ソニーは、進化した新世代の画像処理エンジンBIONZ X®とフロントエンドLSIを採用するなど、信号処理システムを一新し、大幅に向上した画質と高速性能を約657g※2の小型ボディに凝縮したレンズ交換式デジタル一眼カメラ 『α7R III』を発売します。
本機は、35mmフルサイズ裏面照射型CMOSイメージセンサーExmor R®(エクスモアアール)を搭載し、有効約4240万画素ならではの解像力と、低感度時約15ストップ※4の広いダイナミックレンジや最高ISO32000(拡張102400)※5まで拡大した感度特性を備え、高い解像感と低ノイズ、広いダイナミックレンジを両立しています。また、α7シリーズとして初めて独自のAFシステム4Dフォーカス™に対応し、AF/AE※6追従 最高約10コマ/秒※1の高速連写を実現します。プロフェッショナルやハイアマチュアの高いレベルの撮影要求に応え、動きの感じられるポートレートをはじめ、精緻な風景描写や飛び立つ野鳥を捉えるなど、高画質・高速性能を生かして幅広いシーンでその威力を発揮します。また、プロフェッショナルの求める信頼性や操作性においても、十分に応えることのできるカメラです。
型名 | 発売日 | 価格 |
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『α7R III』 ボディ ILCE-7RM3 (Eマウント) | 11月25日※ | オープン価格 |
※ 予約販売は10月31日(火)10時より開始します。
『α7R III』は、新世代のBIONZ XとフロントエンドLSIを採用することにより、イメージセンサーからの読出し速度は従来機比※3約2倍に、画像処理速度も従来機比※7約1.8倍に高速化し、α7Rシリーズの持つ解像力に、大幅に向上した高速性能を兼ね備えています。
また、イメージセンサーの裏面照射型構造と銅配線の特性を生かし、大量の位相差情報を高速に読み出すとともにBIONZ XとフロントエンドLSIで高速処理を実現。さらに進化したAFアルゴリズムを搭載することにより、動体追従性能も従来機比※3約2倍に向上、低輝度時のAF速度は最大2倍※3に高速化しています。瞳AF機能の追従性能も約2倍※3に向上し、広いAFエリアで被写体の動きにあわせて高精度にピントを合わせ続けます。メカシャッター時、サイレント撮影時※8、どちらにおいても最高約10コマ/秒※1のAF/AE※6追従高速連写が可能。さらに、世界最高※9 5.5段※10の補正効果のある光学式5軸ボディ内手ブレ補正機能、画素加算のない全画素読み出しによる高解像度4K動画※11の本体内記録とα™として初めて4K HDR(ハイダイナミックレンジ)※11に対応するなど、充実した静止画・動画撮影機能を小型ボディに凝縮しています。
さらに、同時記録やリレー記録に対応する2つのメディアスロット(スロット1はUHS-II対応)、従来機比※12約2.2倍の高容量バッテリー、高速データ転送が可能なSuperSpeed USB (USB 3.1 Gen 1)対応のUSB Type-C™端子やスタジオのフラッシュに接続するシンクロターミナルなどを搭載し、Wi-Fi経由のFTP転送にも対応することで、プロフェッショナルの撮影現場で求められる高い信頼性や操作性にも応えます。縦位置グリップ『VG-C3EM』やグリップエクステンション『GP-X1EM』なども使用可能です。
光学ローパスフィルターレス仕様の35mmフルサイズ裏面照射型CMOSイメージセンサーを搭載し、裏面照射型構造による高い感度特性に加え、ギャップレスオンチップレンズ※13や反射を低減するARコーティング付きシールガラスと組み合わせることで、有効約4240万画素という高解像度ながら、高感度・低ノイズ性能と広いダイナミックレンジを併せ持ちます。
画像処理システムを新世代の画像処理エンジンBIONZ Xと画像処理をサポートするフロントエンドLSIに一新し、低感度時は約15ストップ※4の広いダイナミックレンジを実現。常用ISO感度を最高ISO32000まで高め、ISO100〜32000(拡張ISO50〜102400)※5の広い感度域をカバーし、暗所や薄暗い場所での撮影でもノイズの少ない高精細な描写ができます。また、エリア分割ノイズリダクションの進化により、使用頻度の高い中感度域では約一段分※5のノイズ低減を実現したほか、一新した画像処理システムにより、ポートレート撮影における肌色の再現性を大幅に向上しています。さらに、本機では、システム内での16ビット画像処理に加え、新たにサイレント撮影※8時や連続撮影時の14ビットRAW出力※14にも対応することで、表現領域を広げます。
高精度な手ブレ補正ユニットとジャイロセンサーを新たに搭載し、手ブレ補正アルゴリズムも最適化したことで、世界最高※9 5.5段※10の補正効果を実現し、様々なブレに対して5軸でブレを検出し高い補正効果を発揮して、高解像性能を最大限に引き出します。静止画撮影中の手ブレ補正効果は、シャッターボタン半押しまたはピント拡大機能やMFアシストによる拡大表示中にライブビュー映像で確認することができます。さらにボディ内手ブレ補正は、すべてのEマウントレンズはもちろん、マウントアダプターを介して装着するAマウントレンズなどでも活用できます。加えて、動画撮影時も5軸で手ブレを高精度に補正します。
新開発のシャッターチャージユニットの採用に加え、画像処理システムを刷新することで、有効約4240万画素の高解像でありながら従来機比※3の2倍となる最高約10コマ/秒※1のAF/AE※6追従高速連写を実現。無音・無振動のサイレント撮影時※8にも、同様に最高10コマ/秒で連写できます。さらに、ライブビュー方式では最高約8コマ/秒※1の高速連写が可能です。また、バッファメモリーの大容量化に加え、システムの高速化とUHS-IIの採用などにより、最大約10コマ/秒※1の高速連写でJPEG/圧縮RAW約76枚※15、非圧縮RAW約28枚※15の連続撮影ができ、撮影のリズムを崩すことなく安心して撮影できます。フリッカーレス撮影※16にも対応することで、蛍光灯などの点滅によるちらつきを検知して適切なタイミングで静止画を撮影し、速いシャッター速度や連続撮影時に生じる露出や色合いのばらつきを低減します。
画像処理システムを刷新、かつ進化したAFアルゴリズムを搭載することで、AF速度・精度・追従性能が飛躍的に向上。撮像エリアの縦横約68%をカバーする範囲に399点の像面位相差検出AF※17センサーを配置したほか、コントラストAFを従来の25点から425点に多分割化し、検出精度が大幅に向上しています。動体追従性能においては、イメージセンサーからの読み出し速度の高速化により、連写中のAF測距・演算頻度を高め、さらに最新の動体予測アルゴリズムを本機に最適化して搭載することで、従来機比※3約2倍に向上しています。低輝度時のAF速度は最大2倍※3向上し、暗いシーンでの合焦速度を向上させ被写体を瞬時に捉えます。複雑な動きやスピードに緩急のある動体に対しても、これまで以上に高い精度でAF追従をし続けます。また、AFアルゴリズムの進化により、AF-SモードでのAF検出輝度範囲の下限値はEV-3(ISO100相当/F2.0レンズ使用)を達成し、暗いシーンでも高精度な撮影が可能です。
瞳を検出してオートフォーカスする瞳AF機能も検出精度・速度が向上し、追従性能は約2倍※3に向上しています。被写体に動きのあるポートレート撮影などでも、AF-Cモードで瞳に安定して追従し続け、正面からうつ向き顔になった場合や振り向いた瞬間、逆光で顔が暗いシーンなど、ピント合わせが難しい状況でも、瞬時に瞳を検出しピントを合わせて追従します。AF時の顔優先が[入]時は、シャッター半押しやAF-ONボタンを押すだけで自動で瞳AFが作動するようになりました(AF-Sモード時のみ)。さらにAマウントレンズ装着時※18も瞳AFに対応します。
スーパー35mmフォーマットで高解像度4K動画の本体内記録もでき、4K映像に必要な画素数の約1.8倍の豊富な情報量を活用して4K映像を出力し、より解像感の高い臨場感のある映像表現ができます。さらに、進化した画像処理システムによりフルサイズフォーマットでの4K動画記録の中高感度画質が大幅に向上し、より幅広いシーンでフルサイズならではの表現力をそのまま4Kの高解像度で記録可能です。4Kの記録フォーマットには、業務用映像制作に使用されているXAVC®を民生用に拡張したXAVC S®※19を採用しており、最大100Mbpsの高ビットレートで高画質記録が可能です。
4K HDR対応のピクチャープロファイルとして、新たにソニー製デジタルスチルカメラとして初めてインスタントHDRワークフローを実現する HLG(Hybrid Log-Gamma)方式による4K HDR※11撮影に対応し、従来よりも広いダイナミックレンジで撮影することで、視覚で捉えたイメージに近い輝度表現、コントラスト、色彩をもつ豊かな映像を残すことができます。HLG方式で記録した映像は、撮影後にカラーグレーディングを必要としないため、効率的なHDR映像の制作が可能です。
S-Log2※21に加えて、シャドウからミッドトーンにかけての階調特性を重視したS-Log3※21を搭載。S-Log3設定時は14ストップの広いダイナミックレンジを実現しています。新たに、フルHD映像で120fpsのハイスピード撮影※22もできます。また、最大5倍までのスローモーション※22と、最大60倍までのクイックモーション撮影※22機能を搭載しており、最大50Mbpsの高画質フルHDで本体内記録が可能です。撮影フレームレートは、1〜120fpsまでの8段階より、また記録時のフレームレートは24p/30p/60pから選択可能です。撮影後の編集作業もなくすぐにスロー効果、クイック効果をプレビュー確認できます。
ソニー製カメラのポテンシャルを引き出し、撮影・作品制作の効率と画質を追求するソフトウェアシリーズ「Imaging Edge」の第一弾として、プロフェッショナルのスタジオ作品制作をサポートする、無料のパソコン用ソフトウェア「Remote」「Edit」「Viewer」を近日提供予定です。このソフトウェアでは、ライブビューを利用したリモート撮影(Remote)、撮影した画像の閲覧やレーティング(Viewer)、RAWデータの調整・現像(Edit)を行うことができます。詳細は、準備が整い次第、こちらにてご案内します。
新たに搭載しているピクセルシフトマルチ撮影機能は、ボディ内手ブレ補正機能を高精度に制御し、イメージセンサーを正確に1画素分ずつずらして計4枚の画像を撮影。その4枚の画像が持つ約1億6960万画素分※26の膨大な情報から1枚の画像を生成し、建築物や美術品などの細部の色や質感を忠実に再現することで、被写体の空気感までも表現することができます。通常は、各画素ごとにR・G・Bのうち1色分の色情報を得て、残りの2色分の色情報を周辺画素の情報から補間処理するのに対し、ピクセルシフトマルチ撮影では有効約4240万のすべての画素においてR・G・B全色情報を持つ画像が生成されるため補間処理が不要となり、色モアレ(偽色)の発生を最小限に抑え、より高精細かつ忠実な質感描写を実現します。「Imaging Edge」の「Remote」「Viewer」「Edit」ではピクセルシフトマルチ撮影に対応し、リモート撮影や撮影画像の合成、現像を行うことが可能です。
新商品をソニーショールーム/ソニーストア 銀座、ソニーストア 札幌、ソニーストア 名古屋、ソニーストア 大阪、ソニーストア 福岡天神にて、10月31日(火)より展示します。詳細は、以下のURLでご覧いただけます。
TEL 0120-777-886(フリーダイヤル)
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