わずかな光も描写するソニーのイメージセンサーテクノロジーが搭載された、α7S U。最高ISO 409600*1 という圧倒的な高感度撮影性能が、天体研究の権威−阿部新助氏と共に今まで見ることが出来なかった天体の新しい姿を切り開いていく。(*1)静止画撮影時:ISO100-102400(拡張ISO50-409600) 動画撮影時:ISO100-102400相当(拡張ISO100-409600相当)
日本大学 理工学部 航空宇宙工学科 准教授。流星・彗星・小惑星などの太陽系小天体の研究を専門を研究対象とする。これまで数々の国際宇宙プロジェクトに参加し貢献し、現在、「人工流れ星プロジェクト」や「はやぶさ2小惑星探査」も手がけている。
流星は、ミリメートルからセンチメートルの大きさの塵が、秒速数十キロメートルという超高速で地球大気圏に突入して発光する現象です。流れ星は日常的に見られるありふれた現象ですが、出現時刻と出現方向の予測が困難なことに加え、0.5秒程度の短時間に天空を高速移動するため、高精度の科学観測が難しい天体現象です。α7SUが、超高感度と4K(3840×2160)の高画質での撮影を同時に可能にしていることにより、肉眼では捉えられない微光流星の動画撮影が可能となり、さらには精緻な流星軌道計算と、分光器を用いた高分解能分光による流星発光物質の精密計測が可能となりました。初となる三大流星群の1つである「ふたご座流星群」のα7SUを用いた4K分光撮影は、流星科学に新たな幕開けをもたらすでしょう。
写真:α7SUの高感度だからこそ捉えることができる流星の光がある
写真:4K画質により流星発光の波長一つ一つがはっきりみえるようになった。