ゲームだけでなく、ビデオ、音楽、コミュニケーションなど、小さなサイズで何役もこなす、PS Vita TVのヒミツと魅力に迫ります。
* テレビと接続する PlayStation® として最小 (2013年9月1日時点)
「プレイステーション ヴィータ」(PS Vita)をはじめ、ゲームアーカイブスの初代「プレイステーション」やPSP®「プレイステーション・ポータブル」など豊富なゲームが遊べるPS Vita TV。しかしゲームだけにとどまらず、ビデオや音楽サービス、ネットワークレコーダー&メディアストレージ『nasne(ナスネ)™』で録画したテレビ番組の視聴と、さまざまなジャンルのエンタテインメントにも触れることができます。PS Vita TVが備えるこれらの機能やサービスは遊びに何をもたらすのでしょう。PS Vita TVの企画・開発に携わった山本に話を聞きました。
──携帯型エンタテインメントシステムとしてPS Vitaが初めて登場してから2年、今回PS Vita TVが誕生したきっかけとは?
山本:PS Vita TVはPS Vitaのチップセットやシステムソフトウェアを採用しているので、基本技術の多くは共通のものを使用しています。PS Vita TVの構想はPS Vitaの発売の半年ほど前にスタートし、途中からはシステムソフトウェアの根幹を共同で開発するようになりました。
PS Vita TVのベースとなったPS Vitaは、ゲームだけでなくビデオや音楽、ネットワークサービスといろいろな機能やコンテンツにアクセスすることができます。PS Vitaのシステムソフトウェア開発が進むにつれて、携帯型ゲーム機という枠にとどまらない、エンタテインメントへの入り口としての高いポテンシャルを感じたんです。
家庭のエンタテインメントの中心であるテレビと組み合わせたら、きっとおもしろいぞ、と。それが、PS Vita TV開発のきっかけでした。
──「据え置き型ゲーム機=大きい」という印象を抱きがちですが、PS Vita TVのサイズは実際に見ると驚きますね。
山本:手の中に収まるサイズは持ち運べるPS Vitaの技術をベースにしているというのもありますが、機能を集約してサイズを小さくすることは、開発中もとくに意識していました。PS Vita TVのシンプルなデザインと大きさは、テレビにそっと寄り添うことをイメージしています。テレビとひと口に言っても、リビングの40インチを超えるものから、寝室の20数インチの小さなものまで、さまざまな大きさがあります。コンパクトなサイズを追求することで、どんな大きさのテレビと組み合わせても寄り添うようにしっくりくること、掃除やお片付けと生活のジャマにならないこと、そして手にとって遊びたいときにすぐ遊べることを目指しました。
──PS Vita TVは、PS Vitaの最新ゲームタイトルを大画面でプレイできることが魅力のひとつになっていますね。
山本:手の中に収まる画面に集中してゲームの世界に没入するのも楽しいですが、みんなでワイワイ言いながら遊ぶのもゲームの楽しさのひとつだと思います。テレビの画面を見ながらひとつのゲームを友だちや家族といっしょに攻略したり、ゲームの話題で盛りあがったりと、お気に入りのゲームをきっかけに、楽しさやコミュニケーションの輪がいろんな方向に広がりますよね。
PS VitaとPS Vita TVは、PS Vitaカードを差し替えるなどして、ひとつのゲームを機器をまたいで遊ぶことが可能です。さらにアドホック通信のマルチプレイヤー機能に対応したゲームであれば、PS VitaとPS Vita TV同士で一緒にプレイをすることもできます。
──過去の「プレイステーション」プラットフォームのタイトルを含む1,300本以上のゲームがプレイできます(*)が、実際に初代『グランツーリスモ』をプレイしてみて、懐かしさを感じつつ、思わず熱中してしまいました。
山本:PlayStation®Storeからダウンロードすることで、PS Vitaの最新タイトル以外にも、PSP®や初代「プレイステーション」のゲームも遊ぶことができます。かつて時間を忘れて遊んだ名作を大画面でプレイできるのも、PS Vita TVの魅力のひとつですね。初代「プレイステーション」の名作から話題の新作のルーツをたどったり、自分がハマったゲームを子どもに紹介して裏ワザを教えたりと、名作ゲームならではの世代と時間を超えた楽しみかたがあるのではないでしょうか。
とくにPS Vita TVではゲームやシステムのスタンバイと復帰が非常に早いので、ゲームデータのロード時間やセーブ時間で待たされることなく、ゲームの楽しさを純粋に味わうことができます。いつでも好きなときに始めて好きなときにプレイを中断できる。これが結構、便利でイイんです(笑)。
* 2013年9月9日時点。PS Vita用タイトル、PSP®タイトル、ゲームアーカイブス(初代PlayStation®)タイトル含む
──PS Vita TVにはカラオケサービス「JOYSOUND.TV Plus」やビデオ配信サービス「TSUTAYA TV」など、PS Vitaにはなかったサービスもありますね。
山本:たとえば、友達や家族で楽しむカラオケなどはテレビの大画面やネットワークとつながるPS Vita TVとの相性のいいコンテンツでもあります。また、「大画面で見る」という点では、映画やドラマのビデオ配信サービスが欠かせないと思います。ホーム画面から使いたい機能に素早くアクセス、ボタン一発で起動するPS Vita TVのサクサク動作は、何千、何万とあるコンテンツの中から見たい作品、歌いたい曲へとすぐにアクセスでき、複数のシリーズがある名作や話題の最新作を見逃しません。
「ブラビアリンク」をはじめとしたHDMI機器制御に対応したテレビであればリモコンでもPS Vita TVの基本的な操作ができるので、ソファーに寝ころんだ状態でも、お目当ての作品を見つけだして再生、一時停止や早送りと、まるでテレビのチャンネルを変えるようにリモコンで映像を操作することができるんですよ。
──テレビ番組を録画するネットワークレコーダー&メディアストレージ「nasne(ナスネ)™」との連携は?
山本:ナスネ™と連携して動作する「torne(トルネ)™ PlayStation®Vita TV」の魅力のひとつに、に番組表の表示や録画操作のレスポンスのよさが挙げられます。そしてPS Vita TVも小気味いい動作が特長です。PS Vita TVとナスネ™が組み合わさることで、サクサクとした操作感がさらに加速します。たとえばPS Vita TVは電力をほとんど消費しないサスペンド状態から瞬時に動作状態へと復帰することが可能です。
「あの番組を今すぐ見たい!録りたい!」と感じたとき、起動を待つことなく瞬時に番組録画、再生と流れるように操作ができるので、見たい番組や録りたい番組を逃しません。また、ナスネ™はテレビ番組の録画・再生だけでなく、PS Vita TVでダウンロードしたゲームを保存することも可能です。ナスネ™とPS Vita TVを組み合わせることで、PS Vitaカードを差し替えることなく、たくさんのゲームを切り替えてプレイすることができるようになります。
山本:「PS Vita TVで一番楽しいのはどの楽しみかた?」という質問をぼくの周りの人たちにしたことがあるんです。そうしたら「ゲーム」や「ビデオ」、「ネットにつながること」といったぐあいに、答えが見事にバラバラになってしまいました(笑)。そのバラバラな答えこそがPS Vita TVの魅力だと思っています。
たくさんのゲームが遊べたり、ビデオオンデマンドやテレビ番組を楽んだり、「プレイステーション」はそれぞれいろいろな楽しさを、もっと楽しく快適なものにします。PS Vita TVは「プレイステーション」で体験できる「楽しい!」の入り口なんです。テレビにすっと寄り添うような手のひらサイズやお求めやすい価格など、「プレイステーション」を手に取ったことがない方にも、久しぶりの方にも、手に取ってもらいやすくすることを常に意識しました。PS Vita TVから始まる「楽しい!」の広がりをぜひ味わってみてください。
手の平サイズの小型ボディにエンタテインメント機能を凝縮したPS Vita TV。ゲーム機としてゲームアーカイブスタイトルから最新PS Vitaタイトルまで、1,300本以上のゲームを遊ぶのもよし、「TSUTAYA TV」や「ニコニコ」、「Hulu」(*)などのビデオ・動画配信サービスを楽しむエンタテインメントシステムとしても十二分に活躍してくれます。
* 今後対応予定
そのうえで、自分ならこう使う!と提案したいのはナスネ™との連携。ナスネ™が発売されてからネットワーク対応のストレージデバイス、つまりNASの敷居がずいぶん下がったように感じます。ホームネットワークでつながることで録りためたビデオを楽しめるのは当然のことながら、音楽や写真データの再生にも力を発揮するPS Vita TV。
しかもPS Vita TVはBluetooth®接続も可能だから、対応スピーカーと無線接続して楽しむなんてのもアリかと。加えて現在1,500万曲以上が定額で聴き放題の「Music Unlimited」のアプリも活用すれば完璧ですね。もちろん、多くのゲームタイトルでリモートプレイ機能が採用されるPlayStation®4との連携も見逃せないポイントです。
気軽に購入でき、どこにでも置けて、手軽に使える史上最小(*)の「プレイステーション」。遊びの詰まりかたは、本当にハンパないです!
* テレビと接続する PlayStation® として最小 (2013年9月1日時点)
ワンルームでひとり暮らしをする人、インテリアにこだわる女性にとって、デジタルグッズのサイズやデザインは重要な問題。「ゲームは好きだけど、マシンを置くスペースがない」「黒いハードは家具に合わない」なんて人もいるのでは?『PlayStation®Vita TV』は、そんな人にうれしい1台。手のひらに乗るほどのコンパクトサイズで、AVラックはもちろんテレビ台の上に置いてもまったく気にならない。そのうえ機能の充実度はAAAクラス!
PS Vitaソフトや懐かしのゲームアーカイブスが遊べるのはもちろん、数多くのビデオ配信サービスへの対応、ナスネ™での録画番組視聴、インターネット、カラオケなど、これ1台であらゆるエンタメをカバーしている。
個人的には『radiko.jp』アプリでネットラジオを聴きつつTwitterやゲームを……という楽しみかたがお気に入り。しかも、これだけ遊びが詰まっているのに価格は1万円以下。このお得感、財布の紐が堅い女性的にも申しぶんナシでしょう!
※ “SONY”、“make.believe”はソニー株式会社の商標です
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