2009年1月19日
2009年2月17日改訂
2009年4月16日改訂
2009年6月8日改訂
新商品
〜人感センサーや主電源スイッチなどの新たな省エネ機能も搭載〜
ソニーは、消費電力を従来比約40%削減した業界最高の省エネ性能を実現する新開発のバックライト、お客さまの節電をサポートする「人感センサー」や「主電源スイッチ」 など独自の省エネ機能を採用した、大型フルHDパネル搭載の液晶テレビ〈ブラビア〉 V5シリーズ(46V型および40V型の2機種)を発売します。
型名 | 発売日 | 希望小売価格 |
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地上・BS・110度CSデジタルハイビジョン液晶テレビ 〈ブラビア〉V5シリーズ 『KDL-46V5』(46V型) 『KDL-40V5』(40V型) |
2月20日 | オープン価格 |
V5シリーズでは、次のような新たな省エネ技術・機能により、〈ブラビア〉の高画質技術を搭載しながら、大型テレビにおいて圧倒的な省エネ性能を実現しています。
<新たな省エネ技術・省エネ機能>
「KDL-46V5」では、省エネ基準達成率225%※6を実現し、当社の従来機種と比べた場合、消費電力は約40%削減されており、年間電気代※7を約1,232円節約することが可能です。
ソニーは、従来の液晶テレビのバックライトに使用されていたCCFL※8と比べて光量が多く、発光効率の高いHCFLを細管化し、液晶テレビのバックライトに応用しました。
HCFLは、その電極構造から管径を細くすることが難しく、細管型HCFLの液晶テレビのバックライトへの応用は、これまで実現されていませんでした。
ソニーは、<トリニトロン>カラーテレビの部品製造の開発で培った技術を活用し、またHCFL用に二重らせん構造の電極を開発することで、外径約4mmという従来は難しかった細管化を実現しました。
HCFLの採用により、高い発光効率を保ちながら、従来使用していたCCFLと比べて大幅な消費電力の削減を実現しています。V5シリーズの消費電力は、CCFLを採用した同機と同等の従来機種であるV1シリーズと比べて約40%削減されています。
人の動きを感知し、映像のオン・オフを自動で切り替える「人感センサー」や電源コードを抜かなくてもスイッチひとつで電力をほぼ0Wに抑えることができる「主電源スイッチ」を新たに搭載するなど豊富な省エネ機能を揃え、お客さまのライフスタイルに合わせた使い方が可能です。
また、V5シリーズでは、新たにこれらの省エネ機能を〈ブラビア〉のユーザーインターフェースであるXMB(クロス・メディア・バー)上に、まとめて表示されるため、より簡単に節電のための各種設定を行うことが可能になりました。
V5シリーズでは、〈ブラビア〉画面下の中央部分に設置されているセンサーが、特定範囲内※9で人の動きを感知し、〈ブラビア〉の映像を通常の視聴状態・消画状態※10・スタンバイ状態※11に段階的に切り替えます。
具体的には通常の視聴状態において、人感センサーが一定の時間※12人の動きがないことを感知すると、映像が自動的に消画状態に切り替わり、
さらにその後30分間人の動きがないと認識した場合には、自動的にスタンバイ状態へと切り替わります。
例えば、リビングルームでテレビを観ている人が、家事のためにわずかな時間だけキッチンに立ったりする時など、思いがけない用事でテレビの前から離れる時も、「人感センサー」を使用することでこまめに節電し、またテレビの消し忘れを防止することが可能です。(通常の視聴状態と消画状態を比較した場合、消費電力は約50%削減※13されています。)
V5シリーズでは、今回新たに「主電源スイッチ」を搭載しました。
従来は、テレビ本体の電源を切っても電源コードを差した状態であれば、微弱な電流が流れていました。V5シリーズにおいても、電源コードを差した状態では通常約0.06Wの電力がかかりますが、「主電源スイッチ」で電源を切ると、電源コードを抜かなくてもスイッチひとつで手軽に電力をほぼ0Wに抑えることが可能です。
部屋の明るさに合わせて、画面の明るさを自動的に調整します。見やすい明るさに調整し、消費電力を自動的に抑えます※14。
「消費電力」メニューを設定(標準、減(明)、減(暗)、減(消画))すると、映像の明るさを抑えて、消費電力を削減します。
何も操作せずに一定の時間(1、2、3時間)が経つと、自動的にスタンバイになります。
消し忘れを防ぎ、消費電力を抑えることが可能です※14。
パソコン接続時に30秒以上信号を検出しないと、電源をスタンバイにします。
また、信号を検知すると電源が自動的にオンになります※14。
視聴中、どれだけ節電できているかの目安を画面に表示します。
ソニーは、業界で初めて※15テレビ用難燃性プラスチック素材の自社循環の仕組みを実用化し、2008年春に発売した〈ブラビア〉から、過去にソニーが発売した<トリニトロン>カラーテレビの一部プラスチック部品や、テレビの製造過程で発生する発泡スチロール廃材を再生し、〈ブラビア〉の一部部品に使用する取り組みを行っています。
今回発売するV5シリーズについても、全機種で一部の部品に自社循環材を使用しています。
V5 シリーズには、ソニー独自の倍速技術「モーションフロー120Hz」と高画質回路「ブラビアエンジン2」が搭載されており、滑らかでノイズの少ない映像を再現することが可能です。また、ソニーが業界で初めて採用した2.4GHz無線通信採用の「おき楽リモコン」と機器間連携機能「ブラビアリンク」を組み合わせることにより、簡単・快適な操作を実現しています。
モーションフロー120Hz
ソニー独自技術「モーションフロー120Hz」は、1秒間60コマ、あるいは24コマで撮影された映像に対して、映像と映像の間に新規映像を作り出すことで、液晶テレビ特有の残像感を低減し、映画やスポーツの動きをくっきりなめらかに映し出す独自技術です。
さらに「モーションフロー120Hz」では、撮影時に生じた映像の「ぼやけ」を検知・補正する技術(IBリダクション機能)も搭載しており、元の映像の「ぼやけ」を補正したクリアな映像をもとに補完処理を行うため、よりくっきりした映像を再現することができます。
ブラビアエンジン2
「ブラビアエンジン2」は「ブラビアエンジン」をベースとして進化したソニー独自の画質エンジンです。シーンごとの動きや明るさに応じて、ノイズ低減をコントロールすることができ、動きの少ない映像ではランダムノイズをメインに低減。また暗いシーンではシャープネスを押さえることによって、ノイズ低減を実現します。さらに被写体の動きと映像のノイズを独自のアルゴリズムで分離して処理を行うため、ノイズを除去しても残像感が発生しにくい、効果的なノイズリダクションが可能です。
V5シリーズには、ソニーが業界で初めて採用した2.4GHz無線通信採用の「おき楽リモコン」が同梱されています。
また、〈ブラビア〉と他の機器をHDMIケーブルで接続して機器間の連携操作を可能とする機能「ブラビアリンク」にも対応しています。
「おき楽リモコン」で、V5シリーズとHDMIケーブルで接続された「ブラビアリンク」、および「ブラビアリンク」リンクメニュー対応機器を操作することで、簡単・快適な操作でハイビジョンコンテンツをお楽しみいただくことが可能となります※16。
V5シリーズは、画面の浮遊感を感じさせるデザインを採用しています。本体色は、落ち着いたリビングルームに合うホワイトとブラックの2色を揃え、気品ある佇まいを演出しています。省エネ性能の高いテレビとして、リビングルームに溶け込む温かみや柔らかさを感じさせるホワイトを採用し、背面やスタンドまでも同系色で統一しています。
なお、本日発表の〈ブラビア〉V5シリーズを1月20日より東京・銀座のソニービルおよび大阪・梅田のハービスエント内ソニースタイル大阪にて、また1月21日より東京・お台場のメディアージュ内ソニースタイルショールームにて、一般向けに先行展示いたします。
<ご参考:〈ブラビア〉の低消費電力化の推移>
ブラウン管テレビを中心としたアナログ放送対応のテレビから、地上デジタル放送対応の薄型テレビへの買い替えが進む一方で、テレビの省エネ性能も進化を続けています。
次に掲げる表は、「KDL-46V5」の省エネ性能を、液晶テレビ〈ブラビア〉の同等機種「KDL-46V1」、「KDL-46W5000」および、2000年に発売された<トリニトロン>カラーテレビ「KD-36HD700」の省エネ性能と比較し、〈ブラビア〉の低消費電力化への推移を示したものです。
新製品 液晶テレビ 〈ブラビア〉 「KDL-46V5」 2009年2月 発売予定 |
従来機種
液晶テレビ 〈ブラビア〉 「KDL-46V1」 2008年3月 発売 |
従来機種
液晶テレビ 〈ブラビア〉 「KDL-46W5000」 2007年11月 発売 |
<トリニトロン> カラーテレビ 「KD-36HD700」 2000年11月 発売 |
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消費電力(W) | 153W | 263W | 285W | 275W |
年間消費電力量(kWh/年)※17 | 157kWh/年 | 213kWh/年 | 264kWh/年 | 356kWh/年 |
年間電気代(円) | 3,454円 | 4,686円 | 5,808円 | 7,832円 |
年間CO2排出量(kg)※18 | 64kg | 87kg | 108kg | 145kg |
2000年に発売された36V型の<トリニトロン>カラーテレビ「KD-36HD700」では275Wあった消費電力が、「KDL-46V5」では153Wまで低減されています。同等の従来機種〈ブラビア〉「KDL-46V1」と比較しても、約40%の大幅な削減が実現されています。
2000年発売の<トリニトロン>カラーテレビ「KD-36HD700」の年間消費電力量は、356kWh/年でしたが、「KDL-46V5」では157kWh/年となり、約2分の1に低減されました。
この結果、<トリニトロン>カラーテレビでは7,832円かかっていた年間電気代が、「KDL-46V5」では年間3,454円となり、1年間で4,378円の節約につながります。
年間消費電力量の低減に伴って、テレビ使用時の電力消費によって発生するCO2の排出量も削減されます。2000年発売の<トリニトロン>カラーテレビ「KD-36HD700」のCO2年間排出量が約145キログラムであったのに対して、「KDL-46V5」では約64キログラムまで減少し、年間で約81キログラム削減されます。これは杉の木5.7本分※19が1年間に吸収する量に相当します。
型名 | 『KDL-46V5』 | 『KDL-40V5』 | ||
画面サイズ | 46V型 | 40V型 | ||
パネル解像度 (画素:水平×垂直) |
フルHD (水平1,920×垂直1,080) |
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視野角※1 | 上下左右 178度 | |||
コントラスト比※2 | 3,000:1 | |||
有効画面寸法 | 101.8×57.3cm(幅×高さ)116.8cm(対角径) | 88.6×49.8cm(幅×高さ)101.6cm(対角径) | ||
入力対応信号 | 1080p、1080i、720p、480p、480i | |||
受信チャンネル | VHF:1〜12ch、UHF:13〜62ch、CATV:C13〜C63 地上デジタル放送チャンネル、BSデジタル放送チャンネル、 110度CSデジタル放送チャンネル |
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映像部 | 地上・BS・110度CSデジタルチューナー/地上アナログチューナー、 ブラビアエンジン2、モーションフロー120Hz、24p True Cinema |
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音声部 | 実用最大出力10W+10W (JEITA) |
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入出力端子 | HDMI入力端子:3端子(背面:2端子 側面:1端子) ビデオ入力端子:2端子(背面:1端子、側面:1端子) Sビデオ入力端子:1端子(背面:1端子) PC入力端子(D-sub15ピン):1端子(背面:1端子) PC音声入力端子(ステレオミニ):1端子(背面:1端子) HDMI1入力のアナログ音声兼用 デジタル放送/ビデオ出力端子:1端子(背面:1端子) 光デジタル音声出力端子(AAC / PCM / AC3出力):1端子(背面:1端子) ヘッドフォン出力端子:1端子(側面:1端子) 電話回線端子(モデム内蔵)最大2400bps:1端子(側面:1端子) LAN端子(10BASE-T/100BASE-TX):1端子(側面:1端子) コンポーネント入力端子×1(D5端子 背面:1) |
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消費電力(待機時) | 153W(0.12W) | 129W(0.12W) | ||
年間消費電力量※3 | 157kWh/年 | 138kWh/年 | ||
省エネ基準達成率 | 225% | 218% | ||
質量(スタンド含む) | 23.0kg(26.3kg) | 17.5kg(20.2kg) | ||
外形寸法(スタンド除く) | 112.3×72.5×10.7cm(幅×高さ×奥行) | 98.7×63.8×10.4cm(幅×高さ×奥行) | ||
外形寸法(スタンド含む) | 112.3×77.2×33.0cm(幅×高さ×奥行) | 98.7×68.6×30.3cm(幅×高さ×奥行) | ||
付属品 | おき楽リモコン『RMF-JD005』、転倒防止用ベルト、VHF/UHF用アンテナ接続ケーブル(2.5m)、B-CASカード、乾電池(単4×2)、取扱説明書、保証書など | |||
別売アクセサリー | 『SU-WL500』 既発売(70V/55V/52V/46V/40V/32V型用壁掛ユニット) 希望小売価格 26,250円(税抜価格 25,000円) 『SU-FL71M』 既発売(46V/40V/32V型用フロアスタンド) 希望小売価格 49,350円(税抜価格 47,000円) 『SU-BX71M』 既発売(55V/52V/46V/40V/32V型用キャビネット) 希望小売価格 27,300円(税抜価格 26,000円) ※SU-FL71Mと組み合わせて使用 |
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