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- ―NEWアルバム「BREAK MY SILENCE」が発売されたばかりですが、音作りの段階でヘッドホンで聴かれることを意識したりはしますか。
- 高橋優(以下、T):「意識しますね。レコードショップの試聴機で聴かれる、あのシチュエーションをイメージします。今回のアルバムでいうと、アコースティックですよね。アコギがかき鳴らされている感じのアルバムにしたいと思ったので。やっぱり歌詞とギターかき鳴らして、メロディーを奏でて歌う。そこを一番フィーチャーして聴いてもらえるような11曲を入れようという思いで、今回は作ってました」
- ―今回「XBA」シリーズで聴きたい音楽を3枚選んでいただいたのですが、どれもボーカルが語りかけてくるような特徴がありますね。
- T:「この3枚、割とそうですよね。結果的にそうだなって思いました。どれも生音を重視してる楽曲ばかりなので、ニール・ヤングだって、生音で勝負するしかなかった時代のレコーディングだったと思うんですよ」
- ―ニール・ヤングの音楽はどんなきっかけで知ったんですか。
- T:「ビートルズを聴くようになってから、その年代の音楽をもっと聴きたくなったんです。このアルバムが一番好きです。この時代の音楽って、時々よれるというか不安定なところがあるじゃないですか。人柄が見えるというか。このイヤホンで聴いてて生々しさみたいなものを感じ取ったのかもしれません」
- ―川本真琴さんは中学生の頃から好きだったそうですが。
- T:「久しぶりに聴きました。最近は全然聴いていませんでした。でも、こういう良いヘッドホンで聴けば聴くほど、ギターとかすごかったんだなとか、バンドアレンジめちゃめちゃこだわってたんだなとか改めて分かるんですよ。(XBAシリーズは)アコースティックギターとか、ボーカルのブレスの感じとか、生音がよく聴こえましたね」
- ―ちょっと意外に感じたのはMUSEですが。
- T:「音楽がめちゃめちゃ壮大じゃないですか。このアルバムはその典型のような感じがしたんで。でも、僕はMUSEも歌ものだと思っていて。結局は歌があるからバンドサウンドが活きてくる。そういう意味でいうと、このイヤホンで聴いたから歌がフィーチャーされたのかな」
- ―アコースティックな音楽を聴きたかったら、アコースティックな音楽にこだわったヘッドホンを見つければ音楽はもっと楽しいですよね。
- T:「音楽を聴く人たち、受け取る側の人たちにも、「アコギが鳴ってる」とか「この奥行きは違うんだ」とかっていうところまで受け取ってもらえたら、もっと音楽の楽しさは広がると思うんですよね。それは、レコーディングをしてる人たちの願いだと思うんですよ」
- ―最後に皆さんへメッセージを。
- T:「アコースティックな音楽に合うヘッドホンが絶対世の中のどっかに存在していて、それを必死になって作ってくれている人たちがいる。きっとアコースティックな音楽をもっと聴きたい人はそこにこだわったイヤホン、ヘッドホンに出会いさえすれば、音楽はもっと楽しくなると思います」
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「BREAK MY SILENCE」楽曲情報はこちら
1983年12月26日生まれ、秋田県横手市出身。札幌の大学への進学と同時に路上での弾き語りを始める。2008年活動の拠点を東京に、2010年4月デビュー前に「福笑い」が東京メトロCMソングとして大抜擢される。7月シングル「素晴らしき日常」でメジャーデビュー。2011年2月ニューヨークタイムズ紙に意見広告を掲載。これは日本人アーティストとしてオノ・ヨーコさん以来。2011上半期「福笑い」がラジオチャート邦楽1位になる。2012年の全国ホールツアーでは2万人動員している。2012年12月26日「僕らの平成ロックンロール2」と、自身初のLIVE DVDをリリース。2013年には2か月連続シングルをリリースし、5月31日より全国ライブハウス&ホールツアーを敢行中。