<報道資料>

プレスリリース 目次
2000年 2月 3日

新商品

SXGA DLPTM(Digital Light Processing TM)※1方式採用
ソニーの画像再生技術の結集により 高輝度・高画質を実現した
データプロジェクター『VPD-LE100』 発売


VPD-LE100

データプロジェクター 『VPD-LE100』



 ソニーマーケティング株式会社(社長:林誠宏 本社:東京都港区高輪)は、SXGA DLP TM(Digital Light Processing TM) ※1方式を採用し、明るさ10000 ANSI ルーメンの、高輝度・高画質データプロジェクター『VPD-LE100』を発売します。
 企業/官公庁/大学/公共施設のコンファレンスルームや大ホール・大会場での投射に最適なソニープロジェクターの最上位機種です。

型  名発売日価格(税別)
データプロジェクター 『VPD-LE100』3月1日オープン価格

 『VPD-LE100』は、70インチから700インチまでの大画面対応、10000 ANSIルーメンの高輝度を実現しながらも、ソニーが長年の映像作りで培った電気回路技術・ノウハウにより、自然な色、ダイナミックな動画再生で高画質を実現しました。ビデオ、ハイビジョン※2から、USXGA(fV 75Hz)までの多様な入力ソースに対応し、コンピューター信号の再現性は勿論のこと、特に動画再生に最新のデコーダー技術を採用して、クリアでダイナミックな映像を投影します。さらに、HDSDI専用スロットの搭載により、ダイレクトに多様なデジタルHD信号※3を入力することが可能。また、ランプの長寿命化など使いやすさも追求しています。

 最近では、明るさ5000 ANSIルーメンを超える高輝度・大画面用プロジェクターに対する需要が高まりつつあります。当社は、本機をソニーのデータプロジェクターの最上位機種として位置づけ、将来のエレクトロニックシネマ用途の需要も念頭におき、高品位な映像再現を実現した本機で高輝度・高画質の市場に本格的に参入して参ります。
さらに、コンパクト、ポータブル、設置型タイプのプロジェクターにおいては、昨年12月に発売しご好評頂いている業界初0.7インチ液晶パネル搭載のコンパクト液晶プロジェクター「VPL-CS1」から、明るさ3500 ANSIルーメンの設置型液晶プロジェクター「VPL-FE100」までの豊富な商品をそろえ、プロジェクター市場全体で積極的にビジネスを推進して参ります。

※1
DLPは、DMD素子を使用した画像表示方式。16×16ミクロンという小さい鏡を数十万枚以上半導体上に敷き、デジタル制御により鏡ひとつひとつの反射角度を変えることで、光の反射方向を切り替えて画像を表示します。本機はそのDM素子3枚を用いています。
DLP,Digital Light Processing 及びDMD,Digital Micromirror Deviceは、米国テキサスインスツルメンツ社の米国およびその他の国における登録商標です。
※2
ハイビジョン映像は本来の表示レベルとは異なります。(DMD素子画素数 1280×1024ドット)
※3
1035/60I, 1080/60I, 1080/24psF, 1080/50I



●『VPD-LE100』の主な特長


1.SXGA DLP方式、新開発キセノンランプの搭載により、明るさ10000 ANSIルーメンを実現

2.ソニー独自開発画像アルゴリズム、最新デコーダー技術搭載などにより高画質を実現
ソニー独自のアルゴリズムによる高画質化技術“Digital Reality Creation(DRC)”や、フィルムのビデオ信号返還技術「テレシネ」で使われている「2−3Pull Down」技術を採用し、ソースに合わせて、画像の詳細もなめらかに再現。 また、黒を引き締めるシネマブラックモード搭載。画像の繊細さを保ちながら、フィルムに近い、クリアでダイナミックな映像を再現します。

3.幅広い入力信号に対応
コンポジットビデオ※4、コンポーネントビデオ、デジタル放送 4主要信号(480/60I, 480/60P, 720/60P, 1080/60I)、デジタルHD信号(1080/24PsF, 1080/50I)から、1600 x 1200 USXGA (fV75Hz)までの幅広い信号に対応。あらかじめ49種類の信号に対する調整データがメモリーされており、信号を入力するだけで、簡単に映像の再生ができます。 また、4:3と16:9画面アスペクト比の切り替えも可能です。
    ※4 オプションボードIFB-12AもしくはIFB-1000が必要です。

4.用途に柔軟に対応する高いシステム拡張性。
HD SDI専用スロットに加え、IFB ボード用のスロットを2つ用意。ボードの組み合わせによって、状況に応じたシステム構築が可能です。さらに、別売のPC-3000 スイッチャーと組み合わせることで、システム拡張性も実現。

5.その他
・電動レンズシフト採用。 レンズを水平、垂直両方向にシフト可能。
・電動ズーム、電動フォーカス機能。
・4種類の別売りレンズによって、スクリーンサイズ、投射距離など様々な設置状況に対応。
・色温度選択(9300. 6500, 5400, PRESET)、セットアップレベル選択、コンポーネントレベル選択など、映像にこだわる環境下での使用も考慮。



●『VPD-LE100』の主な仕様


【光学系】
投影方法DMD 3パネル、1レンズ
DMDパネル3,932,160画素(1,310,720画素×3)
レンズ交換レンズ対応(別売:4種類から選択可能)
ランプキセノンランプ
【一般】
光出力10000ANSIルーメン
カラー方式NTSC、PAL、SECAM、NTSC4.43、PAL-M 自動追従
解像度RGB入力時:1280×1024ドット
対応信号fH:15kHz〜100kHz fV:40Hz〜120Hz
〔入出力端子〕

INPUT A
INPUT B/C
INPUT D

コントロールS IN/OUT
 

RGB/Component:BNC×5、ハイビジョン(Y/PB/PR,GBR):BNC×3、
オープン 別売りIFBボード用スロット
オープン別売り HD SDI ボード用スロット

ステレオミニジャック
リモートRS422A/232C IN : D-sub 9ピン(メス)(切り替え)、
PJ COM IN/OUT : D-sub 9ピン(メス)
電源AC200〜240V、50/60Hz
消費電力最大:2.8KW スタンバイ時:40W
最大外形寸法(mm)724(幅)×347.5(高さ)×948(奥行き)
質量約95kg