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「Namo HandStory Suite(以下HandStory)」は、Webブラウザ「Microsoft
Internet Explorer(以下IE)」で表示できるWebサイトの情報や、テキストや画像データなどをクリッピングして「クリエ」で持ち歩くためのソフトウェアで、パソコン用の変換ソフト(図1)と「クリエ」用の閲覧ソフトで構成されています。「HandStory」は、新聞や雑誌の記事をコピーしたり切り抜いて持ち歩く感覚をパソコンと「クリエ」で実現しているのです。
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「HandStory」はPDA Styleのソフトウェアダウンロードコーナーなどで販売されています。また、機能が限定されたBasic版も、お試し版として公開されていますので、おおまかな機能を確認してみましょう。
「Namo
HandStory Suite 3.1」(PDA Style)
「HandStory」お試し版ダウンロード(PDA
Style)
製品版のインストールは、パソコン専用ソフトを使って行います。インストーラー形式により、ダブルクリックすることでお使いのパソコンへ必要なソフトウェアが自動的にインストールされます。完了するとタスクトレイに「HandStory」アイコンが追加され、以降はパソコンの起動時に自動的にタスクトレイに常駐するようになります(図2)。この際、「クリエ」専用の閲覧ソフトも自動的に「CLIE
Palm Desktop」へと引き渡され、ホットシンクを行うことで「クリエ」にインストールされます。
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インストールが完了したら、「HandStory」を使ってパソコンの情報を切り出してみましょう。Webブラウザ「IE」を起動してお気に入りのサイトにアクセスします。
一番簡単な方法は、Webブラウザで表示されている情報をまるごと切り出してしまう方法です。表示されているページ上の任意の場所で右クリックするとポップアップウインドウが表示されます(図3)。その中の「Palmにクリップ」を選択すると、データ変換用の「HandStory」が起動し、専用のウインドウが表示されますので、各種保存方法を指定します。
ポップアップメニュー
ユーザー |
クリップしたデータをインストールするユーザー名を指定します。 |
カテゴリ |
任意のカテゴリを指定します。(「メモ帳」のカテゴリと共有化されています) |
名前 |
データのタイトルを入力します。標準では閲覧しているページのタイトルが入ります。 |
階層数 |
表示しているページに含まれるリンクの階層数を指定します。 |
画像 |
画像を取り込むか否かと、取り込む場合の画像解像度の設定を指定します。 |
チェックボックスメニュー
ハイレゾ |
チェックを入れると、画像が「クリエ」のハイレゾ液晶対応になります。 |
メモリーカード |
チェックを入れると、メモリースティックにインストール予約されます。 |
ここでは、ポップアップメニューはリンクの階層を「1」、画像は「65,536 色に変換する」に指定、チェックボックスメニューは全てにチェックを入れてみます(図4)。指定が完了したら、右上にある「変換」をクリックします。「HandStory」がそのページを構成する画像やテキストデータを「クリエ」で閲覧可能なデータに変換して(図5)、「CLIE
Palm Desktop」の「インストール ツール」へと、"自動的に"引き渡します(図6)。変換したデータはホットシンクにより「クリエ」に装着しているメモリースティック側にインストールされます(図7)。
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「クリエ」側でデータを閲覧するには専用のアプリケーション「HandStory」を使用します(図8)。起動すると閲覧できるデータがリスト表示されます。先ほどのデータはカテゴリを「Palm」に設定していたので、画面右上に表示されているカテゴリをタップしてプルダウンメニューから「Palm」を選択します(図9)。
先ほどメモリースティックに移動したデータをタップすれば、先ほどパソコンのWebブラウザから取り込んだデータが表示されます。ジョグダイヤルや上下ボタンなどでページを送ってみましょう(図10)。手軽にWebサイト上のデータを持ち歩けることが確認いただけるはずです。
ちなみに、「HandStory」のリスト表示の左にあるアイコンには意味があります。紙を切り抜いたような黄色のアイコンはWebサイトのクリップデータであることを表しています。また、青いアイコンは「クリエ」で標準で使われる電子書籍フォーマットであるDocデータで、緑色のアイコンは標準の「メモ帳」のデータになります。また、右側にはデータのサイズが表示されますが、一番右にカードアイコンがついているデータはメモリースティック上にあることを示しています
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「HandStory」は、Webブラウザのデータをクリッピングする以外にも多彩な機能を持っており、パソコンで扱えるデータを様々なフォーマットに変換して「クリエ」で持ち歩くことができます。Webブラウザ上の画像あるいはテキストのみをそれぞれ単独で取り込んだり、パソコン側のワープロソフト上のテキストや画像の一部を選択して取り込んだりすることもできるなど、幅広く応用が可能です。それぞれ目的にあわせて使い分けてみてください。
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