ZX2 Project Member’s Voice 世代を重ねることで進化した、 軸のあるプレミアムサウンド
モバイルオーディオの世界に新風を吹き込んだNW-ZX1を超え、新たなフラッグシップになったウォークマン「NW-ZX2」。ひとえに高音質を追求し、困難な自己革新に挑んだ開発メンバーに、飛躍的な進化を遂げた秘訣や、エンジニアとしてのこだわりをじっくりと聞いた。
モバイルオーディオとして、NW-ZX1の上をいく究極の音質へ
田中 光謙[商品企画]
まずは市場背景や戦略からお話します。2013年度にハイレゾ対応ウォークマンの市場導入が始まったのですが、ソニーのサウンド事業部全体として、このハイレゾ戦略をさらに拡大して展開していくという方針があります。もちろんウォークマンは知名度の高いプロダクトなので社内からの期待も大きく、例えば2014年の秋に投入したAシリーズは、ハイレゾの裾野を広げていく重要な役割を担っています。
そして、現フラッグシップモデルのNW-ZX1がたいへんご好評をいただいているわけですが、新たなフラッグシップになる今回のNW-ZX2は、NW-ZX1からさらに進化させ、ソニーのオーディオ技術の粋を凝縮させたウォークマンの「高音質ブランドとしての地位を確立する」という狙いをもったモデルです。
田中 光謙[商品企画]
容易ではない高いハードルですが、NW-ZX1を超える、モバイルオーディオとしての究極の音質を目指しました。それと同時に、NW-ZX2のプレミアムなサウンドをストレスなく楽しめるように、メモリーの拡張性やバッテリーの持続時間など使い勝手を向上させることも開発当初からの命題でした。
田中 光謙[商品企画]
いまハイレゾを聴いている方はもちろん、これからハイレゾを楽しもうと考えているお客さまも含めてすべての音楽ファン、オーディオファンというところは変わりありません。これだけハイレゾが世の中に広まってきている中、NW-ZX1の成功もありユーザーの皆さまの期待もかなり高まっていると思いますので、その熱量にしっかり応えられるモデルに仕上げることを意識しています。
ウォークマンZXシリーズ
NW-ZX2
磨き抜かれた、高音質技術の結晶