2015年10月20日
ソニーは、11月18日(水)から千葉市・幕張メッセで開催される「2015年国際放送機器展(Inter BEE 2015)」に「Beyond Definition その先へ、ソニーとともに」をテーマに出展します。展示ホール4および国際会議場201会議室において、加速する4Kコンテンツ制作、さらに表現力を強化するための技術HDR(ハイダイナミックレンジ)に対応した商品群やワークフローをご紹介します。また、伝送にIPを用いて制作システム全体をネットワーク上で一元管理するネットワーク・メディア・インターフェースに対応した新商品、速報性が求められるニュース制作などの現場に向けた「ネットワークプロダクションプラットフォーム」などの新しいソリューションをご提案します。
【4K / HDライブ制作】
ネットワーク・メディア・インターフェースに対応した新商品のマルチフォーマットスイッチャーXVS-8000*と、4Kシステムカメラ用のベースバンドプロセッサーユニットBPU-4500*およびマルチポートAVストレージユニットPWS-4500*を展示します。
* 詳細は後日発表します。
【ファイルベース運用】
ニュース制作ソリューションでは、カムコーダーからのワイヤレス伝送、編集システム、オートメーションサブシステムのトータルワークフローを展示します。番組制作ソリューションでは、プロダクションにおけるXDCAM、Professional Discによる完パケまでのリニア編集ワークフローやコンテンツ管理システム、そしてオプティカルディスク・アーカイブを中心に、用途に応じた映像アーカイブソリューションなどを提案します。
【カメララインアップ】
HDRやHD8倍速スローモーションに対応する2/3型3板式4Kイメージセンサー搭載のHDC-4300、XDCAMカムコーダーの新商品を展示します。また、スーパー35mmの大判センサー搭載カメララインアップは、8Kイメージセンサー搭載のF65RSをはじめ、4Kコンテンツ制作を加速させているPMW-F55、PXW-FS7、小型軽量ボディで、手持ち撮影時の機動性と使いやすさを実現する新商品PXW-FS5を紹介します。
【HDR】
液晶テレビ ブラビアや、30型4K有機ELマスターモニターBVM-X300を用いて、HDRとSDR(スタンダードダイナミックレンジ)のコンテンツの比較などを紹介します。
【デジタルワイヤレスマイクロホンシステム】
新周波数帯域対応のDWXシリーズのフルラインアップを展示します。
昨今注目の高まっているHDR映像制作について、実際にHDRコンテンツ制作に携わっている映像制作事業者様、弊社担当者による技術セミナーなどを実施します。
Inter BEE 2015 出展概要 | |||
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会期 |
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会場 | 幕張メッセ 展示ホール1〜6 千葉県千葉市美浜区中瀬2-1 |
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入場 | 無料(登録制) | ||
ソニー/ソニービジネスソリューションブース | 展示ホール4 No. 4414、国際会議場201会議室 |
主な出展機器* | ||||
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●CineAlta 4Kカメラ F65RS、PMW-F55 ●マルチフォーマットカメラシステム HDC-4300、HDC-2500 ●4Kライブカメラシステム カメラシステムアダプター CA-4000 ベースバンドプロセッサーユニット BPU-4500(New)、BPU-4000 ●マルチポートAVストレージユニット PWS-4500(New)、PWS-4400 ●マルチフォーマットスイッチャー XVS-8000(New)、MVS-7000X ●4Kメモリープレーヤー PMW-PZ1 ●XDCAMシリーズ XDCAM HD422カムコーダー PDW-850
XDCAMドライブ PDW-U2 ●トランスコード・コピー・ステーション PWS-300TC1(New) ●ワイヤレスアダプター CBK-WA100 ●ネットワークRXステーション PWS-100RX1 ●NXCAMカムコーダー HXR-NX100(New) ●アーカイブ Media Backbone Ensemble(ライブラリーシステム) プロフェッショナルディスクライブラリー XDJ-1000 オプティカルディスク・アーカイブドライブユニット ODS-D77U オプティカルディスク・アーカイブPetaSite拡張型ライブラリー ODS-L30M、ODS-L60E テープデジタイズステーション PWS-100TD1 ●オートメーションサブシステム(New) ●番組・CMバックアップ送出システム ●モニター 30型4K有機ELマスターモニター BVM-X300 放送業務用 有機ELモニターTRIMASTER ELシリーズ ●プロオーディオ機器 デジタルワイヤレスマイクロホンシステム DWXシリーズ デジタルワイヤレスパッケージ DWZシリーズ ●プロフェッショナルレコーディングメディア プロフェッショナルディスク、オプティカルディスク・アーカイブカートリッジ、ポータブルストレージ ●ファイナンス(SFIリーシング株式会社/ソニープロテクノサポート株式会社) * 出展機器は主なものを掲載しています。内容は変更になる場合がございます。予めご了承ください。 |
注:CineAlta、XAVC、XDCAM、NXCAM 、TRIMASTER ELおよびそれらのロゴは、ソニー株式会社の商標です。なお、本文中ではTM、(R)マークは、明記していません。
時間 | 11/18(水) | 11/19(木) | 11/20(金) | 13:00 | 14:00 |
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【3】HDRの魅力とライブにおける制作事例 | ||||
15:30 | 16:30 |
【3】HDRの魅力とライブにおける制作事例 |
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【1】 ソニーの目指すHDRの世界〜HDRの概要と制作ワークフロー〜 | ||
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講師 | ソニービジュアルプロダクツ株式会社 技術戦略室 プリンシパルエンジニア 小倉敏之 ソニー株式会社 コンテンツクリエーション・ソリューション事業部 4K担当シニアマネージャー 岡野 正 |
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概要 | 弊社は、次世代の高画質化を実現する要素技術の開発を進めてまいりました。 広いダイナミックレンジ、広色域を実現する事は4Kとならび、その技術を活用可能な領域と位置付けており、これらが重なって映し出されるHDR映像は大きな可能性を秘めています。本セミナーでは制作機器はもちろん、映像を映し出す受像機(TV)開発の観点から、弊社の技術推進担当によりHDRの概要や事例をご説明するとともに、弊社の考える制作ワークフローをご紹介いたします。 |
【2】 HDR制作の検討ポイントと実例ワークフロー 〜デモ映像「Fall into the Real」の制作事例とHDRの仕上げについて〜 |
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講師 | 株式会社IMAGICA プロダクションカンパニー クリエイティブプロダクションユニット シニアテクニカルディレクター 松本 渉 様 カラーグレーダー 倉森 武 様 |
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概要 | 昨今注目の高まっているHDR映像制作について、実際にコンテンツ制作に携わっている株式会社IMAGICA様に、HDRコンテンツ制作の現状と取り組みをお話しいただきます。また、実際に制作いただいたデモ映像「Fall into the Real」の制作過程について、カラーグレーディングのデモンストレーションも交えながら、撮影、カラーグレーディング、EOTF変換などのワークフローとともにご紹介いただきます。 |
【3】 HDRの魅力とライブにおける制作事例 | ||
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講師 | スカパーJSAT株式会社 有料多チャンネル事業部門 事業戦略室 事業戦略部 開発チーム 今井 豊 様 |
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概要 | 4K自主放送を開始され、さらなる映像表現の向上に向けてHDRの映像制作に取り組まれているスカパーJSAT株式会社様に、HDRの魅力と今後の展望について語って頂きます。また、実際に行われたスポーツ、音楽などのライブ制作におけるHDRワークフローについて、デモ映像を交えてご紹介いただきます。 |