2001年 3月 19日
国内エレクトロニクスビジネスの強化を目指して
マーケティングとセールス機能の統合マネージメント体制構築
−ビジネスユニット毎に自己完結する『4つのビジネスセクター』導入−
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ソニーマーケティング株式会社(社長:林誠宏、本社:東京港区)は、下記の通り機構改革をお知らせします。
当社は、ソニーの国内エレクトロニクス市場の統括会社として、マーケティング・
セールス機能の強化と市場創造型ビジネスの推進を目指して97年4月に設立されました。
ブロードバンド・ネットワーク時代の幕開けを控え、当社をとりまく環境も劇的な構造変化を迎えようとしています。このような環境の中、新経営陣の元、当社は2001年を「ソニーマーケティングの第2創業」と位置付け、時代の変化を先取りする形での企業改革を加速させてまいります。具体的には、マーケティングカンパニーの基本となるマーケティングパワーの強化を狙い、ユーザー目線の新商品やサービスの企画、ユーザーとのコミュニケーションの強化、ITを駆使した新しいビジネススタイルの確立、流通の変貌を先取りする対応、BOXビジネスに加えソリューションビジネスへの対応力強化などとなります。
【機構改革のポイント】
- ◇ビジネスセクター制の導入
- 加速度的に変貌する市場の変化に対応するため、ビジネス領域毎に4つのビジネスセクターを設立し、セクター毎の自己完結体制の確立を目指します。
マーケティング機能とセールス機能をビジネスセクターに取り込み、「意思決定、行動のスピードアップ」を図り、マーケティング戦略が迅速かつダイレクトに現場(セールス、特約店)に伝わる仕組みを構築します。また、ビジネスセクター毎の付加価値ビジネス戦略の立案機能の強化にあたっては、EVAマネージメントを導入します。これにより、従来の「いくら利益を上げたか」から、「いくら使ってどれだけ儲けたか」へのマネジメント変革を促進します。
- ◇プロダクツマーケティングの強化
- 各マーケティング部は、ユーザー目線での商品提案、カンパニーと一体となった商品開発、プロモーション機能の拡充など、プロダクツマーケティング機能を強化するため、マーチャンダイザー制を導入し、積極的に若手の登用を図ります。
なお、従来各マーケティング部が担当していた管理・製販機能は、ビジネスセクタースタッフに集約することにより強化と効率化を図ります。
- ◇コンスーマービジネスセクターへの営業本部・ブランチ制導入
- 従来の「支社/支店/営業所体制」から、「営業本部/ブランチ体制」の2階層制へ変更し、営業現場での迅速な意思決定と実行を可能とする、シンプルな体制を実現します。
同時に、生産性向上のため、ビジネスユニット・セールスユニット毎に最適規模化を図ります。
- ◇CRM(カスタマーリレーションマネージメント)への取り組み強化
- 当社は、ソニーグループの中でエンドユーザーに最も近い位置にいることを生かし、顧客への迅速な情報提供と、緊密なコミュニケーションの確立を目指します。
ユーザーとの緊密なコミュニケーション通してCS向上を図るとともに、新しいサービスやソリューションの提供、ユーザー目線の新商品の企画など、マーケティングプラットフォームとしての機能強化を目指します。
以 上
《付表》
ソニーマーケティング株式会社 組織概念図(2001.4.1付)
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