“サイバーショット”『RX100 II』
ソニーは、世界初※11.0型の裏面照射型CMOSイメージセンサー“Exmor R”(エクスモアアール)を搭載し、暗所性能の進化を実現した“サイバーショット”『RX100 II(マークツー)』を発売します。新たに「可動式チルト液晶モニター」を搭載、さらに「マルチインターフェースシュー」に対応したことで電子ビューファインダーなどのシステムアクセサリーを装着できるようになりました。
『RX100 II』は、好評頂いている『RX100』同様、あらゆる焦点距離で優れた描写性能と美しいぼけ味を両立する大口径F1.8カールツァイス“バリオ・ゾナーT*(ティースター)”レンズを採用しています。加えて新開発のイメージセンサーとレンズに最適化した画像処理エンジン“BIONZ(ビオンズ)”を搭載しており、高速・高精度の処理、そして高感度撮影を可能にしています。
また、スマートフォンとの連携を高めるWi-Fi機能に加え、ソニーのデジタルスチルカメラとして初めてNFC(Near Field Communication:近距離無線通信)を搭載しました。ワンタッチで簡単にスマートフォンとの接続を行い、Wi-Fi機能によりカメラ内の画像を転送可能なワンタッチシェアリングや、撮影時にはスマートフォンやタブレットからカメラを遠隔操作し撮影できるスマートリモコンをワンタッチで起動できるワンタッチリモートに対応しました※2。
- ※1 1.0型の裏面照射型CMOSイメージセンサー搭載のコンパクトデジタルスチルカメラとして(2013年6月広報発表時点、ソニー調べ)。
- ※2 Android4.0以上、本機に最新の“PlayMemories Mobile”(プレイメモリーズ モバイル)のインストールが必要です。
型名 |
発売日 |
価格 |
カラー |
デジタルスチルカメラ “サイバーショット” 『RX100 II』 DSC-RX100M2 |
7月5日 |
オープン価格 |
ブラック |
本機で採用したソニー独自の大型1.0型の裏面照射型CMOSイメージセンサー“Exmor R”は、一般的なコンパクトカメラで採用されている1/2.3型の撮像素子と比べ、約4倍の面積を持ち、加えて新たに裏面照射型構造を採用したことで、受光面に光を効率的に照射することができ、RX100と比較して約40%の高感度を実現しています。合わせて、画像処理エンジン“BIONZ”との組み合わせにより、大幅なノイズ低減(約1段分)を実現し、最高ISO感度12800での撮影(RX100はISO6400)が可能となり、夜景などの暗所でもノイズの少ない写真を撮影できます。さらに『RX100 II』は、ポケットに収まるコンパクトなボディにもかかわらず、撮影アングルの自由度を高めたチルト液晶、豊富なアクセサリーを装着できるマルチインターフェースシュー、Wi-FiやNFCといった、撮り方、楽しみ方を多彩に広げる機能を搭載しています。一眼レフカメラをお使いの方のセカンドカメラとして、また普段スマートフォンをお使いの方が本格的な撮影のできるカメラとして、最適なモデルです。
主な特長(詳細)
1. 世界初1.0型 裏面照射型CMOSイメージセンサー“Exmor R”搭載
- 高感度化により暗所性能が進化
本機で採用したソニー独自の1.0型CMOSイメージセンサー“Exmor R”は、一般的なコンパクトカメラで採用されている1/2.3型と比べ、約4倍の撮像素子の面積を持つ大型のイメージセンサーです。
従来のCMOSイメージセンサーは、光を取りこむ受光面であるフォトダイオードの上に配線層があり、撮影時の入射光の一部が遮られていました。
本商品は、ソニーの裏面照射型CMOSイメージセンサーを採用したことで、受光面に光を効率的に照射させ、大幅に入射光を増やすことができ、さらなる高感度化を実現しています。
また、画像処理エンジン“BIONZ”との組み合わせにより、既発売RX100の撮影時と比較※3し、約1段分のノイズを低減したことで、夜景などの暗所でもノイズの少ない高感度撮影が可能です。
- ※3 1.0型で、当社従来型(“Exmor”CMOSイメージセンサー)と裏面照射型CMOSセンサー“Exmor R”の比較。
2. 高精細・高感度・高い描写性能・美しいぼけ味などを実現し、ボディの小型化を両立
- 大口径F1.8カールツァイス“バリオ・ゾナーT*”レンズ搭載、円形絞りによる美しいぼけ味を実現
開放F値1.8を実現した明るいレンズであることに加え、ゴーストやフレアなど不要な反射光を大幅に低減して圧倒的な描写性能を実現する「T*コーティング」を採用。開放から2段絞ったところまでほぼ円形となる、7枚羽根の虹彩絞りの機構を搭載しています。
- CMOSイメージセンサーと画像処理エンジン“BIONZ”で高感度と高速処理を実現
新開発のイメージセンサーとレンズに最適化した“BIONZ”により、ISO160-12800という広い感度領域を実現。また、重ね合わせ等の技術により最高ISO25600相当の高感度撮影を可能にする「マルチショットNR(ノイズリダクション)」や約10コマ/秒の高速連写など、負荷の高い画像の高速処理を可能にします。
- 薄型非球面レンズ「AAレンズ」により、高い描写性能とボディの小型化を両立
薄型非球面レンズ「AAレンズ(advanced aspherical)」を光学系の一枚目に使用することにより、光学3.6倍ズームのF1.8大口径レンズ搭載による高い描写性能とボディの小型化を両立しています。
3. 撮影の幅を拡げる拡張性・操作性
- 撮影スタイルの自由度を拡げる可動式チルト液晶モニター
小型ボディはそのままに、ボディ上方向に約84度、下方向に約45度までチルトする可動式液晶モニターを搭載したことで、高い位置から人垣を超えての撮影、またペットの目線に合わせた低い姿勢での撮影時など、様々な位置から快適に撮影できます。
- 多彩なシステムアクセサリーを装着できる「マルチインターフェースシュー」、「マルチ端子」を搭載
外付けの電子ビューファインダーや光量の大きな外部フラッシュ、ステレオマイクなど、ソニーの多彩なカメラ用システムアクセサリーを装着できる「マルチインターフェースシュー」、リモコン三脚などと接続できる「マルチ端子」を搭載しました。
- 新たにステップズームを搭載
28mm、35mm、50mm、70mm、100mmと、35mmフィルムカメラ換算で常用される焦点距離に素早くズームを切り替えられるステップズーム機能をコントロールリングのメニューに割り当てることができるようになりました。一定の画角に意図通りに切り替えたい撮影ニーズに応えます。
- 写真を印象的な構図に自動で仕上げる「オートフレーミング」機能を搭載
撮影した写真から、カメラが自動的に構図を判断してトリミングを行い、初心者でもプロのようなバランスのとれた写真に仕上げる「オートフレーミング」機能を搭載。
- 自由な映像表現を可能にするフルハイビジョン動画
動画撮影時、従来のAVCHD Ver. 2.0準拠1920x1080/60p, 60iのフルハイビジョン動画撮影対応に加え、新たに1920x1080/24pモードを搭載。フィルム映画のような独特の表現を可能にするフレームレートの24p動画で撮影すれば、日常のワンシーンがより印象的に仕上げられます。
- 撮りたいシーンを思うままに表現できる直感的なインターフェース
- こだわりのマニュアル操作を可能にするコントロールリング
レンズ部にコントロールリングを採用。直感的に操作可能なユーザーインターフェースによって、リングを回すだけで一眼レフカメラ並みのこだわり設定が可能です。コントロールリングには、通常のズームに加え、28mm、35mm、50mm、70mm、100mmといった35mmフィルムカメラ換算の焦点距離に素早くズームできるステップズームや絞り等の設定のほか、ピクチャーエフェクトのような仕上がりの設定まで、自由にコントロールリングのメニューに割り当ることができます。
- 使用頻度の高い機能をすぐに呼び出せるファンクションボタン
背面のファンクションボタンには、任意の機能を7つまで登録可能。使用頻度や好みに合わせてカスタマイズすることで、必要な機能を瞬時に呼び出すことができます。コントロールリングやコントロールホイールと併用することで、軽快に次々と設定を決められます。
- 好みの設定をカメラに記憶する「MR」(メモリーリコール)機能
撮影シーンに合わせたお好みのカメラ設定の組み合わせを最大3つまで保存し、ダイヤル操作で瞬時に呼び出すことができます。
4. NFC搭載により撮影時や撮影後にワンタッチでスマートフォンと連携し簡単・便利
- 撮影画像をスマートフォンに転送できるワンタッチシェアリング
スマートフォンとの連携を高めるWi-Fi機能に加え、ソニーのデジタルスチルカメラとして初めてNFC(Near Field Communication:近距離無線通信)を搭載しました。本機をスマートフォンやタブレットにタッチするだけで、簡単にWi-Fi接続でき、液晶に表示した撮影画像を自動的に転送。カメラ側、スマートフォン側ともに設定が必要なく、メールやSNSへのアップロードが簡単に行えます。
- スマートフォンから操作できるワンタッチリモート※2
NFC搭載により、本機をスマートフォンやタブレットにタッチするだけでWi-Fi接続し、カメラのズームやシャッターなどを遠隔操作できる「スマートリモコン」を起動可能です。
- ※2 Android4.0以上、本機に最新の“PlayMemories Mobile”(プレイメモリーズ モバイル)のインストールが必要です。
5. 広色域を実現する「トリルミナスカラー」※4のHDMI伝送に対応
- 本商品で撮影した写真や映像を「トリルミナスディスプレイ」※4対応の液晶テレビ〈ブラビア〉で再生した際、撮影時の自然な色合いを大画面で楽しめます。
- ※4 「トリルミナスカラー」および「トリルミナスディスプレイ」は、動画、静止画の広色域の色空間に対応したソニーの製品やサービスの総称です。
6. その他
- 画面の明るさを格段に向上させたことで屋外でも明るく見やすいWhiteMagic採用
3.0型約122.9万ドット※5の高精細「エクストラファイン液晶」にWhiteMagicを採用。画素に白画素を追加することで、コンパクトデジタルスチルカメラ搭載の液晶の中で最高レベルの明るさを実現し、屋外撮影時の構図確認や再生時の視認性を高めています。
- 多彩な撮影機能
- 光学式手ブレ補正「アクティブモード」で歩きながらの撮影でもしっかり手ブレを補正
動画撮影時に光学式補正と電子式補正を組み合わせ回転方向のブレも補正する、光学式手ぶれ補正(アクティブモード)を搭載しています。
- マイフォトスタイル
画面を見ながら直感的な操作で好きな効果を足し合わせていくことで、自由な写真表現が楽しめます。
- クリエイティブスタイル
画像スタイルを選んで、画像の仕上がりを設定可能。6種類のスタイルから選択可能で、カメラが自動で最適な画像処理と調整を行います。
- ピクチャーエフェクト※6
「ポスタリゼーション」「レトロフォト」「ハイコントラストモノクロ」「ソフトフォーカス」など計13種の中から好みのエフェクトを、ライブビューで確認しながら表現可能です。
- ※6 一部効果については、ライブビューで確認できないためご注意ください。
- 撮影後の楽しみを広げるソフトウェア
- RAW現像ソフト“Image Data Converter”(イメージデータコンバーター)
無償でダウンロードできる“Image Data Converter”で、RAWモード撮影した画像の露出、コントラスト、ホワイトバランスなどをパソコンにて手軽に調整可能です。
- “PlayMemories Home”(プレイメモリーズホーム)
無償でダウンロードできる“PlayMemories Home”で、写真や動画をパソコンにて簡単に整理できます。
主な別売アクセサリー(RX100と共用)
- 本体にジャストフィットし、装着したまま撮影可能な専用ジャケットケース『LCJ-RXC』
発売日:7月5日
メーカー希望小売価格:8,820円(税込み)
対応機種:RX100、『RX100 II』
- 49mmのフィルターを装着可能にするフィルターアダプター『VFA-49R1』
発売日:7月5日
メーカー希望小売価格:3,150円(税込み)
対応機種:RX100、『RX100 II』
- 本体のホールド性を高め、安定した撮影を可能にするアタッチメントグリップ『AG-R1』
発売日:7月5日
メーカー希望小売価格:1,575円(税込み)
対応機種:RX100、『RX100 II』
<先行展示情報、体験イベントのご案内>
今回の新商品の先行展示を、6月28日(金)より、銀座・ソニーショールーム、ソニーストア 大阪、ソニーストア 名古屋 にて行います。
また、6月29日(土)に銀座・ソニーショールーム、6月29日(土)、30日(日)にはソニーストア 大阪およびソニーストア 名古屋において、体験イベントを開催します。あわせて、プロ写真家が、使用レビューを中心とした新製品の魅力を語るセミナーを6月29日(土)に銀座・ソニーショールーム、ソニーストア 大阪で、6月30日(日)にはソニーストア 名古屋で実施いたします。
体験イベントの詳細は、専用サイトをご覧ください
型名 |
『RX100 II』DSC-RX100M2 |
撮像部 |
撮像素子 |
1.0型(13.2×8.8mm)“Exmor R”CMOSイメージセンサー アスペクト比3:2 |
有効画素数 |
有効2020万画素 |
レンズ |
レンズ |
カールツァイス「バリオ・ゾナーT*」レンズ 6群7枚(AAレンズ含む非球面レンズ4枚) |
焦点距離(35mm換算*1) |
10.4-37.1mm(28-100mm) |
開放絞り値 |
F1.8(W)-F4.9(T) |
絞りタイプ |
7枚羽根、円形絞り |
ズーム |
光学3.6倍ズーム“全画素超解像”ズーム7.2倍 |
ISO感度(静止画) |
Auto(ISO160-12800、上限/下限 設定可能)、 160/200/400/800/1600/3200/6400/12800(拡張ISO100/125) マルチショットNR*2:Auto(ISO160-25600)、200/400/800/1600/3200/6400/12800/ 25600 |
モニター(ドット数) |
3.0型 122.9万ドット エクストラファイン液晶 TFT LCD 角度調整機能(上84°/下45°) |
記録フォーマット |
[静止画]JPEG(DCF、Exif準拠)、RAW(ソニー独自ARW2.3) [動画]AVCHD Ver. 2.0/MP4 |
外形寸法(W×H×D)CIPA準拠 |
101.6×58.1×38.3mm |
本体質量 |
約281g(バッテリーNP-BX1、“メモリースティック デュオ”を含む) 約254g(本体のみ) |
- *1 静止画撮影時(アスペクト比3:2時)の35o換算値。
- *2 重ね合わせ連写を使って実現しています。
- ※ “サイバーショット”は、ソニー株式会社の商標または登録商標です。
- ※ WhiteMagicは、株式会社ジャパンディスプレイの商標です。
- ※ その他記載されている会社および商品名は、各社の商標または登録商標です。