ソニーは、頭部に装着することで、映画館クラスの迫力ある仮想ワイドスクリーン(750型相当※1)が目の前に広がるヘッドマウントディスプレイ“Personal 3D Viewer”の新モデル『HMZ-T2』を発売します。従来モデルで搭載したソニー製HD有機ELパネルによる高品位な映像や、ソニー独自技術による5.1chバーチャルサラウンドに加え、新たに好みのヘッドホンでも5.1chサラウンドを楽しめるなど、音と映像の臨場感を高めるための進化を実現しました。
型名 | 発売日 | 価格 |
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ヘッドマウントディスプレイ『HMZ-T2』 | 10月13日 | オープン価格 |
本機の音の進化としては、高音質なヘッドホンを同梱したほか、ヘッドホンを交換可能な構造にすることで、お好みのヘッドホンでも5.1chバーチャルサラウンドをお楽しみいただけるようになりました。映像の進化としては、映画館のフィルム独特の味わいを再現できる「24p True Cinema」や、ゲームなどの動きの速いシーンでも残像感の少ないくっきりとした映像を再現するパネルドライブモード「クリア」を搭載しました。また、従来比20%以上の軽量化を実現するとともに、新ヘッドバンド機構により装着感を向上。さらに、外部からの光を遮断するライトシールドも進化させ、より高い遮光性を実現しました。
昨年11月の発売以来、当社の予想を大きく上回る反響をいただいたヘッドマウントディスプレイ『HMZ-T1』において、ソニーからはご家庭で映画館のプレミアムシートから鑑賞するような臨場感ある体験を提案してきました。今後は本機を通じて、より高品位な映像と音がもたらす新たな感動と、まるで映画館にいるような深い“没入感”の楽しみを提案していきます。
本機には直径13.5mmドライバーユニットを採用した密閉型バーティカル・イン・ザ・イヤー方式ヘッドホンを同梱し、優れた装着性とクリアな音で、5.1chバーチャルサラウンドをお楽しみいただけます。さらにヘッドホンが交換可能な新構造を採用することで、音の好みや視聴コンテンツなどに合わせてさまざまなヘッドホンもお使いいただけます。“インナーイヤー”か“オーバーヘッド”のヘッドホンタイプに応じたバーチャルサラウンドの設定に切り替えられるため、さまざまなタイプのヘッドホンで5.1chバーチャルサラウンドをお楽しみいただけます。
フィルム映画は毎秒24コマで撮影されるため、毎秒60コマ表示にしか対応していない従来のディスプレイでは、映画制作者の意図する映像を忠実に再現することはできませんでした。「24p True Cinema」は、フィルム映画と同じ毎秒24コマで動きを再現し、映画館でしか味わえなかったフィルム映画独特の映像を楽しむことができます。
HD有機ELパネルの動画応答性を活かし、パネルの発光時間の制御を行うことにより、動きの速いゲームやスポーツ、アクション映画などのコンテンツでも、残像感の少ないくっきりとした映像を映し出すことができます。
従来より約90gの軽量化を実現。より快適な装着感で、長時間お楽しみいただけます。
コンテンツの視聴時に上部、下部の隙間から周囲の光が入ってくることを防ぐための「ライトシールド」を改良し遮光性を向上、より深い没入感の中で映像をお楽しみいただけます。また、本機を頭に固定させるヘッドパッドは、サイズの最適化に加えグリップ感を向上させた素材を採用することで、安定感を大幅に向上させました。加えて、ヘッドパッドには位置調節機能を持たせ、顔の形やメガネに合わせて、柔軟に調整することが可能です。
光学レンズの特性を考慮した「新エンハンスフィルター」と、有機ELの性能を引き出す「色変換マトリクスエンジン」をベースに、各画質モードのチューニングを全面的に刷新。より解像感あふれる、きめ細やかな画作りを実現しました。
ソニーが独自開発した「ハーモニクスイコライザー」は、音源の圧縮によって失われがちな消え際の微小な音を再現し、より深みと伸びのある音場を実現します。
ソニー独自の有機ELディスプレイ技術と半導体技術により開発した0.7型のHD有機ELパネル(1280×720)を搭載。有機ELの圧倒的な高コントラスト、色再現性、高速応答性能が、奥行きのある、なめらかで高品位な映像を実現します。
左目用、右目用それぞれのパネルに独立した左右用の3D映像を常に表示する「デュアルパネル3D方式」を採用。クロストークがなく、左右用のそれぞれのパネルでHD映像を表示するため、自然で明るい高純度な3D映像を楽しむことができます。
ソニーのプロジェクターで培った光学レンズの技術をもとに、広水平視野角45度を実現する光学レンズを搭載しており、20m先にあると感じられる仮想画面サイズ750型相当※1の大画面映像で、映画館のような映像空間を楽しむことができます。また、低収差・低歪みを実現した、シアター本来の映像を再現しています。目の前に広がる映像は、3Dの迫力を体感しながらも、小さな字幕も読み取ることができます。
ヘッドホン用に開発された、ソニー独自のサラウンド信号処理技術「5.1chバーチャルサラウンド技術(Virtualphones Technology)」を採用。“Virtualphones Technology(VPT)”は、聞こえてくる音源があたかも前方や後方に置いたスピーカーから自然に再生されているような音場を作りだします。最大5.1ch相当のマルチチャンネルオーディオで楽しめるので、3Dの立体感と相まってリアルな臨場感を体感できます。
コンテンツに合わせて選べる4つのサラウンドモードを搭載しています。「スタンダード」に加えて、映画館のようなサラウンド音響を楽しめる「シネマ」、ゲームに重要な明確な方向感を再現する「ゲーム」(株式会社ソニー・コンピュータエンタテインメントのサウンドデザイナー監修の元、音場の作り込みを行いました)、モニタースタジオで聴くような、原音に忠実な再生音を楽しめる「ミュージック」など、最適なサラウンドモードで楽しむことができます。
本製品の先行展示を、9月12日(水)より、銀座・ソニーショールーム、ソニーストア大阪、ソニーストア名古屋にて行います。
2012年9月20日(木)より開催される、「東京ゲームショウ2012」に、ソニーのヘッドマウントディスプレイが登場します。
①ゲームのアイデアコンテスト「センス・オブ・ワンダーナイト」の特別企画ブース「HMZ没入快感研究所」にて、新しいエンタテインメントの可能性を探る“公開実験”を開催します。
②プレイステーション®ブースにて、「プレイステーション 3」(PS3®)新作タイトルとの試遊体験会を開催します。
「東京ゲームショウ2012」出展情報は、こちらをご覧ください。
ヘッドマウントディスプレイによる没入体験の楽しみを共有するFacebookページ「HMZ没入快感研究所」を、2012年9月11日(火)〜2012年11月30日(金)の期間限定で開設いたします。ユーザーの声、開発者の声、イベント情報など、見逃せない情報をお届けします。
Facebookページ「HMZ没入快感研究所」
『HMZ-T2』の予約受付は、全国の販売店にて2012年10月1日(月)より随時開始予定です。
型名 | 『HMZ-T2』 | |
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パネル | 有機ELパネル×2 | |
画素数(水平×垂直) | 1280×720 | |
視野角 | 約45度 | |
仮想画面サイズ | 750型相当(仮想視聴距離 約20m) | |
画質モード | スタンダード/シネマ/ダイナミック/ゲーム/カスタム | |
ヘッドホンタイプ | 密閉型インナーイヤー | |
サラウンド | 5.1chバーチャルサラウンド | |
音質モード | スタンダード/シネマ/ゲーム/ミュージック | |
音声入力 | リニアPCM、ドルビーデジタル、AAC | |
入出力端子 | HDMI入力 | 1系統 |
HMD出力/スルー出力 | 1系統/1系統 | |
寸法・サイズ | 幅×高さ×奥行 (最大突起含む) |
ヘッドマウントユニット部:約187mm×104mm×254mm※ヘッドバンド部含む。可動部最小 約180mm×36mm×168mm(プロセッサーユニット) |
ケーブル長 | 3.5m(ヘッドマウントユニット - プロセッサーユニット間) | |
質量 | 約330g(ヘッドマウントユニット)※ケーブル除く/約600g(プロセッサーユニット) | |
電源 | 電源電圧 | 100V |
消費電力(待機時) | 15(0.25)W | |
付属品 | 電源コード/HDMIケーブル/ヘッドパッドカバー/ライトシールド、他 |
TEL 0120-777-886(フリーダイヤル)
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