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2008年6月17日

新商品

“省エネナンバーワン”※1のデジタル液晶テレビ〈ブラビア〉JE1シリーズ発売
省エネ基準達成率232%、消費電力89Wを実現

液晶テレビ〈ブラビア〉「KDL-32JE1」(左からシルバー、シャンパンゴールド)
SONY 液晶テレビ〈ブラビア〉「KDL-32JE1」
(左からシルバー、シャンパンゴールド)

ソニーは、32V型デジタル液晶テレビとして業界ナンバーワン※1の省エネ性能を実現した、〈ブラビア〉「KDL-32JE1」を発売します。本機では、バックライトの発光効率および光学フィルムの光透過率を高めることで、省エネ基準達成率※2(232%)、年間消費電力量※3(86kWh/年)および消費電力※4(89W)のいずれにおいても業界最高の数値を実現しました。

型 名 発売日 希望小売価格
地上・BS・110度CSデジタルハイビジョン液晶テレビ
〈ブラビア〉JE1シリーズ『KDL-32JE1』(32V型)
7月30日 オープン価格

当社では、現在発売中の32V型デジタル液晶テレビ〈ブラビア〉「KDL-32J1」においても業界トップクラスの省エネ性能を実現し、年間消費電力量115kWh/年、省エネ基準達成率173%を達成、“省エネ5つ星”の評価を受けています。今回発表する「KDL-32JE1」においては、年間消費電力量を86kWh/年に抑え、省エネ基準達成率は232%を達成、“省エネ5つ星”の基準となる164%を大きく上回っています。同様に、消費電力に関しても、業界トップクラスであった「KDL-32J1」の134Wから、「KDL-32JE1」では89Wへと大幅な削減に成功しています。

また、「KDL-32JE1」からは、当社が業界に先駆けて導入したテレビにおける自社循環プラスチック材料の使用をさらに進展させ、自社で製造する液晶テレビ向け光学フィルム用のプラスチック材料のリサイクルを新たに開始しました。弊社では、省エネ(視聴時の電力消費の低減)と省資源(製造時の新規材料使用の削減)の両面から、テレビに起因する環境負荷の低減に一層の努力をしてまいります。

今後当社では、環境配慮商品の内容をお知らせする目印として環境配慮商品ロゴマークを新たに導入し、カタログ、WEB等への表示を「KDL-32JE1」より開始します。

※1
2008年6月17日現在、日本国内で発売されている32V型デジタル液晶テレビにおいて。
※2
省エネ法に基づいて製品区分ごとに定められた年間消費電力量の基準値に対する達成率を表す数値。同法に定められた32V型同区分の液晶テレビでは、年間消費電力量200kWh/年が100%に相当。達成率100%であれば省エネ基準を達成していることを表し、数値が大きいほど省エネ性能が高いことを示す。文中の数値は、2008年度基準に対する評価。
※3
省エネ法に基づいて1日当たりの平均視聴時間4.5時間を基準に算出した1年間に使用する電力量。スタンダードモードでの測定値。
※4
電気用品安全法により決められた測定法にて測定した電力。テレビ使用時に消費される電力の最大に近い値を示す数値。


主な特長(詳細)

  1. 業界ナンバーワン※1の省エネ性能

「KDL-32JE1」では、バックライトシステムの発光効率および光学フィルムの光透過率を高めることによって、従来の液晶テレビと比較して省エネ性能を大幅に進化させることが出来ました。この結果「KDL-32JE1」では、省エネ基準達成率・消費電力・年間消費電力量など、省エネ性能を示すいずれの数値においても業界ナンバーワン※1の数値が実現されています。
具体的には、発光効率の高い蛍光管を従来よりも低い電圧で光らせ、さらに光透過率の高い光学フィルムを使用することで、従来のモデルと同等の同じ明るさを維持しつつ、省エネ性能を向上させています。この結果、省エネ基準達成率は、“省エネ5つ星”の基準となる164%を大きく上回る232%を実現しています。

省エネナンバーワンの性能を実現した仕組み
  1. リサイクル材使用の拡大

弊社は、業界で初めて※5テレビ用難燃性プラスチック素材の自社循環の仕組みを実用化し、2008年春に発売した液晶テレビ〈ブラビア〉のF1/V1/J1の3シリーズ9機種の商品から、過去にソニーが発売した〈トリニトロン〉カラーテレビの一部プラスチック部品や、テレビの製造過程で発生する発泡スチロール廃材を再生し、〈ブラビア〉の一部部品に使用する取り組みを開始しました。
加えて「KDL-32JE1」では、液晶テレビに使用する光学フィルム製造過程で発生する廃棄材料を〈ブラビア〉の部品用に再生する、新たな自社循環素材の採用も開始しました。自社循環材を使用した場合、新材を使用した場合と比較して製造段階のCO2発生量を約40%削減することができます。これらの自社循環材と、外部からの再生プラスチック材料とを合わせて、リサイクル材の使用がさらに拡大しています。

※5
2007年12月4日ソニー株式会社プレスリリース時点。
リサイクル材の活用
  1. 高画質・操作性・デザインの継承

「KDL-32JE1」では、上記のような環境性能の実現に加えて、〈ブラビア〉のもつ優れた画質・操作性・デザインも踏襲されており、具体的には2008年春に発売したJ1シリーズの32V型機種「KDL-32J1」と同様の機能を搭載しています。

ブラビアエンジン2、24p True Cinema 高画質
「KDL-32JE1」では、ソニー独自の画質エンジン「ブラビアエンジン2」によって、シーンに応じた最適な映像表現が可能となっています。また、映画の質感を忠実に再現する映画鑑賞用の画質モード「シネマ」やフィルム映画の毎秒24コマ映像を同じ映り方で再現する「24p True Cinema」など、映画の鑑賞に適した機能を搭載しています。

ブラビアリンク、ブラビアリンク メニュー対応、おき楽リモコン 操作性
「KDL-32JE1」には、ソニーが業界で初めて採用した2.4GHz無線通信採用の「おき楽リモコン」が同梱されています。また、〈ブラビア〉と他の機器をHDMIケーブルで接続して機器間の連携操作を可能とする機能「ブラビアリンク」にも対応しています。「おき楽リモコン」で、「KDL-32JE1」とHDMIケーブルで接続された「ブラビアリンク」、及び「ブラビアリンク」メニュー対応機器を操作することで、簡単・快適な操作でハイビジョンコンテンツをお楽しみいただくことが可能となります※6

※6
〈ブラビア〉のリモコンで全ての操作ができるわけではありません。

デザイン
「KDL-32JE1」では、〈ブラビア〉J1シリーズと同じく、画面の下に透明な空間を設け、また本体とスタンドの接合部もスリムにすることで、正面から見たときのたたずまいを軽やかに見せるデザインを採用しています。本体色は、プレミアム感のある光沢塗装を施した、シルバーとシャンパンゴールドの2色を揃えています。


なお、本日発表の〈ブラビア〉「KDL-32JE1」を6月17日より東京では銀座・ソニービル、お台場・メディアージュ内のソニースタイルショールームおよび大阪梅田・ハービスエント内のソニースタイルストアにて、一般向けに先行展示いたします。


<ご参考:ブラウン管テレビから液晶テレビへの買い替えに伴う省エネの効果>

ブラウン管テレビを中心としたアナログ放送対応のテレビから、地上デジタル放送対応の薄型テレビへの買い替えが進む一方で、テレビの省エネ性能も進化を続けています。
次に掲げる表は、「KDL-32JE1」の省エネ性能を、液晶テレビ〈ブラビア〉第1号機の同等機種「KDL-32S/V1000」および、2000年に発売された〈トリニトロン〉カラーテレビ「KV-32DRX7」の省エネ性能と比較したものです。

  新製品
液晶テレビ〈ブラビア〉
「KDL-32JE1」
(2008年7月発売予定)

液晶テレビ〈ブラビア〉1号機
「KDL-32S/V1000」
(2005年10月発売)

〈トリニトロン〉カラーテレビ
「KV-32DRX7」
(2000年6月発売)
消費電力(W) 89W 150W 220W
年間消費電力量(kWh/年) 86kWh/年 194kWh/年 280kWh/年
年間CO2排出量(kg)※7 35kg 79kg 114kg
年間電気代(円)※9 1,892円 4,268円 6,160円

消費電力:89W
2000年に発売された32V型の〈トリニトロン〉カラーテレビでは220Wあった消費電力が、「KDL-32JE1」では89Wまで低減されています。

CO2排出量の削減
年間消費電力量の低減に伴って、テレビ使用時の電力消費によって発生するCO2の排出量も削減されます。2000年発売の〈トリニトロン〉カラーテレビ「KV-32DRX7」のCO2年間排出量が約114キログラムであったのに対して、「KDL-32JE1」では約35キログラムまで減少し、年間で約79キログラム※7削減されます。これは杉の木5.6本分※8が1年間に吸収する量に相当します。

※7
CO2換算係数:0.41kg・CO2/kWh(電気事業における環境行動計画2007電気事業連合会)
※8
杉の木換算:平均数約14kg/年。環境省/林野庁資料より。

年間電気代:1,892円
2000年発売の〈トリニトロン〉カラーテレビの年間消費電力量は280kWh/年でしたが、「KDL-32JE1」では86kWh/年となり、約3分の1に低減されました。この結果、〈トリニトロン〉カラーテレビでは6,160円かかっていた年間電気代※9が、「KDL-32JE1」では年間1,892円となり、1年間で4,268円の節約につながります。

※9
1kWhあたり22円(税込み)((社)全国家庭電気製品公正取引協議会新電力料金目安単位)として算出。

主な仕様


『KDL-32JE1』
画面サイズ 32V型
パネル解像度
(画素:水平×垂直)
WXGA(水平1,366×垂直768)
視野角*1 上下左右 178度
コントラスト比*2 2500:1
有効画面寸法 69.8×39.2cm(幅×高) 80.0cm(対角径)
入力対応信号 1080p、1080i、720p、480p、480i
受信チャンネル VHF:1〜12ch、UHF:13〜62ch、CATV:C13〜C63
地上デジタル放送チャンネル、
BSデジタル放送チャンネル、110度CSデジタル放送チャンネル
映像部 地上・BS・110度CSデジタルチューナー/地上アナログチューナー、
ブラビアエンジン2、24p True Cinema
音声部 実用最大出力10W+10W(JEITA)
入出力端子 HDMI入力端子:2系統2端子(背面:2系統2端子)
コンポーネント入力端子:2系統2端子(D5映像入力端子:2系統2端子)
ビデオ入力端子:3系統3端子(S2映像入力端子:1系統1端子)(側面:1系統1端子、背面:2系統2端子)
PC入力端子(D-sub15ピン):1系統1端子
PC音声入力端子(ステレオミニ):1系統1端子
デジタル放送/ビデオ出力端子:1系統1端子(S2映像出力端子:1系統1端子)
光デジタル音声出力端子(AAC/PCM出力):1系統1端子
音声出力端子:1系統1端子
AVマウス出力端子:1端子
ヘッドホン端子(ステレオミニジャック):1端子
電話回線端子(モデム内蔵)最大2400bps:1端子
LAN端子(10BASE-T/100BASE-TX):1端子
消費電力(待機時) 89W(0.15W)
年間消費電力量*3 86kWh/年
質量(スタンド含む) 13.0kg(15.5kg)
外形寸法(スタンド除く) 79.4×54.0×9.9cm(幅×高さ×奥行)
外形寸法(スタンド含む) 79.4×57.7×24.2cm(幅×高さ×奥行)
付属品 おき楽リモコン『RMF-JD004』・シンプルリモコン『RM-JD017』、転倒防止用ベルト、
VHF/UHF用アンテナ接続ケーブル(2.5m)、B-CASカード、
乾電池(単4×2)・乾電池(単3×2)、取扱説明書、保証書など
*1
JEITA規格準拠(コントラスト比10:1)。
*2
液晶テレビとして。
*3
スタンダード

関連情報

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