2001年 7月 12日

新商品

残したい映像をＤＶＤディスクに録画 i.LINK装備でデジタルビデオカメラ映像の保存も可能なＤＶＤレコーダー発売

DVDレコーダー『RDR-A1』（左）、録画用DVD-RWディスク『DVDM120』（右上）、録画用DVD-Rディスク『DVDR120』（右下）

　ソニーマーケティング株式会社（社長：小寺 圭、本社：東京都港区）は、ＤＶＤプレーヤーとの再生互換性に優れたＤＶＤ−ＲＷ／Ｒ規格を採用した、ＤＶＤレコーダー『ＲＤＲ−Ａ１』を発売します。本機は、長期保存に適し、ランダムアクセスや繰り返しの再生に優れたＤＶＤディスクに、約2時間（標準）のデジタル高画質録画が可能です。テレビ放送やビデオカメラで撮った貴重な映像を録画・保存し、高画質な映像再生をお楽しみいただけます。また、レコーダーの発売に合わせて録画用ＤＶＤ−ＲＷディスク及び録画用ＤＶＤ−Ｒディスクも発売します。

型　名	発売日	希望小売価格	本体カラー	当初月産
ＤＶＤレコーダー 『ＲＤＲ−Ａ１』	9月21日	オープン価格	ゴールド	4千台
録画用DVD-RWディスク『DVDM120』 同上（5枚パック）『5DVDM120』 『画用DVD-Rディスク『DVDR120』 同上（5枚パック）『5DVDR120』			−	−

　『ＲＤＲ−Ａ１』は、記録フォーマットとして、“ＶＲモード”と“ビデオモード”の2種類に対応しています。“ＶＲモード”は、録画後、多彩な編集を行うことが可能で、ディスクならではの編集や再生が自在にできるビジュアルメニューを使用することができます。たとえば、オリジナルの映像はそのままで、シーンの入れ替えやくり返しなどの編集が可能なプレイリストをディスクごとに作成・保存したり、見たいシーンを静止画一覧から選ぶだけで再生を始めることができます。録画時間はSP（標準）で2時間、MN（マニュアル）で1〜6時間まで32ステップで時間を選択できます。
　“ビデオモード”で記録したディスクは、多くのＤＶＤビデオプレーヤーで再生することが可能です（録画後の編集は不可）。
　本機は、地上波／アナログＢＳ放送や外部アナログ入力端子からの映像を録画できる上、デジタルビデオカメラ用i.LINK端子を装備しており、本機からデジタルビデオカメラを操作し、撮影した映像をＤＶＤ−ＲＷ／Ｒディスクに保存することができます。また、プログレッシブ出力（D2）に対応し、プログレッシブ対応（D3/D4端子搭載）のＴＶと組み合わせることで高画質な映像を再現します。なお、ＤＶＤビデオ、ＤＶＤ−ＲＷ、ＤＶＤ−Ｒの再生に加え、ＣＤ−ＲＷ、ＣＤ−Ｒ、音楽ＣＤ、ビデオＣＤといったさまざまな光ディスクの再生も可能です。

　録画用ＤＶＤ−ＲＷディスク『ＤＶＤＭ１２０』は、ＤＶＤ−ＲＷ（Ｖｅｒ1.1）規格に準拠した録画・書き換えが可能なディスクで、高性能な相変化記録を行うのに適した材料を使用し、優れた録画と安定した再生を実現します。CPRM（コピープロテクションフォーレコーダブルメディア）^※１に対応しています。一方、『ＤＶＤＲ１２０』は、一度記録すると上書き・書き換えができない録画用ＤＶＤ−Ｒディスクで、保存用映像の録画にお使いいただけます。いずれのディスクも、5枚パックになった『５ＤＶＤＭ１２０』『５ＤＶＤＲ１２０』が同時に発売されます。
※1：1世代だけ録画を許された番組に対して、スクランブル信号をかけて録画する著作権保護技術

●『RDR-A1』の主な特長

1.ＤＶＤディスクに録画し、ＤＶＤビデオプレーヤーでも再生可能

テレビ放送やビデオカメラで撮った映像などをＤＶＤ−ＲＷ、ＤＶＤ−Ｒディスクへ録画することができます。記録フォーマットとして、後から編集することができる“ＶＲモード” （ビデオレコーディングフォーマット記録）と多くのＤＶＤビデオプレーヤー^※２で再生できる“ビデオモード”（ＤＶＤビデオフォーマット記録）の2種類に対応しています。ディスクの種類とそれぞれの記録フォーマットの可否は下表の通りです。録画時間は、マニュアルで1〜6時間まで32ステップで時間を選択でき、録画する素材の時間から設定しそれに合わせた最適の画質での録画が可能です。

記録フォーマット	ＶＲモード	ビデオモード
対応メディア ＤＶＤ−ＲＷ ＤＶＤ−Ｒ	○ （Ｖｅｒ1.1／Ｖｅｒ1.0） ×	○ （Ｖｅｒ1.1） ○
録画モード（録画時間）	SP（標準）：2時間 MN（マニュアル）：1〜6時間まで32段階に設定可	V1（高画質）：1時間 V2（標準）：2時間

※2：ソニー製ＤＶＤプレーヤーでは、2000年以降発売のモデルで再生できることを確認しています。
2001年7月12日現在の再生対応機種：　DVP-S313/S717D/S9000ES/F15/F5/FX1/NS300/NS500P、DVPK-15/S300の10機種　　ただし、再生を保証するものではありません。ディスクの傷、汚れ、記録状態や、再生プレーヤー側のピックアップの状態等により、再生できない場合があります。

2. デジタルビデオカメラ用i.LINK端子装備

フロントドア内にデジタルビデオカメラ用i.LINK端子（1系統）を装備。本機のリモコンからデジタルビデオカメラを制御し、デジタルビデオカメラで撮影した映像をＤＶＤ−ＲＷ／Ｒディスクに保存できます。映像をディスクの形で家族や友人に配って、ＤＶＤビデオプレーヤーで見てもらうといった楽しみ方も可能です。また、逆に、本機で編集した映像をi.LINK端子を通してＤＶテープへ記録することもできます。

※デジタルビデオカメラ以外の機器に装備されたi.LINK端子とのデータのやりとりはできません。

3.再生・編集を多彩に楽しめるビジュアルメニュー

ＶＲモードで記録したディスクの録画内容が画面上の静止画一覧でわかるビジュアルメニューを採用しました。タイトルまたはチャプターごとのサムネイル画面が表示され、見たいシーンを選択することでただちに再生を始めることができます。また、このメニューを利用すると、オリジナルの映像はそのままで、シーンの入れ替えやくり返し等の可能な「プレイリスト」の作成など、さまざまな編集も可能です。

4.プログレッシブ出力（D2端子）を装備

プログレッシブ対応のＴＶとつなぐことで、ＤＶＤビデオソフトはもとより、録画した映像についても高精細な画質をお楽しみいただけます。特に、フィルム素材から制作されたＤＶＤビデオの再生において、俳優の肌や衣装など布の質感までしっかりと伝わり、インターレース方式では得られなかった高画質再生が実現します。

5.豊富な再生対応メディア

ＤＶＤビデオ、ＤＶＤ−ＲＷ、ＤＶＤ−Ｒ、ＣＤ−ＲＷ、ＣＤ−Ｒ、音楽ＣＤ、ビデオＣＤの再生に対応しています。

6.高画質録画を実現する技術

・ お好みの画質で録画・再生ができる「ビデオイコライザー」

・ 時間軸のゆらぎを補正し、画像のムラや曲がりを改善する「TBC（Time Base Corrector）」

・ 録画時の映像圧縮において、映像の複雑さに合わせて符号量の割り当てを自動で可変させる「VBR（Variable Bit Rate）」（VRモード選択時）

7.録画に便利な各種機能

・ ワンタッチでディスクの空き部分への録画を開始する「ワンボタン録画」

・ 予約情報をディスク自体に保存可能。ディスクを入れるだけで録画予約ができる「ディスク予約」（VRモード選択時）

・ ディスクの残量と予約した録画時間から最適な録画レートを自動設定する「ジャスト録画」（VRモード選択時）

8.著作権保護技術に対応

CPRM^※１対応ディスクでデジタル録画を行う場合には、「Copy One Generation（一世代のみ記録可能）」が指定された映像を、著作権に配慮したスクランブル形式で記録することができます。その他にも、デジタル録画機器のための著作権保護技術に対応しています。

●『DVDM120』『5DVDM120』の主な特長

1. 高性能相変化記録材料を採用、くり返し録画にも低エラーレートで優れた録画・再生を実現

2. CPRM^※１対応により、「Copy One Generation」指定コンテンツのスクランブル形式での記録が可能

3. ゴールドをベースに、ソニービデオメディアの目印、赤をあしらったパッケージデザイン

4. たくさん書き込めるインデックス機能を付けた「インレイカード」を採用

●『DVDR120』『5DVDR120』の主な特長

1. 高感度色素記録材料を採用、高品質録画かつ高耐久性を実現

2. シルバーをベースに、ソニービデオメディアの目印、赤をあしらったパッケージデザイン

3. たくさん書き込めるインデックス機能を付けた「インレイカード」を採用