2006年11月9日
新商品
ソニーは、北海道の楓材などの厳選した素材を高度な技術を持つ日本の木工職人が加工した筐体と、 ソニー独自の高音質回路などを組み合わせることで、ご家庭でゆったりと上質な音楽を楽しめる当社最高クラスの3ウェイ4スピーカーシステム『SS-AR1』を発売します。
型 名 | 発売日 | 希望小売価格 |
3ウェイ4スピーカーシステム『SS-AR1』 | 12月21日 | 892,500円(税抜価格850,000円)(1台) |
1
筐体前面部に厚さ50mmの北海道産の楓材、側面部に曲げ板加工を施したフィンランド産の樺材を使用し、筐体の高剛性を確保しました。 これにより、音の響きを微細に渡るまで制御し、情緒豊かでリアリティある音質を実現しました。
2
トゥイーター、ミッドレンジ、ウーファーを新規開発し、クリアで伸びやかな高域、艶のある中域、立ち上がりがよく豊かな低域で音楽を再生します。
3
筐体を形成する木材を充分に生かすために、加工・組立・仕上げに至るまでのすべてを日本国内で行います。 日本の高度な技術を持つ木工職人によって手作業で丁寧に加工することで実現する精密な筐体こそが高音質実現の要となっています。
北海道の広大な自然と厳しい寒さがはぐくんだ楓材は、スピーカーの不要な振動を抑える強固さと、豊かな響きを兼ね備えた理想的な材料です。
木材の専門家の協力を得て、北海道産の厳選した丸太を加工し、それを50mmのバッフル板に仕上げました。
側板には積層合板に圧力を加えて曲げ加工を施した北欧フィンランド産樺材を採用。
寒冷地で育った木材を使用することで、エンクロージャーとして必要な強度と木材独特の豊かな響きが得られると共に、不要な定在波の低減、音の回折による波面の乱れの低減に効果を発揮します。
さらに内部補強材の最適配置により定在波や不必要なひずみを排除しています。
ユニット背面の空気の流れを最適化することで不要な共振や共鳴を除去し、クリアで伸びやかな高域を実現します。 振動板との接着方法やエッジ一体振動板形状さらに磁気回路の最適設計により、60kHzの高域再生を実現します。
振動板を一度切ってから再度接着することにより、不要な共振を抑えています。 さらに磁気回路に銅リングを採用することにより、低ひずみ化を実現。 クリアで艶やかな中域を再現します。また、ユニットに掛かる不要な背圧を抑えることにより、豊かな音場空間を再現します。
銅リングを採用することで低ひずみ化を実現しました。 強固なアルミ振動板と強力な磁気回路を組み合わせることで、クリアで引き締まった低音を得ました。 また、ふたつのウーファーに掛かる背圧が等しくなるようにミッドマウント・バスレフポートを配置しました。 2つのウーファー間の不要な相互干渉を抑え、立ち上がりが良く豊かな低域を再現します。 バスレフポート開口部の縁には丸みを形成することで、ポートノイズの低減をはかっています。
ご家庭でゆったりと上質な音楽を楽しんでいただくために、リビングにも融け込む上質なデザインを目指しました。
長年使っていただいても飽きのこない、シンプルかつエレガントなデザインを目指しました。
また、仕上げにはピアノ塗装を採用しました。
音質面での効果、見た目の美しさに加え、高温多湿な日本において、木材を湿度や外界から守る意味で非常に重要な役割を果します。
厳選された素材と日本の卓越した技巧をもつ木工職人による惜しみない伝統的技術の調和が本物の価値感を醸し出します。
各ドライバーに最適なスロープを与えるマルチスロープ構成として、全体としての音色や、音楽のバランスを重視しました。 各ドライバーそれぞれに別のネットワーク基板を用いることにより、不要な干渉を除去。 何度も試聴を繰り返し厳選した素子を使用しています。
真鍮削りだしの極太スパイクを採用。 エンクロージャー底面は鉄板で補強を施し、その板にスパイクを取り付けることにより、より安定性を確保しました。
型名 | 『SS-AR1』 | |
形式 | バスレフ型3ウェイ4スピーカーシステム | |
使用ユニット | トゥイーター | 25mmソフトドーム型×1 |
ミッドレンジ | 130mmスライスペーパーコーン型×1 | |
ウーファー | 200mmアルミコーン型×2 | |
再生周波数帯域 | 28〜60,000Hz | |
クロスオーバー周波数 | 400Hz、4,000Hz(マルチスロープネットワーク) | |
出力音圧レベル | 88dB(2.83V/m) | |
インピーダンス | 4オーム | |
最大入力 | 200W | |
外形寸法 | W320×H1080×D490mm | |
質量 | 約57kg | |
生産地 | 日本 |