<報道資料>

プレスリリース 目次
2001年 5月 28日

新商品

ジョグ/シャトルダイヤルなどVTRの操作性を継承したノンリニア編集が可能な
ハイビジョン(HDTV)対応マルチアクセスディスクレコーダー『MAV-777』発売

−デジタル放送時代の映像コンテンツ作成を支える“HDCAM”のラインナップを拡充−
MAV-777

マルチアクセスディスクレコーダー『MAV-777』



 ソニーマーケティング株式会社(社長:小寺圭 本社:東京都港区)は、本格化するデジタル放送時代に向け、ジョグ/シャトルダイヤル等、従来のVTRの操作性を継承しつつ、ノンリニア編集、時差送出、ライブスローなどのディスクレコーダーの特長をあわせもった、HDTV対応のマルチアクセスディスクレコーダー『MAV-777』を発売します。 

型 名発売日希望小売価格(税別)
マルチアクセスディスクレコーダー『MAV-777/04』
(36GBモデル)
2001年10月1200万円
マルチアクセスディスクレコーダー『MAV-777/08』
(72GBモデル)
1500万円

 BSデジタル放送開始をきっかけに、映像コンテンツのハイビジョンによる制作が急速に進展しつつあります。『MAV-777』は本格化するデジタル放送時代の映像コンテンツ制作に対応する映像記録ツールです。
 当社は、昨年4月に現行放送(SDTV)対応モデルとして、マルチアクセスディスクレコーダー「MAV-555」を発売しました。「MAV-555」は、報道分野、スポーツ中継などのライブ用途や時差送出等の分野にて、映像を収録しながら編集や送出が可能というディスクレコーダーの特長と、ジョグ/シャトルダイヤル等VTRの操作性を継承した使いやすさにより、多数のプロダクション/放送局でご採用頂いています。
 今回発売する『MAV-777』は、操作面では「MAV-555」で好評だった「ジョグ/シャトルダイヤル等従来型VTRと同様な操作性」と、「リアルタイム編集、送出」等の特長を継承しています。
加えて、優れた画像品質のHDCAMフォーマットを採用し、最大8時間(72GBモデル)の長時間記録再生を実現するなど、デジタル放送に対応するマルチアクセスディスクレコーダーとして商品化されました。
 当社は、本機をマルチアクセスディスクレコーダーの最上位機種として位置付け、急速に進展するデジタル放送向けコンテンツ作成の様々なニーズに応えて参ります。


●『MAV-777』の主な特長


1.HDCAMフォーマット
HDTV信号の画像圧縮方式として、優れた画像品質で定評がある“HDCAM”方式を採用。高画質と高い編集精度を実現しています。

2.VTRライクな操作性の継承
MAV-555で好評をいただいた、ジョグ/シャトルダイヤル等のVTR編集時の操作性を継承するとともに、編集機・スローコントローラーといった既存のVTR制御機器との組み合わせが可能ですので、現状のSDTV環境の制作システムオペレーション感覚のまま、スムーズにHD環境の制作オペレーションへの移行が可能です。

3. 同時マルチチャネル入出力
映像制作現場で想定される様々なアプリケーションシステムに対応するため、4系統の入出力に対応。1入力1出力(標準)、1入力3出力、3入力1出力、2入力2出力の4つの使い分けが可能です。これにより従来複数のVTRが必要とされた、複数映像記録を行いながらの同一映像素材編集・時差送出などが『MAV-777』一台で可能となり、複数カメラを使ったライブ中継や同一映像素材を共有するニュース編集作業等に活躍します。
また、すべての出力ポートにダウンコンバーターを内蔵し、HD収録した素材のSD送出が可能です。

4.長時間記録再生
36GBハードディスク搭載モデルと72GBハードディスク搭載モデルの大容量ハードディスク搭載2モデルをラインアップ。HDCAMフォーマットのハイビジョン映像8時間(72GBモデル)の記録が可能なため、野球やサッカー等のスポーツ中継のように、長時間記録の必要なHDTV制作現場での運用が可能です。

5.エフェクト機能搭載
ディゾルブ・数種類のワイプ効果を標準で装備。コントロールパネル等からの操作により、A/Vスプリット編集やオーディオチャンネルのスワップ等の編集を可能にします。



●『MAV-777』主な仕様


項目規 格
電源電圧AC 90V to 264V 45Hz to 65Hz
消費電力最大600 W
動作温度+5℃ to +40℃
質量50 kg
大きさ(WxHxD)424 x 290.7(ゴム足を含む) x 667(リア突起)

VIDEO
項目規格・仕様備考
1.一般特性
入力量子化BIT
 ・ サンプリング周波数
 ・ CODEC
     圧縮方式
     (HDCAM圧縮 FORMAT)
 
 ・ 出力量子化BIT
 
 
2.ダウンコンバーター出力
 ・ Format
 ・ サンプリング周波数
 
 
 
 
10BIT /サンプル
Y 74.25/1.001[MHz]
 Pb/Pr 37.125/1.001[MHz]
 1920/ライン
 1080/フレーム
 
10BIT/サンプル
 SMPTE-259M
Y -- 27MHz
R-Y,B-Y - 13.5MHz
 
 
 
 
HD SDI
2 設定
・ システム位相
 
 
・ Video Level(再生)
 
・ Chroma Level(再生)
 
・ Chroma位相(再生)
・ ダウンコンバータ モード
 
0± 1H
  SYNC 13.5nsステップ
-∞ 〜 +3dB ( 約0.0035dB ステップ)
-3 〜 +3dB ( 約0.0035dB ステップ)
-∞ 〜 +3dB ( 約0.0035dB ステップ)
-3 〜 +3dB ( 約0.0035dB ステップ)
± 30°( 約0.23° ステップ)
± 30IRE
エッジクロップ/レターボックス/スクイーズモード
 
P1,P2,P3
ダウンコン出力も同時
可変
選択可能
 
選択可能  
 
選択可能

Audio
項目規格・仕様備考
(1) 入力量子化BIT
    HD SDI
    AES/EBU
 
20 BITS
20 BITS
 
(2) 入力サンプリング周波数
    HD SDI
    AES/EBU
 
48KHz(映像同期)
48KHz(映像同期)
 
(3) 出力量子化BIT
    HD SDI
    AES/EBU
 
20 BITS
20 BITS
 
(4) 記録レベルcontlor -∞ 〜 +20dB (CH毎)
-∞ 〜 +18dB (CH毎)
Head Room20dB時
Head Room18dB時




※お客様からのお問い合わせ:
ソニーマーケティング(株)コンテンツクリエーションマーケティング部
電話:03-5792-2449