<報道資料>

プレスリリース 目次

2003年 3月 5日

ソニー株式会社
ソニーマーケティング株式会社

NAB 2003出展テーマ 『ワークスマート・ワークソニー』
〜 制作フロー全体の効率化で、より早く、快適に、高品位の制作をローコストで 〜
   



 ソニーは、来たる4月7日より米国ラスベガスで開催される国際放送機器展 NAB(National Associations of Broadcasters)ショーに『Work Smart. Work Sony.(ワークスマート・ワークソニー)』のテーマのもと、多数の新製品を盛り込んだコンテンツ制作・放送のトータルシステムを出展致します。昨年のNABでは、収録から編集・送出・配信・アーカイブ・検索・再利用まで、制作フロー全体を効率化することでより早く、より快適に、より高品位の制作を実現しながらトータルコストを削減するソリューションとして、『ワークフロー・イノベーション』を提案しました。今年はその提案を (1)光ディスク・システム (2)HDCAM SR (3)ネットワーク・サポートを中心に、より具体的に構成したシステムで展示致します。



(1) 光ディスク・システム: コンテンツ制作の時間を大幅に短縮
 

青紫色レーザーを使用して直径12cmの光ディスクにDVCAM圧縮(25Mbps)で90分、MPEG IMX圧縮(50Mbps)なら45分の映像を記録可能な新開発の光ディスク・システムです。NABでは、カムコーダー、スタジオデッキ、コンパクトデッキ、モバイルデッキの4タイプ・5機種の参考出品を予定しています。特長は、高解像度映像と同時に記録されるプロキシ・ビデオ(低解像度映像)とメタデータ(いつ・どこ・誰など様々な付帯情報)です。AV情報をデータファイル化したプロキシ・ビデオはメタデータと共に、カムコーダーやモバイルデッキからは最大30倍速、コンパクトデッキやスタジオデッキからは最大50倍速での転送が可能です。ニュースの制作時間の大幅な短縮を実現し、現場の映像を1秒でも早く局内へ、そして視聴者へ届けることが重要なテレビ報道に、通信技術を取り入れた新しい制作スタイルを提案します。

(2) HDCAM SR: リッチコンテンツ制作支援でHD放送・制作の可能性を拡大
  報道制作から番組制作まで、"HDCAM"(エイチディカム)は全世界で約9,000台※1 が稼動中で、HDによる地上波デジタル放送が迫った日本国内では民放128局中、90局に採用いただいています。
また、"CineAlta"(シネアルタ)はデジタルシネマやCM制作を中心に、全世界で約1,800台※2 が稼動しています。HDCAMの上位機種"HDCAM SR"シリーズは、HDの可能性をさらに拡大する新製品です。最新画像圧縮技術"MPEG4 スタジオプロファイル"採用で1920×1080ドットの高画質動画記録を実現。より高品位の制作需要に応えると共に、デジタル放送のサラウンドに対応した12チャンネル・24ビットの高音質で、字幕・データ放送に対応したメタデータ記録機能も搭載しています。
(3) ネットワーク・サポート: 機器・システム全体の運用と保守を効率化
  1995年からVTRやカメラに、"ISR"(Interactive Status Report)システムの標準搭載を始めて、現在までに約12万台の機器を納入しました。これらの機器からSNMP(Simple Network Management Protocol)採用の最新機器まで、システムの状況を遠隔地からネットワークを経由して監視、トラブルを予防する24時間対応の保守業務でも効率的な運用を支援します。
ソニーが、3/4インチ・UマチックVTRで放送機器ビジネスに関わってから今年で30余年。実績と信頼を基礎に、コンサルティングからデザイン、納入、運用、保守まで、厳選した設備投資で最大の効果を得られる"スマート"な選択を、ソニーブースで体感して下さい。

※1 見込みを含む2003年3月末までの全世界・累計販売台数。HDCAMの約9,000台は、CineAltaの約1,800台を含む。
※2 見込みを含む2003年3月末までの全世界・累計販売台数。


■NAB2003 ソニーの出展概要
【テーマ】

『ワークスマート・ワークソニー 〜エニーキャスト時代のワークフロー・イノベーション』

【ねらい】 オペレーションの効率化、コストの低減、コンテンツの再利用。
【ブース】 SU4015 LVCC South Hall2階 (面積:約2,800m2)
【主要な新機器・新システム】
光ディスク・ビデオシステム(参考出品 カムコーダー・スタジオデッキ・コンパクトデッキ・モバイルデッキ)
HDCAM-SR スタジオレコーダー『SRW-5000』・ポータブルレコーダー『SRW-1』
HDCAM-SR SRW-1用プロセッサーユニット『SRPC-1』
スタジオカメラ『HDC-910』・ポータブルカメラ『HDC-F950』(参考出品)
HDCAMコンパクトプレーヤー『J-H1』・『J-H3』
ワイヤレスカメラシステム『WLL-CA50』『WLL-RX50』
Xpri マルチフォーマット・ノンリニア制作システム 
制作用液晶モニター 新LMDシリーズ(23型、17型、7型2連、5型3連、4型4連)
 ※上記は参考展示を含むNAB2003の出展機器・システムで、日本国内の発売が未定のものも含まれます。