2007年3月5日
株式会社三井住友銀行(頭取:奥 正之)は、「無人店舗(キャッシュサービスコーナー)」と「有人店舗の従業員通用口」の防犯レベルを更に高めるため、2004年に開発した「防犯用デジタル画像遠隔記録システム※1」をベースに、業界に先駆け“遠隔護衛システム”(リモートエスコートシステム)と“ズーム旋回型ネットワークカメラ”を導入し、お客様と従業員の安全確保に取り組みます。
本セキュリティシステムは、三井住友銀行、ソニーマーケティング株式会社(代表取締役:宮下 次衛)及びソニーブロードバンドソリューション株式会社(代表取締役:斉藤 昭宏)の3社で共同開発したシステムと、セコム株式会社(代表取締役社長:原口 兼正)及び綜合警備保障株式会社(代表取締役社長:村井 温)の誇る高品質な警備サービスとのコラボレーションにより実現しました。
( 1 ) “遠隔護衛システム”(リモートエスコートシステム)
従来、銀行店舗の従業員通用口のセキュリティシステムは、防犯ビデオカメラを外部から見える位置に設置し防犯効果を高める「見せる警備」などが一般的でした。
今回導入する“遠隔護衛システム”(リモートエスコートシステム)では、従業員の最終退出時に、連絡を受けた警備会社がネットワークに接続された防犯ビデオカメラを通して、従業員通用口の安全をリアルタイムに確認の上、退店案内を行います。
これまでの防犯システムに比べ、より高い安全と防犯効果を期待できる国内金融業界初となるセキュリティシステムです。
( 2 ) 無人店舗(キャッシュサービスコーナー)への“ズーム旋回型ネットワークカメラ”の導入
無人店舗(キャッシュサービスコーナー)へ遠隔から操作可能な“ズーム旋回型ネットワークカメラ”を設置することにより、従来の固定カメラでは困難だった、より詳細な周辺状況の確認ができます。
事件・事故が発生した際には、監視センターより無人店舗内の正確な状況把握が瞬時に行え、一刻を争うような事案への適切な対応が可能です。これにより、事件・事故の拡大を抑止するなど、お客様の安全の確保に貢献します。
今回のシステム開発と運営に携わる5社は、新たなセキュリティシステム導入によって銀行店舗でお客様が更に安心してご利用頂けるよう、業界に先駆け取り組んで参ります。
※1
(防犯用デジタル画像遠隔記録システム)
2004年に三井住友銀行とソニーマーケティングが共同開発。有人/無人全店舗と集約センターをネットワークで結び、全店舗の画像を集中管理するなど、防犯・管理体制の強化を行う業界初のネットワークセキュリティシステム
三井住友銀行全店舗と集約センターをブロードバンドネットワークで結び、各店舗に設置したネットワークカメラで捉えた画像データをソニー製・大容量データストレージ「PetaSite」にて一括記録・保管する仕組み。監視センターや 本部などから各支店の状況をリアルタイムに確認可能。
集約センターに録り溜めた画像データを監視センターや本部、有人店舗から即時に検索可能。回線不通時にはカメラ本体の内部メモリーにてバックアップ録画することが可能。