2001年 9月 20日
新商品
デジタルシネマサウンドによる本格的な映画館のサラウンドを楽しめる
スリムデザインのホームシアターシステム2機種と
スーパーオーディオCD・DVDプレーヤー内蔵のAVレシーバー1機種 発売
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ホームシアターシステム『HT-SL7』(左)、スーパーオーディオCD/DVDプレーヤー内蔵AVレシーバー『AVD-S1』(右)
ソニーマーケティング株式会社(社長:小寺 圭、本社:東京都港区)は、DVDプレーヤー等と組み合わせて本格的にホームシアターを楽しめる、AVアンプ・スピーカー6本のパッケージになったシステム『HT−SL7』と『HT−K215R』、及びスーパーオーディオCDとDVDプレーヤー、AVアンプ、FM/AMチューナーを一体化したAVレシーバー『AVD−S1』を発売します。
型 名 | 発売日 | 希望小売価格 | 当初月産 |
ホームシアターシステム『HT−SL7』 『HT−K215R』 | 11月10日 | オープン価格 | 2千台 |
11月21日 | 8千台 |
スーパーオーディオCD/DVDプレーヤー 内蔵AVレシーバー『AVD−S1』 | 11月10日 | 3千台 |
DVDプレーヤー市場が拡大する中、単にお手持ちのテレビと組み合わせるだけでなく、5.1ch対応のスピーカーシステムやAVアンプとつないでDVDビデオの5.1chサラウンドを楽しむユーザーが徐々に増えています。当社では、2000年秋、DVDプレーヤー等とつないで、省スペースで手軽にホームシアターを楽しめる商品として「HT-K215」を発売し、たいへんご好評をいただきました。今年度、リビングで手軽にホームシアターを楽しんでいただくための商品をさらに拡充するため、ホームシアターシステム2機種とスーパーオーディオCDプレーヤー・DVDビデオプレーヤーを内蔵したAVレシーバー1機種を発売します。
ホームシアターシステム『HT−SL7』は、5.1ch対応のAVアンプとスピーカー6本(フロント×2、センター、リア×2、サブウーファー)によって構成されます。アンプ部にフルデジタルで信号処理を行う「S-Masterデジタルアンプ」技術を採用したことで、高さ83mmのスリムな本体サイズながら、サテライトスピーカー1本につき100W、合計で500Wの大出力を実現します。音場処理について、ソニー独自のデジタルシネマサウンドを搭載し、当社のDVDプレーヤー「DVP-NS300」(既発売)などと組み合わせてDVDビデオの5.1chサラウンドをお楽しみいただけます。光デジタル2系統、同軸1系統、アナログ1系統、5.1ch1系統と豊富な入力端子を装備し、DVDビデオ以外にも用途に合わせてさまざまなソースを本機の音響効果でお楽しみいただけます。
『HT−K215R』は、サブウーファーのスピーカー面を正面に配置するなど、従来機種「HT-K215」から音質面でのブラッシュアップを図りました。本体はほぼA4サイズ(高さ60mm)で、省スペースでの設置が可能です。また、スピーカーデザインは、当社のテレビ“WEGA”にマッチするシルバーを採用しました。出力はサテライトスピーカー1本につき35W、合計で175Wの出力です。
AVレシーバー『AVD−S1』は、スーパーオーディオCDとDVDプレーヤー、AVアンプ、FM/AMチューナーを一体化しました。スーパーオーディオCDはマルチチャンネル再生に対応しています。『HT−SL7』と同様、本機も「S-Masterデジタルアンプ」技術を採用して、小型化を実現(幅430mm×高さ82.5mm)、本機一台でさまざまなメディアの再生を可能にしました。ソニー独自のデジタルシネマサウンドについては、当社のハイエンドクラスのAVアンプにも搭載している「シネマスタジオEX」モードを搭載しました。仮想サラウンドスピーカーがつくり出す音場は、映画館のスクリーン前方の音の奥行きまで再現することができ、臨場感あふれるホームシアターを実現します。
●『HT-SL7』の主な特長
- 1.デジタルアンプ搭載により、小型ながら大出力を実現
- アンプ部には、ソニーが開発した、フルデジタルで音声信号処理を行う「S-Masterデジタルアンプ」を搭載しました。同アンプは、電力効率が高いため、電源のエネルギー変換効率を高くできるとともに、出力段の発熱が極めて小さくなり、高性能かつ小型化を実現、総合出力500Wの迫力あるホームシアターを構築することができます。
- 2.「デジタルシネマサウンド」による「シネマスタジオA/B/C」モードを搭載
- シネマスタジオA/B/Cモードによって、映画音楽の編集を行うソニー・ピクチャーズエンタテインメントのダビングスタジオの音響特性を再現することが可能であるとともに、複数の仮想スピーカーを生成することができます。当社のDVDプレーヤー「DVP-NS300」(既発売)などと組み合わせて、DVDビデオソフトに収録された5.1chサラウンドを臨場感豊かに味わっていただけます。
- 3. 豊富な入力端子を装備
- 光デジタル2系統・同軸1系統・アナログ1系統、5.1ch 1系統を装備。DVDビデオ以外に、テレビ・VHS・ゲーム機などお手持ちの機器を接続して迫力あるサウンドをお楽しみいただけます。また、外部デコーダーからの5.1入力も可能です。
- 4.スリムでインテリアにも合うスタイリッシュなデザイン
- デジタルアンプを搭載したことで、アンプ部の高さが83mmとスリムで、ラックなど省スペースで設置していただくことができます。
●『HT-K215R』の主な特長
- 1.『HT-K215』を音質面でブラッシュアップ
- コンパクトサイズながら迫力あるホームシアターを実現した『HT-K215』を、音質面でより一層ブラッシュアップし、新開発スピーカーユニットを採用して、クリアなサウンドとダイナミックな重低音を実現しました。アンプのみならず、スピーカーもシルバーカラーを採用し、当社のテレビ“WEGA”とシステムアップしやすくなりました。
- 2. 豊富な入力端子を装備
- 入力端子は、光デジタル2系統、アナログ2系統、5.1ch 1系統を装備しました。DVDビデオ以外に、テレビ・VHS・ゲーム機、PCなどお手持ちの機器を接続できます。
●『AVD-S1』の主な特長
- 1.スーパーオーディオCD及びDVDプレーヤーを内蔵したAVレシーバー
- フルデジタルの音声信号処理を行う「S-Masterデジタルアンプ」を採用し、本機一台でDVDビデオ以外に、スーパーオーディオCD、音楽CD、CD-R/RW、ビデオCDを再生することができます。スーパーオーディオCDについては、2chステレオ及びマルチチャンネルの再生が可能です。マルチチャンネルではいずれのチャンネルも、サンプリングレート2.8224MHzの1ビット・パルス信号で記録されたスーパーオーディオCDを再生することができ、スーパーオーディオCDならではの高音質を存分にお楽しみいただけます。
- 2.「シネマスタジオEXモード」を搭載
- ソニー独自の「デジタルシネマサウンド」技術の中から、前方スクリーン方向の奥行き感までもリアルに再現する、「シネマスタジオEXモード」を搭載。より一層、臨場感あふれるサラウンドをお楽しみいただけます。また、内蔵デコーダーはドルビーデジタル※1とDTS※2に対応しています。
- * 1ドルビーデジタルは、米国ドルビーラボラトリーズの商標です。
* 2 DTSは、デジタルシアターシステムズ社の登録商標です。
- 3. より美しい映像が楽しめるD端子(D1出力)装備
- D端子付きのテレビやモニターとケーブル1本でシンプルに接続することができ、高純度なコンポーネント信号でのより美しい映像をお楽しみいただけます。
- 4. ルミナス(蓄光)リモコンを採用
- 本体に合わせたスタイリッシュなリモコンを付属。ボタン及びパネル面は蓄光式のため、照明を落としたまま、映画などの雰囲気を損なうことなく操作できます。
●主な仕様
『HT-SL7』『HT-K215R』 (アンプ部)
| HT-SL7 | HT-K215R |
形式 | 5.1chドルビーデジタルデコーダー / DTSデコーダー内蔵AVアンプ / FM/AMチューナー | 5.1chドルビーデジタルデコーダー / DTSデコーダー内蔵AV アンプ |
周波数特性 | 20〜20kHz±0.5dB | 10〜20kHz +0.5dB/−2.0dB |
SN比 | 96dB | 96dB (アナログ) 100dB(デジタル) |
入力端子 光デジタル入力 同軸入力 アナログ入力 5.1ch入力 | 2系統 |
1系統 | − |
1系統 | 2系統 |
1系統 |
出力端子 アナログ出力 | 1系統 | サブウーファー出力1系統 |
実用最大出力(JEITA) | 総合500W:フロント100W+100W、センター100W、リア100W+100W | 総合175W:フロント35W+35W、センター35W、リア35W+35W |
チューナー仕様 | 受信周波数:FM76〜90MHz、 AM531〜1,602kHz アンテナ端子:FM75Ω不平衡型、 AM外部アンテナ端子 | − |
電源 | 100V AC、50/60Hz |
消費電力 | 約98W | 約100W |
待機時消費電力 | 1.5W以下 | 1W以下 |
外形寸法(W×H×D) | 430×83×289(mm) | 215×60×297(mm) |
質量 | 約3.1kg | 約4.2kg |
『HT-SL7』(スピーカー部)
| フロントL/R、センター、リアL/R | サブウーファー |
使用ユニット | 8cmコーン、防磁型 | 20cmコーン、防磁型 |
公称インピーダンス | 8Ω |
実用最大出力(JEITA) | − | 50W |
最大入力 | 100W | − |
実効周波数帯域 | 160Hz〜20kHz | 28〜200Hz |
外形寸法(W×H×D) | 92×133×115mm | 270×325×385mm |
質量 | 約1.0kg | 約10.0kg |
『HT-K215R』(スピーカー部)
| フロントL/R、センター、リアL/R | サブウーファー |
使用ユニット | 5cmコーン、防磁型 | 16cmコーン、防磁型 |
公称インピーダンス | 6Ω | 8Ω |
実用最大出力(JEITA) | − | 50W |
最大入力 | 60W | − |
実効周波数帯域 | 150Hz〜20kHz | 32〜250Hz |
外形寸法(W×H×D) | 76×100×86mm | 240×282×362mm |
質量 | 約0.4kg | 約8.0kg |
『AVD-S1』
形式 | 5.1chドルビーデジタルデコーダー / DTSデコーダー内蔵 DVD/SACD/CD/CD-R/CD-RW/ビデオCDプレーヤー/ AVアンプ / FM/AMチューナー |
信号方式 | JEITA標準、NTSCカラー方式 |
水平解像度 | 約500本 |
SACD再生時 | 再生周波数範囲 | 2Hz〜100kHz |
音声周波数特性 | 2Hz〜44kHz |
音声高周波歪み率 | 0.03%以下 |
ワウ・フラッター | 測定限界以下(±0.001% W PEAK) |
DVD/CD再生時 | 音声周波数特性 (2ch STEREOモード時) | DVD(PCM再生時):2Hz〜22kHz(±1.0dB) CD再生時:2Hz〜20kHz(±1.0dB) |
音声高周波歪み率 | 0.03%以下 |
ワウ・フラッター | 測定限界以下(±0.001% W PEAK) |
入力端子 コンポジット映像入力 光デジタル入力 | 2系統 |
1系統 |
出力端子 D1出力 コンポジット映像出力 S映像出力 光デジタル出力 | 1系統 |
2系統 |
1系統 |
1系統 |
実用最大出力 | フロント50W+50W、センター50W、リア50W+50W |
チューナー仕様 | 受信周波数:FM76〜90MHz、AM531〜1,602kHz アンテナ端子:FM75Ω不平衡型、AM外部アンテナ端子 |
電源 | 100V AC、50/60Hz |
消費電力 | 約80W |
待機時消費電力 | 2W以下 |
外形寸法(W×H×D) | 430×82.5×376(mm) |
質量 | 約4.3kg |
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