1999年 7月 27日

新商品

録音済みMDの音声レベルを後から手軽に再加工できる
MD編集機能を充実させた“ＭＤピクシー”発売



ハイファイコンポーネントシステム“ＭＤピクシー”『ＤＨＣ-ＭＤ５７５』

　ソニーマーケティング株式会社（社長：林誠宏、本社：東京都港区）は、ユーザーが自分で録音したMDの音声レベルを後から手軽に再加工することができ、フェードイン・フェードアウト編集を加えたり、曲ごとの音声レベルが揃ったオリジナルMD作りのできる“ＭＤピクシー”『ＤＨＣ-ＭＤ５７５』を発売します。

型　　名	発売日	価格（税別）	当初月産
ハイファイコンポーネントシステム “ＭＤピクシー”『ＤＨＣ-ＭＤ５７５』	9月10日	81,000円	10,000台

　本機は、5MD+5CDチェンジャーを1BOXシステムに搭載し、MD編集機能をより充実させるため、新開発のSF（スケールファクター）エディット機能を採用しました。
　SFエディット機能では、録音済みMDに記録された音声レベルを後から調整することができ、フェードイン・フェードアウトの編集が自在に行えます。また、以前からお手持ちのMDについても音声レベルの調整が可能で、SFエディット機能によって音声レベルを揃えたMDは本機をはじめ、他のMD機器で楽しむこともできます。

●主な特長

1. 5MD＋5CDチェンジャー搭載

5MDチェンジャーではシームレスチェンジャー機能を採用し、MDの連続再生時に音楽を先読みしてディスクチェンジなど次の動作に移行します。そのため、ディスク切り替え時にも音楽の途切れない連続プレイができます。また、5枚のMD連続で、最大6時間40分^*1の長時間再生・録音が可能です。さらに、CDチェンジャーはエクスチェンジ機能付きで、CDの再生中に再生していないディスクと次に聴きたいディスクを入れかえることができます。

※１：80分MD5枚連続使用（ステレオ）時

2.　録音済みMDの音声レベルを後から調整できるSF（スケールファクター）^*2エディット機能

新開発のSF（スケールファクター）エディットでは、市販音楽ソフト以外の録音済みMD（光磁気ディスク）に記録された音声レベルを後から調整可能。このため、途中で切れて録音された曲を自然な終わり方に演出できるフェードアウトや、印象的な曲の始まりを加工できるフェードインの編集ができます。また、音声レベルの低い曲は高めに、高い曲は低めにと、1曲ごとに後からレベルを調整することで音声レベルの揃ったMD作りが可能です。

※2：SF（スケールファクター）は、圧縮された音楽データのレベル情報を示すパラメーターです。

※3：SFエディット機能で調整した音声レベルを元に戻すことはできません。

3. パソコン対応コントロール端子を本体前面に装備

別売のパソコン接続キット「PCLK-PX2」（既発売、希望小売価格：11,000円）のパソコン接続ケーブルを利用して、本体前面に装備されたCONTROL I 端子からパソコンを接続すると、パソコンでのシステム操作ができるようになります。システム本体の集中操作や、MD編集、5CD→5MDの音楽録音や、キーボードによる曲名などの文字入力、パソコン画面へのアルバム・曲名の一覧表示、さらにMDラベル印刷など快適な音楽環境作りが実現します。

4. CD→MDの音楽録音がわかりやすく操作できる、"ダイレクト・タッチ・エディター"機能

5. お手持ちのMDウォークマンを接続できるMDウォークマン端子

　　（別売の接続ケーブル「MDLK-PX1」：既発売、希望小売価格2000円を介して）

6.　デジタルRECレベルコントロール搭載

●主な仕様

アンプ部 実用最大出力：	50Ｗ+50Ｗ
ＭＤデッキ部 Ｄ/Ａコンバーター：	1bit パルス
CDプレーヤー部 Ｄ/Ａコンバーター：	1bit パルス
チューナー部 受信周波数： アンテナ端子：	FM76〜90MHz／AM531〜1,602kHz FM75Ω不平衡型、AM外部アンテナ端子
スピーカー部 形式： インピーダンス： 使用ユニット：	2ウェイバスレフ方式 6Ω 15cmHOPコーン型ウーファー、 2.5cmバランスト・ドライブ・トゥイーター
消費電力	98W
待機時消費電力	1W（ディスプレイOFF時）
最大外形寸法（w×h×d）	本体：215×320×410mm スピーカー：各190×320×250mm
質量	本体：約10kg スピーカー：各 約4kg