<報道資料>
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プレスリリース 目次
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ここに掲載されている情報は発表日現在の報道機関向け情報ですので、検索日と情報が異なる可能性があります。また、新製品情報の場合、販売がすでに終了している場合があります。あらかじめご了承ください。
現在発売されている商品に関しては、SonyDrive の 「家庭用機器」 か 「業務用機器」をご覧ください。
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1999年 8月 23日
新商品
i.LINKなどによる編集機能を充実、
DVの長時間記録を実現するLPモード搭載のダブルビデオデッキ3機種発売
〜VHS部は好評の“REAL×SPEED(リアル・バイ・スピード)”搭載〜
BSチューナー内蔵S-VHSハイファイ/デジタルビデオデッキ『WV-DR9』
ソニーマーケティング株式会社(社長:林誠宏、本社:東京都港区)は、i.LINK*1外部コントロール編集機能やLANC端子を搭載するなど編集機能を充実させ、S-VHS(VHS)部では“REAL×SPEED(リアル・バイ・スピード)”で高画質と快適操作を実現する“ダブルビデオ”3機種を発売します。
『WV-DR9』はトリプルチューナー(BSおよび2つの地上波)内蔵のDV/S-VHSタイプ、『WV-DR7』はダブルチューナー(BSおよび地上波)内蔵のDV/S-VHSタイプ、『WV-DR5』はダブルチューナー(BSおよび地上波)内蔵のDV/VHSタイプです。
型 名 | 発売日 | 価格(税別) | 当初月産台数 |
BSチューナー内蔵S-VHSハイファイ/デジタルビデオデッキ 『WV-DR9』 | 11月10日 | 298,000円 | 3千台 |
BSチューナー内蔵S-VHSハイファイ/デジタルビデオデッキ 『WV-DR7』 | 10月10日 | 210,000円 | 3千台 |
BSチューナー内蔵VHSハイファイ/デジタルビデオデッキ 『WV-DR5』 | 165,000円 | 4千台 |
当社は1992年の発売以後、ビデオカメラユーザーが撮影した映像をS-VHS(VHS)テープに手軽に編集できるよう、DVやハイエイトとS-VHS(VHS)との“ダブルビデオ”のラインアップを拡充してまいりました。現在ビデオカメラ市場では、DVフォーマットなどデジタルビデオカメラの普及が著しく進んでおり、当社ではDV搭載“ダブルビデオ”を新たに3機種投入することで、DVユーザーの幅広いニーズに応えていきます。
『WV-DR9』は、i.LINK外部コントロール編集機能によってカムコーダーなど外部DV機器をi.LINKケーブル1本でコントロールし、編集を行うことができます。これを利用し、12メモリー・80イベントまでのプログラム編集及び、おまかせダビング、カット編集が可能で、DVカムコーダーで撮影したテープを高画質かつ高度に編集できるハイグレードモデルです。また、DV部にもLPモードを装備し、スタンダードDVカセットで最長6時間45分記録することができます。さらに、従来より高精度に輝度信号と色信号を分離できる「プレシジョン3次元Y/C分離回路」や業務用機器に用いられている「DVプロフェッショナルクロマデコーダー」などをDV部に搭載、S-VHS部では“REAL×SPEED(リアル・バイ・スピード)”でおなじみの「高画質(REAL)」「快適操作(SPEED)」を実現します。
『WV-DR7』は、“ダブルビデオ”の高画質モデルとしてDVからS-VHS、S-VHSからDVへの高画質ダビングや編集が可能です。『WV-DR9』と同様、DV部にLPモードを搭載したほか、高画質を実現する諸機能を搭載しています。S-VHS部は「リアリティー・リジェネレーター」の高画質回路と快適操作の400倍速ストロングメカとで“REAL×SPEED”を可能にします。
『WV-DR5』は、ご家庭でDVカムコーダーをお使いのお客さまに手軽にDVを楽しんでいただけるスタンダードモデルです。BSチューナーも内蔵しているのでエアチェック用途にも使えます。
※1:i.LINKは、IEEE1394-1995仕様およびその拡張仕様を示す呼称で、ソニーの商標です。
● 『WV-DR9』の主な特長
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1. i.LINK外部コントロール編集機能搭載
- i.LINKケーブル1本でDVカムコーダーなど外部のDV機器*2をコントロールして編集を行うことができます。これを利用して、プログラム編集、カット編集、おまかせダビングが可能です。プログラム編集では、最大80個のイベント及び、12プログラムまでメモリーできるので、ダビングを繰り返し行うのに便利です。
- ※2:ソニー製DV機器のみ対応。但し、D-VHSビデオデッキとの間でi.LINKによる編集を行うことはできません。
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2. 細かいステップで調整可能なオーディオアフレコ機能
- DV部、S-VHS部ともにアフレコ機能を搭載、特にDV部では、録音レベルを1dBごとに本体の+/−キーで調整することができます。
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3. 8つの映像を同時に見ることができ、裏番組の確認に便利な「マルチピクチャー」
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4. お手持ちのテレビを2画面で楽しめる「ツインピクチャー」
●『WV-DR9』『WV-DR7』『WV-DR5』共通の主な特長
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1. プロフェッショナル・コンパチブルDVメカデッキ部にLPモード搭載
- DVの高画質で長時間のエアチェックを楽しめます。標準モードの1.5倍の録画・再生に対応し、スタンダードDVカセットで最長6時間45分、ミニDVカセットでは最長2時間録画・再生ができます。また、業務用機器にも採用されている、スタンダード・ミニ両方のDVカセットに対応したコンパチブルメカデッキを搭載しました。
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2. さらに画質アップを図ったDV部
- (1) プレシジョン3次元Y/C分離回路(WV-DR9、WV-DR7のみ):
- 従来の8ビットから10ビットへと性能アップを図り、従来の4倍の精度でY/C分離を実現。
- (2) DVプロフェッショナルクロマデコーダー:
- 業務用機器で使われている回路を採用、クロマ信号のS/Nを大幅に改善。
- (3) 録画時3次元DNR(WV-DR9、WV-DR7のみ):
- 地上波チューナーからの映像を録画する時、3次元DNR(デジタル・ノイズ・リダクション)回路でザラつきを抑えたきれいな映像を再現。
- (4) デジタルクロマエンコーダー:
- クロマ信号のエンコード過程をデジタル化し、色のばらつきを抑制。
- (5) デジタルTBC回路:
- 映像の時間軸エラーを補正し、安定した映像を再現。
- (6)「なめらかスロー」:
- スロー再生時、1/3スピードの途切れのない、なめらかなスロー映像を再現。
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3. 画質・操作性とも大幅にアップした“REAL×SPEED”のS-VHS(WV-DR5はVHS)部
- (1)リアリティー・リジェネレーター:
- ソニー独自開発の画質向上回路「R2」(Reality Regenerator)を搭載。
- 再生時にビデオ信号のエッジ波形を3つの時間軸ゾーンに分けて抽出し、それに演算処理を施すことで元の波形に限りなく近い状態へと再生し、平面部のノイズの発生を抑えつつ、クリアに再現します。
- (2) 400倍速ストロングメカデッキ:
- 安定したブレーキシステムや制御ソフトウェアの開発により、早送り・巻き戻しともに400倍の高速走行を実現。120分テープなら1分弱で*3早送り・巻き戻しができます。
- (3)19ミクロンヘッド:
- 標準モードに比べてトラックピッチが狭まるため、画質的に不利な3倍モードのトラック幅にぴったり設定した高精度なハイクオリティヘッドをS-VHS(VHS)部に搭載、3倍モードでも美しい録画・再生ができます。
- (4)クリア・クロマノイズリダクション回路(WV-DR9、WV-DR7のみ):
- 波形歪みを改善することで、色むらやにごりの少ないきれいな映像を再現。
- ※3:使用するテープのブランドや種類、ビデオデッキの状況により若干異なる場合があります。
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4. LANC端子搭載
- DV部・S-VHS部両方に対応するLANC端子を搭載、LANC対応編集コントローラーやLANC対応マスター録画機からのコントロールに対応します。
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5. 録画番組の管理に便利な「お帰りなサーチ」&「マイテープメモリー」搭載
- 録画した番組情報をテレビ画面に一覧表示し、カーソルキーで選択するだけでサーチが可能な「お帰りなサーチ」機能、テープ4本分の「お帰りなサーチ」画面をメモリーできる「マイテープメモリー」機能をS-VHS(VHS)部に搭載。家族それぞれのテープや、ジャンル別に分けたテープに録画するとき、平日に録画したテープを週末まとめて見るときなどに便利です。
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6. 録画の途切れを防ぐ「テープぴったり録画」(S-VHSまたはVHS部)
- 標準モードで予約録画中、テープの長さが足りなくなったとき、テープ残量を計算して3倍モードへ自動的に切り換わります。録画の途切れを防ぐとともに、テープをめいっぱい使った録画ができます。
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7. ビデオヘッドの目詰まりを画面でお知らせする「ヘッド汚れセンサー&クリーナー」(S-VHSまたはVHS部)
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8. VHSテープで高画質録画を実現「S-VHS ET機能」搭載(WV-DR9、WV-DR7のみ)
- VHSテープ*4を使ったときも、S-VHSと同等の解像度(水平解像度400本以上)での録画が可能です。
- ※4:ハイグレードテープの使用を推奨します。
●『WV-DR9』『WV-DR7』『WV-DR5』の主な仕様
| WV-DR9 | WV-DR7 | WV-DR5 |
DVデッキ部(3機種に共通) | S-VHSデッキ部またはVHSデッキ部(3機種に共通) |
録画方式 | DV方式(民生用デジタルVCR・SD仕様)回転2ヘッドヘリカルスキャンデジタルコンポーネント記録 | 回転2ヘッドヘリカルスキャンFM方式 |
録音方式 | 回転2ヘッドハイファイステレオ方式 (VHS従来音声トラックはモノラル録音) |
録画時間 | 6時間45分 (DV270RM使用時・LP) | 10時間30分 (T‐210使用時・3倍) |
受信チャンネル | VHF:1〜12ch、UHF:13〜62ch CATV:C13〜35ch BS:1, 3, 5, 7, 9, 11, 13, 15ch |
映像・音声 (入力/出力) | 2(前面1)/2 |
S映像・音声 (入力/出力) | 2(前面1)/2 |
DV入出力 (i.LINK準拠) | 1 |
LANC | 1 |
B S | 検波入力 | ピンジャック 75Ω 0.67Vp-p |
検波出力 | ピンジャック 75Ω 0.67Vp-p |
ビットストリーム (入力/出力) | ピンジャック 75Ω 0.5Vp-p |
AFC入力 | ピンジャック 75Ω |
時計入力 | クォーツクロック、12時間デジタル表示 |
停電保証時間 | 1回 約1時間以内 |
電源 | AC 100V、50/60Hz |
消費電力 | 55W(電源「入」時) 7.9W(電源「切」時) | 49W(電源「入」時) 7.9W(電源「切」時) | 44W(電源「入」時) 7.4W(電源「切」時) |
補助電源コンセント | 連動/非連動(最大200W) |
最大外形寸法 (W×H×D) | 430×119×395mm(最大突起含む) |
本体質量 | 約9kg | 約8.7kg | 約8.4kg |
※お客様からのお問い合わせ先: |
ソニー(株)お客様ご相談センター 東京:03-5448-3311 名古屋:052-232-2611 大阪:06-6539-5111 |
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