※2018年5月時点での情報です
最新の商品情報は下記「商品情報」よりご覧ください
オープン価格
受注生産品
新たに開発した36×24mmフルフレームセンサー、ワイドラチチュード、そして直感的な操作性を備えた
次世代CineAltaカメラ
テクノロジーや環境は時代とともに変化していきます。
しかし、制作者の創造的欲求を満たすことこそが私たちの使命であることに変わりはありません。
ソニーは、映画制作者や観客が映像コンテンツの一つひとつのフレームからエモーションを感じられるように
そのイメージクオリティーや視聴体験の向上を追求しています。
CineAltaロゴには「創造性の持つ無限の可能性」と「技術への飽くなき追求」をシンボライズして
「∞(無限大)」のマークが刻まれています。
それは私たちソニーが追い続ける夢であり、映画制作に携わるすべての方へのメッセージです。
VENICEは映画制作者のために開発されたシネマカメラです。
新たに開発されたフルフレームイメージセンサーと撮影現場からのフィードバックに基づいた
新しいボディ構造を備え、映画制作に携わる多くの方のニーズに応えます。
新しいセンサーが生み出す繊細な映像。
そして広大なラチチュードと色域。
これらがグレーディングにおける自由度を飛躍的に向上させ、
制作者の求める美しい映像を紡ぎ出します。
過酷な環境下での撮影やスピードが求められる映画撮影の現場において
「使いやすさ」と「信頼性」は非常に重要です。
VENICEは高い堅牢性を誇る構造と高い耐久性、徹底的なユーザー調査に基づいたデザイン、
そして明快でシンプルなメニュー操作で撮影に集中できる環境を提供します。
VENICEは“ハイエンドシネマ制作に求められる性能を満足させる”ことを目標に、このカメラのために新たに開発された36×24mmCMOSフルフレームイメージセンサーを搭載しています。最大6048画素× 4032画素の解像度でキャプチャすることが可能で、撮像モードを切り替えることにより、標準的なSuper35mm 24.3× 12.8mm、4096画素×2160画素(3パーフォレーションに相当)はもちろんのこと4:3アナモフィックに対応するSuper35mm 24.3 x 18.3mm、4096画素×3024画素(4パーフォレーションに相当)*をネイティブサポート。さらに6:5アナモフィックモード*にも対応しています。アスペクト比は17:9、16:9、1.85:1*、2.39:1*など映画制作で必要とされる多くのアスペクト比に対応し、さまざまなプロジェクトに対応することが可能です。
*フルフレームおよびアナモフィックモードは別売ライセンスが必要となります
*ファームウェアのアップデートが必要です
フルフレームセンサーにより横6K*の高精細映像を収録することができます。その他にも、センサーサイズを活かした超広角撮影、より浅くなる被写界深度、4K制作における切り出しや、ダウンコンバートによる高画質化など様々な方法で創造的な活用が可能です。
*別売のフルフレームライセンスが必要です
Super35mm 24.3 x 18.3mm フルハイト 2倍アナモフィックがサポートされています。
*別売のアナモフィックライセンスが必要です
標準的なSuper35mmサイズをサポートしており、従来のSuper35mm用PLレンズを使用することができます。
VENICEは、読み出し速度の高速化をはかったCMOSセンサーを搭載することにより、CMOSセンサーで発生する動体歪みを最小限に抑えることができます。
15ストップ+の広大なラチチュードを実現。ハイライト部から暗部まで幅広い輝度条件の下で低ノイズで美しい映像をキャプチャーすることができ、グレーディング作業において高い自由度をもたらします。
VENICEはBT.2020、DCI-P3を超える色域をカバーします。 ソニーが定義するワイドカラースペースS-Gamut3、S-Gamut3.cineを搭載し、S-Log3を活用することによりグレーディング時の自由度が飛躍的に向上します。
ISO 500とISO 2500の2つの基準ISO感度を持つデュアル・ベースISOを搭載。一般のビデオカメラでは、ISO 500に対してISO 2500はゲインアップに伴い大幅にノイズが増加しますが、デュアル・ベースISOによりISO500とISO2500時のノイズはほぼ同じです。明るい環境下ではISO 500を使用し、暗いシーンではISO 2500を使用することによりノイズを抑えたクリアな映像表現が可能となります。
*ファームウェアのアップデートが必要です
VENICEは標準でPLレンズマウントが装着されています。レンズマウントはCooke/iに対応しており、レンズ情報はフレーム毎にメタデータとして記録されます。
PLマウントを取り外すことによりEマウントを使用することができます。Eマウントにはレンズを回転させずに着脱できるレバーロックタイプのEマウントを採用しているため、リグ装着状態でのレンズ交換を容易に行うことができます。
センサーサイズと比例して被写界深度は浅くなります。 VENICEの36×24mmフルフレーム*センサーは、Super35mmと比較して1〜2絞り分被写界深度が浅くなり、レンズの絞り値に余裕を持つことができます。
*別売のフルフレームライセンスが必要です
4K 4:3 / 6:5 アナモフィック*に対応しており、アナモフィックレンズ独特の美しいレンズフレアやボケをいかしたエモーショナルな表現を作り出すことができます。
*別売のアナモフィックライセンスが必要です
*6:5はファームウェアのアップデートが必要です
別売のポータルブルメモリーレコーダー AXS-R7との組み合わせにより、フル6K解像度の映像を16ビットシーンリニアデータを持つX-OCNフォーマットで記録することができます。またダウンコンバートして4K XAVCで記録することも可能です。
*別売のフルフレームライセンスが必要です
VENICEは、ソニー独自の小型化技術によりフルフレーム大型イメージセンサーを搭載しながら
コンパクトなサイズを実現しており、狭いスペースでの撮影やドローン搭載時の利便性を向上させています。
操作ボタンは直観的な操作を実現するために場所、形状、サイズを徹底的に検討して配置されており、
また暗所撮影を考慮しバックライトを備えています。
インターフェースは4K 出力(SDI×4)に加え、HDモニター出力(SDI×1)を備え、
オンセットのモニタリング機能が強化されています。
電源入出力は12V、24Vのいずれにも対応することができ、DC24V出力はフィッシャーを採用。
幅広いアクセサリがサポートされます。ビューファインダー用端子には高い堅牢性を持つLEMOを採用しています。
筐体は高い堅牢性を誇るマグネシウム合金製。
吸排気機構は全ての電子部品から完全に隔離されていて、砂や埃、水滴の侵入を防ぎます*。
静粛性に優れたファンは取り外し可能で清掃することができ、過酷な映画制作の現場で高い冗長性を保つことができます。
*防塵・防滴に配慮された構造になっていますが埃や水滴の侵入を完全に防ぐものではありません
VENICEは完全なモジュラー設計であり、撮影用途に合わせ様々なリグや周辺機器との組み合わせに柔軟に対応することができます。レンズとのバランスや使い方に合わせてトップハンドルとビューファインダーは簡単に調整できます。光軸高はPMW-F55と同じなのでPMW-F55用の周辺機器を活用することが可能です。後部には別売のポータブルメモリーレコーダー AXS-R7(別売)を4本のネジにより強固に固定することができます。
VENICEは、このクラスでは世界初の8ポジション光学式NDフィルターを採用しています。0.3ND(1/2 = 1ストップ)から2.4ND(1/256 = 8ストップ)の広範囲のNDを備えており、外部NDフィルタを交換する手間を省きます。このNDフィルターはサーボ制御となっており、クレーン撮影等でのリモート操作**が可能です。
*2017年9月7日時点において(ソニー調べ)
**ファームアップにて対応
VENICEは、メニュー画面をカメラの両側に、メイン操作部はカメラのアウトサイドに配置しています。
これにより撮影現場でカメラアシスタントが設定操作を素早く行うことができます。
インサイドの有機ELミニディスプレイは、NDポジション、シャッター、FPS、ホワイトバランス、EI値など、
頻繁に使う設定を簡単に操作でき、またカメラマンの方がステータスを確認するのにも便利です。
メニュー構成はカメラマンからのフィードバックを徹底的に研究、構築したものでシンプルかつ直観的な操作が可能です。
※Sony Globalのサイトにリンクします
※注意事項
動作ブラウザ:Google Chrome 63以上、Safari 10以上
※制限事項
・RECボタン、ユーザーメニュー、フルメニュー、TC /メディア、モニタリング、オーディオ、詳細メニューはシミュレートされません。取扱説明書を参照ください。
・本シミュレータは全て実機と同様に動作することを保証するものではありません。
・別売のポータブルメモリーレコーダー AXS-R7、フルフレームライセンスCBKZ-3610A、アナモフィックライセンスCBKZ-3610Fがインストールまたは装着された状態をシュミレートしています。
・本体ファームウェアVer 1.0をシュミレートしています。
0.7型有機ELビューファインダー DVF-EL200(別売)は高解像度、高コントラストの1920×1080フルHD有機ELパネルを搭載し、ドット・バイ・ドットでの拡大フォーカス*にも対応。フルフレームでの撮影で要求される微細なフォーカシングが可能です。ロータリーエンコーダーを搭載しブライトネス、ピーキング、コントラストの調整が可能でコネクターには業界標準のLEMOを採用し優れた堅牢性を持ちます。工具不要でカメラからクイックに脱着できる機構を採用し、収納時の利便性も向上しています。
*ファームアップにて対応予定
VENICEはXAVC、ProRes、MPEG HDフォーマットでSxSメモリーカードに収録することができます。 また、ポータブルメモリーレコーダー AXS-R7(別売)との組み合わせによりAXSメモリーカード*に 16ビットRAWまたはX-OCNフォーマットでの記録にも対応します。
XAVCは非常に優れた圧縮効率によりコンパクトなファイルサイズと4:2:2 10bit記録による高い色再現性と諧調性をあわせ持つフォーマットです。XAVC Class480およびClass300をサポートしています。
Apple ProRes 422およびProRes Proxyフォーマットをサポートしています。
RAWファイルは16ビットリニアデータで記録することができ、一般的な12ビットRAWと比較し16倍以上の階調で4K収録が可能です。
X-OCNはソニーが定義する広色域データであるS-Gamut3の色情報をサポートするほか、15ストップ+の広大なラチチュードでとらえた情報を、階調豊かな16bitのシーンリニアデータで記録することが可能です。
またRAWとほぼ同等の高画質を実現しながら、4K 24p収録時にX-OCN STは660Mbps(X-OCN LTは389Mbps)のデータレートを実現しており、これはRAWに対して約30%(X-OCN LTは約60%)軽量なデータサイズを実現しています。VENICEの6K*コンテンツをファイル転送時間とストレージサイズの面で実用的なものにし、ポストプロダクションでの作業において十分な効率化を提供します。
*別売のフルフレームライセンスが必要です
VENICEは多くの同時記録モードを備えており、ポストでのファイル変換作業をすることなく、オンライン編集にはAXS-R7(別売)によって記録されたRAW / X-OCNを使用し、オフライン編集にはXAVC、ProRes*、MPEG HDを使用することができます。VENICEはXAVC 4KとRAW / X-OCN *を同時に記録することも可能でXAVC 4Kをメインフォーマットとして使用しつつ、RAW / X-OCNを最高品質のアーカイブや将来のHDR制作用途として同時に記録することができます。
また本体のSxSメモリーカードにXAVC 4KとのProRes 422プロキシ*を同時に記録することもできます。VENICEは、最高品質の映像と高速なワークフローの両方をサポートするように設計されています。
*ファームウェアのアップデートが必要です。
RAWやXAVCなどの各種素材をハンドリングするためのシンプルかつ便利なツールを提供しています。
素材のプレビューはもちろん、メタデータのチェック、RAWデータの現像、
各種ワークフロー向けのトランスコードを行えるほか、S-Gamut、S-Log素材に対するLUT適用、
ASC-CDLによるグレーディング、カメラやポストプロダクション向けの3D LUT生成も可能です。
Catalyst Browseは、ソニー製の各種カメラで収録したRAW / XAVC / MPEG4-SStP / MPEG HD / AVCHD素材に対応しているブラウジングソフトウェアです。素材のビューイングはもちろん、各種素材のトランスコードやコピー機能も提供します。
RAW Viewerはソニー製の各種カメラで収録したRAW / X-OCN / XAVC / MPEG4-SStP素材に対応したソフトウェアです。素材のビューイング、トランスコードはもちろん、他社製デバイスを用いたライブグレーディングにも対応しています。HDRの各種EOTF変換サポートしています。
※上記内容は現時点での予定であり変更される可能性があります