける対応機器について、「ブラビア プレミアムフォト」という名称を付けて新しい写真鑑賞の楽しみを提案しております。
新たに「クイックオン」ボタンを搭載。 「クイックオンボタン」を押すとスリープモードに入り、スリープモード中に再度「クイックオンボタン」を押すと、約一秒で高速起動し、撮影可能状態に戻ります。 撮りたい瞬間に素早く対応できるので、大事な場面も撮り逃す心配がありません。
撮影した映像は、同梱の映像管理ソフトウェア「Picture Motion Browser」を使用すれば、簡単に管理・閲覧することができます。 “ハンディカム”の進化にあわせ、「Picture Motion Browser」もより使いやすくなりました。
パソコンに保存した映像を月別・日別・時間別に表示できるカレンダービュー機能の他、動画のカット編集やハイビジョン画質のDVDディスク作成、ハイビジョンの高精細な映像から300万画素相当の静止画の切り出しにも対応しているため、撮影後の楽しみがより広がります。※8
HDDドライブを衝撃から守る「HDDスマートプロテクション」を搭載。
IEC(International Electrotechnical Commission:国際電気標準会議)に規定されている動画用広色域色空間の国際規格である「xvYCC」(「IEC61966-2-4」)に準拠した「x.v.Color」に対応しました。 ありのままの色により近い豊富な色彩でハイビジョン記録が可能です。例えば、南国の海の美しい青緑色や、花の鮮やかな赤色など、今まで記録できなかった色を残せるようになりました。 撮影した映像を「x.v.Color」対応の“ハンディカム”やブルーレイディスクレコーダー、液晶テレビ〈ブラビア〉※10などで再生することで、自然界に存在する物体色により忠実な色再現を楽しむことができます。
手ブレ補正機能には、画質劣化のない光学式手ブレ補正機能(アクティブレンズ方式)を搭載。 “ハンディカム”本体に内蔵のセンサーがブレを感知すると、レンズそのものが上下左右にシフトし、光軸を曲げることでブレを補正します。手ブレが起きやすい望遠撮影中や暗い場所での撮影でも、ブレを抑えた映像を撮影することができることに加え、静止画撮影時にも補正効果を発揮します。
【環境への配慮】
ソニーは環境に配慮し、限りある資源の有効活用による環境負荷低減のために、再生プラスチック材の採用を積極的に推進しています。
本機器に付属のハンディカムステーションの外装部分は、廃CDを配合した再生プラスチックを使用しています。 この再生プラスチックは、光ディスク製造工場の(株)ソニー・ミュージックマニュファクチュアリングで製造したポリカーボネート製CDの廃材を、独自技術と設備を用いて表面塗膜を剥離することで、新材と同等のポリカーボネートに再生した材料と、他の樹脂および添加剤をブレンドしたプラスチックです。 ソニーでは厳しい品質管理の下で、高品質な資源循環材を採用していきます。
型名 |
HDR-SR12 |
HDR-SR11 |
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イメージセンサー | 1/3.13型クリアビッドCMOSセンサー | ||
記録画素数 | 静止画 | 最大1020万画素相当(3,680×2,760、4:3時) | |
総画素数 | 566万画素 | ||
有効画素数 | 動画 | 381万画素 16:9時 | |
静止画 | 508万画素 4:3時 | ||
最低被写体照度 | 5ルクス(オートスローシャッターON、シャッタースピード1/30秒時)ナイトショット撮影時0ルクス | ||
レンズ(フィルター径) | カール ツァイス「バリオ・ゾナーT*」レンズ(37mm) | ||
ズーム | 動画 | 光学12倍 デジタル150倍 | |
静止画 | 光学12倍 | ||
F値 | F=1.8〜3.1 | ||
焦点距離(35mm換算) | f =4.9〜58.8 mm (40〜480mm、16:9時) | ||
手ブレ補正機能 | 光学式(アクティブレンズ方式) | ||
液晶モニター | 3.2型(16:9)、92.1万ドット、タッチパネル、エクストラファイン液晶 | ||
ビューファインダー | 0.27型(16:9)、12.3万ドット、ワイドカラー | ||
ナイトショット/スーパーナイトショット | スーパーナイトショット | ||
記録メディア | 動画 | 内蔵HDD 120GB/メモリースティック PROデュオ、メモリースティック PRO-HGデュオ(1GB以上推奨) |
内蔵HDD 60GB/メモリースティック PROデュオ、メモリースティック PRO-HGデュオ(1GB以上推奨) |
静止画 | 内蔵HDD、メモリースティック デュオ、メモリースティック PRO デュオ、メモリースティック PRO-HGデュオ | ||
静止画サイズ | 静止画モード時 | 1020万画素相当 4:3(3,680×2,760ドット) 760万画素相当 16:9(3,680×2,070ドット) 610万画素相当 4:3(2,848×2,136ドット) 190万画素相当 4:3(1,600×1,200ドット) 30万画素相当 4:3(640×480ドット) |
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動画撮影時 | 760万画素相当 16:9(3,680×2,070ドット) 570万画素相当 4:3(2,760×2,070ドット) |
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インテリジェントフラッシュ | ●(プリフラッシュ調光) | ||
HDMI出力 映像出力/S映像出力(別売AVケーブル使用/音声出力/D端子出力(D3/D1出力対応)/リモート |
HDMIミニコネクタ A/Vリモート端子 |
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本体質量 | 約570g | 約560g | |
撮影時総質量 | 約620g(NP-FH50使用時) 約650g(NP-FH60〈本体付属品〉使用時) 約670g(NP-FH70使用時) 約770g(NP-FH100使用時) |
約610g(NP-FH50使用時) 約640g(NP-FH60〈本体付属品〉使用時) 約660g(NP-FH70使用時) 約760g(NP-FH100使用時) |
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外形寸法 ※最大突起部含む(付属バッテリー装着時) |
幅83 × 高さ76 × 奥行138mm(幅83 × 高さ76 × 奥行138mm) | ||
基本バッテリーシステム | “インフォリチウム”Hシリーズ対応 | ||
連続撮影時間※11※ビューファインダーON時( )内は実撮影時間 | NP-FH50 (別売) 約1時間10分(約30分) NP-FH60 (付属) 約1時間30分(約40分) NP-FH70 (別売) 約2時間20分(約1時間10分) NP-FH100 (別売)約5時間40分(約2時間50分) |
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付属品 | ACアダプター、電源コード、リチャージャブルバッテリーパック(NP-FH60)、ハンディカムステーション、D端子A/Vケーブル、A/V接続ケーブル、USBケーブル、ワイヤレスリモコン(RMT-835)、CD-ROM(Windows(R)用ソフト「Picture Motion Browser」) |
HDVデジタルハイビジョン“ハンディカム”『HDR-HC9』 |
型 名 | 発売日 | 希望小売価格 |
HDVデジタルハイビジョン“ハンディカム”『HDR-HC9』 | 2月10日 | オープン価格 |
型名 |
HDR-HC9 |
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イメージセンサー | 1/2.9型クリアビッドCMOSセンサー | |
記録画素数 | 静止画 | 最大610万画素相当(2848×2136、4:3時) |
総画素数 | 320万画素 | |
有効画素数 | 動画 | 228万画素 16:9時 |
静止画 | 304万画素 4:3時 | |
最低被写体照度 | 5ルクス(オートスローシャッターON、シャッタースピード1/30秒時)ナイトショット撮影時0ルクス | |
レンズ(フィルター径) | カール ツァイス「バリオ・ゾナーT*」レンズ(37mm) | |
ズーム | 動画 | 光学10倍 デジタル20倍 |
静止画 | 光学10倍 | |
F値 | F=1.8〜2.9 | |
焦点距離(35mm換算) | f = 5.4〜54 mm (40〜400mm、16:9時) | |
手ブレ補正機能 | アクティブレンズ方式(光学式) | |
液晶モニター | 2.7型(16:9)、21.1万ドット、タッチパネル、クリアフォト液晶プラス | |
ナイトショット/スーパーナイトショット | スーパーナイトショット | |
記録メディア | 動画 | ミニDVテープ |
静止画 | メモリースティック デュオ、メモリースティック PRO デュオ、メモリースティック PRO-HG デュオ | |
静止画サイズ | 静止画モード時 | 610万画素相当 4:3(2,848×2,136ドット) 460万画素相当 16:9(2,848×1,602ドット) 310万画素相当 4:3(2,048×1,536ドット) 30万画素相当 4:3(640×480ドット) |
動画撮影時 | 460万画素相当 16:9(2,848×1,602ドット) 340万画素相当 4:3(2,136×1,602ドット) |
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デジタルエフェクト | シネマチックエフェクト、スチル、フラッシュ(スローモーション)、トレイル、オールドムービー、切 | |
ピクチャーエフェクト | ソフトスキントーン、ネガアート、セピア、モノトーン、ソラリ、パステル、モザイク、切 | |
フェーダー | ホワイト、ブラック、モザイク、モノトーン | |
インテリジェントフラッシュ | ●(プリフラッシュ調光) | |
HDMI出力 コンポーネント出力 マルチAV出力 HDV/DV入出力 |
HDMIコネクタ 特殊D端子(D3/D1対応) マルチA/V出力端子 i.LINK(4ピン) |
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本体質量 | 約550g | |
撮影時総質量 | 約620g(NP-FH50使用時) 約650g(NP-FH60<本体付属品>使用時) 約670g(NP-FH70使用時) 約770g(NP-FH100使用時) |
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外形寸法 ※最大突起部含む(付属バッテリー装着時) |
幅82 × 高さ82 × 奥行138mm(幅82 × 高さ82 × 奥行138mm) | |
基本バッテリーシステム | “インフォリチウム”Hシリーズ対応 | |
連続撮影時間※11 液晶バックライトON時( )内は実撮影時間 |
NP-FH50 (別売) 約1時間10分(約40分) NP-FH60 (付属) 約1時間30分(約50分) NP-FH70 (別売) 約2時間30分(約1時間20分) NP-FH100 (別売)約5時間45分 (約3時間05分) |
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付属品 | ACアダプター、電源コード、リチャージャブルバッテリーパック(NP-FH60)、特殊D端子コンポーネントビデオケーブル、A/V接続ケーブル、USBケーブル、i.LINKケーブル、ワイヤレスリモコン(RMT-835)、CD-ROM(Windows(R)用ソフト「Picture Motion Browser」、レンズフード |
なお、今回の新商品は、銀座・ソニーショールーム、お台場・ソニースタイルショールーム、大阪・ ソニースタイルストアにて、1月18日(金)より先行展示を行います。
ソニーマーケティング(株) お客様ご相談センター
TEL 0570-00-3311(ナビダイヤル)、03-5448-3311(携帯電話・PHSの場合)
受付時間 月〜金 9:00〜18:00(土・日・祝日および年末年始を除く)