COMPUTER DISPLAY [コンピューターディスプレイ]
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FDトリニトロンの自然な平面 ハイコントラスト 高精細AGピッチ 電子銃 回路

ソニーのコンピューターがめざすもの、コンピューターディスプレイ=平面=FD Trinitron
トリニトロン管からFDトリニロン管へ
ブラウン管の管面が丸みを帯びていると、実際のデータ上の画像と見た目の画像に狂いが生じてくることがあります。ソニーのコンピューターディスプレイは、1983年の第1号機以来、テレビで実績のあるバーチカル(垂直)リニアフェイスのトリニトロンブラウン管を採用。管面が垂直方向にまっすぐなので、作業時に誤差を生じにくいだけでなく、外光の映り込みも少なくでき、さらに画面に再現される画像を自然なプロポーションで見ることができるという利点もあります。ソニーでは、この特長を生かしながら、ブラウン管の平面化を進めてきましたが、GDM-F500/GDM-F400で、19型以上の大型コンピューターディスプレイで初めての平面ブラウン管、FDトリニトロン管を採用。コンピューターディスプレイでの平面化に先鞭をつけました。 トリニトロン管からFDトリニロン管へ


内側への凹みを感じさせない自然な平面
平面ブラウン管といわれるものは、見る角度によって、見た目上、内側へ凹んでいるように見える場合があります。これは、光線の屈折の影響で、ガラスを通して見える画像の面が、見た目上凹面状に見えるからです。つまり、ガラスを単に平面な形状にするだけでは、自然な平面を実現することはできないのです。そこでFDトリニトロン管では、ブラウン管のガラスの内面カーブに着目。光線が屈折しても、自然な「平面画像」になるようなガラスの屈折率を算出し、適度な内面カーブをもったブラウン管を開発。どの角度から見ても、内側への凹みを感じさせない、自然な「平面画像」を実現しました。 従来の平面画面 新FDトリニトロン管


外面カーブはより平面に
FDトリニトロン管では、ブラウン管の管面(外面)の平面性を示す指標の一つである、水平方向の管面曲率*で、50,000mmを実現(当社従来製品は2,000mm)。これは、半径50mの円筒の一部分をブラウン管の広さで切り取った面に相当するもので、ほとんど完全に平面な面であるといえます。

* 管面曲率:ブラウン管管面を円筒型の一部とみなした場合の半径の長さ。数値が大きいほど、平面率が高い。
外面カーブはより平面に


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