2000年 5月 25日
新商品
AVマニア層に向けて高画質・高音質をさらに追求
ドルビーデジタルデコーダー及びDTSデコーダー搭載のDVDプレーヤー発売
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CD/ビデオCD/DVDプレーヤー『DVP-S717D』
ソニーマーケティング(株)(社長:林 誠宏、本社:東京都港区)は、ドルビーデジタル※1デコーダー及びDTS※2デコーダーを内蔵し、DVDビデオソフトの高画質・高音質を余すところなく楽しむことができるDVDプレーヤー『DVP-S717D』を発売します。
型 名 | 発売日 | 価格(税別) | 当初月産 |
CD/ビデオCD/DVDプレーヤー 『DVP-S717D』 | 7月1日 | 72,000円 | 5千台 |
今回発売する『DVP-S717D』は、急激な市場拡大を呈するDVDビデオプレーヤーの中でも、より高画質・高音質でDVDビデオソフトを楽しみたいというお客さまをターゲットとした、多機能な高品位モデルです。
本機は、高画質を実現する機能として、ソニー独自のデジタル演算処理によって、映像信号のエッジ部分の波形をクリアに再現するデジタルビデオエンハンサー、及び、お好みに合わせてよりきめ細やかな画質調整が可能な、新ビデオイコライザーを搭載しました。出力端子についても、コンポーネント映像出力に加え、D端子付きのテレビやモニターと一本のケーブルでシンプルに接続できるD1端子を装備、将来の拡張性に配慮しました。
また、本機は、DVDビデオの標準サラウンド音声フォーマットであるドルビーデジタル、及びオプション音声フォーマットであるDTSを、5.1chのアナログオーディオ信号に戻すデコーダーを内蔵しているため、5.1ch入力対応のAVアンプと組み合わせるだけで、迫力あるサウンドを味わうことができます。
ソニー独自のデジタルシネマサウンドについては、新たなモードを追加し、計7モードを搭載しました。2本のスピーカーでも5本のスピーカーでもさまざまなサラウンドモードをお楽しみいただけます。さらに、周囲を気にせず、迫力ある音声で映画を楽しめるように、ソニー独自のバーチャルサラウンドヘッドホン機能を搭載しました。加えて、センタースピーカーの音質を独立して調整できるセンタースピーカーイコライザーにより、お好みに合わせて映画などのセリフの音質を調整することも可能です。
*1:ドルビーデジタルは、米国ドルビーラボラトリーズの商標です。
*2:DTSは、デジタルシアターシステムズ社の登録商標です。
●主な特長
1.5.1chドルビーデジタル※1デコーダー及びDTS※2デコーダー内蔵
- DVDビデオの標準サラウンド音声フォーマットであるドルビーデジタル、及びDVDビデオのオプション音声フォーマットであるDTSの5.1chデコーダー※3を内蔵しており、5.1ch入力対応のAVアンプと接続が可能です。映画などのソフトを手軽にマルチチャンネル再生することができます。
- ※3: CDに記録されたDTS信号のデコードには対応していません。
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2.シャープな映像を再現するデジタルビデオエンハンサー搭載
- 映像信号のエッジ部分の波形を、ソニー独自のデジタル演算で処理することで、不自然な誇張感を生むピークやディップを大幅に低減し、平面部のS/N感を落とすことなく、暗部と明部の境界をシャープに再現するとともに、ディテールをより鮮明に表現することができます。
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3.きめ細かな画質調整ができるビデオイコライザー搭載
- 新たにプリセットモードを2つ追加。ソフトにより適した画質調整が可能になりました。また、メモリーモードでは、ピクチャー/色の濃さ/色あい/明るさをそれぞれ11段階に細かく調整でき、さらに調整した状態をディスク200枚分まで記憶できます。
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4.より高品位な映像が楽しめるD1端子装備
- D端子付きのテレビやモニターと、ケーブル1本でシンプルに接続することができ、より美しい映像がお楽しみいただけます。D1端子とコンポーネント映像端子両方から同時に信号を出力することが可能です。
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5.“デジタルシネマサウンド”を7モード搭載
- ソニー独自の“デジタルシネマサウンド”によるサラウンドモードを豊富に搭載しました。今回新たに追加したモードは、仮想スピーカーの生成位置をリスナーよりやや高い位置に複数設定する「バーチャル・マルチディメンジョンモード」(5本のスピーカー用)、「バーチャル・セミマルチディメンジョンモード」(2本のスピーカー用)と、テレビのステレオスピーカーのみでサラウンド再生ができる「バーチャル・エンハンスド・サラウンドTVモード」の3つです。
- これに加え、従来からの「バーチャル・マルチリアモード」、「バーチャル・リアシフトモード」(いずれも5本のスピーカー用)、「バーチャル・エンハンスド・サラウンドA/Bモード」 (2本のスピーカー用)を搭載。さまざまな音場をお楽しみいただけます。
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6.ソニー独自のバーチャルサラウンドヘッドホン機能搭載
- ドルビーデジタル及びDTSの5.1chディスクリート信号をDSPでデジタル演算することにより、ソニー独自のヘッドホンサラウンドを実現。夜間でも、お手持ちのヘッドホンで臨場感たっぷりのサラウンド再生を行うことが可能です。
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7.センタースピーカーイコライザー搭載
- セリフ部分の音声を出力するセンタースピーカーの音質を独立して調整できる、センタースピーカーイコライザーを搭載しました。人の声の帯域を強調し、セリフを聞き取りやすくするエンハンスドモードや、耳ざわりな高音を和らげるソフトモードなど、お好みに合わせた設定が可能です。
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8.高音質を徹底追求し、専用回路として設計されたオーディオ部
- オーディオ部には、音質的に吟味したオーディオ用ICとコンデンサーを使用しました。また、回路動作の基準となるグラウンドのパターンを適正化し、他の回路の影響を最小限に抑えています。加えて、電源回路をデジタル部とアナログ部を独立させるだけでなく、アナログ部はさらに、2ch回路と5.1ch回路とを独立させるなど、理想的な電源供給を実現しました。
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9.テレビのスピーカーや小音量再生時も、バランスの良い音声で楽しめるモードを搭載
- テレビのスピーカー使用時や、深夜などに小音量で再生する場合も、セリフや小さな音を聞き取りやすくバランス良い音声で楽しめるよう、ダイナミックレンジなどをコントロールする「オーディオDRC TV」モードを搭載しました。
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10.高速アクセスと高信頼性を実現するプレシジョンドライブ搭載
- ダイナミックフォーカスピックアップの採用や、ニューチルト機構により高い信頼性を実現しました。また、サーボを制御するDSPの能力向上などにより、高速アクセスを可能にしています。
●主な仕様
形式 | CD/ビデオCD/DVDプレーヤー |
信号形式 | EIAJ標準、NTSCカラー方式 |
水平解像度 | 約500本 |
音声周波数特性 | DVD(PCM96kHz)再生時:2Hz〜44kHz(±0.5dB)
DVD(PCM48kHz)再生時:2Hz〜22kHz(±0.5dB)
CD再生時:2Hz〜20kHz(±0.5dB) |
音声S/N比 | 115dB(EIAJ) |
全高調波ひずみ率 | 0.0018%(AUDIO 1,2端子のみ) |
音声ダイナミックレンジ | DVD:103dB CD:99dB(EIAJ) |
ワウ・フラッター | 測定限界(±0.001% W.PEAK)以下(EIAJ) |
出力端子(映像系) |
コンポーネント映像 S映像 コンポジット映像 | ピン(金メッキ端子)/D1端子、各1系統
2系統(金メッキ端子)
2系統(金メッキ端子) |
出力端子(音声系) |
光デジタル 同軸デジタル アナログ(5.1ch) アナログ(L/R) ヘッドホン | 1系統
1系統(金メッキ端子)
1系統(金メッキ端子)
2系統(金メッキ端子)
1系統(金メッキ端子・ステレオ標準ジャック) |
電源 | 100V AC、50/60Hz |
消費電力 | 16W |
外形寸法 | 430×74×260(mm) |
質量 | 約3.1kg |
※お客様からのお問い合わせ: |
ソニーマーケティングお客様ご相談センター
TEL 0570-00-3311(ナビダイヤル) 03-5448-3311(携帯電話・PHSの場合) |
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