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BluetoothTM とは
(2001/02/01)
Bluetooth は、パーソナルネットワーク市場に革命をもたらす画期的なワイヤレス通信技術です。小規模で低コストなワイヤレス通信技術の世界標準規格として、ノートブックコンピューターや携帯電話、その他のモバイル機器を結び、さらにインターネットへの接続が将来的には可能になります。
電気通信、コンピューター、ネットワーク分野の世界主要メーカーで構成する Bluetooth SIG(Special Interest Group)によって技術の標準化が行われ、参加企業により技術開発と製品化が進められています。Bluetooth SIG には、現在ソニーを含む2,000社以上のノートブックコンピューター、携帯電話、家電機器のメーカーなどが全世界から参加しています。
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【接続形態】
- Bluetooth を使うと、1台のマスター機器(Bluetooth において、通信の基準となる周波数やタイミングを制御する機器)と、最大7台のスレーブ機器(Bluetooth において、周波数やタイミングをマスター機器に同期する機器)を無線ネットワークで接続し、データをやりとりすることができます。
マスター機器は、周辺にある Bluetooth対応機器に呼びかけ、呼びかけに応えた Bluetooth対応機器は、スレーブ機器としてマスター機器に接続することができます。
コンピューターのような機器は、マスター機器として周辺にある Bluetooth対応機器に呼びかけることができます。また、マスター機器からの呼びかけに応じて、スレーブ機器としてマスター機器と接続することもできます。
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【速度】
- Bluetooth は、最大723Kbps のデータ転送に対応していますが、実際の転送速度は、通信機器間の距離や障害物、電波状況、使用するソフトウェア、OS、通信する機器の受信感度、アンテナ性能などにより自動的に、最適のデータ転送速度に調整されます。
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【通信距離と電力】
- Bluetooth対応機器には、見通し距離約100〜10m(*1) で通信できる Power class 1 の機器と、見通し距離約10m以下(*1)で通信できる Power class 2、3 の機器があります。
(*1) |
障害物がない場合。実際の通信距離は、通信機器間の障害物や電波状況、使用するソフトウェア、OS、通信する機器の受信感度、アンテナ性能などによって異なります。
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【Bluetooth 標準規格とは】
- 各社の Bluetooth対応機器が Bluetooth を使ってスムーズに通信ができるように、Bluetooth SIG が Bluetooth標準規格として、無線通信の方式、セキュリティの方式、用途別のデータ通信方式などを定めています。
すべての Bluetooth対応機器は、Bluetooth SIG が定めている方法で Bluetooth標準規格に適合していることを確認し、認証を受けることが義務付けられています。
ただし、Bluetooth標準規格に適合していても、接続する機器の特性や仕様によって操作方法が異なったり、接続してもデータのやりとりができない場合があります。
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