2009年5月20日
新商品
〜 登録から配信までのトータルソリューションをソニーが提供 〜
ソニーは、動画や静止画ファイル、ドキュメントファイルなどの多様なコンテンツの登録・管理・配信までを一元的にサポートする、法人向けのコンテンツ管理配信システム“OPSIGATE”を発売します。
コンテンツのデジタル化や高精細な映像を手軽に撮影できる機器の普及に伴い、撮影した大量のコンテンツの管理や配信を効率的におこなえるシステムへのニーズが高まっています。
“OPSIGATE”は、動画や各種ファイルの取り込み、登録されたコンテンツの管理、メタデータによる簡単検索、IPネットワーク経由でのコンテンツの配信、必要なコンテンツのダウンロードなどの機能をトータルサポートするコンテンツ管理配信システムです。※1これにより、これまで行っていたDVDやVHSを制作するコストや配送コスト、衛星を利用した場合の通信コストを削減できるほか、ユーザー管理/アクセス管理によるセキュリティーの強化、テープ等の保管に要していたスペースの削減などが図られます。さらに、ネットワーク経由でリアルタイムに効果的な情報共有が可能となります。
今後、情報共有ネットワークを強化していく企業や教育機関、制作会社などを中心に、提案してまいります。
なお、“OPSIGATE”は、既に立命館大学様で学内研究素材の共有用途に、また、花王株式会社様ではマーケティングツール用動画コンテンツの社内共有の実証試験用途にご利用頂いております。
型名 | 発売日 |
---|---|
コンテンツ管理配信システム“OPSIGATE” (アプリケーションソフトウェア『CMDS-100』 + コンテンツ管理用サーバー) |
5月20日 |
ソニーは、“OPSIGATE”を開発したことで、撮影・編集機材も含めて、コンテンツ制作からコンテンツ管理・配信・保守に至るまで、コンテンツ全般に関するトータルソリューションを提供し、お客様のあらゆるニーズにお応えしてまいります。
ネットワーク経由で簡単にコンテンツを登録・管理・配信
“OPSIGATE”の導入で、ユーザーはネットワーク経由で、動画、静止画、ドキュメントファイルなど多様なコンテンツを登録し、管理、共有、配信することが可能となります。 サーバーアプリケーションのため、各ユーザーのパソコンに専用のアプリケーションをインストールする必要はなく、汎用webブラウザ経由で社内のどこからでも操作することができます。
管理者は、ユーザーIDとパスワードによるログイン認証で、 “コンテンツマネージャー”の画面にアクセスし、簡単な操作でコンテンツの登録や管理を行うことができます。
“コンテンツマネージャー”の特長
汎用ファイル(動画、静止画やドキュメント)をはじめ、業務用カメラで撮影されたMXFやMP4などのファイル※2をファイル形式を変更することなく、登録することが可能。
また、オプションの追加※3によって、テープ素材、カメラの映像やノンリニア編集機からの取り込みを実現。
素早く動画コンテンツの内容を確認するための低解像度プレビューファイルを自動生成。
コンテンツ取込みの際に、シーン切り替わりポイントを検出し、各ポイントのサムネイルを自動生成。
メタデータ(コンテンツの属性情報)は、管理者が「タイトル」「作成日時」「テープID」などのプリセット項目から必要なものを選択できるほか、自由に編集・追加することが可能。
例えば、学校関連のお客様が「講義日」「授業名」「講師名」などの項目を新たに追加するなど、各業界やお客様固有の管理項目に合わせて自由に設定することができます。また、各項目の入力内容を、プルダウン選択方式に設定できるなど、入力作業の簡素化も可能です。
カット編集や静止画切り出しなどの簡易編集、コンテンツ同士の紐付け管理機能なども搭載。Microsoft® Officeファイルの検索は、ファイル内テキストの全文を検索対象とす る「全文検索」に対応。
閲覧者は、ユーザーIDとパスワードによるログイン認証で、 “コンテンツブラウザー”というWEBブラウザー上の画面にアクセスし、コンテンツを検索・閲覧することができます。
“コンテンツブラウザー”の特長
メタデータによる検索で、目的のコンテンツを簡単に見つけ出すことが可能。
また、検索された動画コンテンツは、低解像度プレビューファイルによりコンテンツの内容を素早く確認することが可能。
メタデータで入力したテキストをプレビュー画面上に表示させる「テロップ表示」、必要なポイントだけを再生させる「ダイジェスト再生」、任意の再生位置のURLを取得できる「Get URL」など、便利な機能を搭載。
お客様の使用用途に合わせて豊富なオプションをご用意しました。
<オプション例>(2009年5月時点。オプションは今後順次追加を予定しております)
「インジェストオプション」(別売)を追加することで、テープやカメラから”OPSIGATE”へ映像を取り込むことが可能です。
SD-SDI、HD-SDI、i-Link、S-Video、コンポジットのビデオ入力をMpeg-2データ形式に変換して“OPSIGATE”に登録します。
「モニター再生オプション」(別売)を追加することで、“OPSIGATE”からデジタルサイネージプレーヤー『VSP-NS7』に直接ビデオ再生の指示が可能です。複数コンテンツの再生順序を指定し、時間指定再生やループ再生が可能です。例えば、金融機関などの支店や店舗のモニターに配信して、セミナー開催時に映像活用したり、商品紹介映像を流してPRに活用したりすることが可能です。
「ディスク制作オプション」(別売)を追加することで、“OPSIGATE”からコンテンツを指定し、ディスクパブリッシャーへ転送指示をかけて、DVDビデオやデータディスクを作成することが可能です。
「シンクロナイズオプション」(別売)を追加することで、複数の“OPSIGATE”間で、公開指定されたコンテンツやメタデータを同期することが可能です。例えば、コンテンツを提携先機関や、系列グループ内で共有する際などに便利です。
「ノンリニア編集機連携オプション」(別売)を追加することで、ノンリニア編集機のGUI画面より直接コンテンツ管理用サーバーへの登録が可能です。更に、コンテンツ管理用サーバーからコンテンツを受け取ることも可能です。ノンリニア編集機に“OPSIGATE”連携専用のプラグインソフト(オプション製品)をインストールします。プラグインソフトは2009年夏より順次発売予定です。
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