<報道資料>

プレスリリース 目次
2002年 2月 7日
テレビ朝日から報道用サーバーシステム、
ハイビジョン制作設備などを受注
〜テレビ朝日 新本社、“HDCAM”フォーマットを採用〜


 ソニーマーケティング株式会社(社長:小寺 圭、本社:東京都港区)は、全国朝日放送株式会社(社長:広瀬道貞、本社:東京都港区 以下、テレビ朝日)から、報道用サーバーシステム・ハイビジョン制作機材等、新本社ビルの放送設備を受注しました。

 テレビ朝日は、ブロードバンド時代の多メディア多チャンネルに対応する新世代の「情報発信基地」として、2003年港区の六本木ヒルズに新本社ビルを完成予定です。
 今回当社がコンサルティングを行い、納入するサーバーを基幹とした放送設備は、デジタル放送時代のリッチコンテンツの制作、管理、共有を実現するものであり、テレビ朝日の新制作設備の中核となります。
 具体的には、21世紀型放送局を目指し、放送局内の番組制作を従来のVTRを中心とした運用から、サーバーを中心としたノンリニアシステムを核とし、VTRを組み合わせたハイブリッド型の運用形態に移行することにより、番組制作の迅速化、効率化を実現します。
 加えて、ブロードバンドネットワークを通じて系列局全体でのサーバー内のコンテンツ素材の共有を実現し、質の高い番組制作を効率よく行うことを可能とします。
 このサーバーを核とした洗練された運用形態は、デジタルネットワーク時代の放送局の姿を先取りするものです。
受注内容:『テレビ朝日 新本社 新制作設備』
・報道用サーバーシステム
・HDスタジオ用カメラ
・HDCAM VTR ( 約250台 )
・スポーツ番組制作スタジオサブ(映像・音声設備)
・CMバンク
・HDノンリニア編集機「Xpri(エクスプリ)」 など
納入時期:2003年2月より
 テレビ朝日新本社での局内VTRフォーマットとして、“HDCAM”フォーマットの採用にあたっては、デジタルネットワーク時代のリッチコンテンツの制作に使われる“HDCAM”の画質、操作性や信頼性が多角的に評価されました。また、従来のベータカムフォーマットの再生互換機能を持つため、現在まで放送局が蓄積してきた過去の映像資産を、デジタルHDニュースや番組制作で容易に継続利用することができます。SDTVとHDTVが混在する今後の番組制作においてのフレキシブルなスタジオ機材の活用が行えることも評価のポイントとなっています。
 “HDCAM”は全世界で約4,500台(2001年9月時点)の販売実績を有しています。国内においては、1200台の“HDCAM”がデジタル放送用として50局で稼動中であり、デジタルHD番組制作やニュース取材・制作等の報道分野においても多数活用されています。