●『TA-DA9000ES』の主な特長 |
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1.
"S-Master Pro"を使ったフルデジタル・アンプ |
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"S-Master"は、入力信号を完全デジタル領域で処理する上、スピーカーを直接駆動できる、いわばD/Aコンバーターとパワーアンプが合体したようなデジタル技術です。TA-DA9000ESではこの技術をさらに極めた
"S-Master PRO"を搭載し、原音により忠実な音を再現します。 |
a) 音情報を保持しつつボリュームをより細やかに調整できる「パルスハイト・ボリューム」 |
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S-Master PROの特長の一つであるパルスハイト・ボリュームは、アナログ再生音を含むパルスの高さを変えて音量を調整します。デジタル・ビット領域で音量調整を行う方法に比べ情報量の欠落もなく、より高音質な再生が可能です。
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b) 聞き慣れた低音感を実現する「DCフェーズ・リニアライザー」 |
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アナログ方式のパワーアンプでは数十Hzより下の周波数で位相が回転します。これに対しデジタルパワーアンプは位相回転が起こらずフラットな特性となっています。
現在発売されているスピーカーはこの特性を前提として音作りがされている為、低域の表現がアナログ方式のアンプと違ったものになりがちです。そこで"S-Master
PRO"ではアナログアンプ方式の位相特性をデジタル領域の演算で再現し聞き慣れた低音感を得ています。 |
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2. 200Wx7の大出力 |
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S-Master 技術は電力効率が、理論上約90%で、熱による影響をほとんど受けません。このため、大音量のデバイスを作ることが容易となり、且つ、音量が上がっても発熱による音への影響が最小限に食い止められます。TA-DA9000ESでは、1チップ実に200Wという大出力のデバイスを7基も搭載し、原音に忠実で余裕のある音の再現が可能です。 |
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3. 9.1chスピーカーシステム |
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フロントに加え、サラウンド・スピーカーもA/B/A+B切り替えがあり、用途に応じて、適切なサラウンド環境を構築します。
9.1chスピーカーにした場合、ダビングシアターとほぼ同等の環境を再現することができます。
<右図は、スピーカー設置のイメージ図>
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4. i.LINKデジタル入力端子 |
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スーパーオーディオCDのDSD信号をデジタルのまま入力することができ、優れた高音質をより忠実に再現します。1本のケーブルでマルチチャンネル・サウンドの再生が可能です。 |
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5. A/DSD入力 |
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アナログ入力は、従来のA/Dコンバーターではなく、スーパーオーディオCDと同じDSD信号に変換し原音に近いソースのクオリティを保ったまま再生が可能です。
*マルチチャンネル入力端子に対応 |
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スーパーオーディオCDプレーヤー
『SCD-XA9000ES』『SCD-XA3000ES』共通の主な特長 |
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1.
アンプと双方向通信でデータを転送するi.LINKに対応(SCD-XA9000ESのみ) |
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これまでのスーパーオーディオCD信号の、プレーヤーからアンプへの音声出力はアナログのみしか手段はありませんでした。『SCD-XA9000ES』に装備されているスーパーオーディオCDのマルチチャンネルDSDデータを余裕を持って伝送できる200Mbpsの転送レートを確保した上で、アンプからプレーヤーへの通信も可能です。また、プレーヤーとアンプがデータ蓄積用のメモリーを持ち、「H.A.T.S.(高品質デジタルオーディオ転送システム)」と呼ばれる双方向通信が可能で、アンプとプレーヤーの同期伝送技術を用いることにより、アンプからの出力段階でジッターの少ないデータ転送を実現しています。 |
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2.
ホールトーンに包まれる感覚が楽しめるスーパーオーディオCDマルチチャンネル |
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両機種ともに、原音に忠実で卓越した表現能力を持つスーパーオーディオCDソフトを、マルチチャンネルで再生可能です。通常の2ch(L・R)に加え、チャンネル数にあわせて配置したマルチスピーカーで再生することにより、各楽器は実在感を伴って立体的に定位し、ホール空間の大きさまで感じさせる豊かな響きが広がります。SCD-XA9000ESには、新たな機能として、5.1chアナログ出力時、リアスピーカーから再生する音の遅延時間を調節するディレイタイムアジャストメント機能も装備しました。 |
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3.
スーパーオーディオD/Aコンバーター(SA DAC)搭載 |
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スーパーオーディオCD再生用のDSDフィルター、CD再生用のオーバーサンプリングフィルター、スーパーオーディオCD/CD両フォーマットを支える「マルチレベルD/Aコンバーター」を1チップ化したものです。オーディオ回路へのクロックデジタルノイズの影響の低減を実現し、音のひずみを低減しました。
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4. ツインRコアトランスを搭載 |
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高音質を支える電源部には、漏洩磁束と振動の少ないRコアトランスを、オーディオ回路系とデジタル制御系のそれぞれ専用に2個搭載。オーディオ回路へのデジタルノイズの干渉を抑え高音質を実現します。 |
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5.
さまざまなスピーカー環境に対応するマルチチャンネルマネージメント機能 |
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「フルサイズスピーカー」「小型スピーカー+サブウーファー」など、さまざまなスピーカーの組み合わせを想定したセッティングプログラムを内蔵しています。これらの信号処理はスーパーオーディオCDプレーヤー用に開発した1ビットDSPで行われるため、スーパーオーディオCDの高音質を損なうことなく、スピーカーの音楽信号処理を可能にしています。 |
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