<報道資料>

プレスリリース 目次

2004年 2月 2日

 
新商品

 
青紫色レーザーを用い、23.3GBの大容量記録が可能な業務用光ディスクドライブ
および同ディスクドライブを搭載したオートチェンジャー 発売
 

青紫色レーザー光ディスクドライブ『BW-RS101』『BW-RU101』(左)
オートチェンジャー『BW-J601-10』『BW-J601-20』(右)




 ソニーマーケティング株式会社は、青紫色レーザー(405nm)を用いた業務用光ディスクフォーマット "Professional Disc for DATA"を用いた光ディスクドライブ『BW-RS101』『BW-RU101』とオートチェンジャー
『BW-J601-10』『BW-J601-20』、計4機種発売します。

型 名発売日希望小売価格(税別)
青紫色レーザー光ディスクドライブ『BW-RS101』2004年5月20日 42万円
青紫色レーザー光ディスクドライブ『BW-RU101』2004年6月10日44万円
オートチェンジャー『BW-J601-10』2004年5月20日158万円
オートチェンジャー『BW-J601-20』2004年5月20日200万円

 今回発売する4機種は、片面で23.3GBの大容量を記録することができる直径12cmの高性能光ディスクメディア『PDDRW23』(書き換え型)と『PDDWO23』(追記型)に対応しており、データ転送速度は最大11MB/s(読み込み時)と高速なデータ転送を実現しています。
 『BW-RS101』はバックアップなど高速なデータ転送に最適なUltra 160 SCSIに対応、『BW-RU101』はより手軽に接続できるUSB2.0に対応した光ディスクドライブで、用途に応じてインターフェースをお選びいただけます。両機ともに、光ディスクのトラブルの原因となる塵や埃を寄せつけない防塵構造を採用するなど、業務用途に不可欠な高性能と高い信頼性を実現しています。 
 『BW-J601-10』はこの"Professional Disc for DATA"ドライブを1台、『BW-J601-20』はドライブを2台搭載したオートチェンジャーで、メディアを最大67枚収納可能、最大1.56TB(テラバイト)の大容量(BW-J601-10)を効率的に一元管理することができます。
 近年、公文書を含めた様々な書類をデジタルデータで保管する用途が拡大する一方、偽造や改ざんの防止などデータ管理の必要性が高まっています。このような状況下、一度記録した領域への上書きができない追記型(Write Once)メディアを用いたデータの記録・保管が注目されています。
 今回発売する光ディスクドライブ、オートチェンジャーは、業務用途ならではの高性能、大容量、高信頼性に加え、追記型メディアにも対応、重要なデータの保管には最適です。 
 なお、本製品は2月4日から2月6日まで幕張メッセにて開催される"NET&COM 2004"に出展されます。



●『BW-RS101』『BW-RU101』の主な特長
1.高密度記録が可能な青紫色レーザーを採用
短波長の青紫色レーザー(405nm)の採用により、ビームスポットを微小化することが可能になり、高密度記録を実現しています。また、レーザーを集光する対物レンズのNA(開口数)を0.85と高い値に設定することにより、さらに記録密度を高め、片面で23.3GBの記録を行うことができます。
2.高速なデータ転送が可能
記録時のデータ転送速度はDVD-RW(4倍速)の約2倍、MOの約1.5倍にあたる最大9MB/sという高速なデータ転送を実現しました。さらに読み出し時には最大11MB/sでの高速なデータ転送が可能です。
3.SCSI接続/USB接続の2タイプを用意
『BW-RS101』はインターフェースにUltra 160 LVD/SE SCSIを、『BW-RU101』はUSB2.0を採用。
用途に応じてお選びいただけます。
4.防塵設計により高い信頼性を実現
光ディスクのトラブルの原因となる埃や塵の侵入を防ぐため、ネジ穴からの埃侵入を防止する構造や、二重シャッターシステムの採用によりドライブ内を密閉した状態を保っています。また、ドライブ内部に自動レンズクリーニングブラシを装備し、定期的にレーザーピックアップを自動クリーニングするため、メンテナンスも容易です。
5.2種類の転送モードを自動選択可能
リード/ライトを行う際に、CAV(Constant Angular Velocity)モードとCLV(Constant Linear Velocity)モードの2種類があります。CAVモードはディスクの回転数が一定で、シークタイムが短いのが特長です(平均110ms)。一方CLVモードではレンズに対するディスクの速度が一定なため、常に最高の転送レートを得ることができます(11MB/s:読み出し時)。 今回発売するドライブは、CAV/CLV自動最適化モードを持ち、出荷時設定ではディスクから受け取るコマンドを解析して、最適な転送モードを自動で選択します。
※DIPスイッチによりCAV/CLVいずれかのモードに固定することも可能です。
6.大容量(16MB)のキャッシュメモリーを装備
大容量(16MB)のキャッシュメモリーを装備しているため、光ディスク書き込み時のCPUの負担を軽減するとともにデータアクセス時のパフォーマンスも向上、同時に高信頼性をも実現しています。
7.スリープ機能搭載
一定時間ディスクへのアクセスがない時に、段階的に各デバイスを休止/停止させる"スリープ機能"を搭載しています。このスリープ機能は消費電力や発生熱量の低減のほか、ディスク回転による埃の進入防止にも役立ちます。効率よくお使いいただけるばかりでなく、信頼性の向上にも役立つ機能です。
●『BW-J601-10』『BW-J601-20』の主な特長
1.『BW-RS101』と同等ドライブを搭載
2.最大1.56TBの収納が可能
高度なオートチェンジャーメカニズムを縦260mm、横445mm、高さ667mmのコンパクトな本体で実現しました。 最大67枚のメディアの収納が可能で、1.56TBの大容量を効率的に一元管理することができます。
※ドライブ搭載台数によりメディア収納枚数は異なります。
3.最大4ドライブを搭載可能
オプションにより最大4ドライブまで搭載可能です(標準はBW-J601-10:1台、BW-J601-20:2台)。ドライブを4台搭載した場合、最大158GB/hの高速なデータ転送が可能です(読み出し時)。
対応メディア
・『PDDRW23』(書き換え型)  23.3GB(片面)
・『PDDWO23』(追記型)  23.3GB(片面)
『PDDRW23』『PDDWO23』



●主な仕様
型名BW-RS101BW-RU101
ドライブタイプ外付け型
記録メディア書き換え型(PDDRW23)、追記型(PDDWO23)
インターフェースUltra 160 LVD/SE SCSIUSB2.0
ディスク容量23.3GB※1
データ転送速度リード11 MB/s(CLV)、4.5 〜 11 MB/s(CAV)
ライト9 MB/s(CLV)、3.8 〜 9 MB/s(CAV)
セクターサイズ2,048Bytes※2
シークタイム(CAV)フルシーク200ms
1/3シーク110ms
ロード/イジェクトタイム6.0秒/3.5秒
バッファーメモリー16MB
MSBF300,000回
外形寸法199.3(W)×59(H)×306.3(D)mm
質量4.5Kg
電源AC100V±10% 50/60Hz
消費電力20.1W(平均)
設置方向縦置き可(傾き前後方向±10°以内)
※1:1GBを10億バイトで計算した場合の数値です。WindowsなどのOSには、1GBを1,073,741,824バイトで計算しているものがあります。そのような場合には、OSで認識できる容量はこの値より小さくなります。
※2:ディスクフォーマット時に512Bytesへの変更も可能。


型名BW-J601-10BW-J601-20
記録メディア書き換え型(PDDRW23)、追記型(PDDWO23)
ドライブ搭載数(標準)1台2台
ドライブ搭載数(最大)4台4台
ディスク収納枚数(最大)※167枚62枚
最大記憶容量※11.56TB※21.44TB※2
ディスク搬送時間9.5秒(ドライブからメールスロット)
8.5秒(メールスロットからドライブ)
ディスク交換時間最大19秒
ディスクインポート/エクスポート時間6秒(メールスロットから)
インターフェースUltra 160 LVD/SE SCSI
ディスク挿入/排出方法メールスロット方式
MSBF1,500,000回
MTTR30分以内
外形寸法445(W)×260(H)×667(D)mm : 6U ※2
質量30Kg(ディスク含まず)
電源AC100V±10% 50/60Hz
消費電力最大350W(4ドライブ搭載時)
※1:ディスク収納枚数および最大記憶容量は搭載するドライブ数により異なります。
※2: 1GBを10億バイト、1TBを1000GBとして計算した場合の数値です。WindowsなどのOSには、1GBを1,073,741,824バイトで計算しているものがあります。そのような場合には、OSで認識できる容量はこの値より小さくなります。
※3:ラックマウントの際は、オプションのラックマウントキットを含め7Uのスペースが必要となります。

 



※お客様からのお問い合わせ先:
  ソニーマーケティング(株) お客様ご相談センター TEL0570-00-3311(ナビダイヤル)
03-5448-3311(携帯電話・PHSの場合)
※ソニードライブURL http://www.sony.co.jp/SonyDrive
※ソニーデータストレージ製品ホームページURL http://www.sony.co.jp/STORAGE/