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2007年4月16日 |
大容量50GBディスクで最長約270分のHD記録
“XDCAM”HD カムコーダーとレコーダーを発売
ソニーは、プロフェッショナルディスクシステム“XDCAM”の大容量50GB・2層ディスク『PFD50DLA』に対応、最長約270分のHD(High Definition)記録が可能な“XDCAM”HDカムコーダー『PDW-F355L』と“XDCAM”HDレコーダー『PDW-F75』の発売を予定しています。
型 名 |
発売予定日 |
“XDCAM”HDカムコーダー 『PDW-F355L』 |
2007年10月 |
“XDCAM”HDレコーダー 『PDW-F75』 |
2007年10月 |
“XDCAM”シリーズは、2003年10月に発売開始以来、全世界で累計21,000台(2007年3月末時点)が出荷されています。“XDCAM”HDカムコーダー『PDW-F355L』と“XDCAM”HDレコーダー『PDW-F75』は、現行機種の機能(https://www.sony.jp/xdcam/)に加えて、以下の特長を持っています。
なお『PDW-F355L』・『PDW-F75』は、「NAB 2007」(4月16〜19日/米国・ラスベガスコンベンションセンター)に出展されます。
●“XDCAM”HDカムコーダー『PDW-F355L』・レコーダー『PDW-F75』共通の特長
大容量50GB・2層ディスク『PFD50DLA』対応により、以下の長時間HD記録が可能です。
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1層ディスク(23.3GB) |
2層ディスク(50GB) |
HQモード(35Mbps) |
約60分 |
約150分 |
SPモード(25Mbps) |
約90分 |
約200分 |
LPモード(18Mbps) |
約120分 |
約270分 |
DVCAM |
約85分 |
約190分 |
●“XDCAM”HDカムコーダー『PDW-F355L』の主な新機能
- 24P対応の機能を強化
24PsF撮影時、HD-SDI出力端子からの24PsF出力や、マルチカメラ収録を可能にする24PsF同期信号に対応します。また、フィルム撮影のオペレーションと同様に、シャッタースピードのシャッター開角度表示に対応します。
- DVCAMモードにおける機能追加
DVCAM記録モードにおいても、待機中のカメラの映像/音声データをメモリに常時蓄え、記録開始点より最大10秒前からの映像/音声データを記録することが可能です。また、1秒に1フレームから24時間に1フレームなど、任意の時間間隔で間欠的な記録に対応するインターバルレック機能を装備します。
- ライブ&プレイ機能の向上
ディスク再生中にカメラEE出力(カメラライブ映像)を本体のビューファインダーで確認することができます。ディスク再生出力を本線として送出しながら、次の撮影に備えてカメラ映像のセッティングが可能になります。
- SD機能の向上
SD-SDI出力機能の追加により、カメラEE出力およびHD記録された素材の再生画のダウンコンバート出力に対応します。また、SDダウンコンバート信号のEE出力時にエッジクロップモードに対応します。
●“XDCAM”HDレコーダー『PDW-F75』の主な新機能
- DVCAM記録対応
オプションボード『PDBK-104』を実装することにより、SD-SDI入力またはコンポジット入力によるDVCAM記録に対応します。
- ダウンコンバーターの性能向上
ダウンコンバーターのデバイスを新たに追加し、ライン変数の向上、フィルター特性の改善をすることでHDW-1800/2000/S280と同等レベルの画質を達成します。ダウンコンバート出力時にはレターボックス/エッジクロップ/スクイーズモードから選択が可能です。また、HDCAMと同様に、イメージエンハンサー機能をOFFにすることができます。
- HDCAMのカムコーダーの同期記録が可能
『HDW-750』など、HD-SDI出力を装備したHDCAMカムコーダーと接続、連動させて、PDW-F75での記録制御が可能になります。これにより、XDCAMをバックアップ用途等として活用することができます。