<報道資料>

プレスリリース 目次

2003年 8月 4日

 

新商品


付属の小型ワイヤレス液晶ディスプレイにより、オーケストラの指揮をイメージした
操作感を実現する独自の新開発「エアタクトシステム」搭載のプラズマ<ベガ>発売

〜インターネット上のストリーミング映像・音楽コンテンツも楽しめる〜


プラズマ<ベガ> BS・110度CSデジタルハイビジョンプラズマテレビ『KDE-P42HZ1』
付属のパレットディスプレイ(写真手前)とプラズマディスプレイ(写真奥)。注):画面は、はめ込み画像




 ソニーマーケティング株式会社は、プラズマ<ベガ>シリーズより、テレビの新しい操作感を提案し、またインターネット上のストリーミング配信等もお楽しみいただける『KDE-P50HZ1(50V型)』『KDE-P42HZ1(42V型)』2機種を発売します。

型 名 発売日 当初月産 希望小売価格(税別)
「エアタクトシステム」搭載プラズマ<ベガ>
BS・110度CSデジタルハイビジョンプラズマテレビ
『KDE-P50HZ1』(50V型)
『KDE-P42HZ1』(42V型)
10月10日
9月10日
合計
3000台
140万円
115万円

 今回発売のプラズマ<ベガ>"HZシリーズ"は、大画面プラズマディスプレイ、BS・110度CSデジタルハイビジョン放送や地上波放送に対応するメディアレシーバー、そして7V型液晶ディスプレイ搭載のパレットディスプレイでシステム構成されています。ユーザーは、テレビ放送やDVDなどのパッケージメディア、インターネット上のストリーミング映像などをはじめ、各種映像・音楽コンテンツをプラズマディスプレイと手元のパレットディスプレイの両方で楽しむことができます。本機は5GHz帯ワイヤレス規格の無線技術(IEEE802.11a)を採用した新開発の「エアタクトシステム」により、各種の操作やプラズマディスプレイとパレットディスプレイ間のコンテンツの送受信を行います。ユーザーは、パレットディスプレイの液晶画面上をオーケストラの指揮棒を操るように指先を動かすことで、パレットディスプレイと大画面プラズマディスプレイの画面を切り換える3つの操作(スロウ、キャッチ、スワップ)や"チャンネル選局"といった「エアタクト」機能が行えます。例えば、手元のパレットディスプレイ上の画面を本体に向かって飛ばすように画面をなぞりあげる(スロウ)と、パレットディスプレイに表示されているテレビ番組などのコンテンツがプラズマディスプレイにも表示され、大画面で視聴ができます。
 新開発の高画質技術「ABCP-Advanced Broadband Codec Processor(アドバンスト・ブロードバンド・コーデック・プロセッサー)」によりインターネット上のストリーミング映像を高画質映像で視聴いただけます。パレットディスプレイ上だけでなくプラズマディスプレイの大画面上でも、インターネット上のさまざまなコンテンツをモアチャンネル感覚でお楽しみいただけます。
 <ベガ>の高画質に新感覚の操作インターフェースを搭載し、インターネットコンテンツまでを統合的にリビングのテレビで楽しむ新しい生活提案と合わせて、市場に導入してまいります。
 



●パレットディスプレイの主な特長
【ユーザーインターフェース】
1.独自開発の指揮棒操作をイメージする新ユーザーインターフェース「エアタクト」機能搭載
  パレットディスプレイの画面上で指揮棒を操るように指先を動かすという、直感的な操作が簡単にお楽しみ頂けます。
"スロウ" (パレットディスプレイの画面を手前から上になぞる動作)
パレットディスプレイで視聴中のテレビ番組やインターネットの
ストリーミング映像等を大画面プラズマディスプレイ上に表示。
"キャッチ" (パレットディスプレイの画面を手前になぞる動作)
大画面プラズマディスプレイ上で視聴中のテレビ番組やインターネットの
ストリーミング映像等をパレットディスプレイ上に映し出す。
"スワップ" (パレットディスプレイの画面でV字を描く動作)
パレットディスプレイ上で視聴中の番組やコンテンツと大画面プラズマディスプレイ上で
視聴中のテレビ番組などを入れ替えることができる。
"チャンネル選局" (パレットディスプレイの画面を左右になぞる動作)
番組のアップダウンや「メモリースティック」に撮った静止画の切り換えができる。
2.インターネットブラウジング機能※1搭載
  大画面プラズマディスプレイで放送番組や外部入力等のコンテンツを見ながら、それと同時にパレットディスプレイでインターネットの一般サイトのブラウジング(閲覧)が可能。
気になる情報や番組に連動するホームページにアクセスすることでさまざまな情報の入手が簡単に行えます。
 
※1:インターネットブラウジング機能はパレットディスプレイのみ。
3.マルチリモコン機能をパレットディスプレイに搭載
  大画面プラズマディスプレイの本体操作に加え、他社製を含むDVDやVTR、弊社製チャンネルサーバーやAVアンプなど、パレットディスプレイ上で外部AV機器の基本操作が可能なマルチリモコン機能を搭載。
ホームシアター構築時など、外部AV機器の操作もワンリモコンで簡単にお楽しみ頂けます。
4.チャンネルリスト機能を搭載
  大画面プラズマディスプレイとパレットディスプレイ上で視聴可能なチャンネル、外部AV機器、インターネットのお気に入りホームページ※2の一発選局が可能なチャンネルリストを搭載。パレットディスプレイ用のチャンネルリストは透過型のデザインを採用しているため、番組を確認しながら選局することが可能です。
 
※2:インターネットお気に入りホームページをチャンネルリスト上に表示するのはパレットディスプレイ用のチャンネルリストのみ。

 
【パレットディスプレイ用のチャンネルリスト】
5.メモリースティック・スロット搭載
  デジタルカメラでメモリースティックに記録した静止画をパレットディスプレイ上で再生し、「エアタクト」機能により、お気に入りの静止画を"スロウ"することで大画面プラズマディスプレイ上に高画質で映し出すことが可能です。
パレットディスプレイ上でスライドショー再生することで、デジタルフォトスタンドとしてもお楽しみ頂けます。
6.BS・110度CSデジタル放送対応
  5GHz帯無線技術(IEEE802.11a)により、手もとのパレットディスプレイ上でもワイヤレス伝送されたBSデジタルテレビ放送、110度CSデジタルテレビ放送をお楽しみ頂けます。
また、大画面プラズマディスプレイ上ではBSデジタルテレビ放送、BSデジタルデータ放送、BSデジタルラジオ放送に加え、110度CSデジタルテレビ放送、110度CSデジタルデータ放送、110度CSデジタルラジオ放送の全てを楽しみ頂けます。

●プラズマディスプレイ(メディアレシーバー含む)の主な特長
【高画質技術】
1.鮮鋭度の高いリアリティー豊かな高画質映像を実現する統合デジタル高画質システム"ベガエンジン"を搭載
  地上波放送からデジタルハイビジョン放送まで、入力される様々な映像信号を、高品質なデジタル信号に変換することで、システム構成する各種高画質回路の性能を充分に引き出し、鮮鋭度の高いリアリティ豊かな高画質映像を実現する統合デジタル高画質システムです。
2.新開発のABCP-Advanced Broadband Codec Processor(アドバンスト・ブロードバンド・コーデック・プロセッサー) 搭載
  放送をはじめ、インターネット上のストリーミングを高画質処理し、パレットディスプレイへ伝送するほか、大画面プラズマディスプレイ上でのストリーミング映像の高画質表示を実現。また、パレットディスプレイ上で選択されたメモリースティックの静止画も大画面プラズマディスプレイ上に高画質に映し出します。
3.高精細ハイビジョンプラズマディスプレイパネル搭載
  ハイコントラスト、高階調表現を可能とした高精細ハイビジョンプラズマディスプレイパネルを採用。新開発Advanced Broadband Codec Processor(アドバンスト・ブロードバンド・コーデック・プロセッサー)及び統合デジタル高画質システム"ベガエンジン"との組み合わせにより、立体感豊かで隅々までクッキリとしたリアルな画質を実現。
また、AR.tスクリーンの採用により、反射の少ない見やすい画面を実現しています。
【高音質設計】
4.薄型スピーカー、デジタル伝送による高音質再生
  ディスプレイ部分の薄型デザインを活かしながら、迫力のある低音域と伸びのある中高音域再生を実現するため、低音域用にはウーファーに加えパッシブラジエーターを採用。中音域用の薄型ツイーターとの組み合わせにより高音質のAV視聴をお楽しみ頂けます。
また、高品質な音声信号の伝送のため、ディスプレイユニットとメディアレシーバー間の音声信号をデジタル化。ディスプレイユニット部に搭載したフルデジタルアンプ(15W+15W)との組み合わせにより、ノイズ、クロスオーバー歪のないクリアな音質での再生を実現しています。更に、BBE回路※3を搭載。「ダイナミック」「ナチュラル」の音声切換えができ、お好みの音質を楽しめます。
 
※3:BBEとBBEのシンボルは、BBE Sound, Inc.の登録商標です。
5.ストリーミング※4再生機能搭載
  ライブコンサートや映画の予告編、音楽のプロモーションビデオなど、テレビでは楽しむことができないインターネット上の独自のストリーミング映像や音楽などを大画面プラズマディスプレイやパレットディスプレイでお楽しみ頂けます。
 
※4:Real Video9/Real Audio8及びOn2 VP4/6でエンコードされたストリーミング映像、音声の再生が可能です。
Real Video9/Real Audio8とRealのシンボルは、Real Networks, Inc.の登録商標です。
On2とOn2のシンボルはOn2 Technologies, Inc.の登録商標です。
6.TVセンタースピーカー機能搭載
  5.1CHサラウンドシステム(センタースピーカー、フロントL/R、リアL/R、サブウーファー)のセンタースピーカーとしてテレビ内蔵のスピーカーを使用することが可能。
人物像とセリフの一体感など、シアター独自の臨場感を再現します。
【デザイン】
7.洗練された透明感のあるフローティングデザイン採用
  あたかも画面が宙に浮かんでいるような雰囲気を醸し出す大画面プラズマディスプレイの薄さ、軽さを表現した透明感のある美しいフォルムに合わせ、パレットディスプレイにも画面周辺部に透明キャビネットを採用。
大画面プラズマディスプレイ、パレットディスプレイとも画面周囲の透明部分に浮き上がるインジケーターなど、透明感を生かしたインテリアに融けこむ機能美を追求しました。
8.メディアレシーバーユニットに「見せる」デザインを採用
  放送や外部AV機器、インターネットに繋がるAVセンター機能を持つメディアレシーバーユニットには隠さずあえて見せることをコンセプトにしたスタイリッシュなデザインを採用。
入力信号を示す白色LEDがユニット前面に浮き上がることでご覧の信号ソースが一目でわかるなど、プラズマディスプレイユニットやパレットディスプレイ同様、機能美を追求した美しいデザインをお楽しみいただけます。
【その他】
9.i.LINK端子、AVマウス搭載
  i.LINK対応機器※5と接続することにより、デジタル映像を簡単、高画質に記録/再生できます。また、AVマウスにより、録画予約がリモコンで簡単に行えます。
 
※5:動作保証している機器は、弊社製デジタルレコーディングハードディスクドライブ『VRP-T1』、デジタルビデオカメラレコーダー『DCR-IP7』、デジタルビデオカメラレコーダー『DCR-IP55』です。
接続推奨D-VHS:日本ビクター(株)社製デジタルハイビジョンビデオ『HM-DHX1』(2003年7月15日現在)
10.業界統一規格のD4端子など、将来の拡張に対応可能な豊富な入力端子
  D4映像入力端子をはじめ、将来に備えた豊富な入力端子を搭載。
"プレイステーション" ※6を高画質に映し出す、AVマルチ入力端子も搭載しています。
 
※6:"プレイステーション"は(株)ソニー・コンピュータエンタテインメントの商品です。
11.「So-net(ソネット)」のテレビ向けポータルサイトへ簡単アクセス可能
  インターネットアクセス機能やパレットディスプレイ上のお気に入りチャンネルリスト
から「So-net」※7が運営するテレビ向けポータルサイト※8へのアクセスが可能。最新映画の予告編映像やドキュメンタリー、音楽映像をはじめ、さまざまな情報、コンテンツがお楽しみいただけます。
 
※7:「So-net」はソニーコミュニケーションネットワーク株式会社が提供するインターネット関連サービスの名称です。
※8:詳細はhttp://www.so-net.ne.jp/corporation/release/2003/030804.htmlにてご確認下さい。
 
 
  (注)画面はパレットディスプレイでのみご覧いただけます。通常のパソコンではご覧いただけませんのでご了承下さい。
   



●主な仕様
『KDE-P50HZ1』 『KDE-P42HZ1』
プラズマディスプレイ及びメディアレシーバー部
画面サイズ 50V型(16:9) 42V型(16:9)
パネル解像度 1365×768 1024×768
有効画面寸法(cm) 110.6×62.2(幅×高)126.9(対角) 91.8×51.8(幅×高)105.4(対角)
入力対応信号 1125i,750p,525p,525i
受信チャンネル VHF:1〜12ch UHF:13〜62ch CATV:C13〜C35
BSデジタル放送:000〜999ch 110度CSデジタル放送:000〜999ch
映像部 BS・110度CSデジタルチューナー、地上波アナログダブルチューナー
ベガエンジン(統合デジタル高画質システム)
音声部 音声実用最大出力(JEITA準拠):30W(15W×2)
入出力端子
(メディアレシーバー
ユニット部分)
ビデオ入力 3系統3端子(S2映像入力3系統3端子)、コンポーネント入力2系統2端子(D4映像入力1系統1端子)、AVマルチ(RGB/Y色差)入力端子1系統1端子、BS/CSビデオ出力1系統1端子(S2映像出力1系統1端子)、i.LINK端子(前面1端子背面2端子)3端子、センター入力端子 1系統1端子、光デジタル音声出力端子(AAC/PCM出力)、音声出力端子 1系統1端子、サブウーファー出力端子 1系統1端子、ヘッドホン端子(ステレオミニジャック)、モジュラー端子(電話回線)2400bps、AVマウス出力端子 1端子、コントロールS出力端子 2端子、
ネットワーク端子 1端子、付属ワイヤレスアンテナユニット端子 1端子
パレットディスプレイ部
画面サイズ 7V型
パネル解像度 800×480
有効画面寸法(cm) 15.2×9.1(幅×高)、17.8(対角)
音声部 音声実用最大出力(JEITA準拠): 1W(0.5W×2)
入出力端子 DC IN端子 1系統、ヘッドホン端子(ステレオミニジャック)、メモリースティックスロット 1系統
システム共通
消費電力 540W(プラズマディスプレイ部) 460W(プラズマディスプレイ部)
メディアレシーバー部78W(リモコン待機時0.5W)、パレットディスプレイ部25W(充電時)
質量 53.0kg(プラズマディスプレイ部) 39.0kg(プラズマディスプレイ部)
9.6kg(メディアレシーバー部)、1.2kg(パレットディスプレイ部)、
0.6kg(ワイヤレスアンテナユニット部)、0.2kg(クレードル部)
外形寸法(cm) 157.3×85.6×10.8(プラズマディスプレイ部) 135.2×72.0×10.2(プラズマディスプレイ部)
43.0×14.0×37.4(メディアレシーバー部)、28.2×15.7×6.0(パレットディスプレイ部)、
9.8×9.8×3.3(ワイヤレスアンテナユニット部)、19.0×14.1×10.3(クレードル部)
付属品 多機能リモコン『RM-J406』,ディスプレイケーブル(3m),バッテリー,ACアダプター, B-CASカード,テレホンコード(10m)、ネットワークケーブル(10m)、モジュラーテレホンコードカプラー、 AVマウス 等
別売アクセサリー 『SU-PF1』(フローティングスタンド)、『SU-PC1』(壁寄せスタンド)、『SU-PC1M』(壁寄せスタンド) 、『SU-PG1』(壁寄せスタンド) 、『SU-P50T1』(50V型用テーブルトップスタンド)、『SU-P42T1』(42V型用テーブルトップスタンド)、『SU-PW1』(壁掛けユニット)、『SU-AVHS1』(AVシステムラック)(既発売) すべてオープン価格



 

※お客様からのお問い合わせ先 :ソニーマーケティング(株)お客様ご相談センター
  TEL 0570-00-3311(ナビダイヤル) 03-5448-3311(携帯電話・PHSの場合)
※ソニードライブURL http://www.sony.co.jp/SonyDrive