ソニーは、有線LANに加えWi-Fi経由でもネットワークに接続できる『STR-DN1040』『STR-DN840』および、映画鑑賞などを楽しむための充実した機能と高音質を実現したエントリーモデル『STR-DH740』、計3機種のマルチチャンネルインテグレートアンプを発売します。
型 名 | 発売日 | メーカー希望小売価格 |
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マルチチャンネルインテグレートアンプ 『STR-DN1040』 | 7月20日 | 68,250円 (税抜価格65,000円) |
マルチチャンネルインテグレートアンプ 『STR-DN840』 | 6月25日 | 54,600円 (税抜価格52,000円) |
マルチチャンネルインテグレートアンプ 『STR-DH740』 | 6月10日 | 42,000円 (税抜価格40,000円) |
『STR-DN1040』『STR-DN840』は、有線LAN対応に加えWi-Fi機能を内蔵。ネットワークケーブルとの接続が無くても、LAN上のパソコンやネットワーク接続ストレージ(以下、NAS)などと手軽に接続可能です。これらの機器に保存している最大192kHz/24bit/2ch※1の高品位な音楽コンテンツをお楽しみいただけるほか、ソニーのクラウドベースの定額制音楽配信サービス「Music Unlimited(“ミュージックアンリミテッド”)」やインターネットラジオ「vTuner」に対応しており、インターネットを通じて様々な音楽を楽しむことが可能です。
さらに、Bluetooth®、AirPlayなどの無線接続にも対応。スマートフォンに保存した音楽も本機経由で手軽に再生ができます。『STR-DN1040』は、本体前面にMHL™(Mobile High-Definition Link)規格対応のHDMI入力端子を搭載。MHL™専用ケーブルでスマートフォンなどのMHL™対応モバイル機器を接続することで、充電や電源供給を行いながら、モバイル機器上の動画や静止画を本機に接続したテレビの大画面で再生できます。
音質面において『STR-DN1040』では、新開発の「リニア広帯域パワーアンプ」を搭載し、よりフォーカス感が良く、スケール感の豊かなサラウンド空間を再現します。併せて新開発の大型ブロックコンデンサやオーディオ機器専用抵抗を採用するなど音質向上を図りました。3機種共通で、ソニーの上位モデルである「ESシリーズ」にも採用している高強度なガラスエポキシ基板やフルディスクリート回路などの高音質技術を搭載し、ダイナミックで抜けの良いサウンドを実現しました。
有線LANに加えて、Wi-Fiによる無線LAN接続に対応※2。家庭内LAN環境への接続を、ネットワークケーブルの配線なく手軽に行えます。パソコンやNASに保存した音楽の再生では、最大192kHz/24bit/2ch※1のハイレゾリューション音源に対応(WAV/FLAC)。WMAやMP3、AACなど多彩な音声フォーマットの再生もできます。音楽再生時には、専用のコントロールアプリ「Network Audio Remote」により手元で再生操作が行えます。
Bluetooth®機能(Bluetooth Ver.3.0/class2)内蔵。対応するスマートフォンやタブレット端末からの音楽再生が可能です。さらに、標準コーデックのSBCのほかAACにも対応しており、iPhoneなどに保存した音楽をより高音質で楽しめます。また、iOS端末の音楽データをワイヤレスで受信し高音質で再生できるAirPlayに対応。配線不要で手軽にiPhoneの音楽を高音質で楽しめます。
本体前面のHDMI入力端子がMHL™(Mobile High-Definition Link)規格に対応。MHL™専用ケーブルでMHL™対応モバイル機器を接続し、充電や電源供給を行いながら、モバイル機器の動画や静止画を最大フルHD(1080p)の映像と最大192kHz 24bit 7.1chの高品質音声で伝送できます※3。これにより、お手元のスマートフォンの画面をテレビ画面にミラーリング出力し、ビデオや音楽のストリーミングサービスを大画面で楽しむことができます。
ソニーの定額制音楽配信サービス「Music Unlimited」や、インターネットラジオ「vTuner」に対応しました。これによりインターネットを通じて様々な音楽を楽しむことが可能です。
Window 8搭載パソコンのオーディオ装置としてAVアンプを活用できます。タッチ操作主体のモダンUIを使って音楽を再生しているときに、パソコン画面上にチャームバーを呼び出すことでパソコン内蔵スピーカーから、本機側へ手軽に再生先を切り換えることができます。(右図:イメージ)
本体前面に搭載したUSB端子(Aタイプ)に、お手持ちの“ウォークマン”、iPhone/iPod/iPod touchを接続することで、保存されている音楽ファイルを高音質で楽しめます※4※5。また、音楽ファイルが格納されている記憶装置(USBメモリーやHDD)の音楽ファイルを再生できます。
上位機種にも搭載している広帯域ディスクリートパワーアンプを、さらに約20%広帯域化して搭載。200kHzを超える周波数特性を実現し、これまで以上に音場のフォーカス感を向上しました。
パワーアンプ回路には、紙フェノール素材よりも剛性が高いガラスエポキシ基板を使用。フルディスクリート構成の回路実装により信号経路やグラウンド経路を短縮しノイズの影響を低減しました。
大型電源トランスでは巻線にムラなく均一にワニスを塗布するための真空含浸処理を採用。これにより、豊かな低音と繊細な高音を両立しました。
従来からのFB(Frame and Beam)シャーシがさらに進化。エンボス加工で設けたビーム(梁)をシャーシ左右両端まで伸ばし、トランスの重量を支えるとともにアンプ回路への不要な振動を遮断する最適な配置としました(右写真:シャーシイメージ)。さらに、脚部のインシュレーターも、固有振動を抑える従来からのオフセット設計にリブ補強を追加。
『STR-DN1040』のトップケースには従来比約30%重い、厚い鋼板を使って筐体を強化。高剛性化と振動対策で、豊かな量感と歯切れ良い音の再現を両立しました。
ESシリーズ向けに開発した「高純度無鉛高音質はんだ」を採用。高純度(99.99%以上のスズ)のはんだ母材に、高純度無酸素銅や微量元素を配合し、より自然で豊かな音質を実現しました。
ESシリーズ用に開発されたキャパシタ技術により、新規に開発した「大型ブロックコンデンサ」(右写真)をアンプ用電源供給回路に採用。また、部材や製造工程にこだわり独自開発した「オーディオ専用抵抗」も採用※6。音質を徹底的に吟味した部材を使用することで、優れた音質を実現しています。
フロントパネルのデザインを一新し存在感を高めました。ファンクションの切り換えや音量調整など、操作ボタンの配置をAVラックなどに収めた状態でも使いやすいように配慮しています。
入力された音源に、ソニー独自のアルゴリズムによって生成した映画館の初期反射や残響音を加えることで、映画館特有の音の響きを再現します。音場再現のモデルとしたのは、ハリウッドにあるソニー・ピクチャーズ エンタテインメントで最大かつ最新の「ケリーグラントシアター」です。
付属マイクを使い、リスニングポジションからの各スピーカーの距離、それぞれの周波数特性/能率、各スピーカー間の位相特性も整え、最適なサラウンド音場のセッティングを可能にします。
(写真:「D.C.A.C」の音場イメージ)
付属の測定マイクロフォンを使うことで、部屋の音響特性を高精度かつ高速に自動で測定・補正できるソニー独自の自動音場補正。
再生音量に対して最適な聴感補正カーブを導き出し、映画制作者が意図した音の迫力を蘇らせる聴感補正機能。音量を下げて聴くことの多い夜間においても音の迫力や細かい情報が聴きとれ、従来にない臨場感を再現します。
センタースピーカーの設置位置に関わらず、セリフなどの音声の位置を好みの高さまで引き上げ、映画館と同様の映像・音像の自然な表現を楽しめる機能を搭載※7。高さは10段階で調整可能。
(下図:センタースピーカー・リフトアップの音場イメージ)
「ベルリン・フィルハーモニック・ホール」、「ウィーン・ムジークフェライン」、「アムステルダム・コンセルトヘボウ」などのコンサートホールの臨場感を再現するモードを装備。7.1chでコンサートホールの音場を再現しました。(写真:各ホールのイメージ写真)
高精細な4K信号の画質を落とすことなく楽しめる「4Kパススルー」機能と、HDMI入力信号やアナログ入力信号を4KにアップスケールしてHDMI出力する「4Kアップスケーラー」機能を搭載。
(STR-DN1040/STR-DN840:同時に最大4画面まで。STR-DH740:同時に最大3画面まで。)
『STR-DN1040』 | 『STR-DN840』 | 『STR-DH740』 | ||
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実用最大出力 (JEITA、6Ω) |
フロント | 165W+165W | 150W+150W | 145W+145W |
センター | 165W | 150W | 145W | |
サラウンド | 165W+165W | 150W+150W | 145W+145W | |
サラウンドバック /フロントハイ共有 |
165W+165W | 150W+150W | 145W+145W | |
定格出力 (20Hz〜20kHz、6Ω) |
フロント | 100W+100W | 95W+95W | 90W+90W |
センター | 100W | 95W | 90W | |
サラウンド | 100W+100W | 95W+95W | 90W+90W | |
サラウンドバック /フロントハイ共有 |
100W+100W | 95W+95W | 90W+90W | |
Wi-Fi(内蔵) | ● | - | ||
USB(前面 A端子) | ● | |||
MHL™(モバイル・ハイディフィニション・リンク) | ● (前面HDMI端子共通) |
- | ||
ネットワーク機能 | DLNAクライアント | ● | ● -(※) | |
AirPlay | ● | - | ||
インターネットサービス | (vTuner)Music Unlimited | - | ||
モバイルアプリケーション | Network Audio Remote/TV Side View | - | ||
全高調波ひずみ率 | フロント0.09%以下(6Ω負荷、100W+100W、20Hz〜20kHz) | |||
周波数特性(SA-CD/CD入力-スピーカー出力間) | 10Hz〜100kHz ±3dB(8Ω時) | |||
SN比(Aネットワーク) | LINE系:96dB(サラウンド、EQ全てOFF時) | |||
映像系機器(音声&映像)入力/出力 | 2系統/- | |||
映像モニター出力 | - | |||
コンポ―ネント映像入力/出力 | 2系統/1系統 | - | ||
HDMI入力/出力 | 8系統(背面7系統/前面1系統)/2系統 | 6系統/1系統 | 4系統/1系統 | |
デジタル入力 | 光 | 2系統 | ||
同軸 | 1系統 | |||
デジタル出力 | 光 | - | ||
オーディオ入力 | フォノ(MM)/ライン系 | -/2系統 | ||
オーディオ出力 | REC OUT | - | ||
フロント(L/R) | - | |||
センター | - | |||
サブウーファー | 2系統 | |||
サラウンド(L/R) | - | |||
サラウンドバック(L/R) | - | |||
フロントハイ(L/R) | - | |||
ヘッドホン | 1系統 | |||
電源 | AC100V、50/60Hz | |||
消費電力 | 180W | |||
待機消費電力 | 0.3W | |||
外形寸法(W×H×D)mm | 約430×172×329.4 | 約430×156×329.4 | 約430×156×329.4 | |
質量 | 約10kg | 約8.5kg | 約8kg | |
付属品 | 音場補正マイク、リモートコマンダー、FMアンテナ線、AMループアンテナ |
TEL 0120-777-886(フリーダイヤル)
TEL 0466-31-2546(携帯電話・PHS・一部のIP電話などフリーダイヤルがご利用になれない場合)
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