2006年11月15日
ソニーは、株式会社鹿児島讀賣テレビ様、長崎文化放送株式会社様より、青紫色レーザーを利用したプロフェッショナルディスクシステム“XDCAM”HDをはじめとした、HD報道制作システムを受注いたしました。
今年4月に国内発売を開始した“XDCAM”HDシリーズは、簡易編集を可能にする低解像度の映像音声データ(プロキシAVデータ)や、映像検索などを容易にするメタデータによって効率的なワークフローを実現するテープレス制作システムです。記録メディアには、長時間記録とリーズナブルな運用コストを兼ね備えた、アーカイブ性に優れたプロフェッショナルディスクを採用しています。
株式会社鹿児島讀賣テレビ様および長崎文化放送株式会社様では、本格化する報道制作のHD化を睨み、“XDCAM”HDとの連携によってさらなる効率化を実現するマルチフォーマットノンリニア編集システム『XPRI
NSシリーズ』もあわせてご採用いただきました。これにより、取材から編集、送出に至る、HD制作のトータルソリューションを実現します 。
プラットフォームを一新した『XPRI NSシリーズ』は、“XDCAM”HDの採用するMPEG HD圧縮や、HDV圧縮への対応に加え、BVEタイプコントロールパネル(『XPRI
NSシリーズ』写真中央の操作パネル)の継承などにより、一層の操作性・レスポンスの向上を図っています。“XDCAM”HDとの組合せにおいては、低解像度AVデータであるプロキシAVデータを高速転送することにより、デジタイズの待ち時間を解消した革新的なワークフローを提供します。
さらに、HDCAMなどVTR素材の編集においては、“プリロール編集機能”の搭載により、リニア編集同様の直感的でスピーディな編集を実現します。