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MPEG(Moving Picture Expert Group) |
MPEGとは本来マルチメディア符号化を行っている組織の略称ですが、最近では動画圧縮における国際規格の呼び名としても使われています。MPEG規格はもともと、蓄積メディア、放送、通信などのためのマルチメディア符号化の規格でしたが、MPEGのフェーズが進むにつれ、より広範囲な内容を含むものとなっています。 | ※MPEG-3はHD信号を取り扱うものでしたが、MPEG-2に統合されたので欠番となっています。 |
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MPEG-2のレベルとプロファイル |
MPEGには、信号(ビットストリーム)の互換性を保つための仕組みとして、レベルとプロファイルと呼ばれる尺度があります。 |
■ | レベル | |||||||||||
処理できる画像の大きさ(解像度)を示します。 | ||||||||||||
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■ | プロファイル | ||||||||
機能性を示します。 | |||||||||
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GOP(Group of Pictures) |
モーションJPEGでは1フレーム毎の圧縮を行っていますが、MPEGでは高圧縮率に対応するため、フレーム間の差分情報を用いて圧縮することが可能です。 MPEGは3種類のフレームデータを混在させ、通常は15フレームを1つのグループとして取り扱っています。 |
GOP構造の一例 |
■ | 3種類のフレームデータ | ||||||
処理できる画像の大きさ(解像度)を示します。 | |||||||
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MXF(Material eXchange Format) |
MXF(Material eXchange Format)は、Pro-MPEGフォーラムにより開発されたファイル交換フォーマットです。開発後、AAFアソシエーション、EBUとの共同開発プロジェクトにより高機能化され、現在、国際標準化機関「SMPTE」で標準化作業が進められています。 MXFは、圧縮方式や信号フォーマットに依存しないファイル交換フォーマットのため、インターネット、LANなどのストリーミング可能な環境にファイルを転送することで、ストリーミング機能を実現。また、MPEG IMX、HDCAM、DVなどのAVコンテンツだけでなく、その内容・種類・撮影場所・撮影機材など番組/CM制作に欠かせないメタデータも一体化して送ることが可能です。 撮影から編集、送出、アーカイブまでをファイルで一元管理することで、制作現場の効率性向上、コスト削減が期待されています。 |
MXFの構造イメージ図 |
■ | Pro-MPEG フォーラム | |
1998年6月に英国国営放送局BBCを中心に結成。 現在は世界の放送局やプロダクション、メーカーなど130社以上が参加しています。機器間の相互接続を実現するための共通インターフェースとしてSDTI-CPやMXFの標準化を推進しています。 |
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