映画「タイムスクープハンター」で、主人公が記録する映像の
ウェアラブルカメラとして使われたアクションカム。
その映像の効果やメリット、今後の可能性などを監督と撮影監督に伺いました。
日本大学芸術学部放送学科卒。
実写とCGを組み合わせた独自のスタイル "ライブメーション" による「スチーム係長」が
1998年、MTV Station-ID コンテストにてグランプリを受賞。2000年、カンヌ広告祭におけるニューディレクターズショーケース (サーチ & サーチ主催) で世界の新人監督8人に選出される。2004年、Original Short Film「ZERO」がアカデミー賞の登竜門でもあるSHORT SHORTS FILM FESTIVAL にて、グランプリ・審査員賞・学生審査員賞をトリプル受賞。2007年、文化庁委嘱事業 若手映画作家育成プロジェクトにてShort Film「Line」を制作。2008年、NHK総合でパイロット版として放送された要潤主演の歴史エンターテイメント番組「タイムスクープハンター」が好評につき連続ドラマとしてSeason1~4まで放送され、DVDとして好評発売中。また、現在シーズン5 O.A中。今夏、劇場版が公開される。
日本大学芸術学部映画学科卒。
TV-CF、各種企業広告、映画、MV、LIVE収録、TV番組等各種映像制作の撮影に携わる。
2008年、平林勇監督短編作品「BABIN」がロカルノ国際映画祭で2賞受賞。
2010年、平林勇監督短編作品「aramaki」がベルリン国際映画祭に公式ノミネート。
2010年、NHK「タイムスクープハンター」(中尾浩之監督)全日本テレビ番組製作者連盟(ATP)ATP賞 最優秀賞受賞。
2011年、平林勇監督短編作品「shikasha」がカンヌ国際映画祭監督週間ノミネート、
次いでサンダンス映画祭短編部門ノミネート。
NHK「タイムスクープハンター」(中尾浩之監督)が2011年シカゴ国際映画祭
ヒューゴ・テレビ賞バラエティ・エンターテインメントシリーズ部門奨励賞を受賞。
日本大学芸術学部放送学科卒。
実写とCGを組み合わせた独自のスタイル "ライブメーション" による「スチーム係長」が1998年、MTV Station-ID コンテストにてグランプリを受賞。
2000年、カンヌ広告祭におけるニューディレクターズショーケース (サーチ & サーチ主催) で世界の新人監督8人に選出される。2004年、Original Short Film「ZERO」がアカデミー賞の登竜門でもあるSHORT SHORTS FILM FESTIVAL にて、グランプリ・審査員賞・学生審査員賞をトリプル受賞。2007年、文化庁委嘱事業 若手映画作家育成プロジェクトにてShort Film「Line」を制作。2008年、NHK総合でパイロット版として放送された要潤主演の歴史エンターテイメント番組「タイムスクープハンター」が好評につき連続ドラマとしてSeason1~4まで放送され、DVDとして好評発売中。また、現在シーズン5 O.A中。今夏、劇場版が公開される。
日本大学芸術学部映画学科卒。TV-CF、各種企業広告、映画、MV、LIVE収録、TV番組等各種映像制作の撮影に携わる。
2008年、平林勇監督短編作品「BABIN」がロカルノ国際映画祭で2賞受賞。2010年、平林勇監督短編作品「aramaki」がベルリン国際映画祭に公式ノミネート。2010年、NHK「タイムスクープハンター」(中尾浩之監督)全日本テレビ番組製作者連盟(ATP)ATP賞 最優秀賞受賞。2011年、平林勇監督短編作品「shikasha」がカンヌ国際映画祭監督週間ノミネート、次いでサンダンス映画祭短編部門ノミネート。NHK「タイムスクープハンター」(中尾浩之監督)が2011年シカゴ国際映画祭ヒューゴ・テレビ賞バラエティ・エンターテインメントシリーズ部門奨励賞を受賞。
中尾 :
劇場版タイムスクープハンターは、SFであると同時に時代劇のフェイクドキュメンタリーという、エキセントリックなコンセプトの作品です。ウェアラブルカメラを使うことで、いままで撮影が不可能だった場所に取り付けることが可能になり、作品のコンセプトをより明確なものにすることができました。おかげさまで、これまで見たことがないような臨場感のある映像に仕上がっています。
小川 :
NHKのTVシリーズのタイムスクープハンターシリーズでもPOV(Point of View)カメラはよく使っていました。主人公の時空ジャーナリストの沢嶋が手持ちのカメラを持てない状況などで使用していました。この夏公開になる劇場版タイムスクープハンターでも、監督の中尾さんのアイデアで重要なシーンで使用されています。
中尾 :
タイムスクープハンターは未来からきたビデオジャーナリストという設定です。そのため本編中にはゴーグルカメラやスパイダーカムなど、さまざまな種類の未来カメラが登場します。それらがとらえた映像として主に使用しました。
小川 :
登場人物の眼鏡に装着されているカメラという設定で使用しています。小型軽量なので実際の撮影でも眼鏡に取り付けて撮影しています。川に流されるシーンでは実際に川に流して撮影しています。また、自走する超小型カメラや主人公が持つ武器に装着して使用しています。
中尾:
従来のカメラよりもさらに小型で軽量であるということ。そして、WiFiを介してモニタリングできる点が大きなポイントだと思います。これにより、実際に眼鏡やゴーグルに装着しての撮影が可能になり、演者へのストレスも軽減できましたし、機動性も格段に上がりました。
小川:
手持ちのカメラで主観ショットを撮るのではなく、小型軽量というメリットを活かして役者さんの眼鏡に取り付けた撮影や、本当に川に流した撮影を実際に行っているので、いままでにない臨場感のある映像になっていると思います。
中尾 :
小型で軽量であるところが最大の魅力です。どんな場所でも入り込めるので、今まで見た事のないようなアングルで撮影できるところが従来のカメラにないところだと思います。演出的な側面からも、既成概念を破るようなアイデアが生まれる可能性を秘めています。
小川 :
タブレットの画面をモニターがわりにして画角を確認しながら撮影できたのがよかったです。また手ぶれ補正機能が役に立ちました。
中尾:
軽量で小型であるため、ラジコン飛行物に装着して簡易的な空撮に使用してみたいと思っています。
小川:
空撮とか水中の撮影でもかなり使えるのではないかと思います。
中尾:
さらなる軽量化と小型化が実現されれば、より斬新なアイデアも生まれそうです。機動力もアップして、新しい現場のスタイルを構築できると思います。
小川:
本体液晶にモニターが表示できると最高ですね。現場ではモニタリングと収録チェックが欠かせないので、画面が出てスタンドアローンで使えるとさらにいいと思います。
※敬称は略させていただきました。