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VPL-VW1000ES
ビデオプロジェクター

VPL-VW1000ES

商品の特長

新開発4Kディスプレイパネル”SXRD”搭載

ソニーは2003年に0.78型フルHDプロジェクター用デバイス「SXRD」を開発し商品化しました。さらに、2004年にデジタルシネマ用1.55型「4K“SXRD”」、2005年には0.61型「フルHD“SXRD”」を世に送りだして以来、高精細・高コントラストな映像を提供してきました。本機に搭載された新開発の0.74型「4K“SXRD”」は、画素ピッチを従来の7μm(0.61型「フルHD”SXRD"」」において)から4μmへと微細化し、0.74型で有効885万画素(水平4096×垂直2160画素)を達成しています。また、液晶層を均一化し、表示輝度ムラの少ない画質を実現しています。

フルHDの4倍以上、新デバイスと超解像技術により、高画質・高精細な臨場感あふれる4K映像を実現

「新開発4Kディスプレイデバイス”SXRD”」や、フルHD解像度の映像を高精細でリアルな4K映像に変換する、新開発「4K映像表示デバイス向けデータベース型超解像LSI」など、高画質・高精細な臨場感あふれる4K映像投影を実現する様々な技術を導入しています。

新開発「4K表示デバイス向けデータベース型解像処理LSI」を搭載

ソニーが10数年培ってきた、超解像開発に伴うノウハウに新規改良を加えた「新開発4K映像表示用デバイス向けデータベース型超解像LSI」を搭載し、フルHD解像度の映像をより高精細でリアルな4K映像信号に変換することを可能としました。この新開発4K”SXRD”の搭載により、近距離の映像視聴でもなめらかで奥行き・臨場感のある高精細な4K映像を映し出します。

限りなく深い黒を再現する、最大1,000,000:1のダイナミックコントラスト

入力される映像信号の輝度レベルに応じて、光量を自動で最適化する光学絞りと、ピーク時の白と暗部の諧調表現を最適化する信号処理の複合技術「アドバンストアイリス3」を採用。信号処理で白のピーク輝度は維持したまま黒を引き締めることで、ダイナミックレンジを拡大。さらに高コントラスト性能を持つ新開発「4K“SXRD”」との組み合わせにより、最大1,000,000:1のダイナミックコントラストを実現しました。これにより、引き込まれるような奥行き感と、暗いシーンから明るいシーンまで精彩感のある映像を描きだします。

2,000lm(ルーメン)の高輝度を実現

高出力な330Wの高圧水銀ランプの採用や、「4K“SXRD”」のきわめて高い光の利用効率と合わせて2,000lm(ルーメン)という豊かな光量を確保。この余裕ある光量により、大型スクリーンでの力強い映像表現と、純度の高い色再現が可能に。また、輝度レンジを変更することにより、部屋の明るさや各種コンテンツに応じた様々な設定でお楽しみいただけます。

DCI(デジタルシネマ・イニシアティブ)(*)と同等の広色域を実現

新カラーフィルター搭載により色再現域を大幅に拡大し、DCI(*)色再現域を実現。現在のデジタルシネマ映画館の規格と同等の広色域を実現しました。映画館のスクリーンに描かれる豊潤で美しい色合いをご家庭で堪能できます。さらに信号処理技術の組み合わせでAdobe RGBを始めとする各種モードへの切替も可能です。これまで実現が難しかった高輝度と広色域を高い次元で両立させました。

  • * DCI(デジタルシネマ上映システムの仕様。ハリウッドメジャー6社にて構成される業界標準化団体「デジタルシネマ・イニシアティブ」)にて制定

新開発4K解像度専用設計「ARC-F」レンズを搭載

4Kプロジェクターの高解像度な映像を投写するには、レンズの精度も重要になります。フルHD”SXRD”プロジェクター技術と4Kデジタルシネマ用レンズ技術を融合させて”大口径”4K「ARC-F(All Range Crisp Focus Lens)」レンズを開発しました。フォーカス時に2つのレンズ群を可動させることで、中心部から周辺部まで、また近距離投射時から遠距離投射時まで安定した4Kプロジェクターにふさわしい結像性能を達成しました。さらに4Kパネルアラインメント技術の開発とレンズに低分散硝材を使用することで色にじみの少ない鮮明な結像が得られます。「4K“SXRD”」の画素間ピッチ4μmという緻密な画素からの映像も忠実に解像して投画面のすみずみまで高品位な画質が得られます。

プロ用カメラ技術で培ったパネル固着技術を採用

R・G・Bの各色に0.74型「4K“SXRD”」パネルを配した3板式を採用。VPL-VW1000ESでは、プロ用カメラのイメージャー固着技術をベースに4K”SXRD”固着に展開し、パネルを高解像度化することで各パネルの精度が向上しました。さらにパネルを高精細化することで要求されるパネルアライメントの高度な精度を満たすための高度な光学部品設計を行いました。これにより、画素の色ずれが原因で発生する色の濁りやにじみの少ない、正確な色再現を可能にしました。

スクリーンの高さの1.5倍の距離で視聴可能

プロジェクターで投写されているスクリーンに近づくと、投写デバイスの画素が目立つため臨場感や奥行き感が損なわれますが、「4K“SXRD”」プロジェクターでは、画素が微細なため、スクリーンの高さの1.5倍まで近づくことが可能となりました。この距離におけるスクリーンに対する視野角は60度です。頭を左右に振らずに視野いっぱいに映像が入り、人間工学的見地からも理想的な位置で視聴でき、映像への没入感を生みだします。

セッティングの自由度を広げるレンズシフト機能

2.1倍の電動ズームを搭載し、部屋のスペースに応じて投写距離をフレキシブルに調整できます。また、レンズシフトにより本体の設置場所はそのまま、投写画面を上下左右に移動できます。
■垂直方向80%:スクリーンの高さの80%をスクリーンセンターから上下に動かすことが可能。
■水平方向31%:スクリーンの幅の31%をスクリーンセンターから左右に動かすことが可能。

2D/3D専用の設定がおこなえる「9種類のピクチャープリセット」

■シネマ フィルム1:最高画質といわれるマスターポジフィルム(ダイナミックレンジの広い、透明感のある画質)を再現する画質設定です。
■シネマ フィルム2:シネマ フィルム1をベースに色調を変え、実際の映画館の映像美を再現する画質設定です。
■シネマ デジタル:DCI仕様に近似させながら、デジタルシネマ画質を再現する画質設定です。
■リファレンス:コンテンツのもつ画質そのものを忠実に再現したい場合や、調整のない素直な画質を楽しむのに適した画質設定です。
■TV:テレビ番組やスポーツ、コンサートなどのビデオ映像に適した画質設定です。
■フォト:デジタルカメラなどの静止画に適した画質設定です。
■ゲーム:ゲーム用にメリハリのある色再現や応答性に優れた画質設定です。
■ブライト シネマ:リビングルームなどの明るい環境で、映画を見るのに適した画質設定です。
■ブライトTV:リビングルームなどの明るい環境で、テレビ番組やスポーツ、コンサートなどのビデオ映像を見るのに適した画質設定です。

かんたんにシネマスコープサイズを視聴できる「ピクチャーポジション」

多くの映画は、シネマスコープ比( 2.35:1)でフィルム化されています。映画館と同じような臨場感を味わうなら、シネマスコープサイズでの視聴が最適といえます。しかし、シネマスコープサイズのスクリーンをお持ちでも、プロジェクターの映像をシネマスコープ比で投影するには、高価なアナモフィックレンズを使用したり、レンズ・ズーム・シフトを使ってサイズや位置を毎回調整する必要がありました。VPL-VW1000ESでは「ピクチャーポジション」を搭載し、シネマスコープサイズをかんたんに設定して記憶させることが可能に。さらに、通常の16:9やビスタサイズなど、最大5つの画面サイズをメモリーでき、リモコンですぐに呼びだせます。

約500とおりの調整が可能な「11種類のガンマモード」

従来の3管式プロジェクターの画質調整機能を継承し、より高度な画質チューニングを可能にするために。VPL-VW1000ESでは、11種類(10種類+OFF)の多彩なガンマモードを搭載(*)。しかも、これまで3段階だった黒補正調整機能を±3ポイントの7段階調整に強化。同じ補正段階に対応した白補正調整機能も追加しました。これにより、約500とおりの調整が可能に。楽しみたい映像ソフトや部屋の視聴環境に合わせて画質をきめ細かく、つくり込むことができます。    

プロジェクター専用の新3Dメガネ(付属)

さらなる軽量化により、心地よい装着感を実現しました。フレームには光の反射や映像の映りこみを極力抑えるデザインと素材を採用。また、レンズとプロジェクター用の偏光フィルターも一体化しました。USB経由で充電が可能です。

「3Dシンクロトランスミッター」内蔵

3Dメガネのレンズシャッター開閉を同期させる3Dシンクロトランスミッターを、プロジェクター本体のレンズ周辺部に内蔵(*)。スクリーンから約5m以内の視聴距離であれば、シンクロ信号をスクリーンに反射させて同期させることが可能です。 

  • * スクリーンからプロジェクターのレンズ先端までの設置推奨距離は約5mです

3Dボタンを配置。使いやすい付属リモコン

付属リモコンには、3Dソフトをすぐに楽しめるよう「3Dボタン」を搭載。また、「9種類のピクチャーモード」もボタンひとつで切り換えられます。