ソニーマーケティング(株)(社長:林 誠宏、本社:東京都港区)は、“メモリースティック”への静止画記録が可能なモデルや、民生用ビデオカメラとしては初めてカラープリンターを内蔵したモデルなど、“Digital8(デジタルエイト)”方式のビデオカメラ3機種を発売します。
また併せて、17時間の長時間連続撮影※1を可能にし、お求め易い価格のハイエイトビデオカメラ『CCD-TRV80PK』を発売します。
型 名 | 発売日 | 価格(税別) | 当初月産 |
4型液晶モニター搭載(プリンター内蔵) デジタルビデオカメラレコーダー『DCR-TRV820K』 | 4月20日 | 185,000円 | 2千台 |
3.5型液晶モニター搭載 デジタルビデオカメラレコーダー『DCR-TRV620K』 | 4月 1日 | 173,000円 | 8千台 |
2.5型液晶モニター搭載 デジタルビデオカメラレコーダー『DCR-TRV220K』 | 3月 1日 | 135,000円 | 3千台 |
2.5型液晶モニター搭載 録画・再生ハイエイトビデオカメラ『CCD-TRV80PK』 | 3月 1日 | 87,000円 | 4千台 |
今回発売するデジタルエイト方式ビデオカメラ『DCR-TRV820K』『DCR-TRV620K』『DCR-TRV220K』3機種は、ハイエイトビデオテープ※2(以下ハイエイトテープ)に「民生用デジタルVCR仕様」(以下DV方式)と同等の高画質・高音質でデジタル記録ができ、お客様がお持ちのアナログ記録した8ミリテープ/ハイエイトテープライブラリーの再生も可能にしています。本3機種は、お客様からのご要望が高かったデジタルエイト方式でのLPモードの記録を実現。ハイエイトテープにSPモードと比較し1.5倍の長時間録画※3を可能にしています。
また『DCR-TRV820K』『DCR-TRV620K』2機種は、デジタルエイト方式としては初めて“メモリースティック”スロットを搭載。ハイエイトテープへの動画記録に加え、小型・薄型で高信頼性のIC記録メディア“メモリースティック”への静止画記録が可能です。撮影中の動画と“メモリースティック”に記録された静止画とを合成し、オリジナル映像をハイエイトテープに記録できる“メモリーミックス”などとあわせ、静止画の編集・加工もお楽しみいただけます。加えて『DCR-TRV820K』は、本体にプリンターを内蔵。“メモリースティック”に記録した静止画や、カメラモードでお好みのシーンを専用のステッカーなどプリントペーパーに手軽に印刷することができます。
また、今回発売のデジタルエイト方式ビデオカメラ3機種は、カメラ本体とテレビをケーブルで接続することなく、映像・音声をテレビ側に赤外線伝送※4できる“SUPER LASER AVLINK(スーパーレーザーエーブイリンク)”を採用。従来より赤外線パワーの向上とノイズの低減を実現し、「IFT-R20」(3月10日発売予定)との組み合わせで最大8m(従来※5の60%アップ)のワイヤレス伝送と画質の向上を達成しています。これにより、お客様は再生のたびにコードを接続する手間をかけずに鮮明な映像をテレビでご覧いただけます。
ハイエイトビデオカメラ『CCD-TRV80PK』は、カメラ本体の低消費電力化と高容量バッテリーとの組み合わせにより、17時間の長時間連続撮影を可能にします。また、リチャージャブルバッテリーパック (NP-F330)とACパワーアダプター(AC-L10A)の基本アクセサリー以外にテープ、キャリングバッグ、ショルダーベルトを付属し、別途アクセサリーを購入する必要なく、すぐにお使いいただくことができます。
※ 1:別売バッテリー『NP−F960』を使用し、ビューファインダーで撮影した場合。
※ 2:スタンダード8ミリテープの場合は、記録に使用した機器以外で再生するとモザイク状のノイズが現れることがあるため、記録用にはハイエイトテープのご利用をお勧めします。
※ 3:120分のハイエイトテープの場合はLPモードで90分の記録が可能です。
※ 4:赤外線伝送を行うには、別売のAVコードレスIRレシーバー『IFT−R10』か、『IFT−R20』が必要です。
※5:別売のAVコードレスIRレシーバー『IFT−R10』と“LASER AVLINK”の組み合わせ時。
●デジタルエイト方式ビデオカメラ3機種共通の主な特長
1.デジタルならではの高画質・高音質記録の実現
- お求め易いハイエイトテープにデジタル記録を実現。水平解像度約500本の高画質撮影が可能です。音声記録方式には16ビット/48kHzモードと、12ビット/32kHzモードの「PCMデジタルステレオ」を採用。臨場感あるダイナミックなステレオ音声の記録・再生を実現します。
※本機はアフレコ機能は搭載しておりません。
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2.スタンダード8ミリ/ハイエイトテープコレクションの再生を実現
- デジタルエイト方式で記録したテープの再生はもちろん、スタンダード8ミリ/ハイエイト方式で記録したテープも再生が可能。過去に撮影したスタンダード8ミリ/ハイエイトテープの再生機としてもご使用いただけます。
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3.LPモードでの録画機能の搭載
- お客様からのご要望が高かったデジタルエイト方式でのLPモードの記録を実現。ハイエイトテープにSPモードと比較し1.5倍の長時間録画を可能にしています。
- ※ スタンダード8ミリテープではLPモードのご使用はできません。
- ※ LPモードで録画したテープは、撮影に使用したハンディカムで再生することをお勧めします。
- 他のビデオカメラレコーダーで再生すると、映像や音声にノイズが出ることがあります。
- 「DCR-TRV310K/TRV110K」でのLPモード再生はできません。
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テープの種類(全てハイエイト) | 30分 | 60分 | 90分 | 120分 | 150分 | 180分 |
SPモードで記録の場合 | 15分 | 30分 | 45分 | 60分 | 75分 | 90分 |
LPモードで記録の場合 | 22.5分 | 45分 | 67.5分 | 90分 | 112.5分 | 135分 |
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4.i.LINK(DV端子)によるデジタル機器 /パソコンとのリンク
- 本体にi.LINK(DV端子)を搭載。デジタルエイト方式で記録したテープの映像・音声をi. LINK(DV端子)からデジタル出力することができ、デジタル機器と接続してダビングをしたり、パソコンに取り込んで編集・加工することが可能です。
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5.スタミナ連続撮影13時間
- 別売バッテリー『NP-F960』を用いた場合には、13時間以上の連続撮影*が可能です。
※135分以上撮影するには、テープ交換が必要
- 連続撮影時間の目安【( )内は、実撮影時間】※
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| NP-F960使用 | NP-F750使用 | NP-F550使用 | NP-F330(付属)使用 |
VF撮影時 DCR-TRV820K DCR-TRV620K DCR-TRV220K
液晶撮影時DCR-TRV820K DCR-TRV620K DCR-TRV220K |
790分(450分) 790分(450分) 850分(480分) 535分(305分) 565分(320分) 680分(385分) | 440分(250分) 440分(250分) 470分(265分) 290分(165分) 305分(175分) 375分(210分) | 210分(120分) 210分(120分) 230分(130分) 140分(80分) 145分(80分) 185分(105分) | 105分(60分) 105分(60分) 115分(65分) 70分(40分) 75分(40分) 90分(50分) |
- ※連続撮影時間及び実撮影時間はEIAJ測定方法に基づく
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6.赤外線パワーを向上した“SUPER LASER AVLINK(スーパーレーザーエーブイリンク)”
- ワイヤレスで映像・音声をテレビ側に赤外線伝送できる“SUPER LASER AVLINK(スーパーレーザーエーブイリンク)”を採用。従来より赤外線パワーの向上を図るとともにノイズの低減を実現し、「IFT-R20」との組み合わせで最大8mのワイヤレス伝送と画質の向上を達成しています。
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7. 暗やみの中でも撮影が行なえる“SUPER NIGHTSHOT”
- 赤外線を照射するとともに、暗い場所で撮影環境に合わせて自動的にシャッタースピードを1/60-1/4秒の間で調節し、より明るく「寝室での子供の寝顔」や「夜行性動物の生態観察」など、暗い場所での被写体を撮影することができます。
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8.見たい部分を画面上で拡大できる再生ズーム機能
- テープ上の動画/静止画や、“メモリースティック”(『DCR-TRV820K』『DCR-TRV620K』のみ)内の静止画でご覧になりたい部分を拡大できる再生ズーム機能を搭載。
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9.アナログ信号をデジタル信号に変換する“デジタル変換機能”
- アナログ信号をデジタル信号に変換する“デジタル変換機能”を搭載。お手持ちのアナログビデオをi.LINK(DV端子)搭載のパソコンに取り込むことが可能です。
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10.その他の主な特長
- ・ 光学25倍/デジタル100倍の高倍率ズーム
- ・ アナログ映像も、デジタルで保存可能なアナログ入力対応
- ・ リチャージャブルバッテリー(NP-F330)とACパワーアダプター(AC-L10A)などアクセサリーキットを付属
●デジタルエイト方式ビデオカメラ『DCR-TRV820K/TRV620K』共通の主な特長
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1.“メモリースティック”スロット装備
- “メモリースティック”を直接挿入し、静止画>※を記録できる他、テープ上の映像から好みのシーン(静止画)を記録することも可能。記録モードは用途に応じて2モード(ファイン/スタンダード)を選択できます。なお、本機にはすぐに撮影を楽しんでいただける“メモリースティック”(サンプル素材入り・4MB)を付属しております。
※静止画像ファイルは、統一規格“DCF”(Design rule for Camera File system)に対応。
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記録モード | “メモリースティック”への記録枚数 |
ファイン | 640×480ドット | 4MB:約40枚/ 8MB:約81枚/ 16MB:約164枚/ 32MB:約329枚/ 64MB:約659枚 |
スタンダード | 640×480ドット | 4MB:約60枚/ 8MB:約122枚/ 16MB:約246枚/ 32MB:約494枚/ 64MB:約988枚 |
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2.静止画の多彩な機能
- ・9コマを約0.5秒間隔で連写して1枚の画像として記録できる“マルチ9画面撮影”を搭載。
- ・撮影中の動画と“メモリースティック”に記録されたイラスト枠などの静止画とを合成し、ハイエイトテープに記録する※メモリーミックスを搭載。
※DCR-TRV820Kではメモリースティックへの記録が可能(静止画)。
●デジタルエイト方式ビデオカメラ『DCR-TRV820K』の主な特長
- 1.お好みのシーンをその場でプリントできるプリンター内蔵
- “メモリースティック”に記録した静止画や、カメラモードでお好みのシーンを専用のプリントペーパーに手軽に印刷することができます。撮影したその場はもちろん、ご家庭でお持ちの8ミリテープライブラリーからも“メモリースティック”に記録して印刷が可能です。また、電源にはACパワーアダプターだけでなくリチャージャブルバッテリーパックを使用してのプリントも可能です。
●ハイエイトビデオカメラ『CCD-TRV80PK』の主な特長
- 1.長時間連続撮影を実現
- カメラ本体の低消費電力化と高容量バッテリーなどにより、長時間連続撮影を可能にします。また、別売バッテリー『NP-F960』『NP-F750』を使用した場合には、わずか15分の充電で約1時間の連続撮影を行なうことができます。
*1:6時間以上撮影するには、テープ交換が必要です。
*2:ビューファインダーで撮影する場合の目安です。
- 連続撮影時間の目安【( )内は、実撮影時間】*
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| NP-F960使用 | NP-F750使用 | NP-F550使用 | NP-F330(付属)使用 |
VF撮影時 | 1035分(570分) | 580分(320分) | 280分(155分) | 140分(75分) |
液晶撮影時 | 880分(490分) | 490分(270分) | 240分(130分) | 120分(65分) |
- *連続撮影時間及び実撮影時間はEIAJ測定方法に基づく。
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2.充電中に撮影可能時間を表示するレックタイムインジケーター
- 本体にバッテリーを装着したまま充電する本体内充電が可能。ACパワーアダプターを本体に接続して、バッテリーの充電が行なえるので、外出の際など充電器を持っていく必要がありません。また、充電中にその時点での撮影可能時間を本体の液晶表示窓に表示するレックタイムインジケーターを採用。必要な量だけ計画的に充電を行なうことが可能です。
- 3.薄暗い場所でも、より被写体を明るく撮れるビデオライトを内蔵
- 4.暗やみの中でも撮影が行なえる“NIGHTSHOT”
- 5.便利なアクセサリーを付属
- リチャージャブルバッテリーパック (NP-F330)とACパワーアダプター(AC-L10A)、テープ、キャリングバッグ、ショルダーベルトなどを付属し、別途アクセサリーを購入する必要なく、すぐにお使いいただけます。
- 6.その他の主な特長
- ・フレキシブルに角度を変えられる2.5型液晶モニター
- ・光学20倍/デジタル80倍の高倍率ズームを搭載
● 主な別売アクセサリー
・リチャージャブルバッテリーパック 『NP-F960』価格18,000円 3月1日発売予定 “インフォリチウム”Lシリーズ 7.2V/38.8Wh(5400mAh) |
・AVコードレスIRレシーバー『IFT-R20』(デジタルエイト方式ビデオカメラ用) 価格8,000円 3月10日発売予定 |
・ACアダプター・チャージャー『AC-VQ850』(L/Mシリーズ用)価格13,000円 3月20日発売予定 |
・カーバッテリーコード『DCC-VQ1』(『AC-VQ850』専用)価格5,000円 3月20日発売予定 |
・カラープリントパック『CPPM-NR40』 価格2,200円 4月20日発売予定 (DCR-TRV820K用:標準タイププリントペーパー40枚、プリントカートリッジ2個) |
・カラープリントパック『CPPM-SC40』 価格4,400円 4月20日発売予定 (DCR-TRV820K用:標準サイズステッカータイププリントペーパー20枚、 9分割サイズステッカータイププリントペーパー20枚、プリントカートリッジ2個) |
・パソコン接続キット『DPCK-SR5』 価格9,800円 3月20日発売予定 (DCR-TRV820K/620K用:PCシリアルケーブル、画像取込・閲覧ソフトPictureGear 4.1Lite, 画像加工ソフトPixeCRAFT Version1.7) |
●デジタルエイト方式ビデオカメラ3機種の主な仕様
| DCR-TRV820K | DCR-TRV620K | DCR-TRV220K |
映像記録方式 | 回転2ヘッドヘリカルスキャンデジタルコンポーネント方式 (デジタルエイト) |
映像サンプリング周波数 /量子化ビット数 | 輝度信号:13.5MHz,8ビット R-Y信号:3.375MHz,8ビット B-Y信号:3.375MHz,8ビット |
音声記録方式 | PCMデジタル記録 |
音声サンプリング周波数 /量子化ビット数 | 48kHzモード/16ビット 32kHzモード/12ビット |
手振れ補正方式 | 新アクティブ イメージエリア方式 | アクティブ イメージエリア方式 |
CCD撮像素子 (総画素/有効画素) | 1/4インチ (68万/34万) | 1/4インチ (68万/34万) | 1/4インチ (46万/29万) |
レンズ | F1.6〜3.3 f3.7〜92.5mm(35mm換算値f=48〜1200mm) |
ズーム倍率 | 光学25倍/デジタル100倍 |
シャッタースピード | 1/4〜1/4000(プログラムAE時) |
最低被写体照度 | 7ルクス | 7ルクス | 5ルクス |
ビューファインダー | カラー(11.3万ドット) |
液晶モニター | 4型 12.3万ドット | 3.5型 12.3万ドット | 2.5型 12.3万ドット |
プリンター | 印刷方法 | 溶融型熱転写 | − | − |
印刷サイズ | 64mm×48mm |
解像度 | 254dpi |
バッテリーシステム | リチウムイオン(インフォリチウム対応) |
電源電圧 | ACアダプター 8.4V /バッテリーパック7.2V |
消費電力 | 3.0W(VF撮影時) 4.4W(LCD撮影時) | 3.0W(VF撮影時) 4.2W(LCD撮影時) | 2.8W(VF撮影時) 3.5W(LCD撮影時) |
外形寸法 (最大突起部含まず) | 112×121×218mm (幅×高さ×奥行) | 111×106×207mm (幅×高さ×奥行) | 107×106×207mm (幅×高さ×奥行) |
本体質量 | 約1300g | 約990g | 約940g |
撮影時質量 | 約1.4kg (NP-F330使用時) | 約1.1kg (NP-F330使用時) | 約1.1kg (NP-F330使用時) |
●ハイエイト方式ビデオカメラ「CCD−TRV80PK」の主な仕様
映像記録方式 | 回転2ヘッドヘリカルスキャンFM カラーアンダー方式 |
音声記録方式 | AFMモノラル |
録画時間 | SP=3時間/LP=6時間(E6-180HME3使用時) |
CCD撮像素子 | 27万/25万 (総画素/有効画素) |
レンズ | F 1.4〜2.9 f=3.6〜72(35mm換算f=51.8〜1036) |
ズーム倍率 | 光学20倍/デジタル80倍 |
シャッタースピード | 1/60〜1/4000(プログラムAE時) |
最低被写体照度 | 6ルクス |
ビューファインダー | 白黒 |
液晶モニター | 2.5型 6.1万ドット |
バッテリーシステム | リチウムイオン(インフォリチウム対応) |
電源電圧 | ACアダプター8.4V バッテリーパック7.2V |
消費電力 | VF撮影2.3W / LCD撮影2.7W |
外形寸法 (最大突起部含まず) | 102×106×212mm(幅×高さ×奥行) |
本体質量 | 約850g |
撮影時質量 | 約990g(NP-F330使用時) |
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